何百回、何千回?も聞いているのに、Jeff Buckley…彼の歌声に癒される。
Jeffの曲を聞いていると不思議な気持ちになる。まるで夢の中で愛しい人に会っているような気分。
Jeffのギターはどこまでも力強く響き渡っている。そして、それに呼応するかの様に表情豊かな歌声がクリアで美しく、自分に向かってストレートにハートを突き刺してくる、、、それなのに、感触が幻の様に儚いのだ。
Jeffは、生前から自分はそう長くないと分かっていたのだろうか?
情念の歌声と言っていいとLyraは思っているくらいJeffは強い感情を剥き出しにする。
だからこの真逆の儚さを彼に感じてしまうのはおかしい、、、不思議で仕方ないよ。
尊さに似たこの儚さ。Jeffは、自分の死を感じていて達観としながらアルバムを作ったのでは?と思えてならない。
天使の歌声と言われたJeffの声。
きっと何度も聞いてしまうのは、Jeffが確かに生きていた、と言う事実を掴み取りたくなるからなのかもしれない。
それは、天使の翼を捕まえる様なものなのに…。
今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイム出身のシンガーソングライター、ギタリストの Jeff Buckley ジェフ・バックリィ (1966年11月17日 – 1997年5月29日)。
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2ndアルバムのレコーディング中のオフ時に行った水泳中に30歳で溺死。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」で第39位。Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第10位。
*和訳【Jeff Buckley/ Grace】ジェフ・バックリィとは Heaven or Hell?
今日Lyraが和訳する曲は、1994年のデビューアルバム『Grace』に収録されている1994年4月23日リリースの2nd シングル【Last Goodbye】。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!
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“Last Goodbye” is a 1994 song by singer-songwriter Jeff Buckley, from his album Grace. It was the second single released from the album, after the title song. It was Buckley’s most commercially successful song in the US, earning him a belated alternative hit in early 1995, peaking at #19 on the U.S. Billboard Alternative Songs. In Australia, the single peaked at #88 on the ARIA Singles Chart.
=Last Goodbye=
[Verse 1]
This is our last goodbye
I hate to feel the love between us die
But it’s over, just hear this and then I’ll go
You gave me more to live for, more than you’ll ever know
[Verse 2]
Well, this is our last embrace
Must I dream and always see your face?
Why can’t we overcome this wall?
Baby, maybe it’s just because I didn’t know you at all
[Verse 3]
Kiss me, please kiss me
Kiss me out of desire, baby, not consolation
Oh, you know it makes me so angry cause I know that in time
I’ll only make you cry, this is our last goodbye, ohhh
[Instrumental]
Ooooh
Ooooh
Ooooohhhhhhhhhhhhhhh
[Verse 4]
Did you say, “No, this can’t happen to me!”
Did you rush to the phone to call
Was there a voice unkind
In the back of your mind
Saying maybe
You didn’t know him at all
You didn’t know him at all, oh oh, ya didn’t know
Ooohh, didn’t know
[Outro]
Well, the bells out in the church tower chime
Burning clues into this heart of mine
Thinking so hard on her soft eyes
And the memories, offer signs that it’s over
It’s over
これが俺たちの最後の別れ
俺たちが契った死んだ愛を
感じるなんて絶対に嫌だ
でも
まあ終わったことだよ
これを聞いたら行くから
お前が知りえる以上に
お前は俺に
生きるための多くのものを
与えてくれたんだぜ
そっか
これが俺たちの最後の熱い抱擁
俺はこれからずっと
夢の中で
お前の顔を見なきゃいけねぇのか?
何故俺たちは
この壁に打ち勝てねぇんだろう?
お前さ
これって多分
俺がお前のことを
全然分かってねぇからだよな
キスして
お願いだ
キスしてくれよ
俺に
色恋なしのキスをしてくれ
ベイビー
慰めなんかいらねぇから
ああ
お前はそれが俺を
すっごく怒らせることを
知ってるよな
だってそうなるからだよ
俺はお前を泣かせるだけの奴
これが俺たちの最後の別れ
ああ
ああ
ああ
ああああ〜!
