Communions / Out Of My World 和訳 解説 Hello! New World

イギリスのRock好き。

慣れ親しんで来た環境からもあるけれど、力技でねじ伏せる某大国の無理矢理さがないのが心地よい。

良きにしろ悪しきにしろ、非常にCool。

勿論、ジャンルによっては、パワーや熱さを売りにしているバンドも沢山あるけれど、ストレートに音を出していてもヒンヤリとした空気感を音で感じられた。

だが、最近イギリスでさえイギリスらしい音を出すRock Bandはいない。

寂しい限り、、、と思っていたら見つけてしまったよ。

それもDenmarkに!

今日Lyraが和訳&解説すれのは、デンマーク王国コペンハーゲンで結成されたロックバンド、Communions コミュニオンズ。

2013年から活動開始。

MartinとMads Rehof 兄弟を中心に、ハイスクールの友人、Jacob van Deurs Formannと、 Lind Koppenをいれた4人編成のバンドである。

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2014年から地元デンマークで精力的に活動を始めたが、当時17歳~21歳と言う若さでありながら、Stone Roses ストーン・ローゼズ× Libertines ザ・リバティーンズと評されたサウンドで瞬く間に世界のメディアから注目を浴びる若手バンドになった。

今日Lyraが和訳する曲は、予約の時点で完売してしまったデビューEP『Communions EP』から【Out Of My World】。

 

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インディーキッズの間で大きな話題となったアルバムから放たれるサウンドはどんなものか?

詳しい解説は、Lyraの和訳の後にお話ししましょう!

 

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= Out Of My World =

[Verse 1]
Am I acting the right part?
Tell me how this story goes
I can’t begin to explain
But everybody knows
It takes madness to look directly in a heart
What I was loosing from the start

[Pre-Chorus]
Are you the way that you seem or only part of my dream
Showing me how to dance?
You were eager to please and I was down on my knees
Could I ever stand a chance?
You’re the queen of your scene
And I’m just watching through a screen

[Chorus]
You’re so out of my world
I don’t even know your name
No boy or girl
Has made me feel the same
Like a lost shot comet
Heading straight for a disaster in the sun
You’re so out of my world

[Verse 2]
Leave me a message on my machine
I’d rather it were you
Laying in my old room
Sharing everything we’ve been through
Just say the word and I’m gone
And I’ll leave everything behind
Cause I’m only seconds away

[Pre-Chorus]
Are you the way that you seem or only part of my dream
Showing me how to dance?
You were eager to please and I was down on my knees
Could I ever stand a chance?
You’re the queen of your scene
And I’m just watching through a screen

[Chorus]
You’re so out of my world
I don’t even know your name
No boy or girl
Has made me feel the same
Like a lost shot comet
Heading straight for a disaster in the sun
You’re so out of my world

[Chorus]
You’re so out of my world
I don’t even know your name
No boy or girl
Has made me feel the same
Like a lost shot comet
Heading straight for a disaster in the sun
You’re so out of my world

 

正しい役を演じてると思うかい?

教えてくれよ、この話はどうなるんだい?

説明出来ないよ

でも、皆んな知ってることさ

はじめっから僕が失っていたものを、心で直に見ることは狂気さ

 

君はそんな風だし、僕の夢の一部なのが君のやり方なの?

ダンスのやり方を教えてくれよ

君は楽しませようと必死だったし、僕は君に跪いた

チャンスの成算が出来ていたことなんて、あったのか?

君のシーンの女王様は、君だよ

そして、僕はただ劇場のスクリーンを流し見してるんだ

 

君は僕の世界から凄く離れたところにいる

僕はまだ君の名前を知らない

男じゃなくて女か、って君が僕を同じ気持ちにさせたんだ

まるで、彗星を撃ち落した気分さ

太陽の災害に向けて直行しろよ

君は僕の世界から凄く離れたところにいる

 

僕のパソコンに君のメッセージを残してよ

むしろそれが君だったらな

古い自分の部屋に横たわっている

僕たちが乗り越えて来たことを分かち合っている

言ってくれれば、僕は行くよ

そしたら、何もかも置いて行くだろう

だって、僕はただの2番目なんだから

 

君はそんな風だし、僕の夢の一部なのが君のやり方なの?

ダンスのやり方を教えてくれよ

君は楽しませようと必死だったし、僕は君に跪いた

チャンスの成算が出来ていたことなんて、あったのか?

君のシーンの女王様は、君だよ

そして、僕はただ劇場のスクリーンを流し見してるんだ

 

君は僕の世界から凄く離れたところにいる

僕はまだ君の名前を知らない

男じゃなくて女か、って君が僕を同じ気持ちにさせたんだ

まるで、彗星を撃ち落した気分さ

太陽の災害に向けて直行しろよ

君は僕の世界から凄く離れたところにいる

 

君は僕の世界から凄く離れたところにいる

僕はまだ君の名前を知らない

男じゃなくて女か、って君が僕を同じ気持ちにさせたんだ

まるで、彗星を撃ち落した気分さ

太陽の災害に向けて直行しろよ

君は僕の世界から凄く離れたところにいる

Songwriter:.Communions

Translator: Lyra Sky和訳

懐かしいサウンド。

一気に90年代〜2000年代のブリティッシュロックの時代に引き込まれてしまった錯覚に陥ってしまう。

Communionsは、Brit Popやシューゲイザーと言われているイギリスのロックバンドを、うまい具合に掛け合わせているなあ、と思う。

「まんま〇〇じゃん!」と言ってしまえば終りだが、巷に溢れているロックにしろポップスにしろ、〇〇ソックリは当たり前でしょう。

特に日本人アーティストには、好きなアーティストをリスペクトし過ぎて髪型も洋服も何から何まで、好きなアーティストの真似をしている人間が多いし、サウンドや歌詞まで寄せていく人がいて、良くそれで音楽活動を平気でしているなあ、と失笑してしまう。

アマチュアなら許されるかもしれないが、プロで多いから悲惨だ。

音楽に対してそれならばモノマネ芸人になれば良いのに、、、。

それでも良いと見にいくお客様たちにも同情してしまう。 暇潰しに行っているのでしょうか?

