「自由の国アメリカ〜♪ って、幻想だったっ!」と、皆が気づき始めた昨今。
今年初めからCovid-19が世界中に蔓延し、世界経済までおかしくなってる今、昔からアメリカに根強くあった人種差別をベースにした警察官の歪んだ恥部が露呈され、 Black Lives Matterが叫ばれる全米。
その中、日本人にはまだ馴染みが薄いと思うが、これまた随分前からアメリカンの少数派が信じていたDeep Stateを最近、Trump政権が利用し始めたから、今やアメリカは、現実と幻想が入り混った、リアル・ホラー・ムービー化している。(現実版American Horror Storyの CULTよ。)
マジで地下組織があると信じているQ Anon達が(リアルにある異常性愛者コミューンの実体験話と、都市伝説を混ぜて完成した噂話だと思うんだけどね〜)が、Trumpを支持し始めたから怖い。
噂話を本気で信じて、活動を広げるパワーの凄さったら半端ない。
「だてにステーキばっか食ってない国だな」と変なところで感心してしまうLyra。
こんな異常な世界で、この人達みたいなバイセクシャルやゲイの人達は、きっと命がけで生きていかなきゃいけないんじゃないか?
差別だらけの世界で、どうやって生きていけば良い?
久しぶりに彼ら Sons Of An Illustrious Father の曲を聴いていたら、偶然TVでTrumpが「私は陰謀にあってる」と言い始めた…。
全く…貴方は、大統領選をもみくちゃにしたいのね。
いつになったら自由の国アメリカになるの?
それとも自由なんて一生来ないの?
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今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリンで結成したトリオ・バンド、Sons Of An Illurtrious Father。
演技力の高さと、サービス精神旺盛なファンサービスで日本でも人気が高いアメリカ人俳優、『Wallflower ウォールフラワー』や『Fantastic Beast ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で知られているEzra Matthew Miller エズラ・マシュー・ミラー (1992年9月30日 – ) が中心となって2011年に結成された。
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今日Lyraが和訳する曲は、Sons Of An Illustrious Fatherの3rd スタジオアルバムである2018年リリースの『Deus Sex Machina: or Moving Slowly Beyond Nikola Tesla』からのシングル【U.S.Gay】。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!
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Ezra Matthew Miller (born September 30, 1992) is an American actor. Miller’s feature film debut was in Afterschool (2008). Miller starred as Kevin in the drama We Need to Talk About Kevin(2011) and co-starred in the film adaptation of The Perks of Being a Wallflower (2012). In 2015, Miller co-starred in the drama The Stanford Prison Experiment and the comedy Trainwreck. Miller played Credence Barebone in the Fantastic Beasts films Fantastic Beasts and Where to Find Them(2016) and Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald (2018).
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= U.S. Gay =
If I don’t die tonight
I’m gonna dance until I do
And if you’re not too afraid
I wanna dance with you
If I’m not shot tonight
I’ll shoot instead for the top
And if you want to give me a shot
I swear I’ll never stop
I want “FAG” tattooed in red on my forehead
A revolution in my bed
To do as Valerie said (cut up men)
I wanna be straight instead
If we make it through the night
Girl, I won’t marry you
But we can celebrate our love for each other
And our other lovers, too
I want us murdered, martyred, mutilated
Matthew Shepharded to the calm
To sprout wings as we fall
Don’t want my friends dead at all
If you wanna fuck shit up
I’ll fuck with you
And if you want to fix it up
We can do that too
What’s a poor boy-girl to do? (ooh) x4
To be gay in the USA is not feeling light and gay
Who knows how long we’ll live anyway
今夜
死にたくないなら
限界まで踊ってやる
君が凄く嫌って訳じゃないなら
君と踊りたいな
今夜
気持ちいいのを打たない代わりに
天辺を撃ち落とし取ってやるよ
君が俺に気持ちいいのをやらしたいなら
俺は止めるって断言するぜ
額に赤文字で「ゲイと付き合ってる女」って彫りたいぜ
「革命はベッドから」ってお決まりのアレさ
ヴァレリーが言ったことをするために
(男たちをこき下ろすってことだよ)
その代わり異性を愛せるようになりたいな
俺たちがその夜を上手くやり過ごせたら
かわい子ちゃん
俺は君とは結婚しないだろう
でも俺たちの愛を互いに祝福しようぜ
そしてお互いの別の恋人も一緒にね
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俺は皆に
殺害され
手足を切断された
苦しそうなマシュー・シェパードみたいな奴を
落ち着かせて欲しい
俺たちが
堕落したように
羽根を生やしてあげる
俺の友達には死んで欲しくないのさ
君が台無しにしたいなら
俺が怒らしてやる
君が解決したいなら
それも出来るぜ
可哀想なそんな男(女)って何だよ?
(オー)
アメリカでゲイでいるってことは
軽くなくて
取れあえずこれから
俺たちが生きれるのが
あとどれくらいか
分からないゲイでもないのさ
Songwriters: Ezra Miller, Josh Aubin, Lilah Larson
Translator: Lyra Sky 和訳
ゲイの少年少女達をフィーチャーしたビデオにメンバーがチラッと映るシンプルなMVだが、「個性的なメンツばかりな為、情報量が多過ぎて(笑)気になって歌詞が入って来ない〜」って、面白いビデオだわ。
どこにEzraいたかわかる?
