凄く色々考えちゃう回でしたよ、この【American Horror Story シーズン9: 1984】の第8話は！
そして今までの中で1番面白く、1番爆笑し、1番悲しい回でした。
前回レビューでお話したように、Lyraはやりたいドラマがてんこ盛り。どれから手をつけようかで迷いまくると言う「幸せ」な状態なの。
が、このO型の優柔不断が大失態、、、このAHS9のレビュー解説するのも迷って遅れちゃいました。(リクエスト頂いて決心した感じ)
で、順番から行くと今回は第2話ですが、第8話を見返したら余りにも面白く、そして胸にジンワリと来てしまったので、第2話は後でUPするとして、先にこちらを紹介します。
第2話を楽しみにしていた人は、ちょっとだけ待って。後で直ぐにあげますから。
Lyraは、American Horror Storyと言うドラマを見ているとRockを感じてしまう、普通の人は感じないかもしれませんが。
今回は、それがRockよりPopsのパワーを感じるの。あの時代に流行ったNew Waveのパワー。
特にこのシーズン9は、音楽通にしか分からない小ネタを挟みながら、笑わせてくれる！
余りにも笑えて、まだUPしていないのに言いたくなり、ついSNSで言ってしまった台詞がね、1980年代愛を感じるわ！
ありゃ、愛でしょ?
何度も繰り返してるんだもん。
“Kaja Goo Goo is DEAD ‼︎”
今日もノリノリで、海外ドラマ・レビュー行くで！
1.【アメリカンホラーストーリー】とは？
『Glee』『9-1-1:LA救命最前線』『POSE』など数々な著名作を手がけた奇才ライアン・マーフィーが、頭をかき乱されるようなホラー作品をスタイリッシュに演出したものが、この 【American Horror Story アメリカン・ホラー・ストーリー】。
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シーズン毎に異なるテーマが決められていて、登場人物は毎回、一新するのが特徴。
そしてメインの俳優陣は、ほぼ毎シーズン同じキャストで、1人で何役か兼任してやったり、独特な形態を取っているのも魅力です。(今シーズンでは、何故か、この1人何役と言うのはありません。珍しいです。)
＊シーズン9についてはこちら→【アメリカン・ホラー・ストーリー9【1984】第1話】ネタバレ”ハイレグ祭りとシリアルキラー” 感想 ツッコミポイント あらすじ
＊シーズン8【アメリカン・ホラー・ストーリー8 黙示録】第1話 ネタバレ感想あらすじ 「あの人がゲスト出演！」American Horror Story8-1
1番LyraがAHSが好きな点は、ホラーと言うだけでなく、AHSは、恐怖をベースに社会的メッセージをもっている作品だからです。
今回の【シーズン9: 1984】は、1980年代を舞台に恐怖だけでなく、かなりの大爆笑を誘う笑いや文化まで内包しているため、シリアスネタが多いAHSの中では、変わり種かもしれません。
その面白い世界に早速行きましょう。
詳しい解説は、あらすじ前後編あとの【Lyraの感想】と☆ツッコミpoint ♡でお話しします。ネタバレ読まないで済む仕様になっているから、安心してね。
＊Lyraのブログは、ネタバレ全開！詳しい内容を知りたくない方は、【あらすじ前編】だけ読み、後編は飛ばして【Lyraの感想】と☆ツッコミpoint ☆をお読みくださいね。
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2.第8話『安らかな眠り』”Rest In Pieces”
あらすじ:前編 (ネタバレ無し)
1989年ハロウィン前日
ブルックはドナとダイナーで食べながら話している。
「未来のことを考えちゃうわ。でも社会保険番号は居るけれど、それ以外は自由だわrと語るブルック。
ドナ「どこに逃げたいの?」
ブルック「オーストラリアかなあ。私クロコダイル・ダンディが好きなの。」
ドナ「その前にあの女をやっつけなきゃね。そしてファイナル・ガールにならないと！」
ブルック「何それ？」
ドナ「最後の女よ、1980年代ホラー映画につきものじゃないの！貴方かマーガレットが生き残るのよ」
ブルック「じゃあ、貴方は？」
ドナ「嫌ね、黒人女は真っ先に殺されるに決まってるのよ」
ブルックは嫌な顔をしてふざけたが、いきなり2人の話を遮って眼鏡の女が話しかけて来た。
