和訳【Asking Alexandra/ Alone In A Room】解説 Be Reborn! アスキング・アレクサンドリアとは?

落ち着くところに落ち着いた。

つまり「元サヤに戻った」、

な〜んて恋愛チックな言い回しが似合う、フロントマン脱退劇があったバンドとは思えないほど、最新作は( 1番新しいという意味で)素晴らしい出来栄えのこの方たち。

見た目は、よりゴツく(より太く w )なったけれど、彼らのサウンドは、より美しくゴージャスになったのだ。

Emo エモな世界だけでなく、きっともっと広い世界を狙うために。

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド、ノースヨークシャー州ヨーク 出身のメタルコア・バンド、 Asking Alexandria アスキング・アレクサンドリア

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英国産ポスト・ハードコア・グループの代表的な存在。

2010年代以降はハードロック色を加味したスタイルで、支持層を拡大した。

随分前にLyraが紹介した日本未公開の映画『American Satan』には、Asking Alexandriaのリードギター Ben Bruceが参加している。彼らの人気がイギリスアメリカでは、かなり高いのもわかって頂けると思う。 ↓ ↓

*American Satanについてはいくつか書きましたが、こちらが読みやすいかも→ 【アメリカンサタン!のミュージック・ビデオを紹介! The Relentless / Let Him Burn ( Official Music Video)from “American Satan”】

 

今日Lyraが和訳する曲は、彼らの5枚目のスタジオアルバムであり、セルフタイトルの『Asking Alexandria』からのオープニングを飾る曲【Alone In A Room】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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Asking Alexandria are an English rock band from York, North Yorkshire, consisting of lead vocalist Danny Worsnop, guitarists Ben Bruce and Cameron Liddell, drummer James Cassells and bassist Sam Bettley.

“Alone In A Room” is a single from the album “Asking Alexandria”. Asking Alexandria is the fifth studio album from British rock band Asking Alexandria, released on 15 December 2017 by Sumerian. This is their first album since the return of original vocalist Danny Worsnop, as well as their first album working with producer Matt Good instead of longtime producer Joey Sturgis. This album features a more straight forward and melodic hard rock sound.

= Alone In A Room =

[Verse 1]
I’ve been away, a little while, sometimes I just can’t help myself
When my mind’s runnin’ wild, I seem to lose grip on reality
An’ I try to disregard the crazy things the voices tell me to do
But it’s no use
I tried to own it, write songs about it
Believe me, I’ve tried; in the end, I needed to breathe
Find inspiration, some kind of purpose
To take a second to face the shit that makes me, me

[Chorus]
All I needed was the last thing I wanted
To sit alone in a room and say it all out loud
Every moment, every second, every trespass
Every awful thing, every broken dream
A couple o’ years back and forth with myself in a cage
Banging my head ‘gainst the wall, tryna put words on a page
All I needed was the last thing I wanted
To be alone in a room, alone in a room

[Verse 2]
I saw the world a couple of times, tried to cure the ache with absence
But that hole was still a hole an’ my mind kept playin’ tricks on me
Feelin’ older every day, took everythin’ I had to not crash an’ burn
But I’m startin’ to learn
Sometimes I’ll fall down, sometimes I’ll lose hope
But those days will be few if I keep my feet on the ground
I might be lonely, but I ain’t alone here
So I keep pushin’ the limits of what makes me, me

[Chorus]
All I needed was the last thing I wanted
To sit alone in a room and say it all out loud
Every moment, every second, every trespass
Every awful thing, every broken dream
A couple o’ years back and forth with myself in a cage
Banging my head ‘gainst the wall, tryna put words on a page
All I needed was the last thing I wanted
To be alone in a room, alone in a room

[Bridge]
(Lonely…)
I can be better than I was
I can be better than I am
All I needed was the last thing I wanted
To sit alone in a room

[Chorus]
All I needed was the last thing I wanted
To sit alone in a room and say it all out loud
Every moment, every second, every trespass
Every awful thing, every broken dream
A couple o’ years back and forth with myself in a cage
Banging my head ‘gainst the wall, tryna put words on a page
All I needed was the last thing I wanted
To be alone in a room, alone in a room

 

