
Oasisの和訳解説は随分前からやって来ていたのでLiamがヴォーカルの曲は、今回のセットリストは全て和訳していたのため、ここ数回Noelが歌っている曲を和訳して来ました。
今日は、Liamが東京を経つ時にあげていた映像に使われていた曲を和訳解説します。
「バイバイするのが寂しい」と言われてるような、「時間がないから行かなきゃ」と慌ただしい毎日を話しているような…色々とLiamの気持ちを考えると刹那い気持ちになるこの曲。
「日本語話せない」と言って「ありがとう」を連発するリアムの優しさに惚れ直した夜。皆も盛り上がった東京ドームを思い出しならが聞いてみてね。
今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド,マンチェスター出身のバンド、Oasis オアシス。
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オアシスについては、沢山書いて来たので,バンドについては,このブログの前の記事らをお読みください。
今日Lyraが和訳する曲は、2008年リリースのOasisの7枚目のアルバム『Dig Out Your Soul』に収録されている曲で2枚目のシングルである【I’m Outta Time】。リードボーカルのリアム・ギャラガーによって作曲され、2008年12月1日にリリースされました。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後にお話しましょう!
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“I’m Outta Time” is a song by English rock band Oasis, featured on their seventh studio album, Dig Out Your Soul (2008). The second single from the album, succeeding “The Shock of the Lightning”, “I’m Outta Time” was written by lead vocalist Liam Gallagher and released on 1 December 2008.
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= I’m Outta Time =
[Intro: Liam Gallagher]
La, la, la, la, la
La, la, la, la, la-ah
La, la, la, la, la
La, la, la, la, la-ah
Here’s a song
It reminds me of when we were young
Looking back at all the things we’ve done
You gotta keep on keeping on
Out to sea
It’s the only place I honestly
Can get myself some peace of mind
You know it’s getting hard to fly
こんな歌があるよ
若かった頃を思い出すな
二人でやってきたことを振り返る
ずっと進み続けなきゃな
海へ出て
そこだけが
心の平安を得られる場所なんだ
飛ぶのが難しくなってきているって
わかってるだろう
[Chorus]
If I’m to fall
Would you be there to applaud?
Or would you hide behind them all?
‘Cause if I have to go
In my heart you grow
And that’s where you belong
もし俺が倒れたら
君は拍手喝采してくれる?
それともみんなの後ろに隠れる?
だってもし俺が逝かなくちゃいけないなら
俺の心の中で君は大きな存在になる
そして、そこが君の居場所だ
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[Chorus]
If I’m to fall
Would you be there to applaud?
Or would you hide behind them all?
‘Cause if I have to go
In my heart you grow
And that’s where you belong
If I’m to fall
Would you be there to applaud?
Or would you hide behind them all?
‘Cause if I have to go
In my heart you grow
And that’s where you belong
(La, la-la-la
La-la-la-la-la-la-la)
もし俺が倒れたら
君は拍手喝采してくれる?
それともみんなの後ろに隠れる?
だってもし俺が逝かなくちゃいけないなら
俺の心の中で君は大きな存在になる
そして、そこが君の居場所だ
もし俺が倒れたら
君は拍手喝采してくれる?
それともみんなの後ろに隠れる?
だってもし俺が逝かなくちゃいけないなら
俺の心の中で君は大きな存在になる
そして、そこが君の居場所だ
(ラ,ラーラーラ
ラーラーラーラーラーラーラ)
Guess I’m out of time
I’m out of time
I’m out of time
I’m out of time
I’m out of time
もう俺には時間がないみたい
時間がない
時間がない
時間がない
時間がない
[Outro: John Lennon]
(As Churchill said, it’s the Englishman’s inalienable right to live where the hell he likes
I said, what do you think, it’s gonna vanish?
It’s not going to be there when I get back?)