「ハアーイ！私、ステファニー、ステファニー・ブラックよ！貴方、ブルック・トンプソンにソックリにね！あの連続殺人犯の！」とテンション高めの女。
2人は一瞬、固まるが、ブルックは気を利かせて
「そうなの、よく言われるわ。ミッシェル・ファイファー似だったら良かったんだけど」と笑って演技。
「ブルックのファンでコスプレしてるなんてイカしてるわ！貴方達も明日のミュージックフェスティバルに行くんでしょう?昔はネッシーとか宇宙人が流行りだったけど。最近は大量殺人や殺人鬼が流行りなのよ。だから私はレッドウッドの大量殺人を本にして金儲けする為に、リポートしに来たのよ。」とペラペラ話すので、ドナとブルックは、目配せで「コイツはヤバい」と合図を送り合い、
ブルック「そうなんだ！頑張って！ライブ会場で会えるかもね」と言うと、ドナと2人で逃げるようにダイナーを後にした。
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バンダナ男ジョナス は、又、甦ったようでフラフラと山道を歩いていると、ピンク色の車が止まる。
「よう、どうした？」中から話しかけて来たのは、ブルースだ。
ジョナス がレッド・ウッドキャンプ場に行きたい、と言うと嬉しそうにのせてやるブルース。
「ヒッチハイカーは、ほっとけなくてねぇ」といそいそ。
妙な雰囲気に嫌な顔をするジョナスは、「その手どうしたの？」と尋ねる。
運転している両手が包帯でぐるぐる巻きだからだ。
適当に誤魔化すブルース。すると後ろのトランクから女の声がした
「ここから出してよ！」
ブルースは、ブルック達に両方の親指を切られて置き去りにされた後、たまたま通りかかった女性に手当てしてもらい、そのまま彼女を襲って、車を盗んだのだ。
仕方なく車を止めてトランクを開けると女がしばられている。
出してやり、女が命乞いをして来たが、彼女の身なりが金持ちそうなのと人気の化粧品会社に勤めているのを見破っていたブルースは、
「しこたま金貰ってるくせに。お前の営業トークはこんなもんじゃないだろう？」と言いもっと命乞いをさせてから、ナイフで胸を刺し殺した。
運転席に戻ろうとしたら、バンダナ男ジョナス はいなくなっていた。
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マーガレット「ね、コートニー貴方が私の助手になってどれくらいになるのかしら？」
コートニー「4年3ヶ月と15日ですが…」
マーガレット「だったら何で、このクソッたれの死体の山を片付けないの！朝まで何をやってたのよ！」と金切声をあげて、カジャ・グー・グーのツアーバスの中の血だらけの死体の山を発見していた。
あまりの怖さに思考回路が停止していたコートニーは、「もうすぐ客が来てしまう上に、自分の体型は小さくてこんなに沢山の死体の山を1人では片づけられない」と訴えたがマーガレットは、そんな事はお構い無し。
全部死体を片付け、漂白剤で消毒して血を消せと命令。
「カジャ・クソッたれ・グー・グーなんて居なくてもだれも気付きゃしないわ！！」と言い放つ。
可哀想なコートニー。
ゴミ袋＆ゴム手袋で死体を切断してゴミ袋に入れてトラックに運ぶ。
するとどこからか、【Too Shy】のイントロが流れて来る。
血まみれのままコートニーが見に行くと、死んだカジャ・グー・グーがツアーバスの後ろで楽しそうに演奏している。
蘇ったリマールは、コートニーを見てにっこり微笑んだ。
ナイトストーカーのリチャード・ラミレスは、フェスの準備をしているローディーの中からビリーのスタッフを見つけ、声をかけるとアクセサリーを見せて貰ってうっとり。
「触らせらんねーけどピックをやるよ」とローディーからビリーアイドルのピックを貰う
「オイ、お前はどこのローディーだい？」
ラミレス「サタンさ」と左手の掌にナイフで書きつけた六芒星を見せると「かっこいいな！」と褒められた。
ウキウキしたラミレスは、ビリーアイドルの【Rebel】を歌いながら森を歩いていたが、ジングルズにタックルされた。
「よくも家族に手を出したな！息子は殺させないぞ！その前にお前を殺してやる！」と、悪びれていないラミレスを襲うジングルズ。
揉み合っているうちに山道側へと移動してしまい、激しい乱闘の末、ジングルズは猛スピードで車を走らせて来たブルーズのインパラ(車)に、ひかれてしまう。
ブルーズ「やべえ。やっちまった。」と車から降りて来たブルーズが話しかけてくると、ラミレスは、「お前のせいで逃げられたじゃないか」とムッとした。