ちょっとの間

居なかっただけ

時々、俺は自分自身に我慢出来なくなるんだよ

荒々しくなったり

現実を把握出来なくなったりしそうになる

狂ったことを無視したり

声が俺に話しかけて来たりするのをね

でもそれは、無用なことさ

自分でそれをやろうとしたし

それについて曲を書いたりした

信じてくれよ

努力したんだぜ

最後には

呼吸をしたいんだ

影響になるものを

それも目標になるくらいのものを見つけろよ

自分の指針になりそうなものをね

次いでは最悪な自分に直面するだろう

自分にね

 

俺に本当に必要なのは

最期に欲するものさ

部屋の中で独りぼっちで座り

それを大声で言ってしまいたいのさ

一瞬一瞬

刻々と

全ての迷惑

全ての恐ろしいこと

全ての破れた夢

数年間

俺は檻の中で行ったり戻ったり

壁に頭を打ちつけ

ページに言葉を書きつけた

俺は、部屋で独りぼっちでいたい

それが本当に俺がしたいことさ

部屋で独りぼっちでさ

 

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この世界中を何回か見て来て

不在の痛みを治そうとした

ぽっかり空いた穴は

穴のままで

俺の胸の中に居座っているんだ

俺に一杯食わせようとしてね

色褪せていく毎日を感じる

ぶっ壊して燃やす必要もない全てを取り上げてまでして

でもさ

俺は学び始めてるんだよ

いつか俺は崩れ落ちるだろう

いつか希望も失くしてしまうだろう

でも

もし俺がこの地に踏ん張っていられたら

あの日々は、散々たるものになるだろう

寂しいかもしれない

でもここでは俺は孤独ではない

自分自身を極限まで追い込み続けるのさ

自分をね

 

 

俺に本当に必要なのは

最期に欲するものさ

部屋の中で独りぼっちで座り

それを大声で言ってしまいたいのさ

一瞬一瞬

刻々と

全ての迷惑

全ての恐ろしいこと

全ての破れた夢

数年間

俺は檻の中で行ったり戻ったり

壁に頭を打ちつけ

ページに言葉を書きつけた

俺は、部屋で独りぼっちでいたい

それが本当に俺がしたいことさ

部屋で独りぼっちでさ

 

(寂しいよ)

今までより良くなりたいんだ

今の自分より良くなりたいのさ

俺に必要なのは

この部屋に独りぼっちでいることさ

 

俺に本当に必要なのは

最期に欲するものさ

部屋の中で独りぼっちで座り

それを大声で言ってしまいたいのさ

一瞬一瞬

刻々と

全ての迷惑

全ての恐ろしいこと

全ての破れた夢

数年間

俺は檻の中で行ったり戻ったり

壁に頭を打ちつけ

ページに言葉を書きつけた

俺は、部屋で独りぼっちでいたい

それが本当に俺がしたいことさ

部屋で独りぼっちでさ

 

Songwriter: Ben Bruce, Danny Worsnop

Translator: Lyra Sky 和訳

 

めっちゃ、歌が上手くなったわ、VocalのDannyのことね。

2008年に結成したAsking Alexandria。2019年までデビューしたラインナップのまま頑張って来たが、一時期(2015〜2016年)このVocalの Danny Worsnop ダニー・ワースノップだけは、脱退した時期があった。

その不在の間、Denis Shaforostov がVocalist で加入していたが、ちょっと曲者でね〜。

他バンドに在籍時にも、メンバーへの不当要求や詐欺まがいの行為を起こしていたらしくて、何故、Asking Alexandriaのメンバーも用心しなかったのかなあ?と思ってしまうのだが、ツアーする直前にナントDenisと音信不通になり、そのまま脱退してしまったと言う、訳の分からない事件が勃発したのよね。

で、それに同情したのか?前からいたDannyが帰って来たと言う、、、ファンも心配した事件も無事解決して作られた最初のアルバムが、この『Asking Alexandria』なのである。