分からなかった人は、座ってる人達をよく見てね〜。
もっとメンバーを見たいって人のために、Seoulでのライブも載せておきますね。
ちょい皆さんの視線がキョワイ気がするのは、Lyraだけ? w
女子しかいないという、、、凄い。
全員Ezraしか見ていないし!
お客さん沢山入って、大人気は嬉しいことだけど、”we’re queer band”と言ってるだけに、本気で喜んでいるのは、ヴォーカルの Lilah Larsonだけな気がする(笑い)。
でもとってもピースフルな雰囲気が伝わって来て見ていてほのぼのするライブでした。
歌詞が問題提起していたり、シリアスな曲が多いSons Of An Illstrious Father だから、この和やかさは意外だったわん。
彼らは、アコースティックやフォーキーなサウンドをベースにしたロックバンド。
とっても聴いていて懐かしくなる音を出していて素敵だ。
でも、3人とも風変わりなバンドを売りにしている。(多分、今日紹介する曲の宣伝を兼ねてだと思うが…)
queerって風変わりな、て意味もあるが、おかまって意味もあってね。
それをわざと自分たち自ら言うのだから、Lyraには彼らだって、とても勇気がいることだと思うの。
この曲のプロモーション、てこともあるだろう。
でも壁を取っ払うことって、何かを犠牲にしなければいけないのかも知れない。
それが分かっているからqueerなバンドだよ、って言い続けていたのかもしれない。
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【U.S.Gay】は、「queer に捧げるアンセム」だと言う彼ら。
だからこのMVには、Sexual Minorityの出演者達だけで通したのだ。
この歌詞は、意味深だ。
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それもそのはず2017年6月に起きたフロリダ州オーランドのナイトクラブPulseでの銃乱射事件のことについて書かれた曲だからだ。
雑誌i-Dの取材でEzraは「俺たちが音楽をシェアする空間は安全であるべきだ。それは全てのアーティストのライブでも、コミュニティにも当てはまることだよ」と語っている。
そして歌詞の2番目にある男性の名前もリアルに出したのも、ゲイだからとリンチされた少年の事件を出すことにより、ゲイだからと安全な空間や生きる場所を奪われてはいけないこと、を訴えたいからだと思う。
ギターのLilahとベースのJash Aubinのプロフィールがないので、Ezuraのことを書いておこうかしら?
ニュージャージー州バーゲン郡ワイコフで、出版社役員の父とダンサーの母のもとに生まれたEzra Miller。
2人の姉がいて、父がユダヤ人であり自身の名前も分かりやすいユダヤ系。小さい時から、ユダヤ人と言う認識が強かったらしい。
小さい頃、吃音症があったのを6歳から習っていたオペラで克服したのだから、Ezraは小さい時からとても努力家だったのだ。
事実、趣味ではなくオペラ歌手としてメトロポリタン歌劇場や作曲家 Philip Glassのオペラ『White Raven』のアメリカ初公演のステージに立ったと言うのだから凄すぎると思う。
順調にハドソンハイスクールに進学したが、16歳の時に中退してしまう。
2008年映画『Afterschool』でデビュー。
ライオネル・シュライヴァーの小説の Lynne Ramsay リン・ラムジー監督・脚本による映画化『We Need To Talk About Kevin 少年は残酷な弓を射る』に主演し、2011年のカンヌ国際映画祭で上映され、絶大な賛辞を集めた。
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2012年、スティーヴン・シュボースキーの小説『Wallflower ウォールフラワー』の著者自身の監督による映画化で、Logan Lerman ローガン・ラーマン、Emma Watson エマ・ワトソンと共演。主人公を救うゲイの少年パトリックを好演。
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2016年には、ハリー・ポッターシリーズの新作【Fantastic Beasts and Where to Find Them ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のクリーデンス・ベアボーンを演じ人気が急上昇。あとは皆さんがご存知のとおり、俳優人生の第一線を爆走中だ。
その傍ら、昔からロック好きでバンドもチラッとやっていた為、Ezuraは得意のドラムで、バンド活動を始めたのだ。
勿論、歌も上手いからヴォーカル&ドラムとして、プレイしているの。
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Ezraは、雑誌『Out』(2012年8月)で、自らをQueerと言っている。
*因みにQueerは、ゲイの意味だと先程言いましたが、蔑んだ意味あいが強い為、馬鹿にして言ってると思われるから、ゲイの人には言わないように注意して!
「多様な性やジェンダーを持つ友達が沢山いるんだ。だから今、特定な誰かはいないよ」と答えているし、2012年9月では逆に「自分を表現する方法でゲイは使わないよ。惹かれた人は殆ど女性で、その殆どと付き合ったし。でも愛が見つかれば、どこでもそれを受け入れるよ。」
なんかメチャ格好良いセリフ!使ってみようかしらん?(← アホ)。
また2012年1月には「青年期の初期には多くの『ハッピー・エンドのお泊り』を体験した」「ゲイ的な時間を過ごしたことのない人はおそらく人生の現実に対峙することを避けようとしている」と自ら、内緒にしてることをバンバン言ってるから、皆さん彼がバイだと分かるのでは?