だがブルーズは振り返った男が憧れのナイトストーカーだった為に大喜び。
「俺、アンタに憧れて血のゲームを始めたんだぜ！」とトランクの殺した女を見せ、
「これで6人目だが、これから俺を襲った女が2人フェスに来るからやってやるのさ！」と自慢した。そしてラミレスに一緒に殺しを手伝うから同行させてくれと頼む。
ラミレス「俺が狩る奴は大物だぞ。Mr.ジングルズだ。」と言うと
「さっきのが？彼こそレジェンドじゃんか！」とエキサイト。
ブルーズの前で悪魔と交信するデビル・サークルを書いて、手のひらをいつものようにナイフで切りつけて血をサタンに捧げた。
ジングルズの居場所を調べるために。
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ブルックとドナがモーテルで休んでいるとノックが。
ステファニーだ。
かなりの所まで2人のことを知っている為、仕方なく部屋に入れると、ステファニーは、ドナの名前も薬剤を使ってブルックの心拍数を落として死んだように見せかけたことも、全て知っているのだ。
しまいには、「所長に金を握らせて貰ったのよ」とVHSのビデオテープを見せる始末。
「貴方がジングルズが脱走する前に面会していたでしょう？おかしいな、と思って調べたら、シリアルキラーの貴方のパパに行き着いたわけよ、ありゃ、オェーだわね」とまで、のたまう。
諦めたブルックは、ステファニー「何故、こんな手間がかかることをしてるの？」の質問に答えて、
「ジングルズは連続殺人犯でもなく自分もモンタナに殺されそうになったから正当防衛だ」と話して、ドナが止めるのも聞かずに、真犯人はマーガレットだとステファニーに話してしまう。
ステファニー「もしそうなら、貴方達にフランス行きのチケットをあげるわ」と言い出した。
ブルック「お願い、全部話すからキャンプ場に私たちを忍び込ませて。現場を見て回りながら何が起こったか教えてあげるわ。その代わり私達を見逃して。本が出るまではね。私たちの名前も内緒にして私が生きてることも」と取引を持ちかけた。
ステファニーは、ニヤリと笑い、取引を承諾した。
ジングルズは死んでいたようで、いきなり苦しい叫びをあげて起き上がる。
「はじめての甦りは辛いよね」とバンダナ男ジョナス が話しかけて来た。
ジングルズ「全てを感じてしまった！」と驚いている。何回生まれ変わったか聞くと
ジョナス 「何回だろ？忘れてしまったかも。だんだん生まれ変わるたびに記憶が一つずつ消えていくんだよ」
ジングルズ「だめだ！苦しみや痛みは良い！だが忘れちゃだめだ！息子を守らなきゃいけないんだから！息子だけは…だからラミレスを殺す！」とジョナス の胸ぐらを掴み、突き飛ばした。
その頃モンタナは、幽霊の姿の彼女を見て、また恋が再炎したトレヴァーとラブラブになり、ことを終えた後、しんみりベッドの上で話している。
トレヴァー「幽霊もハイになることあるの？」
モンタナ「嫌、ならないわ。セックスも悲しみも喜びも恐怖も幸せは感じるけど、1番の願いは、生死はどうでも良いから、ここから出たいのよ。だから、人をたくさん殺してるの、話題になるでしょ？誰か気づいて助けに来て欲しいの。それに仲間が増えるからセックスや楽しいお喋りが増えるじゃない?」と笑う。
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トレヴァーはマーガレットに虐げられている毎日に嫌気がさしているから、「ここにいようかな？楽しい会話やセックスも俺は提供出来るだろ？コカインも何もかもやって、エアロビも何も可も廃れて、周りはネルシャツ野郎ばかりで、80年代はもう終わってるし、この世はつまらないから、君がいるここにずっといようかな？」と言い出す。
モンタナ「もしかして私のため?」
トレヴァー「愛してるよ、モンタナ。君は80年代の星さ」と答え、2人は熱いキスをした。
それをマーガレットは遠くから、憎らしそうに見ていた。
ナイトストーカーとブルーズが話しながら森を歩いていると、ゼイヴィアが現れた。
彼は、2人をジングルズが眠る(墓になっている)場所に連れて行く。
ナイトストーカーはジングルズが自ら命を絶ったことに気づいた。
するといきなりジングルズが現れ、説明しているゼイヴィアを刺した。
訳がわからないブルーズは
「遺体が埋まっちまってるのに、何で目の前にコイツが立ってんだよ！」と叫び出した。
