NY Loose【Spit】from “The CROW” 売れるバンドに必要な物とは? 和訳 Lyrics

映画好きなLyraは、IGGY POP好き。

その2つが合わさったら上手くいくのよね、本当は。

でも、色々、上手く扱われない世の中。

今日は、Big Hitにはならないけれど地下で動く輩の話。

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今日Lyraが紹介するのは1994年に結成されたアメリカのバンド【NY Loose】NYルース。

その名前の通りニューヨーク・イーストサイドで結成され、当時のメンバーは4人、

Vo,G ブリジット・ウェスト

G. マーク・ダイアモンド

B.  ダニー・ノーダール

Dr.  ピート・ロイド

名前を見てピン!と来た方は、Lyraと同じ淫力魔人のファンだね。

Stoogesの名曲『Loose』から取ったのだよ。初めはそのまんまの名前でやっていた彼らだが、同じバンド名がいたからと頭にNYをつけてこの【NY Loose】になったんだから、この名前だけでもこのバンドのルーツがわかりますね。

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詳しいバンド説明は、Lyraの和訳の後に書きましょう。

ミュージック・ビデオも載せておくのでその後にまたお話ししましょう。

= Spit =

When I first heard this sound
I couldn’t put it down
It made my life complete
Ain’t it neat
And when I went to bed
It went clawing at my head
It made me feel so dirty
Made me feel so clean
I want be your rock n’ roll
I want to be your rock n’ roll
Ya know I want to be your rock n’ roll
And it’s only ”cause I like it
Ooh yeah, I like it
Oh, yeah

この音を初めて聴いた時

こき下ろすことなんて出来なかったわ

私の人生を完璧なものにしたのよ

それって最高じゃない?

寝る時間になると、その音が私の頭をかきむしるの

スっごく私をやばい気持ちにさせるのよ

スっごく浄化された気持ちにさせてよ

私はあなたのロックンロールになりたいの

私はあなたのスペシャルになりたいの

私はあなたのロックンロールになりたいのよ、わかる?

だって、好きなんだもん

ああ、そうよ、それが好きなのよ

ああ、そうよ

And if I can be that
Then put me in your hat
And wear me on your head
Yeah, that’s what I said
Well, if I can’t be that
Then pour me in your cup
See’mon drink me up, see’mon drink me
I want to be your rock n’ roll
I want to be your rock n’ roll
Ya know, I want to be your push n’ pull
And it’s only ”cause, I like it
Ooh yeah, I like it
Oh, yeah

 

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And you know I like it when you spit
Oh, I like it when ya spit
And when you do that
You know I’m getting wet
Wear me on your head
Yeah, that what I said
I want to be rock ‘n roll
I want to be rock ‘n roll
Ya know I want to be your push n’ pull
And it only ‘cause’ I like it
Ooh, yeah, I like it
Oh, yeah
I want to be your rock n’ roll
I want to be your rock n’ roll
I want to be your heaven n’ hell
I want to be your push ‘n pull
‘Cause I like it
I want to be your rock n’ roll

もし、私がアレになれたらさ

あなたの帽子の中に私を入れてよね

そして、いつも私を頭の上にチョコンと乗せてね

そうよ、私がそう言ったの

そうねぇ、もし、私がアレになれたら

私をあなたのカップに注いで頂戴ね

私を飲み干して、私を飲んで

私はあなたのロックンロールになりたいの

私はあなたのスペシャルになりたいの

私はあなた欲望になりたいわけ、わかる?

だって好きなんだもん

ああ、そうよ、それが好きなのよ

ああ、そうよ、

私があなたが唾を吐く時が好きなの知ってるわよね

そう私はあなたが唾を吐く時が好き

あなたがそれをすると濡れて来ちゃうわ

私を頭にチョコンと乗せて被ってよね

そうよ、私はそう言ったの

私はあなたのロックンロールになりたいの

私はあなたのスペシャルになりたいの

私はあなたの欲望になりたいわけ、わかる?

