手を伸ばしたせいでリディアの腕がチラッと見えてしまい、ウォーカーがやって来て食らいついた！

 

アーロンとジェリーが、リディアを引っ張り上げ、イライジャは、そのままウォーカーの群れの流れに乗り、車に乗れないまま先へ行ってしまう。

車内ではリディアが、「イライジャを助けにいかなくちゃ！」とパニック状態に。

だがアーロンとジェリーが必死に止める。

「その前にやらなくちゃいけないだろ？彼は、必ず見つけ出すから」とアーロンがリディアを宥めている間に、ジェリーが自分のパンツからベルトを外してリディアの噛まれた左手に巻きつけた。

アーロン「私もやった。でもこうやって生きてるだろ？わかるね？今を乗り切るんだ！。君が大好きだよ。リディア」とアーロンが言うと、リディアは頷きながら大号泣。

アーロン「必ず助ける」と言ってリディアの腕を掴み、ジェリー「すまん」と言い、リディアの腕にナタを振り下ろした。

「ギャー！」

リディアの叫び声が響き渡った。

 

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その頃、西側のHポイントに到着したダリル達だったが、いくら待っても現れないマーサにイライラしている。

キャロルが「別ルートから見てみる。気をつけて」と言い、偵察をしに。

マギー「4人しかいないからチョロいわ」

ロジータ「でも応援が直ぐ来るからダメだよ」

ジュディス「し、静かに」と言うと、見張りの兵士が音がしたと言ってこちら近づいて来る。

皆んな身構えていると、突然マーサの声がした。無線でマーサが「西側にいる兵士は至急東側に来い！」と応援命令を出したのだ。ジュディス達の方に来た兵士達も上官に呼ばれて東側に走り出した。

難を逃れてホッとするジュディス達。

パメラは不安げにデスクに座っている。そこへ命令した兵士から連絡が入り、マーサが「妹と話した後、門へ行き、第七区域とトンネルの見張りを全員、東側に召集しました」と報告。

パメラの目がキランと光る。

「呼び戻しますか?」と兵士が言うとパメラは「良いわ。何か作があるんでしょう」と断る。

 

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大群を誘き寄せてコモンウェルスへ向かっているジープに乗っている兵士達。後ろのウォーカー達の数は異常に増えている。

ノロノロとジープを運転している兵士。その後ろの荷台に何故かウォーカーが這い上がる。そして運転している兵士の首に噛み付いた。

隣にいる兵士が、マーサに助けを求めて無線で「ウォーカーが這い上がって来た」と話していたが、彼も食われてしまい交信が途切れてしまう。

マーサは、壁の見晴らし台から双眼鏡で様子を見るとウォーカーの大群が、直ぐ近くまで来ている。焦ったマーサは、全員退却し、大量の弾を装備しに行くように命令した。

 

ユージーンは、言われた通り部屋で隠れていた。

だが、いきなりドアから兵士が「誰かいるか？強制捜査だ」と叫んで来たので、ユージーンは扉の鍵をそっと外してドアが開いた拍子にドア裏に隠れる。

そして兵士の背中から殴り倒した。

 

アーロン達は、周りをウォーカーで囲まれた車内にまだいた。リディアは気を失って寝ている。だが、外にいるウォーカー達の唸り声がうるさく目覚めたリディア。

「イライジャを探しに行こう、早く！」と言うが、行ける様な状態ではなく2人に止められ泣き出す。

リディアを抱きしめるジェリー。すると

「俺が探して来る」と立ち上がった。

アーロンが「大丈夫か？」と聞くと「ああ、彼らを見つけ、君らを見つけるだけさ。楽勝。」と言うと、ウォーカーが唸り声を上げる外へと出て行った。

 

ダリル達は、トンネルの様な真っ暗な地下道を抜け、梯子で上に上がると、待ち合わせしたユニオン駅に。だが誰もいない。

余りにも静かすぎる建物に違和感を感じたダリルが、「なんか変だぞ、伏せろ」と言う…が、タイラーの「皆んな、もうすぐだぞ」と大声で叫んだのとかぶさり、皆んなには聞こえず、いきなりマシンガンの音がする。その音と共に、タイラーや先頭にいた人々が一斉に撃たれてしまった。

 

そして同じ頃、マーサもパメラが命令した兵士達に反逆罪として捕まってしまった。

マーサ「私は連行されても構わんが、東側の門を強化しろ」と言うが、兵士は「パメラが門は持つから大丈夫と言っている」と言い聞く耳を持たない。

マーサ「パメラは何もわかっちゃいない。壁は持たない。手遅れになるぞ」と忠告したが、連行されてしまう。

 