(ジョン・レノン)
「チャーチルが言ったように、イギリス人は好きな場所に住む権利を奪われない。 俺が言ったのは、どう思う?消えてしまうんじゃないか? 俺が戻った時にはもうないんじゃないか?」
Writer: Liam Gallagher
Translator: Lyra Sky 和訳
【I’m Outta Time】について
「I’m Outta Time」はアルバム『Dig Out Your Soul』のセカンドシングルとしてリリースされました。2010年にはシングルコレクション『Time Flies… 1994-2009』にも収録。
リアム・ギャラガーによって書かれたこの曲は、『Dig Out Your Soul World Tour』でのライブ演奏時に「…新しいワンダーウォール」と紹介されたことで有名です。
ノエル・ギャラガーは、この曲の収録曲についてこう語っています。
「アルバムの真ん中に、ピアノが効いていて、ジョン・レノンを彷彿とさせる、ゆったりとした曲がある。これはリアムが書いたもので、アルバムの両面がかなり激しいので、それを少し和らげるために書いたんだ。最初から最後まで、この曲は全開なんだ。 」
リアム・ギャラガーも、この曲に関する自身のソングライティング能力についてこう語っています。
「こういう曲を書こうと意図的に書いたわけじゃない。自然とそうなったんだ。言葉で書くのは難しい。もし言葉で書く方が簡単だったら、俺はビッグになれる。WHスミスよりもビッグになれるな」
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曲作りのプロセス
リアムは曲作りのプロセスについて「ヴァースと曲は出来たんだけど、コーラス部分は何年もかけて書いたんだ。何も思いつかなかった。ある日、何も考えずにぼんやりしていたら、突然ひらめいたんだ。『よし、これで曲は完成した。もう、完全に完成だ』って思ったよ。演奏していて、アウトロがぐるぐる回っていて、何かが足りないと思った。もちろん、俺は、ジョン・レノンの大ファンだし、この曲にはレノンっぽい雰囲気が少しある。だから『そうだ、彼の言葉を探さなきゃ』って思ったんだ。それで昔のインタビューを全部読み返して、最初に見つけたのがこれだったんだけど、それがうまくいったんだ。これはジョン・レノンへのトリビュートじゃない。だって、座ってジョン・レノンへのトリビュートを書こうとしたら、とんでもない駄作になるだろうから。でも、ある種の敬意を表した曲なんだ。」
確かに、リスペクトと愛を感じる曲ですね。歌い方まで似てるので驚きますが,このアルバム全体がビートルズの世界。このアルバムが、昔のオアシスではないのでこれがコンセプトだったのかとも思われます。
リアムはQ誌(2008年10月号)でも、この曲を振り返ってこうも書いていました。
「この曲を書き終えた時、「ああ、この曲作りには何かあるんだ。このまま続けなきゃ、諦めちゃいけない」と思ったんだ。あれがまさにその曲だったと思う。だって、俺の曲はヴァースが繰り返されることが多いからね。それに、俺はアンセムみたいな壮大なコード進行は得意じゃない。でも、この曲はうまくできた。誇りに思ってるよ。」
アンセムみたいな壮大なコード進行とは、ノエルのことだと分かる…リアムは、意識的に似た感じにはしたくないのだ。
「俺は俺、アイツはアイツ」な精神で生きてる人だから。
だからと言ってノエルの曲は嫌いではなく,どの曲も好きなのだ…だって嫌いならば、あんな風に魂を込めて歌えやしない。愛する曲だからあの歌い方が出来るのだと思う。
長年見て来てOasisの曲をOasisのバンドで歌っているLiamは、普通に歌うのとは違う、生き方を自ら暴露してるかのように歌っているとLyraは信じてる。あの頃の空気感は普通ではない。
個人的に皆が(世間が)良く言っている解散が近づいて来た時期の数年間のリアムの「ゲロ声」をLyraは知らない。たまたま運が良かったのだろうね。だから今だに昔からのファンが言う最悪の声を目の当たりにはしていなかった。
だから超幻滅せずに生きてこれたのかもしれないが、Liamが喧嘩しようが悪態つこうが、Liamがオアシスとオアシスの曲を愛してるのは分かる。
それゆえに当時のリアムは、(ノエルも)悩み苦しんできたのだ、人間関係泥沼の状況に。
この曲は、Liamの作った曲です、完成度が高い曲だ。そしてはっきり言ってこの曲はジョンレノンそのものと言っても良い歌い方。メロディもビートルズのバラードにありそう。そして『Dig Out soul』のアルバム自体がほの全体にビートルズの匂いがする。
全く最後の最後のアルバムにこんなビートルズを詰め込むか?って感じ。
でもそうせざるおえなかったんだろうな…真っ暗な暗い世界と『終わり』の行き止まりの標識が見えていたのだろうから。変えたかったのだろう,イメージも何もかも。だから好きな世界観を詰め込んだのだ。
この時の苦しみ,悲しみ,続いて欲しいという願望、すがるような想いがこの【I’m Outta Time】に詰め込まれている。
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「時間がない」どうにもならない状況で逃げられないまま、先を行く。
この曲を東京のライブ終わりに流したLiam Gallagher。切ない気持ちが伝わって来る。
これからどうなるのだろうか,オアシスは」と心配になる…この画像と,この曲を聞いたらね〜、来年、やるのは分かっていても,その先は?