だって好きなんだもん

ああ、そうよ、それが好きなのよ

ああ、そうよ

私はあなたのロックンロールになりたいの

私はあなたのロックンロールになりたいの

私はあなたの天国にも地獄にもなりたいの

私はあなたの欲望になりたいの

だって好きなんだもん

私はあなたのロックンロールになりたいの

 

Songwriters: Gene Simmons / Scott Van Zen / Paul Stanley

Translator: Lyra Sk和訳

 

 

やっぱね、このVideo見ると可愛いのよね、ブリジット。

初めて見た時は「このブリジットはLyraと同じくらいIGGY POPが好きなんだな〜、わかる、わかる」なんて思って格好良いわ〜と、ドキドキした。

でも、今、冷静にみると声が高いしドスも聞いていないし、このタイプの音を出すバンドにしては女の子、女の子していて普通過ぎて物足りない、とわかる。

いっそのことアイドルぽくすれば、アヴリル・ラヴィーンみたいに売れただろう。

でも、Rockに拘る彼ら。

良いことだ。だが、売れるとなるといささかパワーに欠ける。

イギーや、ガレージロックバンドのストレートにガッツンと来る音を出したいならば、もっと低い声の女の声の方が良かったし、低くなくとも、そう言う声の出し方をすれば良かったんじゃないか?

ジョーン・ジェットなんてバイだからかもしれないけど、見てる男だろうが、女だろうが自分の世界に持って来る力がある。

女の子らしくない男にも負けない声とか、

逆にいっそセクシーな色気のある声に聞こえる歌い方するとか、

たまにハスキーな声出すとかね、、

そんな女性の声であったらこのルックスの可愛さもあってビッグヒットを出せたんじゃないかな、と勿体なくて悔しくなる。

たとえばNICOとかCortneyとか癖がある低い声、、、

耳障りで耳に残るようなクセの強さがあれば、このSPITという曲で簡単にヒットしただろうに。

このSPITは、『THE CROW 2 ザ・クロウ2』というブルース・リーの息子が主演した映画のサウンドトラックにも使われた曲なの。

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ザ・クロウは、ダークヒーローでマニアなファンが付いていたから、アメリカでは連続ドラマになるくらいだったし、、、その映画のサントラと言う事で、当時の人気バンドや目をつけられた新人バンドが収録されていた。

その中の一員だったNYルースだから期待された売れ株だったのもわかるでしょう。

NY出身のブリジットは大家族の一人でシャイな大人しい子だったらしい。

でも、StoogesやRamonesが好きだった兄の影響で聴くようになってから性格が変わったんだそうだ。

ギターを練習して曲を作るようになったブリジットは、Bのダニー・ノワールに1988年に出会う。

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ワシントンD.C.出身で小さい頃にNYに来たダニーは、16歳でRamonesのローディーになり、その後Dead Boysのスティーヴ・ベイターズとバンドをやったり若い時からNY PUNKにドップリハマっていた男子だった。

2人は1994年にバンドを始めてすぐに7inchシングルを出したら、イギリスで絶賛され95年の1〜6月まで過ごす事になりそこでオックスフォード出身のDr.ピート・ロイドに出会い一緒にNYに戻った。

95年Flipide Recordsから5曲入りEP “Loosen UP!”をリリースしハリウッドレコードと即、契約に至る。

その後、Gのマークを加えて4人編成で、この “SPIT”が収録されたデビューアルバム “Year Of The Ret”をリリースしたのだ。(Greendayのエンジニアジェリー・フィンが担当している)

このアルバムにはVelvet Undergroundの”Sunday Morning”のカバーも入っているの。

曲やバンド名や歌詞から、容易にバックボーンがハッキリと見える。

イギーに、ラモーンズに、パティ・スミス、ヴェルヴェッツに、ハートブレイカーズと言ったNY Punksが大好きなんだよね、きっと。(イギーはデトロイトだがNY Punksと大の仲良しでしょ。入れとく(^o^)。) Deborah Harryも好きそうだな。

つぅか、大好き過ぎて真似しちゃったんだろう。

そこからオリジナルを生み出そうと頑張った、、、頑張ったんだけど普通過ぎちゃって、、、普通にやっちゃったから、普通のアマチュアバンドみたいに第一線からは消えちゃった、、、。

まだ彼女達はバンド活動してるから消えたのではなくてメジャーからバイバイしただけなんだが。

こういう女性ヴォーカルのバンドをたくさん見て来た。

難しいよね、色気出すには違和感あるサウンドだし、、、

女の子ぶって高い声出す人もいたけど、アレ見ていて客としてはお笑い以外の何でもない。(チバも昔、高い声の女ボーカルバンドをライブで良く名前あげて文句言っていましたが、、、気持ちはわかる)