つまり、Danny Worsnop復帰後の第1弾のアルバムであるのだ。

だからか、原点回帰してやる気を示しているかのようにセルフタイトルになっているのかもしれない。

人間不信にでもなりそうな脱退劇を乗り越えた彼らの決意と言うべきアルバムなのだ。

それはタイトルのみならず、サウンドにも現れていると思う。

Asking Alexandriaの新しい姿が、、、新しいサウンドがここにある。

アルバムに溢れているのは、彼らの決意だろう。

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Danny不在のアルバム2016年リリースのアルバムは、タイトルからして『Black』という、、、今となってはAsking Alexandriaの黒歴史(笑)といえるアルバムになってしまった。

ただ単に人間的に問題アリのヴォーカリストがいたってだけで、サウンド的には悪くはない。

一枚のアルバムで、HMやポスト・ハードコアやデスメタル、メタルコア、スクリーモ etc…多面性が見受けられるアルバムだったから、昔からの彼らのファンやスクリーモがメインだった昔ながらのEmo Rock好きにはバカウケすると感じる作品だった。

ただLyraの個人的な感想を言うならば、多面性が楽しめる反面、狙いにまとまりがなかった為に、アルバムの色が薄れていた気がした。

そして『Black』と言うタイトルのまんま暗かった。ある意味、暗さしかない感じ。それが良いとも言えるが、一般受けは絶対にしない、狭さを感じた。

だが今回の2017年リリースのこの『AskingAlexandria』は、狙いが定まっているかのように、感情豊かに歌うDannyに焦点を当てた仕上がりが、一気にバンドをゴージャスなハードロックに伸し上げたみたいだ。

Dannyの復帰をまるで手離しに大喜びしてるかのように、美しいメロディに焦点を与えて、周りのギターもベースもドラムもヘヴィに歌いあげているかのようだ。

原点回帰と言うのか、ポストハードコア狙いだった昔のAskingAlexandria のサウンドに、イギリスのミュージックシーンに脈々と受け継がれて来たBritish HMとBritish Hard RockのなきのメロディをミックスしたようにLyraは感じて、彼らの中のイギリス人らしいメロディ作りにある意味、国民性を感じて懐かしく思ったのだった。

だから、ひょっとしたら本来Emo好きや昔からのスクリーモ の彼らが好きなファンには意外性があり過ぎて好みじゃないかもしれないと思う。

最近は、バカみたいに意味の変わらない奴等が何でもかんでもEmo呼ばわりするが、そのエモではない。

本来の刹那的な歌詞にスクリーモ やデスヴォイスが合わさったハードなロック、メタルコアの要素がある Emo Bandのことだ。

Black Veil Brides や、Bring Me The Horizonや、このAsking Alexandriaらが出てきたばかりのあの頃のEmo 。

あのサウンドを欲している人には、びっくりしてしまうポップな仕上がりになっているのが、この『Asking Alexandria』であり、このシングル【Alone In A Room】なのである。

*Black Veil Bridesについては、こちら!→【Black Veil Brides / In the End】和訳 Taste for Sounds’ Animal Instinct. 好みは本能 Lyrics

 

*Bring Me The Horizonについては、こちら!→【Bring Me the Horizon / Mantra】 和訳 New Single & Album Release! 類似性2 解説

 

だから、メタルコアさは、あってもかなり減少していてエスクストリームさはない。

だが、このサウンドは世界中に発信出来る力強いメロディがある。

楽曲の良さと、ヴォーカリストとして成長したDannyの強弱はっきりした歌唱法は、スクリーモに頼らずに、ハードな世界を表現している。

そして、美しさを感じるメロディアスな世界観も作り出している為に、彼らのサウンドは、一般大衆にも受け入れられる可能性を秘めているのだ。

Lyraには、新しいサウンドのAsking Alexandriaを見て(聴いて)、彼らの新しい挑戦が始まったと言えると思う。

それは、世界制覇なのかもしれない。

楽曲のチューニングは、低く調整されたままでありながらも、オルタナティブロックバンドのようなリフが続くために覚えやすく、聞いたら頭に残る作用がある。

まるで、ヒットソングの手法のようだ。

いや、彼らは狙っているのかもしれない、、、ハードロック/ヘヴィメタルのヒットソングにすることを。

しいては、ミュージックシーンのメインストリームにのし上がることを!

