The Smiths【How Soon Is Now?】和訳と映画『SHOPLIFTERS OF THE WORLD』製作秘話を解説

 

明日2021年12月3日からThe Smiths の解散のニュースが放送された日を題材にした青春映画『SHOPLIFTERS OF THE WORLD』(ショップ・リフターズ・オブ・ザ・ワールド』が公開されるので、今日は、Lyraがいつも聴いている The Smiths のこの曲を和訳&解説して一緒に楽しみしましょ?

1987年の夏のイギリス全土を騒然とさせた The Smiths 解散ニュースを青春音楽ムービーにしてしまったのだから、The Smiths ファンはもとより、ロックムービーや青春映画好きさんは、見ておいた方が良い作品だと思いますよ。

The Smithsが嫌いな人っているか分からないけど(Morrisseyが嫌いって男性は海外に多いけど、あと逆にMorrissey信者も!) 嫌いな人でもイギリスの文化やファッションが好きな人ならば、当時のカルチャーを知るのに良い素材になります。

洋画や海外ドラマを常に見ているLyraですが、最近、面白すぎる作品を沢山見つけてしまい、見まくっていて、寝不足したり馬鹿な事をしてる。ゆっくりのんびりしなきゃいけないのにねー。

そのせいで視聴後に感想を書いたまま放置してしまったのが沢山あるから大変!!

一つずつブログにUPしなきゃいけないのに、中々できないのは、時間と体力がないから〜。

だからこの映画の感想も、いつこのブログにUPできるか、分からないので、先に大好きなこの曲を取り上げて、みんなの気分を上げて、自分も盛り上がりたいわけ〜!優しいでしょ?ついでに映画情報も書いちゃうから楽しんで。

しかし、この曲の歌詞は非常に絶望してる。だとしても、LyraはThe Smithsの曲を聴いて死にたくはならない。だってこんなに美しいメロディがある?

こんな素敵なサウンドに出会ったら、この世に絶望なんて出来やしないし、こんなに世界に文句言ってる歌詞に出会ったら、自分の怒りなんて消火してしまう。

ようは頭の使いよう、心の持ちよう。

真実を事実と見つめること。そして、ぶれない軸を自分の中にしっかり持っていること。

それが生きる術なのだ。

世界は終わらないよ。

終わってんのは、頭が弱い偽善者だけさ〜。(Morrisseyぽく、はあーん、て感じで言って)

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド、マンチェスター出身のロックバンド、 The Smiths ザ・スミス。

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1982年 結成。インディーズ・レーベルの Rough Trade Records ラフ・トレードからデビュー。4枚のスタジオ・アルバムを制作した後1987年9月に解散。

メンバーは労働者階級出身だったこともあり、多くの若者達の気持ちを代弁した歌詞と相反するようなポップなメロディで、インディー界からメジャーまで、イギリスの音楽シーンを席巻した。

今日Lyraが和訳する曲は、最初の1984年のシングル【William, It Was Really Nothing】のBサイドとしてリリースされた【How Soon Is Now?】。

その後、1985年1月28日にリリースされ、コンピレーションアルバム「ハットフルオブホロウ」に収録されたり、カヴァーもされる人気曲である。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

 

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“How Soon Is Now?” is a song by the English rock band the Smiths, written by singer Morrissey and guitarist Johnny Marr. Originally a B-side of the 1984 single “William, It Was Really Nothing”, “How Soon Is Now?” was subsequently featured on the compilation album Hatful of Hollow and on US, Canadian, Australian, and Warner UK editions of Meat Is Murder. Belatedly released as a single in the UK in 1985, it reached No. 24 on the UK Singles Chart. When re-released in 1992, it reached No. 16.

