元ネタより売れまくってしまったこの曲。
食わず嫌いの人が多いのもわかる元ネタのお姉様ヴァージョンの難解さ(それがカッコイイのに皆わからんか?)を削ぎ落とし、「あくまでも分かりやすく、美しく、美しくしました〜」が、今日Lyraが和訳するこのバンドの意義だったのかな?と思ってしまう。
そう考えるとアレンジャー(編曲家)の力量が、音楽の良し悪しを握ってる気が益々して来る。
「曲をどう料理するか?」は人それぞれ解釈あれど、詩に合ったメロディの方が良いなあ〜、と思う。
それならば、このMatthew’s Sourthern Comfort のヴァージョンは素晴らしい。
サイケデリックのあの時代は、こんなかんじだったの?と頭に世界が広がって行くから。
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今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド出身のロックバンド Matthew’s Southern Comfort マシューズ・サザン・コンフォート。
Fairport Conventionにいた、イングランドのシンガー・ソングライターであるIain Mat thodws イアン・マシューズ(出生名:Iain Matthews MacDonald、1946年6月16日生まれ)が中心となって結成した。
1967年から1969年までこのフォークロックバンド のオリジナル・メンバーだったが、その後脱退。
自身のバンド、Matthew’s Southern Comfort を結成した。
今日Lyraが和訳する曲は、彼らのビッグヒットで全英No.1にもなった1970年6月24日リリースの【Woodstock】(アルバム『Later That Some Year』収録)。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!
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Iain Matthews (born Ian Matthews MacDonald, 16 June 1946) is an English musician and singer-songwriter. He was an original member of the British folk rock band Fairport Convention from 1967 to 1969 before leaving and forming his own band, Matthews Southern Comfort, which had a UK number one in 1970 with a cover version of Joni Mitchell’s song “Woodstock”.
“Woodstock” is a popular song written by Joni Mitchell. Three versions of the song were released in the same year, 1970. The first, Mitchell’s own, was included on her 1970 album Ladies of the Canyon and served as the B-side to her single “Big Yellow Taxi”. The second release that year was by Crosby, Stills, Nash & Young; their version has become a staple of classic rock radio and is the best-known version in the United States. The third version, by the British band Matthews Southern Comfort became the best known version in the United Kingdom, and was the highest charting version of the song, reaching the top of the UK pop charts in 1970.
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= Woodstock=
I came upon a child of God
He was walking along the road
When I asked him, where are you going?
This he told me
I’m going down to Yasgur’s farm
Think I’ll join a rock and roll band
I’ll camp out on the land
I’ll try and set my soul free
We are stardust, we are golden
And we’ve got to get ourselves back to the garden
Then can I walk beside you
I have come here to lose the smog
And I feel just like a cog
In something turning
Well maybe it’s the time of year
Or maybe it’s the time of man
And I don’t know who I am
But life’s for learning
We are stardust, we are golden
And we’ve got to get ourselves back to the garden
By the time I got to Woodstock
They were half a million strong
Everywhere there were songs
And celebration
And I dreamed I saw the bombers
Riding shotgun in the sky
Turning into butterflies
Above our nation
And we’ve got to get ourselves back to the garden
And we’ve got to get ourselves back to the garden
And we’ve got to get ourselves back to the garden
神の子の1人に偶然出会した
彼は道を前進していたんだ
俺は尋ねたよ
どこに行くつもり?
で、彼はこう答えたんだ
「ヤスガー農場へ行くんだよ」と
「ロックンロール・バンドに参加しようと思うんだ
大地で野宿しよう
自分の魂を解放してみよう」
俺たちは星屑であり
黄金でもあるんだ
俺たちは自分自身と言うものを手に入れなきゃ
あの庭園に戻るためにね
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ならば君と一緒に歩いても良いかい?
俺はここへ廃棄ガス(煙霧)から
逃れるためにやって来たんだよ
それに自分が
毎日時が回っているだけで
詰まらない仕事をしてる気がするんだ
まあ季節柄なんだろうけど
それか人の時の流れか?
