今回の『This Is Us 第3話「秘密』は母レベッカのランダルへの思いと、ランダルの父ウィリアムとの関係性がメイン。人には歴史あり、、、そんな気持ちになったエピソードです。
前回の第2話で、幸せ家族のピアソン家の小学生の3人の様子や、現在の彼らの悩み事のそれぞれがわかりました。
が、今回はBig3の3人が生まれた日、ランダルの父の若い時の話から始まります。
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*Lyraのブログはいつもネタバレ全開!詳しい内容を知りたくない人は、あらすじ後のLyraの感想を読んでね。
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= 第3話「秘密」”Kyle “あらすじ =
ウィリアムは文学青年だった。ヒョロヒョロした長身は若い時も変わらず、、、今との違いは白髪があるかないか、シワがあるかないか、痩せこけていないか、それくらい。
大好きな作家の分厚い本と、すぐにメモを取るためのノートが必需品。
重そうにそれを持って市営バスに乗るのが若い時のウィリアムの日課。
来る日も来る日もバスに乗るウィリアム。
ある日、ウィリアムがバスに乗っていると、バスに乗っていた女性の美しさに目が止まる。
思わず詩が浮かびメモを取るウィリアム。
又、翌日、同じバスに美しい彼女が乗って来た。
見惚れてるウィリアムに彼女も意識して笑う。
又、翌日、、、その翌日、、、いつしか2人は話すようになる。
そして恋に落ちた。
明るい2人の笑顔。
毎日一緒にバスに乗る2人。
だが、時が経つにつれ笑顔は、恍惚な表情であったり、
やつれた顔になり、
咳こんだりするガリガリの体に、、、そう、2人ともドラック中毒者=ジャンキーになっていた。
時が過ぎ、傍にいつも居たはずの彼女がいなくなる。
1人だけでバスに乗るウィリアム。
そして、ウィリアムは腕の中に生まれたての赤ん坊を抱きしめバスに乗っていた。
その目はボーっと焦点があっていないジャンキーの瞳。その瞳でバスの窓の外を眺めていると赤い消防車が駐車されている建物が目に入って来た。そう、例の消防署だ。
いよいよレベッカの退院の日。
ジャックとレベッカは、担当医になってくれたネイサン医師に礼を言った。3人抱えて、てんてこ舞いしながら医師に、3人の名前は、ケヴィン、ケイト、カイルと名付けたと報告。
車椅子に乗せられたレベッカが赤ちゃん1人抱き、後の2人は看護婦さんに任せ、オギャオギャ泣く中をジャックが車椅子を押して病院外へ連れて行き、車を取りに行く間レベッカは困惑しながらジャックを待っていた。
その時、1人の長身の黒人男性が道の反対側からこちらを見ているのに気付いた。
ピン!と来たレベッカ。
「ねぇ!ちょっと!そこのあなた!ねぇ!」と声をかけるが、男性は足早に立ち去ってしまう。
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帰宅したレベッカとジャック。レベッカは先程のことは胸にしまって置くことにした。
その日からレベッカとジャックの子育て奮闘記が始まる。
子育てが生まれて始めての2人。
新生児1人を育てるのも睡眠不足になるし、1時間おき、酷いと数十分毎のお世話という想像を絶する育児だと言うのに、レベッカとジャックには3人の新生児がいるのだ。
だから毎日が嵐のような戦闘モードになる。
特に、泣き止まず母乳を全く飲もうとしないカイルには「レベッカは何でオッパイを飲んでくれないの?」と悩み自分を追い込んでしまう。
そんなレベッカをジャックが優しく力づけ、励まし続ける。
双子の2人はくっついて離れない。くっつけておけば大人しい。(ケヴィンとケイト)
3つ子の検診で病院に来たジャックは、ネイサン医師に育児が大変過ぎて限界だ、、、と打ち明けた。
ネイサンは、ジャックに乗り切る秘訣を教え、レベッカを心配するジャックにアドバイスをした。(*感想にステキなアドバイス書きます。)
