毎日時間がある時に見ている朝ドラ『半分青い』。
世論はどうだか解らないが、見ていてダメ人間しか出て来ないドラマだ。真っ当なのは主人公の実家の人々のみ。
おまけにダメンズだらけ。
それで思い出した曲のお話、お話。
今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国コロラド州デンバーを拠点として活動している、フォークロック、アメリカーナバンド、The Lumineers ザ・ルミニアーズ。
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2005年に結成してからニュージャージーでは二人組でバンドを開始し、その後。メンバーが出たり入ったりして、現在は女性が加入した3人組のバンドである。
メンバーは上の写真で左から、
Jeremiah Fraites ジェレマイア・フレイテス、
Neyla Perkarek ナイラ・ペカレック、
Wesley Schultz ウェスリー・シュルツ。
今までLyraは、日本ではマイナーな海外のバンドを何回も紹介して来たけど、今日のこのThe Lumineers もその例に漏れず、かなりマイナーなバンド。
だが、今日Lyraが選んだ曲は、意外と洋楽好きの間では評判が良い曲なの。
多分、彼らのサウンドやPV (プロモーションビデオ)が物語性があるからだろう。
きっと、見る人々は、異国で行われている主人公達のアレコレをオシャレに感じるんだろう。お洒落なラブストーリー。
でも、Lyraには違うものが見える。
又もや、普通の意見と違うの。
今日、Lyraが和訳したのはThe Lumineersの2016年4月8日に世界リリースされた2nd Album 『Cleopatra クレオパトラ』から【Sleep On The Floor』。
どんな世界か?は、 Lyraの和訳の後に又お話しましょう。
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The Lumineers are an American folk rock/Americana band based in Denver, Colorado.
The founding members are Wesley Schultz (lead vocals, guitar) and Jeremiah Fraites (drums, percussion). Schultz and Fraites began writing and performing together in Ramsey, New Jersey in 2005.
Cellist and vocalist Neyla Pekarek joined the band in 2010. The Lumineers emerged as one of the most popular folk rock/Americana artists during the revival of those genres and their growing popularity in the 2010s. The band’s stripped back raw sound draws heavily from artists that influenced Schultz and Fraites such as Bruce Springsteen, Bob Dylan and Tom Petty.
They are known for their energetic live shows and several international hit singles including “Ho Hey”, “Stubborn Love”, “Ophelia” and “Cleopatra”. The band has become one of the top touring bands in the U.S. and also sells out shows around the world.
= Sleep On The Floor =
[Intro]
Pack yourself a toothbrush dear
Pack yourself a favorite blouse
Take a withdrawal slip, take all of your savings out
Cause if we don’t leave this town
We might never make it out
I was not born to drown, baby come on
[Verse 1]
Forget what Father Brennan said
We were not born in sin
Leave a note on your bed
Let your mother know you’re safe
And by the time she wakes
We’ll have driven through the state
We’ll have driven through the night, baby come on
[Chorus]
If the sun don’t shine on me today
And if the subways flood and bridges break
Will you lay yourself down and dig your grave
Or will you rail against your dying day
[Verse 2]
And when we looked outside, couldn’t even see the sky
How do you pay the rent, is it your parents
Or is hard work dear, holding the atmosphere
I don’t wanna live like that
If the sun don’t shine on me today
If the subways flood and bridges break
Jesus Christ can’t save me tonight
Put on your dress, yes wear something nice
Decide on me, yea decide on us
Oh, oh, oh, Illinois, Illinois
Pack yourself a toothbrush dear
Pack yourself a favorite blouse
Take a withdrawal slip, take all of your savings out
Cause if we don’t leave this town
We might never make it out
歯ブラシを入れておきなよ
可愛い君のを
お気に入りのブラウスも入れておきな
引っ込めた下着も取り出して
貯金も出してさ
だってさ俺たち
この街を出なかったら
きっと一生
理解できないに違いないよ
俺は溺れ死にする為に
生まれたんじゃない
だから君なら
わかってくれるだろ?
ブレナン神父が言っていた事は忘れなよ
俺たちは罰当たりなんかじゃないさ
ベッドの上に
君のママが君が無事だって分かるように
短い置き手紙を残しておきなよね
ママが起きるまでに
俺たちは
この国を走り通すだろう
俺たちは一晩中
走り通すだろう
ベイビー
始めようぜ
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もし今日
俺に日差しが降り注がないならば
地下鉄が氾濫したり
橋が崩れたら
自ら横たわり
自分の後始末をするかい?