ジングルズ「殺すぞ！お前も」と脅すと、びびったブルーズは逃げた。
2人切りになりジングルズVSナイトストーカーになる。
「俺が殺したかったのに！」と残念がるナイトストーカー。
だがジングルズが自殺したのだと知ると
「俺を殺す為に死んだとは天晴れだな！だが死ぬ度胸はあっても、頭は空っぽとは笑うぜ。お前はここから出られなくなったんだぞ、死んだから。俺はアラスカに行って思う存分、お前の息子を切り刻んでやるよ」と言った。
ジングルズ「そうはさせないぞ！その前にお前を殺す！」とナイトストーカーを押し倒し殺そうとする。
が、ジングルズは、いきなり銃で頭を吹っ飛ばされた。
マーガレットが撃ったのだ。
ナイトストーカー「マーガレット、何やってんだよ！」
隠れていたブルーズが出て来て、マーガレットに聞いた「2人とも知り合いか？」
マーガレット「互いに賞賛しあい、性的に惹かれあっている仲よ」と淡々と言うと、ブルーズは「良いね〜」と興奮し出した。
マーガレット「ジングルズは、また生き返って来るわ。計画があるの。だからなるべく沢山の殺人鬼が必要なのよ」とナイトストーカーとブルーズに話した。
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ブルックとドナは、ステファニーに上手く入れてもらった為、キャンプ場の殺人現場ツアーをしている。つまりブルックが当時の説明している訳だ。
ステファニー「ちょっと待って。マーガレットという殺人鬼がいたのに、そこにMr.ジングルズとナイトストーカーも居たってこと？」とびっくりしている。
ブルックが真実だと一生懸命、説明したらステファニー「貴方が言ってる事は、貴方の側から見た話よね。真実かどうかは、まあ、信じるわ。でも物事は、高く売れるかどうかよ、真実なんかよりね、ママも言ってたわ」
ドナ「コイツ、金の亡者じゃないの！」と怒るが、知らんぷりしてドヤ顔のステファニー。
ドナ「この女、金しか頭にないから私たちのこともすぐ喋るわ！危険よ」とブルックに言うが、彼女は慌てない。
何故なら「大丈夫よ。次に行く小屋で殺すから」と答えた。
ドナ「ダメよ、正当防衛以外で人を殺すなんて！」と止めるが、ブルックは「5年前の私とはもう違うのよ」と言う。
2人が話あっているのを、遠くからマーガレット、ナイトストーカー、ブルーズが見ているのを2人は知らなかった。
ブルックは、ステファニーに小屋を案内して、ドナがジングルズとグルで自分を襲った話もした。そして隙を見てステファニーを刺そうとしたブルックだったが、気づいたドナが止めに入る。
ドナはステファニーに「逃げな！」と言い逃す。
ドナ「ダメよ、人を殺しては！そんなんじゃマーガレットと同じになってしまうわ。私も貴方も悪の心があるのよ。でもそれに従ってはいけないわ！私たち2人でマーガレットに復讐して、2人でFinal Girlになるのよ！」と説得した。
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3.あらすじ:後編 (＊ネタバレ有り)
＊ネタバレあります！
↓↓
ジングルズは、息子を助ける為にナイトストーカー(=ラミレス)を殺す目的で、何度も生き返る。
その中で彼は罠にかけられ、モンタナ達に捕まってしまう。
ゼイヴィア「俺を丸焼きにしやがって！」
モンタナ「幽霊のアンタのママに早くここから出る方法を聞いて来なよ！」
ジングルズ「ごめん！」
ゼイヴィア「はあ〜？今更ごめん！俺は俳優になる筈だったんだぞ！出演番組が2つも決まっていてブレイク寸前だったのに」
ジングルズ「本当に申し訳なかった。俺を殺しても、拷問しても良い。この罪は必ず償うから、その前に息子を守らなきゃいけないんだ。ラミレスを倒させてくれ！そうしたら後で何しても良いから！」
ゼイヴィア&チェット「何だよ、それ！そんなことしたらナイトストーカーが、この場所にずっといることになっちまうぞ！サタンの下僕何かと一緒にいたくない！」と断る。
ジングルズ「アイツを幽閉しないと、奴は罪のない人たちをドンドン殺して行くぞ。外に出したら殺戮をする。」
モンタナ「そんな奴は出て行かないし、子供は殺さないわ」
ジングルズ「いや、奴は変わったんだ。君がそそのかしたからだよ。君が彼に火をつけたんだ。アイツと相談していただろ?奴は君に影響され凶悪になったのさ」と、モンタナとナイトストーカーが知り合いで、手を組んでいたことを思わずバラしてしまったジングルズのせいで、皆んなから責められるモンタナ。