=How Soon Is Now?=

I am the son
And the heir
Of a shyness that is criminally vulgar
I am the son and heir
Of nothing in particular

You shut your mouth
How can you say
I go about things the wrong way?
I am human and I need to be loved
Just like everybody else does

I am the son
And the heir
Of a shyness that is criminally vulgar
I am the son and heir
Of nothing in particular

You shut your mouth
How can you say
I go about things the wrong way?
I am human and I need to be loved
Just like everybody else does

There’s a club if you’d like to go
You could meet somebody who really loves you
So you go and you stand on your own
And you leave on your own
And you go home and you cry
And you want to die

When you say it’s gonna happen now
When exactly do you mean?
See I’ve already waited too long
And all my hope is gone

You shut your mouth
How can you say
I go about things the wrong way?
I am human and I need to be loved
Just like everybody else does

 

僕は息子

そして継承者でもある

それは犯罪的に下品な内気さを

受け継いでしまったってことさ

僕は息子

そして継承者でもある

それは特に何の特徴もないって資質をね

 

アンタは口を閉じる

アンタにそんな事を言う資格があるのかよ?

僕が物事を間違った方向に進めても

僕は人間さ

それに愛されたいんだ

ただ誰もが愛されるように

 

僕は息子

そして継承者でもある

それは犯罪的に下品な内気さを

受け継いでしまったってことさ

僕は息子

そして継承者でもある

それは特に何の特徴もないって資質をね

 

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アンタは口を閉じる

アンタにそんな事を言う資格があるのかよ?

僕が物事を間違った方向に進めても

僕は人間さ

それに愛されたいんだ

ただ誰もが愛されるように

 

もしアンタが出かけたいなら

クラブがあるだろ

そこでアンタを本当に

愛してくれる人に出会えるかもしれない

だからアンタは出かけなよ

そして自分自身で自分を主張しな

そして1人で去るのさ

そして家に帰って

泣くのさ

そしてアンタは死にたくなるんだ

 

アンタが今

起きるだろうと言ったら

それは正確に

いつの事なんだよ?

もう既に

僕はスッゲー長い時間

待ってるのは明らかさ

そうして僕の

全ての希望は打ちひしがれてた

 

アンタは口を閉じる

アンタにそんな事を言う資格があるのかよ?

僕が物事を間違った方向に進めても

僕は人間さ

それに愛されたいんだ

ただ誰もが愛されるように

 

Songwriters: Morrissey, Johnny Marr

Translator: Lyra Sky 和訳

 

Johnny Marrのギターにやられる〜。初めて聴いた時に、Lyraは「Bo Diddley がサイケデリックやってるみたい〜!」と、このイントロのギターリフに、のけぞったのを覚えてる。

このミュージックビデオをMTVで見たのが、この曲との最初の出会いだったか、ハマっていた魔女のドラマのテーマ曲(懐かしいね?) が、この曲だったからそちらが先だったかハッキリしないが、ブルーズマンのBo Diddleyのギターに似た音で、一気にこの曲の虜になったのだ。

The Smithsの曲は、メロディが美しくてポップ。歌詞はパンクなのに、この点が、当時のイギリスの若者達には、新鮮だったんだろうなあ。

その中でこの曲は、変わり種で、非常にサイケデリック寄り。新境地を切り開いたのではないだろうか?

Bo Diddleyがオシャレに現代に蘇った瞬間かもね。

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The Smiths の功績について

【How Soon Is Now?】は、1985年には再度、英国でAサイドとしてリリースされ、英国シングルチャートで24位になり、1992年にまたもや再リリースされた時も16位にランクインする人気曲である。

Johnny MarrとMorrisseyが作詞作曲、プロデューサーは、John Porter。

活動期間は5年と短く、国外ではさほどヒットしなかったと言うが、イギリスの若者達を代弁する歌詞が、熱烈な信者を生んだ。その様子も、今日紹介する映画に描かれている。

当時は、世界的な認知度は低くとも日本の洋楽ファンにも愛されていた。そのように今日では、The Smithsは、1980年代イギリスの最も重要なロックバンドのひとつとして認知されるようになっていて、前にこのブログで紹介した映画【Bumble Bee】でもThe Smithsは良い扱いをして貰っていたでしょ?(笑)

*👠【バンブルビー 】感想ネタバレあらすじ Bumblebee 理想の〇〇

 

The Smiths 音楽性は90年代を代表するブリットポップバンドや、世界の多くのオルタナティヴ・ロックバンド等多くのアーティストに影響を与えているし、歌詞なんてモロにEmo Bandである。勿論、Popなメロディは、Pop Punkのベースとなっているのがわかるのでは?