お前は言っていたな
「嫌よ
こんな事あり得ないわ」って
お前は会う為に急いで電話したのかい?
心の奥では
薄情な気持ちがあったのかな?
多分言ってたよな
貴方は彼を全く知らなかったって
貴方は彼を全く知らなかったってさ
ああ
ああ
貴方は全く知らなかった
ああ
全く知らなかったのかよ?
教会の塔のチャイムの鐘が鳴る
それが俺の心を焦がす引き金となる
彼女の柔らかい眼差しで
ホント分かって来たよ
それが終わったという合図だってさ
終わったんだな
Songwriter: Jeff Buckley
Translator: Lyra Sky. 和訳
ヨレヨレのネルシャツにヨレヨレのTシャツにボロいジーンズ…最高!
ヘアスタイルもボサボサで、それで格好いいってのが好き。ナチュラルな人が好きなので、Jeffの飾らない所が良いですね。
サウンドも飾らない生の声、生の気持ち。
基本、着飾るのって自信ないからなんだと思う。自信がある人は、そのままで美しい。
色々な音楽があってファッションがあってOKだし、全て受け入れます。ただ、個人的には、飾りまくるのって素の自分で勝負できないから。ただそう思うだけ。
裸の自分で勝負する。そんな潔さをJeff の音楽からも感じる。だから、何度も聞いてしまう。
魅力的なものは、着飾るらない美しいさ、そして音数少なくても勝負してる歌。
寝癖愛好家のLyraの戯言と思ってくだされ。
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曲について
プロデュースは、Andy Wallace。Jeff Buckley作詞作曲のメジャーデビュー・アルバム『Grace』からリリースした1994年の曲で、タイトル曲に続く2番目のシングルが、この【Last Goodbye】だ。
この曲はJeff の米国で最も商業的に成功した曲で、遅れた代替曲を獲得したみたいな物かも。 1995年初頭にヒットし、米国のビルボードオルタナティブソングで19位にピークを迎えた。オーストラリアでは、シングルはARIAシングルチャートで最高位88位。
【Last Goodbye】は、元々【Unforgiven】というタイトルで、よりシンプルなロックの感触と楽器の演奏で構成された曲だった。
1990年のデモセッションで最初にレコーディングされていて、ライブバージョンはまだ【Unforgiven】というタイトルで、 1993年、Jeffの死後の2003年のアルバムLiveatSin-é(レガシーエディション)でリリースされている。
この曲は、オーストラリアのTripleJの「20年で最もホットな100」の3位にも登場していた。
人気曲なだけに、認知度も高いため、良く映画などの媒体で使用される頻度も高い。例えば、2001年の映画『Vanilla Sky』のサウンドトラックに収録されている。 女優のスカーレット・ヨハンソンによる歌のカバーは、声とピアノだけで行われ、2009年の映画『He’s Just Not That Into You.』(彼はあなたにだけではない) のサウンドトラックに登場しました。 この曲は、テレビ番組Smashの2013年のエピソード『TheProducers』でAndyMientusによって歌われていた。拡張バージョンは、2013年5月14日にiTunesとAmazonMP3でリリースもされている。
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歌詞について
この曲は、お互いを愛していた筈の女性との関係を終わらせる男性の気持ちを歌った曲で、関係が悪化する直前に、彼らは本当にこの関係は、お互いのためではないという事実に同意している内容になっている。
この曲はもともと「Unforgiven」(許されざる者)というタイトル。許せない何かがあったから別れを選んだ、と言う要素が元の曲は強かったのかもしれない。
この元ネタからストーリーが広がり別れの歌になったのだ。
Jeff の母親が公式ウェブサイトで述べているように、Jeffの曲の多くは、演奏するなりして行く内に変容を遂げていた。
【Unforgiven】の初期バージョンを聞くと明らかだ。そのうちの1つはLiveatSin-é(レガシーエディション)で聞くことができる。
歌うことで変容して行くなら、Jeffのその時、その時の感情が出ている曲だと言うことだ。
特にこの曲には、Jeffの感情や本音が投影されているのだろう。
歌詞の中に、女性側の浮気も感じられる箇所があるし、男性サイドも「俺は結局、泣かす奴だ」と歌詞の中にあるため、互いに不貞を働いた、もしくは誤解されるようなことをしたのかも。
どちらにそよ、映画を見ているように細い設定がされている歌詞だと思う。
信頼し合える関係でないと続かない。
無理して乗り越える必要もない。
歌詞の中では辛そうに男性は女性に訴えているが、ラスト近くで眼差しを見て終わりを感じ納得している男性は正しいと思う。
Jeffのプライベートであったことなのかもしれない。
映像が頭に浮かぶような歌詞で上手いし、その中に人間の心の移り変わりを見事に表現しているのが凄い。
Jeffの歌声もとてもセクシーで、何も説明しなくても感情が伝わってくる。
激しくも狂おしい想い。
それがここまで如実に感じられるのなら、やはりJeffは、強く生きていたのだ。
そして決して投げ出してしまおうなんてしていない筈。噂はただの噂だ。
Jeffは、パワフルに生き続けようとした人なのだ。
確かに彼は、生きていた。
Jeffは生きていたのだ。
そしてこれからも、私たちのハートに生き続けるのだ。