「今、ナイトストーカーを止めないと、子供も老人も関係なく罪なき者達が殺されてしまうんだぞ?出来ることならば、君たちから奪ったものを返してあげたいよ。でも今の私に出来ることは、息子の命だけだ。頼むからチャンスをくれ」と説得した。
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全速力で走り逃げるステファニーは、誰かとぶつかり、ひっくり返る。
見るとナイトストーカーだ。
背後にはマーガレットも現れた。
うまく取り入ろうとするステファニーだったが、ブルーズは、話も聞かずに羽交い締めにするとナイトストーカーが彼女を刺し殺してしまった。
マーガレットは、満足そうな顔をして計画を明かした。
「世界を変える計画よ。Jim Morrison の墓にJohn Lennonの自宅、それにErvis’のうち。アーティストを崇拝する人達は、自分の好きなアーティストを感じたいから、こう言う場所に怖くても集まって来るのよ」と言う。
マーガレット「私は楽園をつくりたいの。聖地を作るのよ。ミュージックフェスティバルの出演者達全員ぶっ殺すのよ！」
ブルーズ「Frock Of sea gulls も？」
マーガレット「Go Go’sも殺すのよ。」と言う。
ナイトストーカー「お願いだ、ビリーアイドルは、殺さないでくれ！」と泣きそうに頼むと、承諾するマーガレット。
「うまくいけば、たくさんの客が80年代の音楽の聖地に押し掛けるわ。そして私はボロ儲けだわ」とニヤつくマーガレット。
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トレヴァーは、モンタナに真剣に恋をしてしまっている。
「死んでこの地に君と永遠にいたいんだ」と熱い思いをモンタナに告白するトレヴァー。
トレヴァー「愛してるよ」
モンタナは嬉しそう、だが、先程仲間たちに散々責められていたせいで、落ち込んでいる為、
「私は命がけで愛されるほどの女じゃない。怪物よ」と、気持ちは上がらない。
「モンタナは、そんなことないよ」と慰めるトレヴァーだが、話の流れから元カレがナイトストーカーと知ると驚くトレヴァー。
それを見てモンタナは怒りだし
「ほらね、元彼が犯罪者だと変わった目で世間は女を見るのよ。何故、男が悪人だと崇拝されて、女だと嫌な見方をするわけ？日陰ものじゃないの！腐った男の代わりに、何故、女が責められなきゃいけないのよ！男は全員くたばれ！！」と怒り狂い、愛してると言い続けるトレヴァーを追い払ってしまうモンタナ。
ゼイヴィアとMr.ジングルズの真似をして人を襲っていた2人組は、Mr.ジングルズに殺された恨みを果たさんとばかりに、両手を後ろ手に縛りMr.ジングルズをボートに乗せ湖に。
息子を助けて欲しいと頼み続けるMr.ジングルズをナイフでぶっ刺すと、
「血を流しながら恐怖に怯えろ。助けは来ないからな」とゼイヴィアは吐き捨てると、Mr.ジングルズは痛みに耐えながら湖にぷかぷか浮かぶ。
起き上がるとモンタナが岸から見ているのが目に入った。
Mr.ジングルズは、何か言おうとして身を乗り出すと、いきなり湖の中から裸の少年が現れ、Mr.ジングルズを湖に引き摺り込んだ。
目覚めるMr.ジングルズ。
湖の岸辺にいる自分が、何だかわからないでボーっとしているジングルズに、
「ドレッシングは開いた冷蔵庫に何て言うか？」とボビー(弟)がクイズを出してきた。
「分からないよ」とMr.ジングルズ。
「閉めて、着替え中（ドレッシング）よ」
ボビーはニコニコして生きている時みたいにクイズを出してご機嫌だ。
その横では、ママがいてピクニックのシートをひいてお弁当を広げて笑っている
ママ「家族の皆が揃ってよかったわ」
ママは、この前とは真逆で優しくMr.ジングルズに話しかけて来た。
Mr.ジングルズ「僕には家族で楽しむ権利なんてない。愛する息子を助けられなかったんだから」と嘆く。
ママ「可哀想なベンジー。お前は命がけで息子を守ろうとして偉いわ。息子のボビーは助けられなかったかもしれないけど、弟のボビーが、ここに戻って来たわ。貴方には凄く感謝しているわ。」とMr.ジングルズの頬を優しくなでた。
Mr.ジングルズ「どうしたら僕は安らげるの?」
ママ「過去は忘れない限り付き纏うわ。でも私たちは家族よ。一緒にいれば、安らぎが得られる筈だわ」と頬む。
ボビーがかけよって来て、