Lyraは、OasisがOasisらしく楽しく生きていけるなら何でもいい。幸せでいて欲しいから。
たくさんの思い出とたくさんの経験をもらえたオアシスにありがとう!もうそれだけだから。
感謝と愛とリスペクトを送ります。
きっとLiamも同じ気持ちだったのだろうね、
終わるのが寂しいからこの曲を選んだのだ。
Lyraのより詳しい解説
Out to sea It's the only place I honestly Can get myself some peace of mind
「海へ」というのは、彼が心の平安を求めている現れだ。このまま文字通り海へ出るという意味ではないでしょう。
心の平安…それを求めているのは、失恋を乗り越えるために怠惰な時間を過ごしたり、愛するものから離れたりすることを指しているのかも。
あるいは、彼女がいなくなった今、海水(アルコール)に溺れることを指しているのかも。
You know it's getting hard to fly
飛ぶのが難しくなった…とは、かなり悲しくなる表現です。この頃には、リアムはオアシスが解散するのではないかと感じ始めていたんだろう。
リアムと兄ノエルが若かった頃、1994年のヒット曲【Live Foreverで歌われているように、二人は空を飛びたいと思っていました。
*【Oasis /Live Forever】 和訳 祝2周年 The 2nd Anniversary of My Blog is Oasis’song! Lyrics
だけど【I’m Outta Time】の時期には、そうではなかった…兄弟がほとんど口をきかなくなった今、リアムは昔のようには関係が戻らないことを悟っていたのです。 最終的にOasisは、2009年後半に解散したので、リアムのこの予感は正しかったのだ、悲しいことに。ま、今は復活したので昔の話にはなりますが…。
If I'm to fall
Would you be there to applaud?
Or would you hide behind them all?
'Cause if I have to go
In my heart you grow
And that's where you belong
この部分の歌詞は、ファンやバンドに、もしOasis が解散したら自分を拾い上げて、彼自身で乗り越えるのを手伝ってくれるだろうか?と尋ねているのかもしれません。
リアムの弱い部分が見えて刹那くなってくる。ずっと続いて欲しいのに終わってしまうかもしれないオアシスを終わらせたくなくて,でも、どうにも出来ない自分を責めてるような、これから心配を心配する不安さが伝わって来る。
真に迫った曲が聴くものの心を震わせる名曲です。
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I’m Outta Time” was released as the second single off Dig Out Your Soul. In 2010 it was included in the singles collection Time Flies… 1994-2009.
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Written by Liam Gallagher, he would famously introduce it as “… the new Wonderwall” when playing it live on the Dig Out Your Soul World Tour.
Noel on the song’s placement on the record track:
There’s a kind of piano-y, John Lennon-y obligatory plod-away song in the middle, which Liam wrote, and that’s to break up the two sides (of the album) which are pretty intense, and it’s full-on from the start to finish.
Liam on his songwriting ability in relation to this song:
I didn’t go out to write a song like that, it just happened. I find it hard with words. If I found it easier with words I’d be huge. Bigger than WH Smith.
Liam on the writing process:
I got the verses and the music, the chorus took like years to write, I just couldn’t get anything. One day I was f—ing about and it just happened. I thought, ‘All right, that’s the song done. It’s f—ing done.’ I was playing it and the outro goes round and round, it needs something – obviously I’m a big John Lennon fan and it’s got a bit of a Lennon vibe, so I thought, ‘Well, I’ve got to find a bit of him speaking.’ So we went through all these old interviews, that’s the first one I found, and it just sort of worked. It’s not a tribute to John Lennon because if you sat down and tried to write a tribute to John Lennon it’d be f—ing rubbish, but it’s kind of a nod.
Liam looking back at the song in Q magazine (October 2008):
When I finished that, I thought, ‘yeah, man, there’s something in this writing business. I should keep it up and not throw in the towel.’ I think that was the one. Cos a lot of my songs, verses repeat and s–t like that. And I don’t have the big anthem chords. But I pulled that one off. I’m proud of that.
Personnel
- Liam Gallagher – vocals, acoustic guitar
- Noel Gallagher – electric and acoustic guitars, electronics, mellotron, keyboards
- Gem Archer – electric and acoustic guitars, piano, keyboards
- Andy Bell – bass
- Zak Starkey – drums
- John Lennon – speech sample
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