ダリルやマギー達と、コモンウェルスの兵士達で銃撃戦になっている。そこへパメラが出て来て、様子を見てると目の前にいた兵士が撃たれて死んでしまう。

パメラは、その兵士が持っていた銃を取り自ら撃ち出した。

そしてパメラが、マギーを撃とうとする。それを察知したジュディスが、マギーを助けようと走っできてマギーを突き飛ばし、代わりに自分が撃たれてしまう。

「やめろ〜！」ダリルが叫ぶ。

「目を覚ませ！」とダリルは、ジュディスに走り寄り体を揺らすが、ジュディスは死んだように微動だにしない。

ダリル「行くぞー！！」と叫ぶ。

それを見てマギーとニーガンが上にいる兵士達に撃ちまくる。ロジータも、ゲイビーも、キャロルもパメラに向かって撃ちまくる。

するとキャロルがパメラの左右にいる兵士を撃ち殺した。

パメラは血を浴びた顔で後退しながら「アンタ達のせいよ！」と叫んだ。

ダリル「もう行かなければ！」と逃げるように言い、周りを見ると江崎の横に消化器があるのが目に入った。

ダリル「それを放り投げろ！」と江崎に叫ぶ。江崎がそれを掴み、空中に高く放り投げる。ダリルは、消化器を撃ち、周りが白煙になった。

この煙の中をダリルは、ジュディスを抱えて走り出た。

 

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ユージーンも1人ライフルを抱えて列車近くから駅へと来ていた。するとユミコとマックスも別ルートから駅近くに来ていて、皆んなが煙が出てるドアから出て来るのを見つけ、皆が合流した。

 

東門は、既にウォーカーの大群が来ていて門をドンドン押している。

兵士が「応援はいつ来てくれるんですか？早く！」と無線で要請している。するとウォーカーが壁をよじのぼるのを見つけてしまい、その兵士がウォーカーを撃つ。

だが次から次へとウォーカー達が壁をよじ登って来てしまい、無線で報告しているその兵士も後ろからよじ登って来たウォーカーに喰われてしまい、その手が門の開閉レバーを押してしまう。

門が開いた。

ウォーカーの大群が流れるようにコモンウェルスに入って行く。

 

パメラは自室のデスクに座り、顔についてる血を拭っていると、命令したあの兵士が入って来て「廃人達が壁をよじ登って町に侵入しました。」と報告。

「違うわ、ただのロックダウンよ」と信じないパメラ。

だが兵士はもう手遅れだが、「人員を増やしてここで食い止めれば」と地図を見せて解決策を提案する、、、が、パメラは、

「いいえ、ここの公邸だけ人員を増やして。あとは貧困区域に行くように誘導して」と言う。

兵士はビックリ「無防備な何千もの市民がやられてしまうんですよ？」と言うが、

パメラは「公邸を守りなさい。他は必要ないわ」と言い切った。

 

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ダリルは、ジュディスを抱いて走る。ユージーンもコニーもプリンセスも江崎も、皆んな一緒に走って逃げ場を探す。

江崎「こっちだ！」と誰もいない道へ誘導する。が、目の前に装甲車が横付けした。

江崎がまた別の道を探して皆を誘導するが、今度は、兵士が道の先にやって来て盾を一斉に構えて、こちらにはやって来ない。

見るとまた別の道にも装甲車を止めて兵士達が出てきたが、誰一人、みんなを捕まえに来ない。

ケリー「キチってるよ、追っかけてこないってさ」とコニーに手話する。みんなも「何故、捕まえに来ない？」と口々に言う。

すると道の先に右から左へとウォーカーの大群がやって来て、盾を構えてる兵士達を食おうとしているのが見えた。

そしてよーくみると通せんぼしていた筈の装甲車や壁をウォーカー達が、よじ登っているのが見えた。

ニーガン「嘘だろ？」と信じられないものを見たと亜然としていると、ウォーカーの群れの中から、ルークとジュールスが、こちらに走って来るのが見えた。

江崎「ウォーカーに囲まれた！」

最悪なことに、周りを囲まれてしまい逃げ場がなくなるファミリー達。

 

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キャロルが周りを見渡すとウォーカーがこちらに向かって来る直ぐ横に、路地が見えた。