ボビー「ベンジー？僕たちと一緒にいてよ。もう傷つかないって約束するよ」とMr.ジングルズに手を差し伸べる。
ママは「一緒に行きなさい」と合図する。
Mr.ジングルズは立ち上がり、ボビーの手を取る。
「餌だよ」と2人は仲良く並び、ママが優しく見守る湖で、鳥達に餌をあげ始めた。
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4.Lyraの感想
「ジーンとした」とLyraが言ったのもお分かりになったかと思う。あんなにシリアルキラーと言われていたMr.Jingleは、冤罪で捕まった被害者であり、それ以上に可哀想なのが、本当は家族思いで優しい心の持ち主で、家族の為に、何回も苦しみに耐えながら甦らなければならなくなったことだ。
まあ、ツッコミPointで話すが、もう悲しいくらい彼は周りに恵まれていない人。
てか、女運が悪い人ね。
ガタイがでかいし、力があり、ベトコンに居た人ならば、頭がキレてマーガレットみたいな殺人鬼をやっつけられそうなんだけど…ドラマ特有の矛盾が出ちゃったのでしょうか？
この設定の甘さが、あちこち今回のAHSにはあるのだけど、そのツッコミPointが全て笑えてしまう。
「笑って誤魔化せ！」ってこと？
ならばスタッフにまんまとやられたことになるわ(笑)。
今回はハロウィンの日に行われるミュージックフェスティバルの前日だから、音楽ネタが多くて笑いまくった！
アメリカ人が1980年代や昔の音楽を馬鹿にするときに使うバンド名が、もうてんこ盛り！
これでLyraのハートは鷲掴みよ！
そして愛の回でもありましたね、
家族愛と男女の恋愛。
どちらも真剣なだけに、悲惨な状況を乗り越えられる唯一の方法は、誰かを愛し、愛されることなんだと改めて感じました。
それも肉欲で繋がった関係ではなくて、純愛。
犠牲をも厭わない愛。
きっとそれを手にした時に人は、意味がある人生を生きれて、生き抜き、生を真当出来るのでしょう。
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5.LyraのツッコミPoint
①マーガレットの”Kaja Fuckin’ Goo Goo”に悩殺〜♪
今日１、いや、シーズン９の【1984】１、いや、アメリカン・ホラー・ストーリー１笑ったかもしれない台詞ざんす。
もう嫌な女を演じさせたら、アメリカ１はまる女Leslie Grossmanが嫌味ったらしく演じるMargaret マーガレットが言いまくるから笑えるんだと思う。
わざわざコートニーに「私の下で何年働いて来たの?」なんて一々、聞く必要ないのに、、、
一々、Kajo Goo Gooにファッキン入れる必要ないのに、、、
一々、体を捻る膜って”Kaja Goo Goo Is Dead⁉︎” という必要ないのに！(自分が殺したくせに)
おかしいわ〜。
毎回言っていますが、これホラーなんだよ。
それなのに腹抱えて笑えるコメディ要素がてんこ盛り！
今回はシリアルキラーだからってのもあるせいか、皆さん気軽にバンバン人殺しするせいでスプラッター度も高め。
死人も多いし、モンタナじゃないけど「気の置けないおしゃべりとセックスが楽しめる」仕様になっているな。
「Kaja Goo Goo みたいな一発屋、いなくても誰も気が付かんわ！」と言ったマーガレットに大爆笑しちゃいました。
因みにどんなバンドか問い合わせが来たので簡単に説明すると、Kaja Goo Gooは一発屋で有名なKnackと並ぶ、イングランドの一発屋じゃなかった(笑) バンドで、可愛らしいルックスに反して、チョッパー・ベースがカッコ良かったりと、実はソウルフルな曲と演奏力があるNew Wave Bandなんですよ。
【Too Shy】と言うビッグヒットをかまし、Duran Duranと並ぶ人気もあったのに、何故か消えてしまったバンド。
で劇中に顔がしっかり出てきたLimahl リマールは、このKaja Goo Goo のヴォーカリストで、彼は映画『Neverending Story』のテーマ曲を大ヒットさせています。
これがご本人 ↓ ↓
で、こちらが真似っこ ↓↓
髪型以外は、全く似てないし！マッチョすぎるRimahl だから笑った！
色んな意味で面白いから、ニーズがあればLyraのいつもの和訳や音楽ネタを本領発揮しましょうか！
【Too Shy】いらない？
そんな〜Shyにならないで〜 (おぇっ) 🤮
②君もFinal Girlにならないか?