カルチャー的には、日本でいうシューゲイザーに影響を与えているし、アルバム『Meat Is Murder』では、ボーカルのMorrissey が菜食主義を主張していることで、ベジタリアンの概念がメジャーに理解されるようになった要因の1つではないだろうか?(勿論、当時の有名アーティスト達は、良くベジタリアンだとインタビューで言う人が多かったからと言うのもある)。

この曲のプロモーション

Sire Recordsは、曲を宣伝するために無許可のミュージックビデオを作成した。それは、ライブで演奏しているバンドのクリップ(Morrissey にギターの演奏方法を教えるJohnny Marr のショットを含む)、都市の工業地帯、そしてダンスする女の子のクリップをインターカットしている。

少女の身元は不明らしいが、物憂げな表情に、何かを秘めている様に見えてLyraは、目が離せずに見入ってしまう。ただメンバーは、このビデオの出来には満足していなかった。、

Morrissey は1985年に雑誌Cream に次のように語っていた。

「まあ、多分、皆んな、本当に僕たちのレーベルにいるべきではないね。かなり悲惨だったよ」

それにもかかわらず、このビデオは、カレッジチャートや、カレッジ向けのラジオでへビロテされて、大量の露出をすることになって行く。結果、この曲は、アメリカでThe Smithsが、有名になるのに最も役立った曲になったのだ。

【How Soon Is Now?】の製作について

 

【HowSoonIs Now?】は、Morrissey とギタリストのJohnny Marが書いた。1984年のシングル【William、It Was Really Nothing】、【How Soon Is Now?】その後、コンピレーションアルバム『Hatful Of Horrow』や、米国、カナダ、オーストラリア、ワーナーの英国版の『Meat Is Murder』に収録されている。

1985年に英国でシングルとしてリリースされたのが最初だが、その時は英国シングルチャートで24位、後に、1992年に再リリースされた時、それは16位を獲得している。きっとこれは、Lyraが冒頭で話したドラマの影響だと思う。

1984年6月にロンドンのアールズコートで行われた4日間の期間中に、Johnny Morは、【William It was Really Nothing】と【Please Please Please, Let Me Get What I Want】と一緒にプレイした。

Johnny Marのデモはもともと「Swamp 沼」と呼ばれていた。ほとんどのThe Smiths の曲で頻繁に使用したコード変更とは対照的に、Johnnyは、可能な限り単一のコード(この場合はF♯)を中心に曲を作成することを検討したいと考えていたらしい。

これはプロデューサーのJohn Porter にもアピールした。Johnnyは、その7月にロンドンのジャムスタジオでバンドメイトのAndy LukashとMike Joyce と一緒に曲をレコーディングした。

【William It Was Really Nothing】と【Please, Please, Please, Let Me Get What I Want】のセッションを祝う夜の外出の後、トリオは翌日の午後に再び集まり、【How Soon Is Now?】をレコーディングしたのである。

プロデューサーのJohn は、Johnny が彼に見せた基本的なリフに感銘を受けたが、その曲には何か他のものが必要だと感じたらしい。

彼らの議論は、エルビス・プレスリーの初期のレコーディングに向けられて行く、、、。そして、それは曲【That’sAllRight】の即席のジャムセッションにつながった。