何度も何度も這いあがった人。
そして私たちは何度も何度もJeffの軌跡を辿っているのだ。
天使の羽根を捕まえた…
そんな気がする。
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“Last Goodbye” was the second single from Grace. It details a man ending a relationship with a woman who both love each other, but both come to terms with the fact that they are truly not for each other, just before the relationship turns sour.
This song was originally titled “Unforgiven”; as stated on his official website by his mother, Buckley went through a metamorphosis with many of his songs, and it is evident when one hears early versions of “Unforgiven”, one of which can be heard on Live at Sin-é (Legacy Edition), and the final version of the song heard on Grace.
“Last Goodbye” was originally titled “Unforgiven”, and had a more straightforward rock feel and instrumentation; it was first recorded at a demo session in 1990. A live version of the song, still titled “Unforgiven”, was recorded in 1993 and released on the posthumous 2003 album Live at Sin-é (Legacy Edition).
The song also featured at number 3 on Australia’s Triple J’s ‘Hottest 100 of 20 Years’ countdown.
The song is included in the soundtrack of the 2001 film Vanilla Sky.
A cover of the song by actress Scarlett Johansson, done with only voice and piano, appeared on the soundtrack of the 2009 film He’s Just Not That Into You.
The song was sung by Andy Mientus in the 2013 episode “The Producers” of the television show Smash. An extended version was released on May 14, 2013 on iTunes and Amazon MP3.
Personnel
- Music credits
- Karl Berger – string arrangements
- Jeff Buckley – vocals, guitar, keyboards, dulcimer, percussion
- Mick Grøndahl – bass
- Loris Holland – organ (track 7)
- Matt Johnson – percussion, drums, vibraphone(track 10)
- Gary Lucas – “Magical Guitarness” (tracks 1, 2)
- Misha Masud – tabla (track 10)
- Michael Tighe – guitar (track 5)
- Technical personnel
- Christopher Austopchuk – art direction, design
- Steve Berkowitz – executive producer
- Jeff Buckley – producer (track 5)
- Jennifer Cohen – design assistant
- Merri Cyr – photography
- David Gahr – photography
- Bryant W. Jackson – assistant engineer
- Chris Laidlaw – assistant engineer
- Nicky Lindeman – art direction, design
- Clif Norrell – engineer
- Steve Sisco – assistant engineer
- Andy Wallace – producer, engineer, mixing
- Howie Weinberg – mastering
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