それが嫌なら
死ぬ日を罵るのかい?
そして俺たちが外界を見た時
空すら見る事が出来なかった
家賃はどうやって払うんだ?
君のパパとママに頼むかい?
それとも重労働でもするの
君が?
この環境を維持して行くために
こんな風に生きて行くのは
俺はごめんだな
もし今日
俺に日差しが降り注がないならば
地下鉄が氾濫したり
橋が崩れたら
神の力を持ってさえ
今夜君を助ける事はできない
ドレスを着なよ
そう、着なよ
何か素敵なやつをさ
ああ
俺を裁いてくれ
そうだ
俺たちに判決を下してくれよ
ああ、ああ、ああ
イリノイ州よ、人民よ
歯ブラシを入れておきなよ
可愛い君のを
お気に入りのブラウスも入れておきな
引っ込めた下着も取り出して
貯金も出してさ
だってさ
俺たち
この街を出なかったら
きっと一生
理解できないに違いないよ
Songwriters: Wesley Keith Schultz, Jeremiah Caleb Fraites
Translator:Lyra Sky 和訳
ロードムービーがLyraは好き。
『Bonnie & Clyde』は、Lyraの大好きなラブストーリーロードムービーだし、
『Paris, Texas』や
『True Romance』や
『Wild At Heart』や、
『My Own Private Idaho』なんかお気に入りだ。
『Stranger Than Paradise』に
『Johnny Sude』も良いわね。
皆んな真剣な映画だ。
真剣に生きている映画だ。
そんな真剣に生きている映画が好きだが、この【Sleep On The Floor】のミュージックビデオのロードムービーも、真剣に俳優たちが演技しているショートムービー仕立てになっていて、とても興味をそそられる。
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お洒落な雰囲気は、少しおフランス的にも感じる。
だから「良い感じ〜」と洋楽好きに好まれているのだろう。
サウンドもフォークなのに、サウンドトラックのように綺麗にまとまっているから、益々、お洒落度が拡大。
だが、このミュージックビデオは、「良い感じ〜」のハッピーエンドじゃない。
現実の人間の姿を露呈しているのだ。
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歌詞の男女2人は、逃避行に出る。
普通、映画だと紆余曲折ありながら愛が深まり、永遠に結ばれる、、、それがこの世での結びつきか、天上でかの違いはあれど。
だが、実際に、この現実世界で逃避行をしたらどうだろう?
取り敢えずの衣服や日用品を鞄に詰め込んで、貯金を引き出して、 このPVのように自分の車は捨てて、レンタカーに乗り換えて、居場所が確定されないように逃げるだろう。
2人は逃げる。
当てもなく逃げる。
だが、月日が経つにつれ、毎日の休みない移動や、突発的に起きるトラブル、貯金を切り崩して行く逃避行、、、
根無し草の先に待つものは?
余程の愛情の深さがなきゃ、永遠には続かない。
余程の愛情と忍耐が無ければダメだ。
だが、この【Sleep On The Floor】の歌詞は、喧嘩しながら逃避行を続ける2人のうちの、働きたくない男の気持ちを歌っている。
「生活環境をキープするために、あくせく働くのは嫌、、、
君のパパとママに頼むか、
君が重労働する?俺はこんな暮らし嫌だね」
って、アンタ馬鹿?
「だったら、1人で街を出なさいよ。」
「何で女を連れて行くの、ダメなやつ!」
って、これ聴いているとLyraは、ムカムカしちゃうのよ、この歌詞でツラツラ、世紀末感を述べてる男に。
「女の子が可愛そうじゃないの!」てね。同性だから同情しちゃうの。
でも、本当に愛していなかったら?
ノリで、
若気の至りで、
何らかの気持ちの流れで逃避行になったのだとしたら、、、
人間なんてこんな物だろう。
皆んな自分が一番可愛いのだから。
そんな現実を突きつける曲を聴いていると、いつのまにかビデオも、即席の結婚式をした後に、いきなりラストの場面でパッと変わる。
全ては夢だったのだ。
逃げようと誘われた女子の夢。
あの時、ついて行ってれば、どうなったのかしら?
夢みたいになった?