このジャムの間、Johnny は「Swamp」のコード進行に取り組み、アレンジして行ったのだ。

この時のセッションをしたメンツは、このセッションが、マリファナの大量使用を伴っていたことを思い出し語っていた。

「私達はベッドから出てから、ベッドに戻るまでドープを吸っていました」とJohn は回想し、Johnnyもこれに同意した。

「君はマンチェスター出身だ。君は草(マリワナのことで、雑草の意味の草を良く言う)を耳から出るまで吸っていたよね」

 

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Mike Joyceは、バンドがスタジオの電球を雰囲気のために赤い電球に取り替えさえしたと言っていて、これにはLyraも笑ってしまった。雰囲気作りにも時間割いたのね、、、。

Johnは、メンバーから、あちこち距離を置いてマイクを設置した。そして、最初のテイクを録音し、Swamp のムードをより良いものに工夫したようだ。

Johnnyは、一度に16小節まで、ヘ長調の和音を鳴らし続けることが出来たらしい。ほんの数回のテイクを行ったにもかかわらず、15分間続けたため、テープのリール全体がいっぱいになった。

JohnnyとJohn は、ギターのパートにトレモロ効果を加えることにした。彼は、Bo Diddley (‼️) の独特のシンコペーション・シャッフル・ギター・スタイル、ハミルトン・ボハノンの【Disco Stomp】、そしてCan の【I Want More】のインストルメンタル・ブレイクの2本のギターに触発されたらしい。

このエフェクトは、元のギタートラックをスタジオデスクから3つの別々のフェンダーツインリバーブアンプに通し、それぞれが異なる振動速度に設定されたトレモロコントロール(「ビブラート」と誤ってラベル付けされている)を備えていることで実現したのだ。

JohnnyとJohnは、プレイ中に、それぞれ手作業で調整して、リズムをキープした。それが失敗した時には、エンジニアのMark Worris はテープを巻き戻して、もう一度やり直したと言う。これらのセグメントのいくつかは10秒以内な話なんだけど、、、拘りが美しさの秘訣なんだろう。

歌詞について

この曲には、2回繰り返される1つの歌詩と、コーラスと、ブリッジで構成されているの。

内容は、主人公の男性の不自由と言える内気な気質を克服し、パートナーを見つける方法を見つけることができない自分の気持ちを切々と語っている歌詞だ。

歌の2つの連句はポップカルチャーでよく知られており、詩の冒頭で使われている。

「僕は、犯罪的に下品な内気の息子であり、継承者(相続人)だ。 僕は、息子であり継承者(相続人)であり、特に何もない奴だ。」と悲しげに始まり、コーラスでは「あなたは.口を閉じる。どうしてそう言えるんだ?僕は 物事を間違った方向に進める。 僕は、人間であり、愛される必要があるんだよ。 他のみんなと同じように。」

この自虐的な自己紹介と、逆に激しい願望がこの曲の特徴だと言いたい。

このオープニングの自虐的な歌詞は、George Eliotの小説ミドルマーチの「ミドルマーチ製造業者の息子として生まれ、特に何もないことへの必然的な相続人」という行から改作されているだろう。

音楽ジャーナリストのジョン・サベージは、この曲の歌詞は、現代のマンチェスターのゲイクラブ文化を刺激しているとコメントしていたが、、、事実だろうか?

曲は、ボリュームが急速に振動するギターコードを中心に構築されていていて美しい。独特の共鳴音がどのように達成されたかについて、Johnny Marは1990年に次のように説明している。(先程と重複するけど、そのまま訳しますね)

「ビブラート[トレモロ]の音がすごいし、時間がかかったよ。俺はビブラートなしでフェンダーツインリバーブを介して、エピフォンカジノにリズムトラックを置いたんだ。次に、両側に1つずつ、合計4つの古いツインを介してトラックを再生した。すべてのアンプをトラックとお互いに合わせて振動させ続ける必要があったから、トラックを停止して、また開始し続け、10秒のバーストで録音する必要があった、、、スライド部分をどのように行ったかを、正確に思い出せたらいいのなあ〜。それを書き留めなかったのが、俺の人生の悩みの種の1つだよ!!ハーモナイザーを3回通過し、6回目のような奇妙な間隔に設定した。パスごとに異なる調和があったな。倍音のラインについては、自然な倍音で12フレットですべて演奏できるようにギターを再調整してね。数回倍に増やしたよ」

