【The Plasmatics / Butcher Baby】和訳 Extream&Real Love プラズマティックスとは 解説

世の中、見かけ。

「人間は見かけじゃないよ」と思っている。

だけど世間様は、そうじゃない。

全て見た目で判断するし、良い評判よりも悪い評判の方を信じる人の方が多い。

動物を愛する優しい心を持っていたとしても、乳丸出しでギターをぶった切っていたら、世間は危険分子と取るのだ。

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークで結成されたハードコア・パンク・バンド、ヘヴィメタル・バンド、 PLASMATICS プラズマティックス。

1977年にニューヨーク市で結成。

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1970年代から1980年代にかけて、下手すると世界一、過激なステージをするバンドとして有名であった 物議を醸し出すショックロックバンドである。

見た目の過激さ通りの過激なステージングをして世界中の話題をさらった。

今日Lyraが和訳する曲は、Plasmatics の1978年リリースのシングル【Butcher Baby】。

随分前に和訳したままだったの。

次から次へと紹介したい楽曲が続いたために後回しにしていたのだけど、最近、最新ヒットなど新し目の曲をお届けしていたので、今日は過激なこちらで行きます!

詳しい解説は、Lyraの Hip な和訳の後に又お話しましょう。

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Plasmatics were an American punk rock and heavy metal band formed by Rod Swenson and Wendy O. Williams in New York City, New York, in 1977. The band was a controversial group known for wild live shows that broke countless taboos. These included chainsawing guitars, blowing up speaker cabinets, sledgehammering television sets, and blowing up automobiles live on stage. Williams was arrested in Milwaukee by the Milwaukee police before being charged with public indecency.

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= Butcher Baby =

Butcher baby
They’re gonna put you away
Ichi, ni, san, shi!

Butcher baby, dressed up in red
Butcher baby, messed in your head
Butcher baby, go out at night
Butcher baby, turn out the light

Oh yea, oh no!
Oh yea, oh no!
Oh yea now!
Oh no, oh yea!

Butcher baby, you’re dressed to kill
Butcher baby, I know you will
Butcher baby, today is the day
Butcher baby, gonna put you away

Oh yea, oh no!
Oh yea, oh no!
Oh yea now!
Oh no, oh yea!

 

肉屋の可愛いアイツ

アイツら、アンタを平らげるぜ!

一、二、三、四!

肉屋の可愛いアイツ、赤い服で綺麗に着飾ってる

肉屋の可愛いアイツ、お前の頭を混乱させるぜ

肉屋の可愛いアイツ、夜中にお出かけさ

肉屋の可愛いアイツ、明かりを消すよ

オー、イエー、もう、ダメ!

オー、イエー、もう、ダメ!

オー、イエー、今よ!

もう、ダメ、オー、最高!

肉屋の可愛い奴、お前は色っぽくめかしこんでいる

肉屋の可愛い奴、お前がやるのはわかってるよ

肉屋の可愛い奴、今日がその日だよ

肉屋の可愛い奴、アンタを平らげてやるよ

オー、イエー、もう、ダメ!

オー、イエー、もう、ダメ!

オー、イエー、今よ!

もう、ダメ、オー、最高!