… 現実を見てしまった女。
だから、ハッピーエンドじゃないの。
まあ、ダメ男についていかなかっただけ人生としては、マシだろうけど。
Vocalの Wesley ウェスリーは「このアルバムは、ここ3年の間に僕らに起こったことを反映している。僕らは、この音楽を信じているよ。心から好きだと思えるものを形にしたんだ。」と話している。
現実を突きつけられるような事があったのかしらね。ただの作り話だったら良いな〜。
だって、ダメンズ嫌いだから(笑)。
歌詞のアイディアはWesley主体で、サウンド面ではギター、卓越したピアノ、そしてトレードマークとなったトライバル・ドラムなどマルチプレイヤーの Jeremiah ジェレマイアとコラボする形を取っている The Lumineers。
Lyraは、Wesleyの透明でいながら、時々ハスキーになる声が好きだ。
彼らが影響を受けているアメリカンロックやフォークのアーティスト達、
Bruce Springsteenの良さを引き継ぎながら、彼らの汗臭さや泥臭さを削ぎ落として、、、まるで、爽やかな清涼飲料水のような軽やかさを出しているのがこのThe Lumineersだ。
透明感のあるVocalのお陰であるし、このバンドの魅力だとLyraは、オススメしたい。
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だから、ムカムカしちゃう、まるで『半分、青い』に出てくるダメ人間みたいな歌詞を歌っているのに、この曲をついつい聴いてしまうのだろう。
嫌な現実を洗い流しちゃう歌なのかもしれない…目の前に、嫌な現実をひろげているのに。
朝ドラ『半分、青い』は、まともに自分の意見や愛情を上手く言えないせいで、もう少し押せば幸せな両思いをゲット出来たのに諦めてしまう頭が良いだけの気弱男や、支えてくれる妻と生まれて来た娘を守ると誓ったのに、夢を捨てきれずに妻子を捨てる働けないダメ男、
そして、田舎にいるキャラ以外は、何かしら挫折した人間達で、彼らは、精一杯、日常との折り合いをつけて生きていると言う、、、朝ドラなのに暗〜いどん詰まり話が、今の朝ドラ『半分、青い』だ。
まだ、漫画家を目指していた頃は、キャラ立ちする師匠や女史がいたから面白さがあったが、今ない。
主人公は、ハッチャければ良いのに、ダメンズと一緒に暗いまま、自らもダメ人間ぶりを発揮しているという救いがない。
これ、最後、〇〇して、ぼろ儲けして幸せになる話な筈なのに、一向につまらんのは、主人公が夢を捨てたまま、なのと、
ダメンズの男がいるからだ。
今日、別れようと言われた主人公すずめ。
きっとどん底になるだろうが、このダメ男と縁が切れたことで彼女は、やっと自由になれるだろう。
やはり、本当に愛してる奴じゃないとダメなんだ。
責めて自立した男性、もしくは潔い男性とならば苦楽を共に出来ただろう。ちょっと失敗したね、でも大丈夫。
これで自由だ。
田舎に帰るのがもう見え見えだが、彼女の暗さがかなり気になる。
心配だが、きっと前を向いて生きている実家のキャラクター達に助けてもらえるだろう。
精神が安定しないとね、〇〇してぼろ儲け出来んわ (笑) 。
「今日のLyraは、The Lumineersと朝ドラを合わせるからびっくりした」と思った?
でも、似てるでしょう、ダメ男っぷりが?
結局、自分勝手な奴は自分の事しか考えていないし、
それを変えるとしたら、天地がひっくり返る何かが起きない限り無理ってことなのよね。
だから、逃避行はしない方が身の為だし、
万が一、賭けに出るとしたら、
自分の尻拭いは自分でやると覚悟するか、
相手が本当に愛してくれてるか、
命がけな奴かを見極める力を持たないといけませんわね。
貴方には、その勇気がある?
真実の愛か?
その人の真実の姿が何だか見る勇気がある?
あるならば、旅立とう。
何が待ってるかわからないけど…
だって、人生なんて賭けみたいなもんじゃない?
= The Lumineers =
Origin |
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Genres |
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Years active | 2005–present |
Labels |
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Website | thelumineers |
Members |
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Past members |
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Members
- Wesley Keith Schultz – lead vocals, guitar, piano (2005–present)
- Jeremiah Caleb Fraites – drums, percussion, piano, mandolin, samples, backing vocals (2005–present)
- Neyla Pekarek – cello, bass, vocals (2010–present)
Touring
- Stelth Ulvang – piano, keyboards, accordion, mandolin, guitar, percussion, backing vocals (2011–present)
- Byron Isaacs – bass, guitar, backing vocals (2016–present)
- Brandon Miller – guitar, mandolin, percussion (2016-present)
Discography
- The Lumineers (2012)
- Cleopatra (2016)
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Hmmm interesting…
Thanks