いやはやお決まりワードで、このセリフをドナが言った時も飲んでるコーヒーふいちゃいました。w
ドナってジングルズを精神病院から脱走させる決心をさせたり、殺しがどうなるか実験する為に色々悪いことしたのに、ジングルズが「お前は殺さない。一生詰みを背をって生きろ」と助かったり、今迄の悪事がないことになっていると言う、変に得してる役割よね？
何故?
罪を認めたから、神は罪人も罰せず愛したと言うこと？
おかしくね？
ブルックがFinal Girl つまり、最後にホラー映画で生き残る女性になるのは、わかる。
犠牲を色々払って来たし、悪事は特にしていないし、モンタナを殺したのは、殺されそうになったから正当防衛と、、
彼女には悪い所ないし、可愛いEmmaが演じているので、Final Girlにしてあげて！
このドラマは、1984年と言う【Van Halen / ヴァンヘイレンのアルバムにまでなり、ジョージ・オーウェルの小説にもなったシンボリックな年をフィーチャーすることで、1980年代を懐かしみ、笑いながら昔話に花を咲かせるような気持ちで、怖がらせるのが、狙いなんだと思う。
＊【Van Halen/ Panama】和訳 追悼エディ・ヴァン・ヘイレンの全て Guitar Hero Never Dies- Eddie Van Halen
だからあの時代のバンドや映画、流行ったものやファッションを忠実に、これでもか！とコピーしているのでしょう。
でも今回、急に出て来たこのワードから、生き残るのは誰か?と言うのも目的の1つになっていると気がつきましたよ。
「生き残るのは、マーガレットか貴方ね」なんて言ってるけど、ドナが1番生き残りそう。
「私みたいな黒人女が真っ先に殺されるのよ」ってStephen KingのThe Shiningのハロンランさん思い出したわ。彼はキューブリックの餌食になったからね。(原作とは真逆で直ぐに殺されたから) ↓ ↓
＊【ドクター・スリープ】ネタバレ感想 シャイニングとドクター・スリープ 全部教えます!解説あらすじ
今のご時世、色々あるのでドナが言う、その黒人女だから、生き残りそうなのよ。
個人的にはEmmaつまり、ブルックがFinal Girlになってほしい。
マーガレットがなれば、永遠にサタンが君臨する世界になり、よりアメリカン・ホラー・ストーリーらしくなりますが…。
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③トレヴァーとモンタナ
いやはや、巨根自慢と巨根賞賛が激しい2人が真実の愛に目覚めるとは！
出会った時にモンタナから軽いアプローチがあって、直ぐに仲良しになった2人だから、惨劇がなく普通に生きていれば普通に付き合っていたよね。
その場合も純愛になったかもしれないくらい息が合う2人だったから、この展開は意外ではないの。
だけど、トレヴァーが「永遠に君と一緒にいたいから死ぬよ」と自己犠牲するところが、素晴らしいと、Lyraは感動したのです。
マーガレットとは金で繋がってるだけだから、愛がないせいで荒れた人生のトレヴァーとの違いようがすごいなあと。
こんなに良い人だっけ？と驚きです。
相手でかわるのよね、人って！
次回の第9話が最終回だから、どんなふうに2人が結ばれるのか？に注目したいです。
幸せになってほしいね〜。
しかし1989年の彼は「周りがネルシャツばかりで終わってる」ってLyraが大好きなあの時代のバンド野郎どものことをDisってんな！
＊Soundgarden / Outshined 和訳 Live With Your Voices 解説
④ママが1番悪くね？
文句言いたくないんだけど、Mr.Jinglesのママのせいじゃないのかしら〜、全てがおかしくなってしまったのは？
次男を溺愛していたと言うのが、もう変なんだけど、Mr.Jinglesは長男だから、可愛そうだった。