自分が何だか分からないんだ
でも人生は勉強だってことは理解してるよ
俺たちは星屑であり
黄金でもあるんだ
俺たちは自分自身と言うものを手に入れなきゃ
あの庭園に戻るためにね
ウッドストックに着く頃には
皆、総勢25万人だ
何処も彼処も
音楽に溢れ
祝いの儀式が行われている
俺は空にショットガンを搭載した
爆撃機が
蝶々に変身する所を
見たいと夢見ていたんだ
俺たちのこの国家の頭上でね
俺たちは星屑であり
黄金でもあるんだ
俺たちは自分自身と言うものを手に入れなきゃ
あの庭園に戻るためにね
俺たちは星屑であり
黄金でもあるんだ
俺たちは自分自身と言うものを手に入れなきゃ
あの庭園に戻るためにね
俺たちは星屑であり
黄金でもあるんだ
俺たちは自分自身と言うものを手に入れなきゃ
あの庭園に戻るためにね
Songwriter: Joni Mitchell
Translator: Lyra Sky 和訳
ヴォーカルのIain Matthewsの若い時って、あの俳優にそっくりな気がする〜。Noel Gallagherのビデオにも出ていたあの人〜。あとあなHeavy Metal映画にも出ていた人ーン♪
*和訳【Noel Gallagher’s High Flying Birds/ A.K.A What a Life!】あの虹を追いかけて This is Way of Life
*映画【ロックオブエイジズ】Rock Of Ages ネタバレ感想あらすじ 曲紹介 「ツッコミPointで大解明」
好みの問題だと思うけど、当時、もてたんじゃないかな?
そんなモテ男(笑) Iain Matthewsは、イングランド、リンカンシャー州バートン・アポン・ハンバー生まれ。
1960年代彼は、Ian MacDonald イアン・マクドナルドとして知られていたが、Fairport Convention を脱退した際に、King Crimson のIan MacDonald イアン・マクドナルドとの混同を避けるために、1968年に母の旧姓である Ian Matthewsに改名した。
その後1989年ファーストネームのスペルをIainに変え、それ以来Iain Matthewsとして知られている。
アメリカン・フォーク・ロックの影響を強く受けていた初期のフェアポート・コンヴェンションのメンバーで、1969年に脱退するまで最初の3枚のアルバムで歌っていた。
脱退後直ぐに、ソロキャリアに着手し、その後このMatthews Southern Comfort とPlaying プレインソングと言う2つのバンドを結成した。
で、この後ややこしくなる(と言うか、この人、飽きっぽい?)のだが、Matthews Southern Comfortは、約一年くらいで解散してしまい、その後、Hi-Fi、No Gray Faith、More Than A Song などのメンバーにもなって、かけもち状態に。
2000年代になると、またもやこのMatthews Southern ComfortとPlaying 両方を復活させている。
因みに現在もメンバーは違うが、Matthews Southern Comfort は、定期的ツアーを行っていて。新しいアルバム 『The New Mine』が2020年3月末にリリース。
Iainは、50年以上のキャリアの中で、100枚以上のアルバムに参加し、2018年には作家で放送作家のイアン・クレイトンと共同執筆した、音楽業界での人生についての自伝的な本 『Thro’ My Eyes : A Memoir』も出版している。
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1969年にIanは、カントリーミュージックとロカビリーに根ざした彼のデビューソロアルバムとして、 『Matthews’ Southern Comfort』をレコーディングした。
元フェアポートの同僚であるRichard Thompto、Simon Nicol、Ashley Hutchingsに加えて、ギタリストのMarc Griffis、ドラマーのRay Duffy とGerry Conway、 ペダルスチールギタリストの Gordon Huntley、キーボード奏者の Dolly CollinsとRoger Coulamらと共にアルバムを制作。
その後、実働バンドとしてMatthews Southern Comfortを結成し、『Second Spring』(1970年 – 全英52位) 、『Later That Same Year』(1970年)と縦付けに、2枚のアルバムを連続してリリースした。
メンバー構成は変わりやすく、その後の2年間は広範囲に渡ってツアーを行い、Joni Mitchell ジョニ・ミッチェルのこの曲をカバーバージョンで1970年10月の全英シングルチャート1位のヒットシングルとなり、彼らは商業的成功を収めた。
カナダのラジオ放送でヘヴィーローテイションされて第5位に、1971年米国のビルボード・シングル・チャートで最高23位を記録した。その後、マシューズはサザン・コンフォートを去り、 ハーベスト・レコードで自身のアルバム3枚をリリース。
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【Woodstock】の元ネタは、先程話したようにJoni Mitchellの作詞作曲した曲である。
Joniが、マネージャーの言うことを聞いて、名が売れるTV出演の仕事をとり(The Dick Cavett Show) 、Woodstock Music & Art Festivalウッドストック・フェスティバルに出演出来なかった時に、TVでの中継やニュースを見て閃き曲にした物だ。
