Tom Waits /Jersey Girl 和訳 Sha la la la la’s Meanings シャララの意味

 

Happy Birthday, Mr. Tom Waits!

I hope your special day’s filled with lots love and laughter!

今日は「ノリが良いRockを!」と思っていたのに Tom Waitsのお誕生日と思い出し、急遽変更。

Tom のお誕生日のお祝いに、愛が溢れる曲をチョイスしたよ!

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロスアンジェルス、ポモナ出身のシンガーソングライター、俳優の Tom Waites トム・ウェイツ(本名:Thomas Alan Waits, 1949年12月7日 – )。

1973年のレコードデビューから「酔いどれ詩人」( ← 本人、酒が飲めないのに)の異名を持つ、とってもハスキー、、、を通り越した嗄れた楽器(とLyraは思う)のような声が特徴。

その歌声で、Jazzyなピアノの弾き語りをしながら、町の片隅に住む人々の心情や日々の暮らしを優しく、時には面白おかしく歌詞に認める語り部みたいな人なの。

 

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2011年にロックの殿堂入りを果たし、Rolling Stone誌 の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーでは、第82位。

「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第75位。

今日Lyraが和訳する曲は、1980年リリースされたスタジオアルバム『Heartattck and Vine』から【Jersey Girl】よ。
西海岸生まれの男が歌う東海岸に住む愛する人へのラブソング。

詳しい解説はLyraの和訳の後に、お話しましょう!

 

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“Jersey Girl” is a song composed and originally sung by American singer-songwriter Tom Waits from his 1980 album Heartattack and Vine.

= Jersey Girl =

Got no time for the corner boys
Down in the street makin all that noise
Don’t want no whores on Eighth Avenue
Cause tonight I’m gonna be with you

Cause tonight I’m gonna take that ride
Across the river to the Jersey side
Take my baby to the carnival
And I’ll take you on all the rides

Down the shore everythings all right
You with your baby on a saturday night yeah
Don’t you know all my dreams come true
When I’m walkin’ down the street with you

Sing sha la la la la la sha la la la la la la la la
Sha la la sha la la la
Sha la la la I’m in love with a Jersey girl
Sha la la la la la la
Sha la la la la la la la la
Sha la la sha la la la
Sha la la la la la

You know she thrills me with all her charms
When I’m wrapped up in my baby’s arms
My little angel gives me everything
I know someday that she’ll wear my ring

So don’t bother me cause I got no time
I’m on my way to see that girl of mine yeah
Nothin else matters in this whole wide  world
When you’re in love with a Jersey girl

Sing sha la la la la la sha la la la la la la la la
Sha la la sha la la la
Sha la la la I’m in love with a Jersey girl
Sha la la la la la la
Sha la la la la la la la la
Sha la la sha la la la
Sha la la la la la

And I call your name
I can’t sleep at night

Sha la la la la la la la
Sha la la la la la la la la
Sha la la la la la la la
Sha la la la la I’m in love with a Jersey girl
Sha la la la la la la yeah
Sha la la la la la la la la
Sha la la sha la la la
Oh I’m in love I’m in love with a Jersey girl
Sha la la la la la la yeah
Sha la la la la la la la la

街のあちこちで騒音を出して、たむろしているゴロツキたちには、用はねぇんだ

俺には、8番大通りの売りの女達もいらねぇ

だってさ、今夜はお前と一緒に過ごすからだよ

だってさ、今夜はお前をドライブに連れて行ってやるよ

ニュージャージー側にお前に会いに行くために川を渡って行くよ

ベイビー、カーニバルに連れて行ってやるからさ

だから、お前をドライブに連れて行ってやろう

 

存在が全てだってくらい良い感じの海岸に下りていこうぜ

土曜の夜には、お前と赤ちゃんを連れてさ

お前と一緒に通りを歩いていると、俺の願望の全てが実現してるって思うんだよ

 

歌って、シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ 、 シャ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ 俺はニュージャージーの女に惚れてるのさ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ、シャ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

彼女はその魅力で俺をワクワクさせるんだぜ?