あんなに偏った愛しかもらえないのに、ぐれないだけMr.Jinglesはまともよ。
マーガレットに出会わなければ、ベンジャミンのまま過ごせたのに。
弟を死なせてしまったのは、母親から「ボビーをちゃんと見ていて」と頼まれたのにほったらかしにしたから、、、だからママに頭が上がらないと言う辛い過去から、ママに罵詈雑言を浴びせられた。
それなのに、今回ボビーが戻って来たら、チャラになるんて。
ママのワガママ。駄洒落じゃん(笑)
レッドウッドキャンプ場から皆んなが出れないのも、ママが結界を張っているからだ。
ぜんぶママのせいじゃないのー。
今回、愛するボビーが戻って来たから安らかな気持ちになり、みんなを呪縛から解くかも？
そう期待したいですね。
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⑤因みにあのシーン
これね。このボビーがMr.Jinglesを引き摺り込みーの、は、13日の金曜日だわ！
これが、これよ
↓↓
あちこちパクリ場面(オマージュとも言う)がたくさんあるから、見つける楽しみも【1984】は1番あるね。
③Rest In Pieces
「安らかに」と言う意味ならば、「Rest In Peace」な訳ですが、タイトルは「Pieces」なのよ。
邦題は『安らかな眠り』だから全く違うのです。
邦題は、ラストのMr.Jingle’s Familyの家族愛で締めたドラマから、「安らかに霊が眠れば良いな」と誰も願う予想から、そうタイトルをつけたのでしょうけど、違うよね。
Lyraには「片鱗」なんだと感じる。それぞれの片鱗が。この世に残されたまま、彼らは、黄泉の国と現実の間にいる、と言う意味なんだと思ったの。
この片鱗とは、誰かへの愛であったり(Mr.Jingleの場合は、息子のボビーへの愛)、やり残したこと(ゼイヴィアならば俳優になる夢や仕事)だったり、、、あるいは怨念だよ。
普通の死者は(あると前提して話しますが)、天国か地獄へ行く。
または、神の元へ召されるのでしょうけれど、彼らは、俗に言う地縛霊。
あの世には行けず、かと言って生きていないから、この世の狭間にいて、心残りがたくさんあるわけ。
解決しないままの事ばかり残している彼らの心情、状況をこのPiecesにしたのだと感じました。
実際にモンタナもゼイヴィアも皆んな居残りよ、レッドウッドに。
そしてMr.ジングルズのように、散らばった家族や、自分の思いを頑張って寄せ集めて1つになる、、そんな意味にもLyraは感じてジーンとなったのでした。
幸せってなんだろう？
各々、大切なものがあるし、夢や目標や好きな事がある。
でも本当の幸せは、本当の自分を何があっても「1番大好き」でいてくれる人と一緒にいることなんだと思う。
愛は虚ろいやすいし、不確かだけど、永遠に変わらない愛があると思うから。
それに出会った人は、強く生を感じ、生き抜き、喜びで溢れ、生を真当するのでしょう、生きていようとなかろうと。
来週の【American Horror Story アメリカン・ホラー・ストーリー、シーズン9 1984】の第9話で、完結！
もう最終回なんて早すぎてびっくりしちゃう。
ラストだし、頑張って書こうかな。
良かったらLyraのこのブログを宣伝してくださいね。
皆さんの応援がエネルギーになり、書く気持ちがますます湧くのです。
Final Girlは誰か?
トレヴァーとモンタナは永遠の愛を掴めるか?
閉じ込められたゼイヴィアや幽霊達はレッドウッドを出れるのか？
Mr.ジングルズの息子は、本当に殺されたのか？(ナイトウォーカーが育てそうだよ)
最終回の【1984】をお楽しみに！
See you Tomorrow〜♪
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