当時付き合っていた彼氏Graham Nash は、Woodstockに出演していて、それをNYのホテルでジッとTVを見るだけなのだから、もどかしかったに違いない。
Lyraなら発狂していたかも…彼氏と一緒にいたいし…Joniも耐えきれずにこの曲を書いたのだ。
戦争の真っ只中で、愛と平和を訴える音楽と芸術のフェスティバルに、多くの若者が詰め寄せ、この歌のように、歩いて行ったもの、ヒッチハイクで乗り継いで行ったものが多かったから、この歌詞の世界観は、当時の状況を理性的に見ていて良い研究材料になると思う。
そしてLyraには、後世に生きる私たちからしてみれば、これは、ある意味悲しい曲だと思う。
何故なら、あの音楽フェスティバルは、音楽的にも思想の面からしても意味ある物だった、、、だが、実際には、夢の世界、理想郷を願っただけで、結局戦争は止められず、何も変えられなかったのを知っているだけに、この曲を聴くと異常なほどの無力感にも襲われてしまうのだ。
小さい人々の声も集まれば、最大になる、、、そう願う。
ただそれは毎度理想論だけで、終わってしまう。
今の世界も似たようではないか?
Iain Matthewsは、Joni Mitchell似合う時に、落ち着いた気分にはなれなかったらしい。
それは歌詞は同じでも、曲のアレンジを大幅に変えていたからだ。
編曲し過ぎたと思って、申し訳ない気持ちになったのだろう。
「だって彼女の高音が出なかったからなんだよ。』
でも彼女は、彼のアレンジを気に入ってくれたと言う。
それでベースのAndy Leighを呼び戻してレコーディングした。
「俺たちは、この曲を分解して、再構成したんだよ。俺たちには何か気あるって確信していたから。俺たちは、アルバム用のバンドさ。シングルなんてやってなかったしね。」
だが実際はUNI レコードが2、3枚彼らからシングルを出させようとしていたのだった。
「でも、俺たちこの曲はなんだか特別だって分かっていたんだよ」
確かにこの曲には、全てが詰まっている。
Joni Mitchellが行けなかったWoodstock Music& Art Festivalへの憧れ、夢、思いが現れているし、それ以上のアメリカ国中の人々の愛と平和への想いも、ただのお祭り騒ぎに便乗したいだけの輩の欲望も、戦いを終わらせるために抗議し続けた人々の願いも感じるのだ。
そして戦いで敗れたアメリカ国民の憤りも、夢破れた人々の敗北感、悲しみ、狂気さえもこの曲を聴くたびに脳裏浮かび、やるせなくなる。
夢や希望を手にするためには、まだまだ世界は、分かっていないのかも。
暴力で暴力は解決しないし、理想論だけ掲げても、空論に振り回されているだけ。
生きるのがそもそも罪なの?
人間同士の争いが、終わらないのは、同じように互いの憎しみを捨てきれないからだと思う。
そしてお互いにマウンティングしたいが為だけに、争うのだ。
Woodstockが行われた時代と何ら変わっていない。
世界は、同じことを繰り返しているだけ。
いつか、皆が気づく時が来るのだろうか?
争いなど無意味だと言うことに。
そして自分自身を持たないとダメだと言うこと、
つまり、夢を見てるだけじゃダメだと言うことに…
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“Woodstock” became an international hit in 1970 and 1971 through a recording by Matthews Southern Comfort. The group performed “Woodstock” on the Live in Concert program broadcast live by BBC Radio 1 on June 28, 1970 – frontman Iain Matthews would recall that the group required an additional song for their set on the scheduled radio session, and that the choice of “Woodstock” was his own suggestion, Matthews having just become familiar with the Joni Mitchell version as he had purchased her Ladies of the Canyon album earlier that week. Due to the positive response to that song, the BBC contacted Matthews’s label, Uni Records. According to Matthews, the label “had no idea what the [BBC] were talking about and contacted my management, who asked me about it. Uni suggested that we record the song and add it to the newly recorded Matthews Southern Comfort album, Later That Same Year. I declined to mess with the completed album, but agreed to have them release the song as a single.”