彼女の可愛い両腕で包み込まれる時

俺の可愛らしい天使は俺に全てをくれるんだよ

だから、俺には、彼女が俺の指輪をはめるてくれるって分かってるよ

そう、煩くするなよ、時間がないんだ

俺の女に会いに行くところなんだからさ、良いだろ

この広く開かれた世界にはなんの問題もないさ

ニュージャージーの女に惚れたんならね

 

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歌って、シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ 、 シャ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ 俺はニュージャージーの女に惚れてるのさ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ、シャ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

 

そして、お前の名前を呼ぶよ

夜は寝れねぇんだ

 

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ 俺はニュージャージーの女に惚れてるのさ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ 、良いだろ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

シャ・ラ・ラ、シャ・ラ・ラ・ラ

惚れてるんだ、俺はニュージャージーの女に惚れてるんだ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ、良いだろ

シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ

Songwriter: Tom Waites

Translator: Lyra Sky和訳

このライブはNewark の2010年のライブ。

奥さんのKathleen  に捧げるよん、って言ってから歌うTomの心意気が素敵だわ。

で、音質があまり良くないから「ちゃんと聴きたいよぅ」という人の為に音声だけのですが、載せておきますねっ。

ライブもCD音源だけのも両方とも良い曲なんだけど、雰囲気が随分違う【Jersey Girl】。

特に、♪ シャ・ラ・ラ〜♪の雰囲気が全然違う!

 

CD音源だけのだとLyraには、彼女に会う為に車を走らせ、ハンドル握りながら大声で♪シャ・ラ・ラ〜♪ と歌うTomの姿が見えるし、

ライブの弾き語りの♪シャ・ラ・ラー♪だと、奥さんと2人でチークダンスしながら、耳元で♪シャ・ラ・ラ〜♪ と歌っている姿が脳裏に浮かんでくるの。

歌い方のアレンジの違いで、見える景色が違う。

そう感じるの。

 

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Tomは、いろんなミュージシャンから気に入られ、リスペクトされて来た。

気さくだし、キャラの濃さから俳優さんの仕事もこなしていて、一時期は、シンガーよりアクターの仕事ばかりの頃もあった。

ただ、本人は、仲良し仲間ですら、曲を使用されたりカバーされるのが、大っ嫌いと来てる。

それが赤の他人(つまり、企業や物真似する人)だとまさかの激オコになる。

それは、Tomの場合、よく著作権問題訴訟にまで発展してしまう。

2004年にAudi アウディがスペインで放送したCMでは「夢見る頃はいつも」と似た楽曲をTomの声に似せて歌ったからと訴訟を起こした。(2006年、勝訴)。

2001年にもMP3.comを告訴。自分の曲がMyMp3で、アクセス可能になったことに対して、Heart のウィルソン姉妹とRandy Newman と4人で総額4000万ドルの損害賠償を請求してるし、

イーグルスが「All 55」をカヴァーしたら「下手くそ」とインタビューで言うし(後でイーグルスに謝ったらしい、、、誰かさんに似てる、このくだり)。

ただ、Rod (Stewart )はOKみたいよ。

Rodが、前に和訳した【Downtown Trainをカバーした時にヒットしたから「あいつのおかげで、裏庭に子供のためのプールを作ってやれたよ」だって。

この【Jersey Girl】は、Bon Joviもライブで歌うし、Bruce Springsteen もコンサートで歌うと、皆が拳を上げてBossと歌うんだよ。

皆が歌いたくなってしまうTomの歌は、魅力であふれているし、ニュージャージー生まれならば、尚更、胸が熱くなるのだろう。

ベッドタウンだからね。

彼らに文句を言ってはいなさそう。

Tomはカヴァー全部が嫌いらしいんだが、知らないだけか?

もともと拘りが多そうに見えるTomだから、真似されるのも、曲の使用も嫌と言うのは、納得してしまうエピソードだが、歌詞は、その見かけと全く逆!

