Red Hot Chili Peppers【Can’t Stop】和訳詳しい解説 東京ドーム1曲目 Tokyo Dome Opening Song

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【より詳しい解説】

①Anthonyは、名声を得ることに慣れている。ファンのために音楽を作ること…愛することを続けられるのであれば、ロックスターのライフスタイルにふけることを躊躇しない人だ。

Can’t stop, addicted to the shindigは、エンターテイナーとしての彼のキャリア、またはそのキャリアのためにやめられないドラッグのいずれかであろう。

②Anthony のタトゥーの幾つは、ネイティブ アメリカンにインスパイアされたものだ。

先日知人に「何故アーティストの顔や何かの模様を体に彫るのかな?」と質問されたのだけど、Lyraは好きなアーティストや既存の国や文化などの自分のルーツを肌に刻むのは(彫るのは)、自分を支えるバッグボーンが、自分にパワーをくれるし、お守りなんだと思う。

Anthonyの背中には、大きな「ハイダ サンダーバード」が背中の上部に広がっている。

昔、RHCP は、【American Ghost Dance】と【Kick a Hole in the Sky】の曲では、特にネイティブ アメリカンをテーマとして言及しているので、彼に(彼ら)にとって意味が深い現れだろう。Jim Morrison と同じ(Jimはルーツではないが)、イマジネーションの源泉なのかも。

③みなさんご存知のように、Anthonyの父 John Kiedisはハリウッド俳優だった。

Anthony は元々、音楽を作る前、俳優としてのキャリアを始めるために LA に移住したのだ。

④先程触れたDefunkt と言うバンドは、70 年代から 80 年代のファンク/ロック/ジャズ バンド。1978年にニューヨークでトロンボーン奏者で歌手のジョセフ・ボウイによって結成されたアメリカの音楽グループだ。

この曲のサウンドは Defunkt に似ている。しかも、このファンクらしい言葉遊びも似ている。

このスタイルの音楽である Defunkt は、ファンであるあなたが支払うピストル、武器になる威力がある、と言いたいのだ。

RHCP を楽しんでいる私たちは、結果的にDefunktを楽しんでいると言う意味でもある。

⑤歌詞の中で、鋪道に名を刻め、とあるのは、RHCPのメンバーが、西海岸に住んでいて、サバイバルしていることから来ているだろう。ショービジネスにしろ、日常にしろだ。その為、キープするには、或いは上を目指し続けるには、なんらかの永続的な方法で世界に足跡を残さなければならないので、ハリウッド BLVD でスターを獲得できるほど明るく輝こうという意味になる。 ただし、功績を上げたとしても、鍛錬したり、仕事は続けていかなければならない、と言いたいのだ。

⑥”Burning so bright I wonder what the wave mean’ は、RHCP がその創造性と才能の継続により、30 年の歴史の中で数多くの人気のある音楽スタイルの興亡に耐えてきたことを意味する。

⑦”White Heat”は、コカイン、クラック、またはヘロインの意味。白い色をしていると言う理由もあるが、コレらは、あなたに暖かいラッシュを与えるので暑くなる、と言う現象からも歌詞に入れたのだろう。

⑧ Jungle ジャングルは、居心地悪い都市環境の危険性/課題を婉曲的に説明する有名な比喩「コンクリート ジャングル」を意味している。

人々がそれを購入して使用するために、コンクリートジャングルでヘロイン/コカインがどのように「叫ぶ」かについてか?

つまり、薬物は都市に住む人々を誘惑し、最悪、中毒につながる。だが、それにもかかわらず人々は、止めることは出来ない。そして「つまずいたとしてもその動きは止めなきければ(完了しなければ)ならない」のだ。

⑨Go ask the dustは、大恐慌時代のロサンゼルスを舞台にした、イタリア系アメリカ人の作家ジョン ファンテの 1939 年の小説『Ask The Dust』から来ている。『Ask The Dust』は、記念碑的な南カリフォルニアの物語と呼ばれているから当時を知る上には良い教材にもなるだろうな。

主人公のアルトゥーロ・バンディーニは、創造性の精神を具現化した人物だ。最終的に作家としての名声を得るまで貧乏生活を送っていく。

この小説は、一見短くて無意味な生涯の中で目的を見つけるための共通の闘争を扱った作品だ。

一時的な地上の存在というその根底にあるテーマは、ほこりと砂漠の重要性を通して強調されている。

この作品にインスパイアされているとおもう、、、こんな感じ。

「世界は塵であり、それが塵になる[…] 人間の意味と哀れな運命についての恐ろしい理解が私を襲った。砂漠は常にそこにあり、辛抱強い白い動物であり、人間が死ぬのを待っていたのだ」