キャロル「あの路地へ道筋を作って！」と叫ぶと、みんなでウォーカーを倒しながら、ダリルが逃げ込めるように道を作る。

ダリルはジュディスを抱き抱えながら、皆が作ってくれた隙間から路地に入り込めた。

走るダリル。

走りながら抱いているジュディスを見ると、少しだけ動いた。

「パパ?」と薄目しか開けられないジュディスが、ダリルに言う。

ダリルはジュディスを抱えながら、彼女に一瞬目をやり、歯を食いしばって走る。

ジュディスは、気が遠くなりながらダリルの肩越しに見た…

ニーガンやマギー、キャロル達が必死になって自分のためにウォーカーの群れと戦い、その群れに飲み込まれて行くのを、、、。

3.Lyraの感想

泣いた！

マジで家族を、家族となった仲間を、命懸けで守る姿に心が揺さぶられたの〜！

まるでシーズン2の農場を追われたファミリーが、シーズン3でガバナー達と戦った時みたいに。

ドキドキ感は確かに昔の戦いの方があったが、エモーショナルな部分では全く変わらない愛の物語なのだ。この仲間のために命をかけることや家族のために体を張る姿にLyraは感動して12年間も見て来たのだから。

冒頭でジュディスが言う「私達は家族のために何がなんでも命をかけるのよ」と言う下りが、「本当にそうだ」と私達は見て来てわかっているからこそ全肯定！彼女の言葉に納得し、今迄の様々な思い出のシーンが蘇って来て…Lyraはマジで「リックに会いたくなったぞ〜！」

リック、あなたの娘はこんなに大きくなりましたよ。

ああ、良く考えたら…シェーンの娘…禁句だった(ゴメンチャイ)。

ああ、ミショーンに会いたい、リックに会いたい。色々な思いが込み上げてくる。

あと一回で終わってしまう。

だからリックとミショーンに会えないのは、始めっから知ってはいたけど、でも会いたくて仕方がない。

今回の第23話はハートの面でやられたけれど、戦闘シーンも久しぶりに良かった。肉弾戦が好きなのかもしれないって、ウォーキングデッド を見始めて分かったからな(色々教えてくれるTWDってことね)。

テクニカルな戦いを見過ぎたってのもあるが、一対一で戦う彼らの姿が、生き抜くと言うことなのだと感じたからだろう。

ジュディスが撃たれて「カールみたいなことになったら〜」とビビりましたが、「ジュディスが死んだらそれこそ未来がない」と思ってる為、絶対に生きると確信してる。

ダリルを見て「パパ？」と聞くジュディスと、それを聞いて「任せとけ！」と頑張るダリルが好きだ。

「俺が親代わりか？」と自信がなかったダリルが嘘みたいに父になっていた。

男の人って愛する人を守る時にこんな目をするよね。「Norman上手いわ」てこの表情を見て、改めて彼の演技力に拍手を送りたくなりました。

ニーガンやキャロル達が、愛する仲間のために戦う姿に惚れる。彼らがパワーアップしたのは、ジュディスが撃たれたから。

怒りが爆発したのだ。

もう止められない。

愛する人を守るために。

人間は戦うのだ。

 

 

4.Lyraの解説&ツッコミポイント

①再演ウィスパラーズ

久しぶりにウィスパラーズ登場！なんてね。リディアが生まれ育った部族が、ウィスパラーズだから、囁きあいは大得意なのは当たり前だが、アーロンもジェリーも皆んな上手だからこれが初だとは思えん！

事実、長いキャストでアーロンとジェリーは、リックやダリル達が何回もやっているウォーカーの血や内臓を体に塗りたくって群れの中に侵入して移動する、というのはこれが初体験だからね〜。

素晴らしい(って言うのも変だがww)なりきりウォーカー&ウィスパラーズでした！

②リディア

いやはや、アーロンやハーシェル(おじいちゃんの方ね)と同じ状況になるとは、見ていて可哀想で仕方なかった。

イライジャがウォーカーの群れの流れに抵抗出来ず車に乗り込めなかったから、リディアは助けようとして腕を離さないであげたら、手を伸ばしたせいでジャケットから自分の手首が剥き出しになってしまい、ガブッとやられてしまうのだからやるせない。

手を切り落としたお陰で、今回も感染しないで済んだみたいで命は救えたから良かった。でも辛い。人生て何が起きるか分からないし、時として過酷過ぎる。

リディアがまっすぐ生きて欲しいと思う。昔みたいにリディアは孤独じゃ無いから大丈夫だろう。だって皆んながいるのだから。

③アーロン

ここ数話のアーロンは、本当に良いパパだ。勿論、グレイスの良きパパと言う意味もあるが、リディアに対しても本当に頼れるリーダーであり、頼れるパパな気がする。

 