育児をしながらカイルがオッパイを飲まないのは何故だろう。レベッカの悩む頭に、退院した日に病院前で会った長身の黒人男性が浮かぶ。
レベッカは一人で男性の特徴をあげながら病院近くを歩く人たちに聞いて回り始めた。
男性を探している時に、病院前からバスに乗って、たまたまその運転手に彼の事を知っているか尋ねると、運転手は「シェイクスピアのことじゃないかな?」と似たルックスの男性がどこら辺に住んでいるか教えてくれた。
運転手は、レベッカをウィリアムのアパートの近くで降ろしてくれた。
レベッカは一人でアパートの階段を登って行く。
レベッカは、ウィリアムと会い適当に挨拶すると一方的に話し始めた。息子には、カイルと名前を付けたと話し、「どうしてもカイルがどうやって生まれたかを知りたいから教えて」と切羽詰まる表情で訴えた。
ジッと立ちつくしたまま、レベッカの話を聞いていたウィリアムは、カイルが生まれた時の話や、彼女との出会いを話し始めた。
話を聞いてレベッカは育児のために帰宅しなければと言うと、ウィリアムは、「時々、息子の顔を見に行ってもいいかな?元気か少し見るだけで良いから」と聞いたが、レベッカは「ダメよ!絶対にダメ!カイルには二度と会わないと約束して!」と動転し始めた。
それを見てウィリアムは「そうだよね」と仕方なく受け入れた。
ドアを出る時、レベッカは振り向き「カイルを愛したいのに顔を見るたびに失った子供のことが浮かんで苦しいの」と泣き出した。
ウィリアムはポツリポツリ話し始めた「彼女がね。妊娠中、お腹の赤ん坊に読み聞かせていた本があるんだ。」と、その詩集をレベッカに手渡すウィリアム。
本を渡すと「カイルに新しい名前を付けてあげたら?」とレベッカにアドバイスした。
ウィリアムがレベッカに渡した詩集の本には、アメリカの黒人詩人【ダッドリー・ランダル Dudley Randall】の名前が刻まれていた。
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ランダルの一軒家を訪ねたレベッカとミゲルは「町へ出かける途中なのでちょっとだけ寄ったの」と笑う。
ランダルは、母のレベッカに、実の父親を見つけ出して、今自分の家に住んでいて、もう1週間位になるとはなした。「すぐに話すつもりだったんだけど」と母レベッカに謝罪するランダル。
「彼の名前はウィリアム。現在、ガンを患っているんだ」と話すと急にレベッカは、会いたいと二階へ上がって行く。それはまるで、あの昔、ジャックに内緒でウィリアムのアパートの階段を登る時みたいだった。
レベッカはウィリアムに「はじめまして。ランダルの母のレベッカです」と握手するために手を差し出す。
ウィリアムもノロノロと手を握る。するとレベッカは、息子ランダルに「彼と2人だけで話をしたい」と言い出した。2人きりになるレベッカとウィリアム。
ウィリアムは「ランダルがこの家に住まないかと誘ってくれている」と言うと、
レベッカは「昔の約束を破らないで」と怒り出した。
二階から降りて来たレベッカを心配そうに見つめるランダルに「ウィリアムは感じの良い方ね」とそれ以上の事は話さず、足早にミゲルと食事へ出かけて行った。
ガン検査を受ける日。突然、ウィリアムが消えた。
車に飛び乗り、町中を探すランダル。
カバン1つで歩くウィリアムを見つけたランダルは、自分が如何にして「予約が取れない検査を早めに取ったか、わかる?頑張ってるのに!」と心配してるから怒る。
ウィリアムは「検査も受けないし、自分は家へ帰る」と言う。
だが、「2度と予約は取れないかもしれないし、少しは自分の苦労を聞いてくれ」と無理矢理ウィリアムを病院へ連れて行ったランダル。
検査の結果は、手の施しようがないと医師に言われてしまった。
ランダルは涙を流して悲しみにくれる。
ケイトが自宅で身支度をしながら歌を歌う。
その歌声の美しさに、聞きほれているトビー。
トビーは朝食を取りながらケイトの歌声をべた褒め。
「特別なステージを僕が用意するからもう一度歌って欲しい」と言う。
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しばらくして、トビーは運転手の格好をしてリムジンで現れた。
