The Jeff Beck Group【Shapes Of Things】和訳Yardbirdsとの違い 平和の夢と絶望

 

Jeff Beckが亡くなった。偉大なギタリストとして世界的に知名度が非常に高く、特に日本ではEric Claptonや Jimmy Pageと並ぶ三大ギタリストとして大人気のアーティストだ。

個人的に小さい頃から聴いてきたギタリストであり、Jeffの活動の幅の広さから「驚異的な存在感がある人」と言う印象が強くて、「Jeff Beckは不滅。死ぬ訳がない」と思っていたから天国へ召された事が未だにLyraには信じられません。

「この世界にいて当たり前」なのにもうこの世には居ない。その事が受け入れられないのだ。

Jeff Beckの功績を讃えて今日はJeffのクールなギターが聴ける曲を和訳&解説します。皆んなで彼の名曲を、聴きながらJeff Beckが天国で幸せであるように祈りましょう。

Jeff Beck Rest In Peace!

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド出身のミュージシャン、ギタリストである、Jeff Beck ジェフ・ベック。本名Geoffrey Arnold Beck ジェフリー・アーノルド・ベック (1944年6月24日2023年1月10日)

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彼はロック バンド The Yardbirds ヤードバーズのメンバーとして名声を博し、その後、The Jeff Beck Group  ジェフ ベック グループや、Beck Bogert & Appice ベック、ボガート & アピスを結成。 1975年、彼は革新的なサウンドに重点を置いたインストゥルメンタル スタイルに切り替え、彼のリリースは、ブルース ロック、ハード ロック、ジャズ フュージョン、ギター ロックとエレクトロニカのブレンドに至るまで、さまざまなジャンルとスタイルに及ぶ。

今日Lyraが和訳する曲は、1968年7月29日アメリカ・リリースし、1968年10月4日にイギリス・リリースされた、The Jeff Beckgroupのアルバム『Truth』に収録されている曲【Shapes Of Things】。元はJeffが在籍していたYardbirdsの時に作った曲である。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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“Shapes of Things” is a song by the English rock group the Yardbirds. With its Eastern-sounding, feedback-laden guitar solo and anti-war/pro-environmental lyrics, several music writers have identified it as the first popular psychedelic rock song. It is built on musical elements contributed by several group members in three different recording studios in the US and was the first Yardbirds’ composition to become a record chart hit. When it was released as a single on 25 February 1966, the song reached number three in the UK and number eleven in the US.

=Shapes Of Things / By Jeff Beck Group= ジェフ・ベック・ヴァージョン

 

Shapes of things before my eyes,
Just teach me to despise.
Will time make men more wise?
Here within my lonely frame,
my eyes just heard my brain.
But will it seem the sane?

(Come Tomorrow) Will I be older?
(Come Tomorrow) May be a soldier.( now listen)
(Come Tomorrow) May I be bolder <older> than today?

(listen to this)
Here witin my lonely fame
My eyes just heard my god dam brain 
but time make men more sane?




 

俺の目の前にある物事の在り方ってさ

俺に軽蔑することを教えてるだけだよ

これって時が過ぎりゃ

人間は賢くなるのかな?

俺の孤独な体があるここで

俺の両目で見るものが

ただ俺の脳みそを痛めつけるんだ

でもさ

それは正気に見えるのかな?

 

明日が来ても

俺は歳を取れるのかな?

明日が来て

俺は1人の兵士になるだけだろう

(今、聞いてくれよ)

明日が来て

俺は今日より

歳を取れるんだろうか?

<大胆な奴になれるかな?>

 

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(この話を聞いてくれよ)

俺の孤独な体があるここで

俺の両目で見るものが

俺のダメな脳みそを

痛めつけるだけなんだよ

時が人間たちをより

正気にさせられるんだろうか?

 

Songwriters:Jim McCarty, Keith Relf, Paul Samwell-Smith

Transltor: Lyra Sky 和訳

 

解説: Jeff Beck Versionについて

このJeff Beck Group ヴァージョンの方の【Shapes Of Things】は、アルバム『Truth』に収録されている曲だ。Jeff Beck のソロ名義による作品では、デビュー・スタジオ・アルバムになる。

1968 年 7 月 29 日に米国ではエピック・レコードから、英国では 1968 年 10 月 4 日にコロンビア・レコードからリリースされ、彼のバックバンドであるジェフ・ベック・グループ、特にRod Stewart ロッド・スチュワートや Rony Wood ロニー・ウッドの才能をより多くの聴衆に知らしめたアルバムだ。ビルボード 200 で 15 位に達し人気アルバムだと思う。