 

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【How Soon Is Now】の影響力と意外な結果

サイアー・レコードのチーフ、セイモア・スタインは、これを「80年代の「天国への階段」」と呼び、共作者のJohnny Mar は、この曲を「おそらく俺たちの最も永続的な記録」と表現していた。

「ほとんどの人のお気に入りだと思うよ」と断言するほどの自信作なのだから、飽きずにLyraがへビロテでいつも聴いているのを、皆さんもアホか?とは言えなくなったでしょう。って言うのは、冗談だけど、この曲がThe Smithsの代表曲の1つであり、多くの人に愛されていること、そして様々な映画やドラマでピックアップされるほど影響力がある曲だと分かって頂きたいし、作者自身の自信作であるからこそのパワーがあると理解していただけたら嬉しい。

だが、このThe Smithのレパートリーの中で、卓越した位置にあるにもかかわらず、この曲が一般的には、バンドのスタイルを代表するとは考えられていないのが残念である。

この曲は、映画やドラマ製作者にpickupされる以外にも、アーティスト達がカヴァーしたり、クラブでも愛されて来た曲だ。

でも、作者であるMorrissey とJohnny が期待していたほどには、チャートが上がらなかった(つまりTop10入りしなかった)。

ほとんどのコメンテーター、評論家達は、この曲が、単体でシングルとしてリリースされる前に、さまざまな形でビニールでリリースされていたという事実があるからだと見ている。

元のトラックは約7分間と長〜い作品でリリースされていた。これも原因じゃないだろうか?何しろ、ラジオ向きじゃないと言われてラジオにかけて貰えなかったエピソードが、ごまんとあるでしょう?

そしてこの長い7分のシングル以外に、後に、7インチのシングルエディットがリリースされて、長さを4分未満に短縮している!

完全版では一般的にコンピレーションに収録されているし、、、数が多すぎるから、ランクインにバラツキが生まれたのかもしれない。

でも、この曲は歌詞の芸術性で広く賞賛されている。

個人的に好きな理由である、重くリバーブされたリフは、BoDiddleyの【WhoDoYouLove】を見事にリサイクルしたバージョンであり、進化すらしてると思う。

ビートが曲全体で同じであるのを確認するために、John Porter はノイズゲートを取り、Joyce が通常は使用しなかった打楽器を使用して、ドラムマシンによってトリガーされるように16分音符に設定している。これにより、アナログトレモロ効果のバランスを取り、曲全体が同じビートになるのだ。

彼が「渦巻く信号」と呼ぶものが出来上がったのだ。

因みに、ギタートラックはマスターレコーディングの24の利用可能なトラックのうちの3つに「バウンス」配分されている。15分のバージョンは8分に短縮。これは以前のThe Smith の曲よりも長い。しかしJohn はトニー・フレッチャーに、「私たちはお互いを見て、 『それはすごい音だ。このままキープだ!』と言いました」と語っている。

この曲のリズムは、後にThe Rolling Stones がカバーされた、このブログでも取り上げたBo Diddley の【Mona】とも良く比較されている。

Rolling Stones/ Official Limited Chocolate “Happy” &【Mona】 Lyrics 和訳 Valentine’s Gift

 

 

レコーディングの休憩後、Johnny とJohnは、「[曲]に本当の緊張を与えた」。

スライドギターのパートを含む、いくつかのオーバーダブを追加したのだ。これは、1.2秒の遅延をキャッシュすることもできた初期のハーモナイザーを使用して作成している。非常に長い時間だ。彼らは、それをサンプラーとして使用。