https://youtu.be/Q2eynNh5xHM

“一、二、三、四!” とあえて書いたのは、日系人ベーシストのChosei Funahara (船原長生) の掛け声だから。
初めてこのミュージックビデオを見た時に、ヴォーカルのWendy O. Williams のルックスにも目が行ったけど、1番驚いたのは、この1978年リリースの曲に、日本人が参加していたと言うことだった。
日本のパンクバンドを見ているみたいだし、斬新!
オリエンタルな神秘的な日本の掛け声のお陰か、どハードなパンク(というより、スラッシュメタルみたいな) サウンドが、侍ソングになって益々、格好良く感じたものだ。
多分、男の人なら絶対、裸の格好をしてる方に目がいくだろうけど、Lyraは日本語の掛け声の方が衝撃だった。
Choseiは、2年後にはクレジットからなくなっているから残念だが脱退して、次に、これまた目立つ (知る人ぞ知る) プラチナブロンド・モヒカンのベーシスト Jean Beauvoir に代わる。
Wendyのモヒカンと相まって、独特のパンクな雰囲気を出して格好良かった。
彼らの過激サウンドは、良くハードコアパンクと言われた。
確かに疾走感あるサウンドは、パンクだし頭の格好はモヒカン。
だが、ギターソロなんてメタルじゃない?
この【Butcher Baby】は、彼らの1st アルバム(というかEP) になる 『Butcher Baby EP』に収録されていたが、この頃からメタルの要素があるのが良く聞いていればわかると思う。
アルバム毎に、Plasmaticsは過激さを増し、サウンドも分かりやすくヘヴィメタルへと移行して行く。
といったジャンルを掛け合わせたバンドみたいに Plasmatics も見かけで誤解されているだけで実際は、パンクもヘヴィメタルの要素も入った ボーダレスなバンドなのだ。
ジャンル関係ないってことなのよ。
実際、Wendyは、Motorhead と仲良しで、彼らのライブにゲスト出演したり、飛び入りしてイキナリ歌い出したり良くしていたらしい。
Motorheadの フロントマンの Lemmy が「俺たちはヘヴィメタルじゃない、ロックンロールだ!」と言い続け、拘り続けてパンクキッズからもヘヴィメタルキッズからも愛されたのと似ていると思う。
良いバンドには、ジャンルをまたいだ開けた世界観があるのだ。
それこそが、リアルなサウンドでありPlasmatics がいまだに語り継がれるバンドの所以なのだ。
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Plasmatics  は、1977年ニューヨークで、Rod Swenson ロッド・スウェンスンとい男が仕掛けたバンドだ。
彼は、この【Butcher Baby】の作詞作曲にもリードギターの Richie Stotts と連名で携わっている。
このことからもRod のこのバンドへの思い入れが分かるだろう。
ハーバード大学出身でセックス・ショーのプロモーターをしていたRodは、Sex Pistols のマルコム・マクラーレン の影響を受け バンドを仕掛けることを決意。

最初に自分の店の人気ストリッパーだったWendy をボーカルに据え、5人の初期 Plasmatics を結成させた。
そして、1978年の7月 NY のCBGBで最初のライヴをし、過激でド派手なステージ・パフォーマンスと過激な音楽性で一気に注目を浴びた。

モヒカンがいるかと思えば、リードギターのRichieは何故だかバレリーナのチュチュをはいているし、ドラムのStu Deutche はまるで 【悪魔のいけにえ】(Tobe Hooper R.I.P. The Texas Chainsaw Massacre あのドラマの元ネタ!あらすじ ネタバレ) 
みたいな格好だし、ベースのChosei は日本丸出しだし、ヴォーカルのWendyはモロ素っ裸の出で立ちでモヒカンと言う奇抜なファッションだ。
今の時代でも、乳首にガムテープ貼っただけでステージに上がったら、世の中の人間全員がおったまげるだろう。
それをあの時代にやっていたのだから、どんだけ奇抜だったか予想がつかないわ!
彼女の過去映像や写真を見ると、下着姿の可愛いものやSMボンテージのファッションもしているから、もしかしたらヘヴィメタルクイーン達の出で立ちの元祖だったのではないだろうか?
Lyraもメタルバンドをやっていた時に、そのようなファッションをしていたが、ステージの上って恥ずかしさなんて飛んでしまう。
寧ろ、自分を追い込んで開放するには、奇抜ファッションは簡単に気持ちを上げらるツールになる。
きっと彼らも、この過激ファッションをすることでモチベーションを上げていたのだろうし、それ以上の意味もそれ以下の意味もなく、見かけは、ただの手段にしかない。
寧ろ、一気にプレイしてしまうことだけに意識が行っていたのではないだろうか?
そして、多分、仕掛け人のRod の意向でステージングも過激にし、話題性が欲しかっただけだ。
Wendyは、ヴォーカルだが、サクソフォーンもやるし、チェインソーやハンマーまでも使いこなすLady だった。
マッパに近いルックスで、ビデオのようにチェーンソーでギターをぶった斬り、マシンガンの空砲をぶっ放したり、ステージ上でキャデラックを爆破して観客を驚かせていたが、演奏は完璧にやるという徹底したプロ根性をみせて人々を圧倒した。
だが、やり過ぎのパフォーマンスは、ミルウォーキー州などで猥褻罪になって問題なにもなった。
Plasmaticsは、1979年にスティッフ・レコードと契約し、この曲が収録された
『Butcher Baby EP』をリリースし、その後に、1stフルアルバムをリリースした。
そして、アルバム毎にパンク・ロック色が濃い世界観から次第にインダストリアルロックのような チェーンソーや空砲を効果的に使用したり、メンバーの好みのジャンルを盛り込んだり、ノイズを炸裂させたり、ボーダレスなサウンドを技術力とともに披露して行ったのだ。