(Ezraゲイ説が巷では高いんだけど、LyraにはEzraがバイセクシャルな気もするんだけどね。)
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この【U.S.Gay】は、「クィアに捧げるアンセム」とインタビューのあちこちで語っていたSons Of A Illustrious Fatherのメンバー。
フロリダ州オーランドのナイトクラブ「Pulse」での銃乱射事件を悼み、「僕たちが音楽をシェアする空間は安全であるべきだし、それはすべてのアーティスト/コミュニティーに当てはまることなんだ」と語るのは、このテロが、LGBTコミュニティに対する最悪のテロ攻撃であり、49人が死亡、53人が負傷と言う惨劇だからだ。
それに対する怒り、連帯、抵抗のメッセージを生み出すために書かれたのがこの【U.S.Gay】なのだ。
ヴォーカル&ギターのLilahは言う
「U.S.Gayは、怒りと、反抗を悲しみと共に保持することで、両方の感情を1つにまとめようとしてるんだよ。理想的には、人々はこの歌に一斉に踊り、泣き、叫ぶでしょうね。」語る。
これは、彼女たちがこの曲を書いた目的を話していると思う。
「私たちは皆、クィアの若者の間の自殺の統計、そして、クィアとジェンダーの不適合な人々の殺害を漠然だけど知ってるはずだよ。 可視性の促進は、それに対する本当に強力なツールになるよ」と言っているが、これは、彼のこの曲に込めた願いだろう。
歌詞にゲイやバイセクシャルの若者の気持ちを書くことで、世間の人々が事実に目を向け、悲惨な状況や差別がなくなるようになるかもしれないと、願うからこその行為だとLyraは感じ胸が熱くなった。
Lyraも差別なんかで、命を落として欲しくないと心から思う。
人間が人間を深く愛することに、優劣をつけたり、良い悪いをきめるのはおかしいとからだ。
誰かを「愛しい」と思う行為に差別があって言い訳がない。
そもそも、愛することは美しいことだ。
誰かに優しくしたり、愛おしむことこそが、生きている喜びだと思う。
それが分からない自分勝手な人こそ、非難されるべきだろう。
「私は、クィアな人々が生き残って繁栄しているのを見ることがどれほど重要であるかを知ってるよ。 愛され、自分自身を愛し、人生と世界を愛さないとね」と語るLilahの言葉が、彼らの言いたいことなのだ。
愛し、愛されること。
正義感が怒りの叫びとなり【U.S.Gay】と言う曲に投影されていると思う。
胸を張って生きよう。
貴方は美しい。
胸を張って叫べ。
愛してると。
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Sons of An Illustrious Father
In the six years since its inception, Brooklyn-based Sons of an Illustrious Father has taken many forms, from acoustic duo to rock quintent. Its current incarnation consists of Josh Aubin, Lilah Larson, and Ezra Miller, who share vocal and songwriting responsibilities and exchange instruments including acoustic and electric guitars, bass, keyboards, and drums, among others. They draw from a vast constellation of influences, from folk traditionals to contemporary hip-hop and the rich and varied history of rock ‘n’ roll in between. The result is music that explores the space between the ancient and modern, gentle and aggressive, strong and vulnerable, quiet and loud. They have released two full-length albums, one EP, and most recently a series of singles, No Mercy / Loveletting and Very Few Dancers / Strange Home.
Sons of an Illustrious Father wrote this song in response to the Pulse nightclub shooting in Orlando(2016) which was the deadliest terror attack on the LGBT community and left 49 dead and 53 injured. It was written in order to bring forth messages of anger, solidarity and resistance.
Larson said that:
U.S. Gay is kind of an attempt at both at once—holding the anger and defiance along with the grief. Ideally people will dance, cry, and scream all at once to this song.
“Having been a mentally ill, disaffected queer youth, I know how much it can matter to see queer people surviving and thriving. Being loved, and loving themselves, life and the world,” she tells us.
“We all know vaguely the statistics of suicide among queer youth, and the murder of queer and gender nonconforming people. Promoting visibility is a really powerful tool against that.”
In response to this horrendous tragedy, Sons of an Illustrious Father recorded and released US Gay. “If I die tonight/ I’m gonna dance until I do” the opening line of the song goes. “And if you’re not too afraid / I wanna dance with you.”
The band’s influences range from Nirvana and Leonard Cohen to David Bowie and Patti Smith. Whether or not Sons of An Illustrious Father performs a cover of blink-182’s “What’s My Age Again?” or Max Frost & The Troopers’ “Fourteen or Fight” remains to be seen.
Discography
Albums
●One Body (2011)
●Reval (2016)
●Deus Sex Machina: Or Moving Slowly Beyond Nikola Tesla (2018)
Singles
●U.S. Gay/ Ewtraordinary Rendition (2017)
●Slothrust, Sons Of An Illustrious Fathe(2019)
●Sons Of An Illustrious Father (2019)
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