日本だけよ、高い声が好きなの。

海外では高い声は馬鹿な女のイメージ。映画好きさんは知ってるでしょう?本当ああ言うふうに思ってる大人ばかりよ。

かと言って、女を捨てて頑張るのと下品さを履き違えて、バカな客の煽り方してると下品を通り越して知性がなくなる。難しいよね。

良く「ロックは学歴なんて関係ない。パッションだ」と言う人いるけど学歴ない事を気にして無理してる人みたいで可哀想になる。

つい最近もまだ10代の若者達に、このセリフを言ってるおじさんを見た。

それはないだろう。

ロックをただ趣味でやるならばOK。

ただ「マジでロックで名を成してやろう!」とか

「伝説になってやる!」というならば、自分たちのセルフプロデュースや将来の歩むべき道や売り方を考える頭がなきゃダメだよ。

ただ闇雲にやるだけじゃ時間が過ぎて行く。

沢山のバンドの中に埋もれて行くだろう。それで良いならば、そのロック好きなおじさんのセリフ通りに気にしなくて良い。

だが、10代の若者のように「うちのメンバー中卒だから…」と口にして気にしているならば、ロックミュージシャンだって学歴あった方が良いよ。とアドバイスしたい。そんな心の汚いおじさんにはなりたくないからだ。

本人が勉強したくないならば進学する必要はない。嫌いなものはする必要がないないと考えるならばやらなくて良い。

だが、迷っていたり「このままで良いのか。」と後悔してる人に対して「ロックには、学歴なんか関係ない」と面白おかしく話していたその大人の男性を見て「浅はかに答えを適当に言ってるな。他人事だから茶化して答えているのは無責任だ」と感じて、私は頭に来たんだ。

今、学校辞めようと考えてるあなたは、卒業だけはした方が良いよ。

ご両親が大学に行って良いよ、と言って下さるならば絶対に大学進学した方が良いよ!

Lyraは、時々、このブログで話してるけど「勉強するのは一生だ」と思っている。死ぬまで勉強だと楽しんでいる。

「色んな事を知る事は、世界を知る事であり、回り回って自らを知る事なのだよ」と言いたい。

信念、Policy。

沢山、勉強した事は、あなたの血となり肉となり魅力となり、貴方を輝かせ、何者でもない貴方だけの美しさを放つのだよ。

そして、貴方の中で生き続ける美と知性は誰にも奪われない!

そして、貴方を一生裏切らないの。

だから、学歴は物を言うのだよ、とあの迷っていたパンクスに言いたい。

それに「ロックは馬鹿であれ」みたいな考えは、ロックを命がけでやってる奴等に失礼じゃない?

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ミック・ジャガーが馬鹿に思える?あの人ちゃんとカレッジ出てるし、汚いミュージックビジネスを学んだ歩くビジネスマンよ。じゃなきゃ、あんな何十年もストーンズは続かないよ。別にLyraはミックのファンじゃないけど(笑)。

Manicsだって歌詞を書いてるのは大卒よ。頭デッカチと言うかもしれないけれど、くどいくらいの歌詞も彼らの持ち味。

The Doorsはインテリ集団だと言うのもロック好きならば知ってるはず。

Madonnaだってカレッジに行った。ダンスを学んだ。

「学歴主義者だ」と反対意見を喚く人もいるかもしれないけれど、1人の人間が時間をかけて学んで蓄積された知性や、頑張って勉強した行為をアナタは非難するんですか?と言いたい。

大学に行って遊ぶだけの親不孝者の話はしていない。

私が話しているのは夢に向かって勉強をしてる人や、知識欲に駆られてコツコツ頑張ってる人の話をしてる。

頑張って勉強してる人や、一生懸命大学を卒業した人に対して、そんな「ロックには学歴はいらない」なんて言うのはおかしいし、愚痴ってる若者達に無責任に「いらないぜ」ってよく言えるな、と腹が立ったのだ。

インディージョーンズでさ、インディが自分の息子と知らない時に息子が愚痴ってるのを聞いて「大学が嫌ならやめちゃえ」って言ってたくせに、いざ、自分の本当の息子とわかった途端「絶対、大学は卒業しろ!辞めたら怒るからな!」と怒鳴るシーンがあるでしょ?

まさにアレよ。そのおっさん自身が他人を思いやらない馬鹿なんだろうな。適当に楽しけりゃ良い、タイプなんだね。

逆に、60代や70代でも高校や専門学校や大学に行く人がいるでしょう?