先程記したように元は、JeffがいたバンドThe Yardbirdsでの曲であったのだが、歌詞のメインテーマは同じであるが、歌詞が短くなっていて、かなり原曲よりコンパクトになっている為、Lyraは初めて聴いた時に随分とタイトになったな、と感じだことを覚えている。言いたい事は同じだが分かりやすくまとめたと思うし、「説明部分は要らんから削ぎ落とせ」という狙いがあったとも言えるだろう。

Jeff によれば、ボーカリストのRod Stewartが曲を録音することを提案し、Jeff Beck は「スピードを落として、汚くて邪悪なものにしよう」と付け加えたというから、この「邪悪」にする為に、削ぎ落としたのだろう。LyraにはJeffのこの狙いが分かる気がする。だって曖昧な部分が多かったり仄めかす部分がある方が、聞き手が想像しなきゃいけないために、不思議さが増すと思うからだ。

はじめに作られた知らない人には分かりづらいかもしれないので、違いを書くと

 


"Now the trees are almost green.
But will they still be seen?
When time and tide have been.
Fall into your passing hands.
Please don't destroy these lands.
Don't make them desert sands.

Chorus, Lead.

Soon I hope that I will find,
Thoughts deep within my mind.
That won't displace my kind."


 

この歌詞の部分がない。あと使われている単語が若干違うのだ。ただライブによりこの部分がシッカリ歌われている時もある為、完全にThe Yardbirdsのヴァージョンの【Shapes Of Things】と違う訳ではない。

元々【Shapes of Things】は、英国のロック グループ、Yardbirdsの曲であり、Jeff Beckが中心になっていたYardbirdsというバンドだったのだから全く別物な訳はないのだ。

 

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Jeff Beck本人が言った「スピードを落として、汚くて邪悪なものにしよう」と言う味付けがなされたアレンジが更にRockになった良いアレンジの【Shapes Of Things】と思えば良いだろう。まあ、好みの問題なので「Yardbirdsの方が、しっかり歌詞を説明しているし好きよ〜」と言う人の為に、、

*Lyraのサービスタイム! ここからYardbirds ヴァージョンの歌詞和訳もしちゃいましょう。解説もしたから読んでね。

=Shapes of Things/ by The Yardbirds= ヤードバーズ version

 

Shapes of things before my eyes

Just teach me to despise

Will time make men more wise?

Here within my lonely frame

My eyes just hurt my brain

But will it seem the same?

Come tomorrow, will I be older?

Come tomorrow, may be a solder

Come tomorrow, may I be bolder than today?

Now the trees are almost green

But will they still be seen?

When time and tide have been

Fall into your passing hands

Please don’t destroy these lands

Don’t make them desert sands

Come tomorrow, will I be older?

Come tomorrow, may be a soldier

Come tomorrow, may I be bolder than today?

[Guitar Solo]

Soon I hope that I will find

Thoughts deep within my mind

That won’t disgrace my kind

俺の目の前にある物事の在り方ってさ

俺に軽蔑することを教えてるだけだよ

これって時が過ぎりゃ

人間は賢くなるのかな?

俺の孤独な体があるここで

俺の両目で見るものが

ただ俺の脳みそを痛めつけるんだ

でもさ

それは同じように見えるのかな?

 

 

明日が来ても

俺は歳を取れるのかな?

明日が来て

俺は1人の兵士になるだけだろう

明日が来て

俺は今日より

大胆な奴になれるかな?

 

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今は木々が殆ど緑色だが

それらを時代と風潮がある時に

見られるのだろうか?

通りすがりの君の手に落ちる

どうかこれらの国土を

破壊しないでおくれ

砂漠の砂にはしないでおくれ

 

 

明日が来ても

俺は歳を取れるのかな?

明日が来て

俺は1人の兵士になるだけだろう

明日が来て

俺は今日より

大胆な奴になれるかな?