今回のリディアの悲劇は大事件だが、昔から見てきたTWDフリークとしては、「上手い具合に処置できて都合良いな」なんて思わなくもないが、アーロンの「自分もやったが、こうやって生きてるだろ?」というリディアを必死に説得する場面は、本当にパパみたいで素敵だった。

そして腕を切り落とすときに「君が大好きだよ、リディア」って言ってあげるんだもん！なんていい奴なんだアーロン！パパだわ！

リディアも苦しみながらも「は？え？マジ？」みたいに一瞬痛みが飛んだくらいに(笑)驚いていたが、あれ、相当嬉しいよね？

だってず〜と孤独な人生を送って来て、ママが死に、罪多きママ(アルファ)の娘だからと、アレクサンドリアでもヒルトップでも周りに白い目で見られていたから「大好きだよ」と、アーロンに言われたのは至福だろう。ダリルとニーガン以外は、彼女を認めていなかったから。2人がリディアを気にかけたのは自分達が、はみ出しものだったから。

痛みを知ることは悪く無いと思う。だって痛みを知った人間は、辛さを理解したことで他人を思いやれる。そう思うの。

だからリディアも今までより、さらに最高な人格になり得るはず。

人生に負けずに生きて欲しい。

因みにイライジャは生きていそう。

 

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④ジェリー

ジェリー、凄過ぎ〜。あの状況で「俺が探しに行くわ、楽勝だぜ」は、男気選手権で優勝するであろう偉業だわ。

リディアがパニクッているから、と言うのもあるが仲間である「イライジャを放っておけないから」だ。あとルーク＆ジュールスもね。

ルーク達は、ラストで無事にダリル達と再会できた。ならばきっとイライジャも生きてるはず。と信じたい。だって助けに行ったジェリーが報われない。

⑤パメラ

パメラは結構、やり手みたいに言っている人もいるが、今までのリーダーやガバナーよりは怖く無いから、Lyraにはただの狂ったヒステリー女性にしか見えない。だからいくら脅威だとダリル達が言っても実感湧かず。

それが今回マーサの陰でやっていた計画を自ら暴き出したり、また、自らマシンガンぶっ放す姿には驚いてしまった。何だ〜マーサ頼みで逃げ惑っていたのに、自分でやれるんじゃん。

でも性格悪いのはわかっていたが、兵士が街を守ると言っているのに、「街に(市民に)人員をやらなくていい、この公邸だけ守りなさい。あとはいらない」とか、「廃人は、貧困層の区域に行くように誘導して」は、本当にキモ過ぎる。こんな人間が街の最高位なんて、、、私利私欲に塗れて本来のガバナーの責任感もなければ慈悲もない、、、って今の日本もアメリカもそうか？

その汚い性格から、皆んなにリーダーとしても信頼されているマギーを妬んでいたのでしょう、マギーを殺そうとして撃ったから。

そのせいでマギーを助けようとしたジュディスが撃たれた。

絶対に許さないダリル達が報復するだろう。

 

⑥マグナ

ウォーカー多いわ、パメラが性格悪いわ、で胸糞わるい回でしたが、カッコ綺麗なマグナが出てきて癒されました。

⑦ジュディスとダリル・パパ

リディアがウォーカーに噛まれただけでも悲しいのに、ジュディスまで撃たれてしまうとは！

皆んなが反撃に出たのは、大切なジュディスが殺されたかもしれないから。

ダリルが抱えて仲間全員で逃げるシーンには、胸が熱くなる。

リックのラストを思い出し泣いてしまった。

ダリルを見て意識朦朧としているジュディスが言う「パパ?」は、リックに見えたのだろう。

そして命懸けで守ってくれたダリルの存在がパパだから。

愛する人を守る。

こんな偉大なことはないし、自分が生きている意味だとLyraは思っている。

だからジュディスを助ける為に、ラストのウォーカーの群れと戦うニーガンやキャロル達の姿が美しくて美しくてとっても眩しかったよ。

 

いよいよ涙のフィナーレ！

最終回である来週の第24話も頑張って書くので、またこのLyraのブログを読みに来てくださいね。

良かったらこのブログをお友達や家族にも教えてあげてねん。

ジュディスは、助かるのか?

パメラを倒しアレクサンドリアを再建できるのか？

第24話もお楽しみに！

See You Tomorrow〜☆

 

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