ケイトを乗せて行った先は老人ホーム。
そこにはトビーの年老いたおばさんも入所していたため、老人たちの前でミニコンサートを開催する手筈を整えていたのだ。
恥ずかしさから、ステージに上がると始めは、小さい声で歌うケイト。
シンディ・ローパーの歌。
だが、歌う内に気分が良くなったケイトは、大きな声で自分らしいアレンジを加えて素晴らしい歌声を響き渡らせた。
良い気分で一曲歌って、気持ちがハイになったケイト。
トビーの褒め言葉で一気にハイになると、老人ホームの道具類の作業部屋でいちゃこきはじめた。
すると、スマホが鳴る。
「おいおい、今、良いところなのに電話に出ないよな?」とトビーが止めるが、ケイトは、ケヴィンからの電話だった為に出てしまう。
ケヴィンがまた、落ち込んで「助けてくれ」と言うから、ケイトはケヴィンに会いに行く事に。
頭に来たトビーは「せっかくのお楽しみを邪魔するのは、いつもケヴィンだ。いつも2人の間に入って来て、我慢できない!」と訴えたにもかかわらず、ケイトはケヴィンの元へ向かう。
ケヴィンはケイトに「俺はコメディには向かない。だから、マジで演劇をする為に、ニューヨークでシリアスなドラマに出演して成功してやるんだ!なっ、良い案だろ?お前も一緒に行くんだぜ、ニューヨークだ!」と鼻息が荒い。
ケイトは浮かない表情になる。
「どうしたんだ?」と尋ねるケヴィンに、トビーがリムジンで運転手の格好をして迎えに来てくれた事、歌が上手いと褒めてくれて、自分の為にミニコンサートを老人ホームで開いてくれた事、終わって気分が盛り上がってお楽しみ中にケヴィンから電話がかかって来て電話に出てしまった事を打ち明けたケイト。
ケヴィンは、その話にギョッとする。
「マジでか?良い奴じゃないか、、えっ?お楽しみ中に俺の電話に出たのか?バカだな、お前」と言うと、いつもケイトがいないと物事を決断出来なかった自分に気づいた。
ケイト無しでは生きてこれなかった自分だが、このまま妹に甘えてばかりいては、ケイトの恋愛や幸せをぶち壊してしまう、、、そのことに初めて気づいたケヴィン。
「わかった。お前は俺のアシスタントを、クビだ!解雇する」と宣言し「俺は1人でニューヨークへ行くよ」と優しく妹を手離した。
その足で、ケイトはトビーの所へ向かい、ケヴィンのNY行きには自分はいかない、と話し仲直りした。
そして、ケヴィンは、ケイトに電話する。
「お楽しみ中だろうな、今。今聞いてたら電話には出るなよ!俺は今から一人ニューヨークへ行く。なんで言わなかったか、ってお前は怒るだろうけど、見送りしたらお前が来るって言うだろうし、俺の決心も鈍るといかんからな。愛してる。」と旅立って行った。
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レベッカはジャックと亡くなった三男の話を初めてした。
悲しい気持ち、苦しみを互いに分かち合う2人は抱き合う。
そして、レベッカはカイルという名前は、前から三男に付けるために用意していた名前だから、彼には、ちゃんと新しい名前を付けたいとウィリアムに貰ったダッドリー・ランドールの詩の本をジャックに見せるのだった。
泣いているカイル。赤ちゃんを見ながら優しく「ランダル」と声をかけるレベッカ。
また泣き叫ぶ赤ちゃんに話しかける「ランダル」。
優しく抱き上げ又「ランダル」と話しかけると、赤ちゃんは全てが分かったかのように泣くのをやめ、生まれて始めてレベッカのオッパイを飲み始めたのだった。
= Lyraの感想 =
心温まるランダルの名前をつけた由来がわかり、Lyraは大号泣しちゃいました。
新生児や赤ちゃんを抱いたことがない人は分からないかもしれないけれど、赤ちゃんって何も分からないように見えて、全て分かっている賢い存在なんですよ。
抱っこしながら赤ちゃんの顔を見ると、抱っこしてる人の表情や波動や感情を読み取っているのがわかる。