Dannyは中には、メタルコアのグロウルも歌っている。

だが、殆どが歌い上げる手法をとっていて、おまけに歌が格段に向上している為に完璧なハードロックバンドとして成功している。

この成長が、彼らの生き残って来た力のなせる技なのだと感じた。

もう、Emoの世界に拘ることはないのだ。

もっと彼らが作る楽曲を皆に聴いてもらうこと。

AskingAlexandria の可能性を広げること、、、それが全てなのだ。

 

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楽曲中で、数曲にデジタルサウンドやエフェクトが多用されているのも前作との違いだろう。

まるでデビュー当時の彼らの作品みたいでもある。

だが、デビュー当時のエフェクトを沢山入れて味付けしました!と言った無理矢理さは全くなく、あくまでも曲を美しく仕上げるための効果として入れているのがスマートだと思った。

まるで、様式美を重視するNWOBH (New Wave of British Heavy Metal) のように、メロディアスで美しい心に響くヘヴィさなのだ。

これは、もしかしたらDannyが脱退した後で結成したWe Are Harlot の影響か?とも感じた。

あのバンドは、昔ながらのHard Rockさが売りだった。

だから、Dannyの経験したものも取り入れながら、Asking Alexandriaとしてのアティチュードを忘れずに新しいサウンドを作り出したのだと思う。

これにはあっぱれだと思った。

そして、最近の Bring Me The Horizonの劇的な変化= Chain Smokers バリのエレクトロ・ポップさやEDMぽさに走らずに、ほどよいデジタルさに抑えたのは、このハードロックさだったのだと感じているよ。

*最新のBring Me The Horizonについては、こちら!→ 和訳【Mother Tongue / Bring Me The Horizon】Fala “Amo” 愛の形

 

頭で作りエモーショナルに歌い、ヘヴィに演奏する、、、それが、今のAskingAlexandria なのだ。

今までのAsking Alexandriaの EmoさやHeavyさは、そのままベースにありながらも世界を狙ったポップさは、世界中のHeavy Metal ファンやHard Rock ファンに届くに違いない。

Benがアメリカンサタンに出たのもその為だ。(→ 【アメリカンサタン ついに公開! American Satan Roadshow! Oct,13th,2017. Final Trailer】)

AskingAlexandriaがより飛躍する為のアルバムになっていると感じるし、その狙いは当たっている。

【Alone In A Room】は、多分Dannyのバンドや精神的な状態を歌った歌詞だと言える。

しばらくの不在を語るところから始まるのも、ファンへのメッセージにも感じる。

孤独で居たい、というのは干渉されたくない、という意味だと思う。

自分らしく生きていきたいと言うDannyの思いもわかる。

だが、それだけでは何も生まれない。

それは、彼も分かっているのだろう。

「寂しいよ」と独りぼっちではいられないと独白しているし、

「より良い自分になりたい」と繰り返している。

それが本音だろう。

だからこそ、Asking Alexandria に帰って来たのだ。

だからこそ、もっと上を目指すのだ。

今ならやれる、この力があるのだから。

今ならやれる、この強い決意があるのだから。

今から始めるのだ。

歩き出した、今から。

人は生まれ変われるのだ。

やり直したいと思えた自分がいる限り。

終わりはしない。

今がスタートだ!

 

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“Alone In A Room” is the opening track of Asking Alexandria’s self-titled album. The song talks about Danny Worsnop’s in band and psychological situation. The music is a mixture of post-hardcore, pop and alternative rock.

Initially formed in 2006 by Ben Bruce, the band officially established as a six-piece in 2008 with the founding line-up consisting of Bruce, Worsnop, Cassells, Liddell, Joe Lancaster and Ryan Binns. After the departure of Lancaster and Binns, as well as the recruitment of bassist Sam Bettley in 2009, the band released their debut album Stand Up and Scream (2009). The band released two studio albums Reckless & Relentless (2011) and From Death to Destiny (2013), before the departure of Worsnop in January 2015. He was replaced by Denis Stoff and the band released The Black (2016). Stoff departed from the band in October that year, and Worsnop subsequently returned to the band. The band released their self-titled fifth album in late 2017, which was a marked stylistic departure from their previous works.

Band members

Discography

Studio albums

  • Stand Up and Scream (2009)
  • Reckless & Relentless (2011)
  • From Death to Destiny (2013)
  • The Black (2016)
  • Asking Alexandria (2017)

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