 

直ぐに俺が見つけられるように願うんだ

それは俺の種を

恥じることはないと言う

自分の心の奥底にある考えをね

 

Songwriters: Jim McCarty, Keith Relf, Paul Samwell-Smith

Translator: Lyra Sky 和訳

 

解説: 曲について

 

東洋的な響きの、フィードバックに満ちたギター ソロと反戦/環境保護の歌詞が特徴がある曲だ。人によっては、「最初の人気のサイケデリック ロック ソング」として特定していたりもする。

この曲は、アメリカの 3 つの異なるレコーディング スタジオに所属する複数のグループ メンバーによって貢献された音楽的要素のある曲であり、ヤードバーズが作曲したレコードでは、最初のチャートインしたヒット曲になった。イギリスでは 11 位、アメリカでも11 位にランクインしている。

比較

音楽評論家ブルース・エダーは、Yardbirdsの曲の作り直しを「驚くほど大胆な…意図的に曲をゼロから再構築して、ハウリン・ウルフに近づけた」と呼んでいた。

新しいアレンジにもかかわらず、アルバムのライナー ノーツには作家をサムウェル スミスとしか記載しておらず、1991 年のベッコロジーのボックス セットには、クリス ドレヤがレルフ、マッカーティ、サムウェル スミスがクレジットされている。

Jeff は新しいギター サウンドを探求し続け、新しく購入した Sho-Bud スチール ギターを使用して曲のスライド フィルを作成している。

マーティン・パワーは、曲のインストルメンタル・ブレイクを「『ピストルズ・アット・ドーン』の中間セクションで、Jeffと [ドラマー] ミッキー・ウォーラーがドラムロールの迷路の中を互いに追いかけ、シンバルをクラッシュさせ、コードを切り裂き、クリーミーなアルペジオを鳴らしている」と説明。

AllMusic の曲のレビューで、音楽ライターのジョー・ヴィグリオーネは、「ミッキー・ウォーラーのドラムはビートを保持するだけでなく、独特のリズムでロン・ウッドのベースと連携して」ベックのギター・パフォーマンスをサポートしていると述べている。

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アルバム『Truth』

【Shapes of Things】は、アルバム『Truth』の最初の曲であり、アグレッシブで大幅に増幅されたサウンドでアルバムのトーンを決めていてトーン ベンダー ファズボックス エフェクト ペダルを使用。

評判の良いコンサート ツアーに後押しされ、『Truth 』はアメリカで大成功を収め、1968 年 7 月のリリースから 1 か月後にビルボード 200 アルバム チャートで 15 位に達し、1968 年 10 月にリリースされた。1968 年 10 月 11 日のシカゴでのコンサートの後、1968 年の数少ないグループ公演の 1 つである「シェイプス オブ シングス」のプロモーション フィルムが作成された。

Q マガジンは、2005 年 3 月の「史上最高のギター トラック 100 曲」のリストの 61 番にこの曲を掲載。 ビートルズの歴史家であるイアン・マクドナルドは、レボリューション・イン・ザ・ヘッドでJeff のソロを「画期的」と表現し、「タックスマン」でのポール・マッカートニーのギターソロの「おそらくインスピレーション」であると述べた。

Jeff Beck の伝記作家アネット・カーソンは、マッカートニーに「影響を与えたと広く考えられていた」と述べている。

バターフィールドの1966年のインストルメンタルは、拡張されたジャムのアシッドロックシーンの発展に重要な影響を与えた。

シャドウィックは、Hendrix が綿密に研究していると付け加えたd Beck の「Shapes of Things」での音響的アプローチを指摘している。

 

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Cover カヴァー

何人かのアーティストが何年にもわたって【Shapes Of Things】をカヴァーしてレコーディングしており、オリジナルをリリースしたアーティストもいれば、ジェフ・ベック・グループのアレンジを使用したアーティストもいる。

レッド・ツェッペリンは、初期のコンサートのパフォーマンス中に曲の一部をメドレーに含めることがあった。

デヴィッド・ボウイは、1973年のアルバム『ピン・アップス』のカヴァー・バージョンを録音し、ヤードバーズの編曲を基礎として使用した。これについてニュー・ローリング・ストーン・アルバム・ガイドはそれを「[ピンナップで] ボウイが思いがけない生態学者になる素晴らしい瞬間」 と表現。

オールミュージックはそれをアルバムの「ボウイとミック・ロンソンのギターのショーケース」の 1 つと呼んでいる。

1999年のブラック・クロウズとのコンサート出演中、ペイジはベックのトゥルース・アレンジに従ってこの曲を演奏した。彼らの演奏はライブ・アット・ザ・グリークに「シェイプス・オブ・シングス・トゥ・カム」として登場する。

2004年、Rushはこの曲をFeedback用にレコーディングし、クラシック・ロックの曲をフィーチャーしたEPをリリースした。

ギターミックスだと、別のカナダのバンド FM は、1979 年の 3 枚目のアルバム Surveillance で、この曲にスペース ロックの要素を加えた。アルバムのレビューでは「無味無臭のカバー」と評されている。

次に歌詞について詳しく知りたい方の為に解説しましょう!

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