Matthews would later admit to unease upon eventually meeting Joni Mitchell because he had changed the melody – (Ian Matthews quote:)“I couldn’t reach [her] high notes” but Mitchell replied that she preferred his arrangement. Matthews Southern Comfort bassist Andy Leigh would recall: “We took [the song] apart and reassembled it and we knew we had something. We were an album band. We didn’t do singles.” In fact, Uni had issued one single off each of the first two of the three Matthews Southern Comfort albums. “But we knew this [track]…was something special.”
As the name implies, the lyrics refer to the Woodstock Music and Arts Festival of 1969, telling the story of a concert-goer on a trek to attend the festival. Mitchell, who was unable to perform at the festival herself due to scheduling conflicts, was inspired to write the song based on an account of the festival relayed to her by then-boyfriend Graham Nash, who had performed there. The anthemic song, as well as the festival it commemorates, is symbolic of the counterculture of the 1960s.
Joni Mitchell composed the song based on what she had heard from her then-boyfriend Graham Nash about the Woodstock Music and Art Festival. She had not been there herself, since a manager had told her that it would, instead, be more advantageous for her to appear on The Dick Cavett Show. She composed it in a hotel room in New York City, watching televised reports of the festival. “The deprivation of not being able to go provided me with an intense angle on Woodstock,” she told an interviewer shortly after the event. David Crosby, interviewed for the documentary Joni Mitchell: Woman of Heart and Mind, stated that Mitchell had captured the feeling and importance of the Woodstock festival better than anyone who had actually been there.
The lyrics tell a story about a spiritual journey to Max Yasgur’s farm, the place of the festival, and make prominent use of sacred imagery, comparing the festival site with the Garden of Eden (“and we’ve got to get ourselves back to the garden”). The saga commences with the narrator’s encounter of a fellow traveler (“Well, I came upon a child of God, he was walking along the road”) and concludes at their ultimate destination (“by the time we got to Woodstock, we were half a million strong”). There are also references to the horrific “mutual assured destruction” of the Cold War (“bombers riding shotgun in the sky…”) contrasted against the peaceful intent of the festival goers (“…turning into butterflies above our nation”).
Matthews Southern Comfort
- Matthews’ Southern Comfort (1969) UK Uni / US Decca (first solo album)
- Second Spring (1970) UK Uni / US Decca (US release has an entirely different cover to the UK release)
- Later That Same Year (1970) UK Uni / US Decca / US Reissue Pickwick
- One, Two, Three…Too Good ! (1970 German vinyl release) Teldec / MCA (2LP best of compilation)
- The Best Of Matthews Southern Comfort (1971 Japanese vinyl release) Victor Co. of Japan / MCA
- Best Of Matthews Southern Comfort (1974 vinyl; 1989 CD) MCA Records
- Ian Matthews’ Best In Early 70s (1979 Japanese vinyl release) Victor Musical Industries / MCA
- Matthews Southern Comfort Meet Southern Comfort (1987 vinyl compilation) See For Miles
- Scion (1994) UK Band Of Joy / US Dutch East India Trading (collection of outtakes and BBC recordings)
- The Essential Collection (1997) Half Moon (retrospective of 1970s recordings)
- Matthews’ Southern Comfort / Second Spring(1996) BGO Records
- Later That Same Year (2008 CD) BGO Records (original album remaster + 4 bonus tracks)
- Fairport Convention & Matthews Southern Comfort – Live In Maidstone 1970 (2009) Voiceprint (Soundtrack to the Tony Palmer film, two tracks by Matthews Southern Comfort)
- Kind Of New (2010) Brilliant / Genepool
- Kind Of Live (2011) Perfect Pitch
- Kind Of New / Kind of Live (2012) 2CD Esoteric / Cherry Red
- Matthews Southern Comfort: A Simple History Vol.1 (2017) MK2 Records (2017 tour album)
- Like A Radio (2018) MIG
- Bits And Pieces (2018) MIG (4-track limited edition 10″ white vinyl EP including and alternative mix of Woodstock)
- The New Mine (2020) MIG
Members
- Andy Leigh
- Gordon Huntley
- Iain Matthews
- Mark Griffiths
- Ray Duffy
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