John は、オリジナルではなく遅延した方をレコーディングして、「奇妙さ」を与えたと言う。彼はまた、彼がスライドギターの1つを演奏したとも語っていた。

Johnnyは、これに異議を唱えているが、曲の録音における彼のリーダーシップの功績を認めてもいた。

カヴァー

Johnnyの他のリードギターのパートは、各詩の後のハーモニックリックだが、ラッパーLovebugStarskiの【You’veGottaBelieve】で合成ビブラフォンパーツで、ほぼそのまま引用されている。

Johnnyは、1960年代のリバイバル主義者としてスミスを鳩穴にした批評家への直接の反応と言っていた。

John はMorrissey に曲のラフミックスをメールで送った。翌朝、Morrissey が到着し、彼のノートに進行中のさまざまな作品から歌詞を引っ張り出しながら、彼のボーカルを合わせて行ったのだ。John によると、Morris sandy は2テイクでボーカルを完成させたと言う。

サウンドは、これでもか?というくらいこだわって作り込み、歌のレコーディングは瞬時に出来上げてしまったと言うのが面白い。

どちらも感情の赴くまま、作ったと言うことだろう。その証拠に、Johnny は、スタジオでその日の正確な効果をどのようにして得たかを正確に思い出せないことを認めていて。それ以来、それを複製することはできなかったと告白しているくらいだ。

素晴らしい名作は、熱量のままに生まれるのだ。勢いのある曲は、生きている。

このままどんなに時が流れても、色褪せずに輝き続け、聴いたもの達を魅了して行くのだ。

毎度Lyraが言う「曲は生きている」と言うのを、このThe Smithsの【How Soon Is Now?】が体現しているのだ。

それこそが名曲のパワー。

The Smithsが産み落とした子供。

この曲は、未来を育む存在なのだ!

 

*最後に、知りたい方のために、映画情報を簡単に紹介しておきますね。

 

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【SHOPLIFTERS OF THE WORLD】について

 

長年語り継がれた「The Smiths ファンのラジオ局ジャック事件」をベースに製作されたイギリス映画だ。

本作を監督したのは、『WE ARE X』、『JACO』など、音楽映画に定評のあるSteven Kejek 。

ラジオ局をジャックするディーン役を演じるのは、『6才のボクが、大人になるまで。』のエラー・コルトレーン、ディーンが恋するショップリフタークレオ役を『Social Distance』のヘレナ・ハワード。

クレオの3人の仲間、マドンナのファッションをしているシーラ役は、マーク・ミラー原作ドラマのクレオ役で話題のエレナ・カンプーリス。シーラのボーイフレンド、パトリック役はビル・プルマン主演映画『ザ・コールデスト・ゲーム』のジェームズ・ブルーア、入隊が決まり、皆が集まるきっかけとなるビリー役に『ファミリ ー・ツリー』のニック・クラウス、、、このように新進気鋭の若手俳優が集結して話題になっている。

ピープル誌が「最もホットな独身男性」1 位に選ばれたこともある「トゥルー・ブラッド」シリーズのジョー・マンガニエロが、ディーンの突撃に驚きながらも、理解を示すラジオ局 DJ ミッキー役を演じているのも注目したい。

1987 年、コロラド州デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなザ・スミス解散のニュースにショックを受け、レコードショップのディーンに「町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、クレオは友達に会いに行ってしまう。1 人になったディーンは、地元のヘビメタ専門ラジオ局に行き「ザ・スミスの曲をかけろ!」と DJ に銃を突きつけた。

1980 年代、痛烈な音楽と独特の音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンドザ・スミスの名曲の数々と、貴重なインタビュー映像を彩りに、80 年代が蘇る。

タイトルの「ショップリフターズ」、The Smiths の楽曲 20 曲以上が全編に散りばめられている、The Smiths映画と言っていいだろう。

中には、ティーンのキャラクター以外にも、メンバー関係や、解散について語る若き日のMorrisseyなど、若いメンバーを拝めるよ!