Heart warming 心が温まる歌詞ばかりだ。

 

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温まる歌詞を歌い、ポエトリーリーディングもしていたからTom はカルト的な人気者、と言う感じだった。

街の人々や暮らしを切り取るのが上手い。

彼らに愛情を持って全てを見守っているよう思うよ。

それは、もしかしたらバイトしながら歌っていた、ピザ屋の店員時代に培われたものなのかもしれない。

特にTom の Love Song ラブソングは、とーっても甘〜い。

情熱的な片思いが多い。

純粋で、一途で、無垢な魂、剥き出しなんじゃないの?と思う。

今日の【Jersey Girl】の歌詞は、熱く愛を語っているが、これでもシンプルな方よ。

歌詞の主人公の言ってる冒頭で、この男がNYに居るのがLyraには映像が流れ始めるみたいに見えるよ。

友人か、通りで会った顔見知りに、

「これから俺はニュージャージーに住んでる彼女に会いに行くんだよ。」と話している歌。

それも、どんなに自分が彼女に夢中か、愛しているか、を自慢げに話していると言う、、、「可愛いなあ」とLyraは思うけど、知り合いからしたら良い迷惑かもしれないね、ノロケ話だから(w笑)。

最近はマシになったけど、未だに妖しい商売をしているNYの8th Avdnue から車を飛ばして彼女の住む市、ニュージャージーに行くの。

Lyraは、この Sha la la を口ずさみながらTomは車を飛ばしていると思うのよね。

橋を越えないとジャージーに行けないから、夜飛ばしている車窓から、NYのビル群と真っ暗なジャージーの街のシルエットが見えるようだよ。

走りながらTomは何を考えていたの?

未来の奥さんになる、Kathleenを想い歌い、最後の方は叫び声になるSha la laは、きっとあの言葉だ。

 

Tom Waitsの 初期のアルバム・ジャケットの多くに煙草を吸ってる姿があり、実際愛煙家だったが、30歳前に禁煙に成功したTom。

しかし、ジャームッシュ監督の映画『Coffee & Ciagerettes 』(2003年)に出演したら、再び煙草を吸ってしまい、その後2回目の禁煙をしたらしい。

お酒飲まないし、今は煙草を吸っていないのに、嗄れ声が加速してるのは何故(笑)?

1990年代以降は、グラミー賞の受賞や、ビルボード誌のアルバム・チャートでトップ40入りを果たす等、Tomの個性は認知されるようになった。

健康的なwinnerであるTom Waits。

これからも、健康で長く歌い続けて欲しい。

いつまでも、簡単な言葉で愛を伝えて来たTom。

彼は、本当はSha la la la la〜♪ とか歌いたくはなかったみたい。

「まさか俺が、Sha la la なんて歌うなんて思ってもいなかったよ。」と、シャ・ラ・ラがお初だった話をしていたのを聞いた時は、Lyraはクスッと笑ってしまったよ。

だって、このSha la laは「I Love You」でしょう。

「愛してる」を叫んでるのよ、Lyraはそう感じるよ。

だから、だんだんSha la laが激しくなって行くの。

だって、自分の気持ちに確信を持てたからよ、、、

「俺はあの女が大好きなんだ、惚れてるよ」ってね。

だから、熱くなってんの。

この歌をリリース後、KathleenとTomは結婚した。

連れ子の娘さんと3人で行くカーニバルは、どんなに楽しいことか!

きっと笑顔が夜空の月に向かって広がって行くに違いない。

愛も広がっていくに違いない。

だから、一緒に歌おう!

Sing Sha la la la la la la la la

愛してると。

 

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Thomas Alan Waits (born December 7, 1949) is an American singer-songwriter and actor. Known for his distinctive deep gravelly singing voice, his lyrics are characterized by their focus on characters living on the underside of U.S. society. His early music during the 1970s was primarily in the jazz genre, but later work moved towards blues, vaudeville, and experimental music.

Tom Waits wrote the song with his future wife Kathleen Brennan, who had been living in New Jersey.

Waits said in a 1980 interview that, “I never thought I would catch myself saying ‘sha la la’ in a song … This is my first experiment with ‘sha la la.'”  Waits’ recording includes drums, bass, guitar, keyboards, and glockenspiel, in an arrangement that captures the feeling of the seashore by way of “Under the Boardwalk” or “Spanish Harlem”.

The song is included on Waits’ compilation albums Bounced Checks (1981), Anthology of Tom Waits(1985), and Used Songs, 1973-1980 (2001). Waits also included a quiet performance of it during his 1999 appearance on VH1 Storytellers.

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