頑張って免許取ったり、そう言うバイタリティある人達を見ると、いつまでも頑張って前を見て生きていて凄いなぁ〜!と感激するのよね。

この大人の生き方の姿勢の違いを、まざまざと見せつけられる事が最近、何回もあったから、音楽話と全てがリンクしちゃたのよ。

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もし貴方が迷っているならば勉強すべき。

そして貴方が、勉強が嫌いだから学歴がないと嘆くならば、今から行けば良い。時間がかかってもだ。

逆に勉強嫌いならば、ほかに戦力の代わりになるものを得るべきだ。貴方らしさを打ち出すなにかを。

血ゲロ吐いてでも何かを生み出す力と、行動力と、強運を掴み取る瞬発力を手に入れないとね!

貴方にはその力がある?

ブリジットは、過激な歌詞を書くと言う評論家もいたがそんな事はない。

普通だ。あくまでもLyraからしたら、と言うことだから人によるかもしれないけどね。

この「SPIT」は、エッチな事を連想させる歌詞やスラングに目がいくだろうけど、別にこれは「好きよ」と大好きな男に可愛く言ってる歌だ。

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「私を貴方の1番にしてよ」って歌詞よ、これ。

カップはストーンズの歌詞だよね、これ。あれから取ったな。

だから、Lyraは「貴方が好きよ」って自分のLovely Man にいってる女の子のイメージで可愛く和訳しましたよん。

貴方の頭にチョコンと乗せてね、と言いながらイギーの真似して「Ho! Yeah」と言うのが可愛いブリジット。

好きだったからこそ残念だ。

もっと女を捨ててやりたい事やりゃあ良かったのに、勿体無い。

その点、ラナデルレイLana Del Ray は、知性を超えて策略家な大卒お嬢様だし(本人は大金持ちなのをひた隠しにしてるが)賢いビジネスウーマンだ。女を武器にのし上がった事を公然と宣伝文句のように話し、野太い声で地獄の底から顔を出したりする。

Courtney Love コートニー・ラブも上手いよね。

あの方、女捨ててますから。ああ、捨てる、と言う言い方に引っかかる人もいるでしょうけど、女を捨てると言うのは女性の性を捨てろ、と言うのではありませんよ。寧ろ女を武器にしても良いわけよ、、、コートニーのグルーピー時代は貴方もう女を武器にしてるわけだしね。

彼女は学歴を、あらゆる経験と自己犠牲でカバーしてる。恐ろしいほどまでの地獄を見ただろう。

そして、それを武器にして身を削って生き残りにかけている。最近は大変そうだ。負けないでほしい。

毛色は違うけど同じNY Punksシーンに良く登場するデボラハリーも素敵じゃん。女をチラ見せしながら腹が座っていて女を顧みずやってのし上がった。

わかる方には、「もう説明しなくてLyra、OKよ、気を使うな」と言われちゃうでしょうけど(笑)

うーん、例えばね、ライブでね、髪型気にしちゃう〜とか、洋服が乱れてるから〜とスカートをお直ししながら歌う人が居るじゃない?

そんなもん気にしないでデカイ声出せや!

腹から声を出してるんかい?

ちゃんと出せや!

髪がバサバサしようが、顔にかかるくらい乱れようが、パンチラしようがそんなもん、気にしないで観客の目ん玉を見てメッセージを伝えろや!

ってことかしら。

わかっていただけるかしら、このLyraの気持ちを、このニュアンスを。(お目々パチパチさせて聞いてるLyra…)

だからチマチマ格好つけてるフロントマンや、がなってる女性ボーカル見てるとやるせなくなるの。頭にも来る。ハァ〜、まただよ。って感じ。

野太い声で歌うのと、「男みたいな汚い言葉を使ってがなる」のは違うのヨン。

Janisの歌ってるところ見た事ある?

Nicoの歌を聞いた事ある?

Patti Smithのジェンダレスな知性を感じるライブ見た事ある?

Boss Hogを知ってるかい?

まだまだ知性とキャラの濃さを持つ素晴らしいミュージシャンは他にもたくさん居るけれど、

自分を解放する事と、知識を得て輝かせることがビッグネームになる秘訣だな。

そんな深い事をNY Looseの”SPIT”を聴きながら考えて凍える群青色の夜空を見上げるLyraでした。

Be Art !

See ya tomorrow ‼

(^з^)-☆

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