The Smithsに興味がない人でも、今またリバイバル中の80年代のファッションや空気感を感じられるだろう。

そして未来への不安や、自分を探しの旅をしている若者達の青春映画としても楽しめるので、是非、映画館で楽しんでくださいね!

そして良かったら Lyraの今日の和訳と解説をThe Smithsの曲を聴きながら思い出してくれたら、少しはお役に立てたとこの努力も報われることでしょう。

決して消えない光を求め、街へと飛び出そう!

=Story=

コロラド州、デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなザ・スミス解散のニュースが流れても普段と変わらない日常に傷つき、レコードショップの店員ディーンに「この町の連中に一大事だと分からせたい」と訴える。ディーンはクレオをデートに誘うが、友達が軍隊に入るので仲間と集まるからとクレオは出かけていく。1人になったディーンは、地元のヘビメタ専門のラジオ局に行行ってザ・スミスの曲をかけろとDJ に銃を突きつけた。同じ頃、クレオ、ビリー、シーラ、パトリックの仲良し4人組は、パーティーでバカ騒ぎをしながらも、自分自身や将来について思い悩んでいた。

=概要=

出演

ヘレナ・ハワード、エラー・コルトレーン、エレナ・カンプーリス、ニック・クラウス、ジェームズ・ブルーア、ジョー・マンガニエロ

監督・脚本

スティーヴン・キジャック『WE ARE X』、『JACO[ジャコ]』

2021 /アメリカ=イギリス映画/英語/カラー/シネスコ/91

 

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Smiths guitarist Johnny Marr wrote “How Soon Is Now?” along with “William, It Was Really Nothing” and “Please, Please, Please, Let Me Get What I Want” during a four-day period at Earl’s Court in London in June 1984. His demo was originally called “Swamp”. In contrast to the frequent chord changes he had employed in most Smiths’ songs, Marr wanted to explore building a song around a single chord (in this case, F) as much as possible, which also appealed to producer John Porter.

Marr recorded the song with bandmates Andy Rourke and Mike Joyce that July at London’s Jam Studios. After a night out celebrating the session for “William, It Was Really Nothing” and “Please Please Please Let Me Get What I Want”, the trio had reconvened the following afternoon to record what became “How Soon Is Now?” Porter was impressed by the basic riff Marr showed him, but felt the song needed something else. Their discussion turned to the early recordings of Elvis Presley, which led to an impromptu jam session of the song “That’s All Right”. During the jam, Marr worked on his chord progression for “Swamp”, which inspired the arrangement.

They recall the session as being accompanied by heavy marijuana use. “We used to smoke dope from when we got out of bed to when we got back to bed”, recalls Porter, and Marr concurred: “You’re from Manchester, you smoke weed till it comes out of your ears.” Joyce said the band even replaced the studio’s light bulbs with red ones for ambience.

Porter recorded the first takes with microphones set up at varying distances from the band to better create a “swampy” mood. Marr was able to keep the F chord going for as long as 16 bars at a time. Despite only doing a few takes, they had filled an entire reel of tape, as one had gone on for 15 minutes.

Marr and Porter decided to add a tremolo effect to the guitar part. He was inspired by Bo Diddley’s distinctive syncopated shuffle guitar style, Hamilton Bohannon’s “Disco Stomp” and the two guitars in the instrumental break of Can’s “I Want More”. The effect was created by running the original guitar track through the studio desk into three separate Fender Twin Reverb amplifiers, each with the tremolo control (mislabeled as “vibrato”) set to a different oscillation speed. Marr and Porter would adjust each by hand while the music played to keep it in rhythm; when they failed, engineer Mark Wallis would rewind the tape and start them again. Some of these segments were no longer than ten seconds.