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Wendyは、NYのウェブスター出身で Plasmatics を 1977年に結成し、その凶暴なステージによりこの世で最も過激なバンドとして知られるようになり、1983年に解散。その後、ソロに転向し、1987年にまた再結成した。

ソロ時代には有名アーティスト達の手による楽曲をアルバムにしてリリースしていた。

1984年のソロアルバムのプロデュースは、Kissの ジーン・シモンズ、そしてポール・スタンレー、エース・フレーリー、エリック・カーがそれぞれ参加し、ソングライティングもしている為に、KISS 色が強いアルバムになっている。

その為か、Plasmaticsのような過激さはないHeavyでPopなKiss 的なHard Rockだ。

PLASMATICSと比べると過激さは薄く、シンプルなヘヴィロックって感じ。

シングルカットされた 【It’s My Life】 がイギリスでヒットした。

 

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1986年、2nd アルバムは、WOW としてリリース。Lemmyがプロデュース。

MOTÖRHEADのような疾走感があるLemmy が言うところの Rock’n’ Roll (と言うか、Heavy Metal) な魅力的なサウンドに戻っている。

Wendy 自身さきほど話したように、ロッカー達と仲が良く、MOTÖRHEADのライブに飛び入りしたり、親交が深い。

そのような活動の幅が広い彼女を見ると、見かけの過激さとは違い、皆に愛される可愛らしいキャラクターだったのではないだろうか?

噂だが、Chainsaw やSledgehammer  を振り回す過激な彼女とは違い、実際のWendy は、動物好きな穏やかな女性だったと言う。

乳首にテープを貼っただけのトップレスな姿ばかり取り沙汰されるWendy だが、彼女のロッカーな伝説は、これからも語り継がれていくに違いない。

1998年、Wendyは、コネチカット州にある彼女の自宅近くの雑木林で拳銃自殺を遂げる、、、48歳だった。

 

【Butcher Baby】は、【悪魔のいけにえ】(Tobe Hooper R.I.P. The Texas Chainsaw Massacr )みたいな肉屋や屠殺場に勤めてる変人の長男(笑)の歌ではない。

言葉汚め(笑)だが、れっきとしたLove Songだ。

肉屋の歌では全くない w 。

どっちもOKの女性ではなかったと思うが、「今回はチェーンソーに合う感じが良いかなっ❤️」な〜んて乙女チックで行こうかしら ( ← どこが?) と思って、男も女もCome On な荒めな男っぽい和訳をしてみたよん。

多分、そんな感じもWendy は狙っていたと思う。

狙ったあの子(あの人)にアプローチ!

そして、その相手からも猛アターックされちゃったわん、な歌詞がハッピーで良し。

見かけがああだからね、、、誤解はされる。

やることがアレだけ過激だからね、物議を醸し出す。

でも、Plasmaticsは、Wendy は、マジなのだ。

本気のロック、本気の愛。

破壊的なまでの真剣さで聞くものを圧倒し、魅了したのだ。

その真面目なまでの過激な愛を受け入れたいわ。

貴方もマジなPlasmatics のロックを聴いてみて。

悩んでいることがバカらしく思えてくるよ。

きっと、元気になる。

そしたら、彼らのように過激に愛し合おう。

それこそ、リアルな生き方。

見せかけだけじゃない、

私の生き方よ。

R.I.P. Wendy O. Williams …

You’re real Rock’n’Roller!

 

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  • ヴォーカル:ウェンディ・オーリン・ウイリアムズ
  • リードギター:リチャード・スタッツ
  • ベースギター:チョウセイ・フナハラ(船原長生)
  • ドラム:ステュー・ドイッチュ

詳しいメンバー表は、最後の方に記載しています。

The Plasmatics’ career spanned five studio albums and multiple EPs. The band was composed of vocalist/front person Wendy O. Williams and various other musicians rotated behind her over time. Aside from Williams and manager Rod Swenson, guitarist Wes Beech was the only other permanent member of the group. Guitarist Richie Stotts was a co-founder of the band and a mainstay of the pre-breakup core group (1978–1983). After the full breakup of the band following the release of Coup d’etat, Stotts was edited out of band videos and was not referred to by name in a 2006 compilation DVD released by Plasmatics Media LLC (via plasmatics.com).

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Band members

Discography

  • New Hope for the Wretched (1980)
  • Beyond the Valley of 1984 (1981)
  • Metal Priestess (1981)
  • Coup d’etat (1982)
  • Maggots: The Record (1987)
  • Coup de Grace (2002)

 

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