Anthonyはこのテーマを継続し、ファンテの小説に敬意を表して、人生の儚さを過去のものとし、地球上に常に存在する場所の寿命に意味を求めるよう促す。ファンテによれば、「私たちは皆、塵からできていて、塵に戻るのであれば、答えを探さなければなりません。塵に尋ねるべきです。」とも言っている。

⑩ コーラスでは、彼が音楽を作ることをどれだけ愛しているか、そして彼が音楽に注ぐハードワークを表現する方法を歌っている。 LyraにはAnthonyが、どんなに辛くても、聞いているものへ歌い続けると言っているように感じる。

⑪特定の薬が針を介して医学的に投与されると、注射器に血液が逆流する時がある。これはアンソニーがきれいになることを指しているが、また、.彼は「恋人」と言って、かき氷の味を思い出させているのが面白い。

2004 年の自伝『Scar Tissue』で、AnthonyはC 型肝炎の治療としてオゾン療法を受けることに言及している。サット ハリというホリスティック ナースは、『By The Way』ツアー中にバンドに同行。FleaとAnthony の両方にオゾンを静脈内投与していた。

「俺の主なソウルメイトの 1 人は、サット ハリだ。Flea は彼女をツアーに連れて行き、静脈内オゾン療法を彼に施してもらった。サット ハリは看護師であり、アメリカのシーク教徒であり、優しく、信じられないほど保護された、ターバンを身に着けた若い女性だ彼女は母性があり、暖かく、愛情があり、控えめで、新鮮な雰囲気と女性のエネルギーの完全な息吹だ…俺にとって彼女は姉妹のような存在だ。母親と世話人、看護師が一体となっているみたいだな。サット・ハリは、バンドとクルーの全員に慕われ、組織全体の巣窟の母になったんだ」とかたっている。

因みに代替医療の一形態として、オゾン療法は、オゾン (化学記号、O3) を患者に直接投与することにより、体内の酸素量を増加させると言う。物議を醸している治療法だが、免疫系を活性化し、酸素代謝を刺激して体組織に放出される酸素量を増やすことを目的としている。その使用を裏付ける信頼できる証拠はないが、オゾン療法は肝炎、がん、エイズなどの症状の治療に役立つと考えられている。

⑬瞑想は、仏教で一般的に実践されているリラクゼーションの一形態だ。自己実現を通じて自分自身との平和を解き放つ方法であるため、実践されている。メディエーションは無重力とリンクしているため、比喩的な重みを取り除き、負のエネルギーを取り除くらしい。 瞑想を通してGold の価値(自己愛または価値を意味する)が分かると言う。それを表現したのだろう。

⑭先程、チラッと書いたJulia Butterfly Hill は、アメリカの環境活動家で、180 フィートのセコイアの木 (「ルナ」) に 738 日間住み、伐採を防いだことで最も有名な人だ。

致命的な交通事故に見舞われ、集中的な治療を受けることになったJuliaは、物質的な所有物に支配された生活の不均衡に気づいたのだ。翌年の遠征中に、彼女は北カリフォルニアの大きなセコイアの森の破壊に対する抗議に参加した。

「 レッドウッドの森にある荘厳な大聖堂に初めて足を踏み入れたとき、私の魂は自分が探し求めていたものを見つけたと感じました。 」と語っていた。

パシフィック ランバー カンパニー (PALCO) による大規模な伐採を防ぐため、活動家たちは交替で一度に数日間、梢に住んでいた。メディアの注目を集めたいと考えたJuliaは、1997 年 12 月 10 日に森で最も高いセコイアの 1 つに登り、42 日間の木に座っている記録を破ることを目指したのだ。

彼女の行動により、ルナと半径 200 フィート内のすべての木が保護され、Julia Hill の木は、数多くの本やドキュメンタリーのインスピレーションとなっている。また、『Lisa The Tree Hagger』というタイトルの The Simpsons ザ・シンプソンズ(アニメ)のエピソードも取り上げられている。

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⑮”Yardbird”というニックネームで呼ばれることが多かったCharlie Parker は、このジャンルの創始者の 1 人と見なされている。短縮形 (「Bird」) では、このニックネームは、【Bird Gets the Worm】、【Bird of Paradise】、【Yardbird Suite】など、Parker の作曲のいくつかのタイトルでも取り上げられいる。

⑯音楽は世界共通の言語だ。音楽があれば、他の方法では越えられない文化的、言語的境界を越えてコミュニケーション出来るだろう。

文化によって音楽のスタイルや要素が異なる時もあるが、それは普遍的に理解され、評価されてきた。 2009 年の音楽ドキュメンタリー The Heart Is a Drum Machine で、John Frusciante は宇宙の創造的な源と接触するためのツールとして音楽を使用することについて次のように述べています。

「俺たちを創造した力は、その存在を通して表現されています。 […]俺たちが行うすべてのこと、俺たちが作成するすべてのことは、自然そのものを表現していると信じている。」

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