To make sure the beat was the same throughout the song, Porter took a noise gate and set it to be triggered by a drum machine, using percussion instruments Joyce typically did not, set to 16th notes. This created what he called “a swirling signal” that balanced the analog tremolo effect and made sure the whole song stayed on the same beat. The guitar tracks were then “bounced” down to three of the master recording’s 24 available tracks, and the 15-minute version was cut down to eight minutes. This was longer than any previous Smiths song had been. But, Porter told Tony Fletcher, “we looked at each other and said, ‘It sounds fucking great; let’s keep it like that.'”

The rhythm has been compared to Diddley’s “Mona”, later covered by The Rolling Stones. After a break, Marr and Porter added a few overdubs, including a slide guitar part that “gave [the song] real tension”, according to Marr. It was created using an early harmonizer that was also able to cache 1.2 seconds of delay, a very large amount for the time. Artists had been using it as a sampler; Porter says that he recorded the delay rather than the original to give it some “weirdness”. He also says that he played one of the slide guitars; Marr disputes this but gives him credit for his leadership in recording the song.

Marr’s other lead guitar part was the harmonic lick after each verse. This is almost a direct quote of a synthetic vibraphone part heard on rapper Lovebug Starski’s “You’ve Gotta Believe”, from the previous year. Marr meant it as a direct response to some critics who had pigeonholed the Smiths as 1960s revivalists.

That night Porter sent singer Morrissey a rough mix of the song in the mail. The following morning Morrissey arrived and laid down his vocals, culling lyrics from various works in progress in his notebook. According to Porter, Morrissey completed his vocals in two takes.

Lyrics

The song contains only one verse which is repeated twice, plus a chorus and a bridge. The subject is an individual who cannot find a way to overcome his crippling shyness and find a partner. Two couplets from the song are well known in pop culture, the opening to the verse:

I am the son, and the heir, of a shyness that is criminally vulgar
I am the son and heir, of nothing in particular

and the chorus:

You shut your mouth
How can you say
I go about things the wrong way
I am human and I need to be loved
Just like everybody else does.

The opening was adapted from a line in George Eliot’s novel Middlemarch: “To be born the son of a Middlemarch manufacturer, and inevitable heir to nothing in particular”. Music journalist Jon Savage commented that the song’s lyrics were evocative of contemporary Manchester gay club culture.

The tune is built around a guitar chord that rapidly oscillates in volume. As to how the distinctive resonant sound was achieved, Marr gave the following account in 1990:

The vibrato [tremolo] sound is incredible, and it took a long time. I put down the rhythm track on an Epiphone Casino through a Fender Twin Reverb without vibrato. Then we played the track back through four old Twins, one on each side. We had to keep all the amps vibrating in time to the track and each other, so we had to keep stopping and starting the track, recording it in 10-second bursts… I wish I could remember exactly how we did the slide part – not writing it down is one of the banes of my life! We did it in three passes through a harmonizer, set to some weird interval, like a sixth. There was a different harmonization for each pass. For the line in harmonics, I retuned the guitar so that I could play it all at the 12th fret with natural harmonics. It’s doubled several times.

 

Sire Records chief Seymour Stein called it “the ‘Stairway to Heaven’ of the Eighties”, while co-writer Johnny Marr described it as “possibly our most enduring record. It’s most people’s favourite, I think.” Despite its prominent place in The Smiths’ repertoire, however, it is not generally considered to be representative of the band’s style.

Although a club favourite, “How Soon Is Now?” did not chart as well as writers Morrissey and Marr had expected. Most commentators put this down to the fact that the song had been out on vinyl in a number of forms before being released as a single in its own right. The original track runs for nearly seven minutes; however, the 7″ single edit cut the length down to under four minutes. The complete version is generally used on compilations. The song has been widely praised for the artistry of its lyrics.

The heavily-reverbed riff that propels the song is a wonderfully repurposed version of Bo Diddley’s “Who Do You Love.”

The heavily-reverbed riff that propels the song is a wonderfully repurposed version of Bo Diddley’s “Who Do You Love.” Johnny Marr has admitted that he does not recall exactly how he got that exact effect that day in the studio and confesses that he has never been able to duplicate it since!

Personnel

 

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