もっとオリジナリティがある、素晴らしいアーティストは沢山いるのだから、狭い周りだけでなく、もっと世界を見てみたら良いのに。

モノマネをしながらオリジナルみたいな顔をしている人間よりは、数万倍Communionsはアーティストだ。

何故なら自分たちのオリジナリティも確立しているのだから。

それがリアルなサウンドを作る最低限の情熱だと思う。

自らの力で消化しなければ、世に放ってはいけないのだ。

それが先人に対するリスペクトであり、聴いている大衆に向けてのリスペクトにもなるのではないだろうか?

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彼らは、バンド名を決める時に好きな言葉をリストアップした。

最終的に決まった Communionsは、Arthur Rimbaundの “First Communions”の詩から取ったと言う。

見た目の良さもあるが、美しさがあると感じたから、、、と言う。

まさに彼らのサウンドがそれに相応しい。

Communionsの4人が揃った姿は、見た目にもGood Looking だし、退廃的な美さえ伺われる。

サウンドは美しい。

物憂げで、瞑想の中を漂っているようだ。

彼らのデビューアルバムは2017年2月リリースの『Blue』で、Blue とはKrzysztof Kieślowskiの3部作『トリコロール:青の愛、白の愛、赤の愛』の一作で、アルバムと同じタイトルの映画からインスピレーションを得た。

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「その言葉は雰囲気を反映してるだけじゃなくて、何よりその音楽の優美な質感を想起させるものだと思ってる。あと、その言葉にはブルースっていう含みもあるんだ。」そう語るCommunions。

彼らの念頭には音楽とは、優美なものであるという考えが常にあるのだろう。

だから、【Out Of My World】のような美しいサウンドが生まれたのだ。

Lyraには、イントロからイングランドに鳴り響いていたThe Jesus and Mary Chain の美しい暴力性や、

Adorableの刹那いギターサウンドを思い出してしまい、郷愁を誘われてしまう。

そして、見え隠れするPopなメロディは、大好きなOasisの1stを思い出す。

素晴らしい。

でも歌詞は、皮肉れ度は低い。

それはお国柄の違いだと感じる。

だって「幸福度No.1」の国だからね。

幸せが1番だもん。

皮肉屋は要らない。

 

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【Out Of My World】は、冷静に自分と好きな人を見つめている曲だ。
人はこの曲をラブソングだと迷わず言うだろう。
でも、Lyraには、冷静過ぎて戯曲か何かを書いている男の頭の中を見てるようにしか思えない。
恋い焦がれてはいる、、、ならば、もっと熱量が感じられるだろうし、
肉体的や精神的な繋がりを欲する、又は感じているのが普通だが、この曲にはそれが一切ない。
クールと言えばクール。
頭の中で2人の人間関係を弄っては、チェスの駒盤の置き場所に迷っている感じだ。
多分、SNS上の関係も念頭に置きながら書いていると伺われる一行があるしこじれ方も他人行儀ぽい。
歌詞の主人公の好きな女の人は、煌びやかなタイプで、この男は彼女が羨ましい。
だけど、自分は地味だからイマイチ上手くいかなくてモヤモヤしていて行われていることに参加しづらくてぼうかんしてしまう、という状況を詩にしたのでしょう。
男性の歌だけど、ヴォーカルが声が高いのもあり、中性的と言われているから女目線で歌ってる気もして来て不思議。
ガツガツしたのが嫌いな人には、好きな歌詞でしょう。
Lyra的には物足りない。
もっと欲望を丸出しにしたラブソングが好き。
Communionsが、これから先もイギリスのサウンドの影響下を受けたままつっぱしるか、独自の場を探したまま自国デンマークの場でいるか、どこへいこうとしているかは判らない、、、。
どちらにしても世界を目指したいはず。
ならば、激しめの感情を見せて欲しいなあ。
声も個人的に低い声のヴォーカルが好きだから好みではないの。
でも今日オススメしたのは、やはり懐かしいブリティッシュのサウンド好きで、このcommunionsの中に光として輝いているからだ。
イギリスの後ろ向きなシューゲイザーのサウンドそのまんまでありながら、どこか、明るいイメージが浮かぶのは、北欧がらしさから。
北欧は、可愛らしいポップスが得意だからだろう。
イギリスサウンドを継承しつつ、独自の文化の明るさでコーティングしたCommunionsらしいサウンドをこれからも作り出して行って欲しい。
デンマークのロックが最近、元気になりつつこともあるし、ひょっとしたらブームになると感じてるの。

だから、期待して待っていよう。

きっと、大きなことをやらかしてくれるはずだから、、、。

 

* Communions (コミュニオンズ) が 11/16 に配信リリースしたニューシングル「Here and Now」のミュージックビデオも公開され、バンドは同楽曲を含む新曲4曲+ボーナストラック1曲を収録した300枚限定の12インチ・アナログEPを 12/14 に日本でのみリリース。(180G重量盤、6Pのブックレット、歌詞対訳付の仕様となっている)

メンバー
Martin Rehof
Mads Rehof
Jacob van Deurs Formann
Frederik Lind Køppen
Copenhagen

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