だから、新しい名前を授けてくれた喜びで嬉しくてレベッカの母乳を飲んだし、今まで愛情を持てずにイライラしていたレベッカと違って、「ランダル」と話しかけて抱いてくれたレベッカからは、安心した母親としての波動を感じ愛に溢れたから安心してレベッカのオッパイを飲んだのです。
それに、天国にいるカイルも自分の名前が返って来て嬉しいんじゃないかしら?きっと、カイルも安らかに眠れるでしょう。
名前とは不思議なパワーがあるもの。
自分には自分の名前を親から名付けてもらわなきゃダメなんです。
因みにランダルは、アメリカ現代詩人のダッドリー・ランドゥールが本当の読み方。
だから、ランドゥールと書いた方が良いのだけど字幕だとTVは「ランダル」になってるの。
だから、迷いましたが後々、読んでる人がドラマ見て混同したら困るかな?と思い、TVに合わせました。
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ウィリアムと会っているのに、一度も会ったことがないフリをするレベッカ。
役者やのー、と思うけど、やっぱ息子を取られたくないから「会わないで」と言って会わせなかった手前、演技するしかなかったんだろう。
それにランダルを愛しているから嫌われたくないのもある。
今更、ランダルにレベッカは言えないよね〜。
36年間レベッカはランダル に「父親は知らない」と言って来たから、、、。嘘つきと嫌われたくない。
36年間ランダルが黒人の男の人を見るたびに「お父さんかな?お父さんかもしれない」と悩んで来たのを知らないレベッカ。
この先、ウィリアムとレベッカがランダル が誕生した直後に会っていた事や、レベッカが会わせないようにした事がバレたら大変な事件になりますよ。
特にランダルはレベッカの自慢の息子だったようだし、ランダルもマザコンだから怖い愛憎劇になるでしょう。
仲良し家族だから、何があっても仲違いだけはして欲しくないです。
ウィリアムとの新しい出会いがこれからランダル達をどのように変えるか見ていきたいですね。
そして、ケヴィンもケイトに甘える事はやめました。新しい成功を得る為にNYへ1人旅立ちました。
今まで1人で決断した事がない甘えん坊ケヴィンが俳優の仕事を得られるか?が今後の課題。
そして、ケイトもトビーとの真剣交際が始まりました。ただ、コンプレックスが激しいケイトが優しいトビーと上手くやっていけるかは、全てダイエットが成功するかにかかっていますね。2人にはゴールインして欲しいです。ワガママ言わないようにケイト!
最後に、ネイサン医師のアドバイスが良かったから書いておきますね。
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育児って大変。
グロッキーになってるジャックとレベッカのための励ましの助言だけど、これは育児している夫婦に対してだけでなく、家族や兄弟や友人など、親しい人間関係には当てはまる言葉だなー。
「レベッカは赤ちゃんを失ったんだよ。君はそれを無かった事には出来ないんだ。君は悲しみを受け止め行動に変えた。それと同じようにレベッカも彼女自身のやり方で、悲しみを乗り越えなければいけないんだよ。だから、君が今できる事は、彼女に悲しみを乗り越えるための余裕や時間を与えてやる事だな。必ず彼女は道を見つけるさ!私は善良な人々を信じているからね。」
第1話のレモネードの話も良かったしネイサン医師は本当に頭が良くて心が優しい素晴らしい医者です。
こんなお医者さんがいたら、全ての患者は優しい心で病気と向き合って生きて行けるだろうに!
残念ながら、このネイサン医師みたいな優しい医師に会ったことがありません。
Lyraは、世界中の医師の目が覚めて、ほんの少しで良いから目の前の患者に思いやりを持って接する時代が来ると良いな、と願っています。
そして、この言葉のように悲しみにくれる人々が、自分らしい道を探し、苦難を乗り越えて幸せになってくれるように Lyraは心から祈っています。(╹◡╹)
次回の「This Is Us…36歳これから 第4話」もお楽しみに!
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