【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】シーズン2第4話ネタバレ あらすじ 解説 感想「両想い」

いよいよエリーの復讐の旅が始まりました。過酷な旅の途中で発見したWLFの残念な殺略のあと。酷過ぎる仕打ちに温厚なディーナがキレたくらい、ジョエルを殺したアビーが所属しているWLFは子供だろうと獲物のように殺めてしまう団体なのです。

果たしてそんな悪意の塊のような兵士で構成されているWLFをたった2人でエリー達は倒すことができるのでしょうか?

今回の第4話はWLFだけでなく超ヤベェーあれもやって来る〜〜!

では【THE LAST OF US】の終末の世界へ皆様をLyraがご案内致しましょう!

Contents

【THE LAST OF US】episode4 “Day One”

今日Lyraが詳しいあらすじ解説するのは、アメリカ合衆国の終末世界を描いたTVドラマシリーズ【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス』シーズン2第4話です。

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第4話「Day One」は、シリーズの共同制作者であるクレイグ・メイジンが脚本を手掛け、ケイト・ヘロンが監督を務め、2025年5月4日にHBOで放送されました。

*キャラクターについて→【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】完全キャラクター解説まとめ【保存版】Cast and Characters

 

このエピソードでは、シアトルを舞台に、ジョエルを殺害したワシントン解放戦線(WLF)のメンバー、アビーを捜索するエリー(ベラ・ラムジー)とディナ(イザベラ・マーセド)が描かれます。また、政府機関から離脱してWLFに加わったWLFのリーダー、アイザック(ジェフリー・ライト)も初めて登場します。

※前回の第3話はこちら→【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス シーズン2】第3話ネタバレあらすじ 解説 感想「正義と絆」

あらすじ第4話『1日目』”Day One”

2018年シアトル隔離地域-

装甲車で移動中の連邦災害対応局(FEDRA)のアイザック・ディクソン軍曹は、嫌がらせをした民間人を有権者と呼んで嘲笑した部隊を叱責する。車内には10人ほどのフル装備をした兵士たちが乗っている。

するとハンラハン率いるワシントン解放戦線(WLF)のグループが道のど真ん中にわざとスクールバスを置いて道路を遮断して通れないようにしていた。

兵士達「WLFかもしれない」と車内で口口にいい、外に出ようとすると

アイザックは「私1人で話をつけてくるから」と言って出ていく。

すると女性を中心にして人々が現れた。周りに隠れていた仲間がいたようで人数が増えていきアイザックの前に並んだ。

アイザックは、まだ何も知らない若い兵士のバートン(理想主義的な性格)に対して

「そこのお前!車を降りろ。学ぶんだ」と指示して彼を車から下ろす。バートンは、何がなんだかわからないままライフルを真ん中のリーダーのような女性に向け、アイザックを援護した。

そな女性だけが前に出てアイザックに「アイザック?」と聞きアイザックも「ハンラハンか?」と互いの名を確認。

するとアイザックは、持っていた手榴弾を装甲車にポーンと投げ入れて、自分の部隊員達を全員殺害してしまった。そしてWLFへの忠誠を明かす握手をハンラハンと交わす。

そしてアイザックは「選べ」とバートンに言った。

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11年後ー

エリーとディナはシアトルでの初日、アビーを探して探索を始めている。物資を探しに崩れかけたドラッグストアに入ったエリー達。そこでディーナはあるものを見つけた。

ディーナは、エリーに「オシッコするから待ってて」と言って内緒であることをする。

戻って来て暗い顔をしてるディーナに気づきエリーは「大丈夫?」と尋ねるが、ディーナは「うん。それより早く復讐しに行こうぜ」と笑顔を無理して作った。それ以上聞けなくなりエリーは心配そうな顔をしながらキラリ(馬)の手綱を引いて出発する。

キャピトル・ヒルに着いた2人。あちこち乗り捨てられた車があるが通りはさほど荒れていない。

ディーナ「シアトルの町は爆破されたんじゃないの?」

エリー「ここはどうやら、爆破されずに済んだみたいだね」

通りの建物には、古くなってはいたがレインボーの旗がはためいていた。何の意味がある旗かわからない2人。

ディーナ「楽観主義の旗かな?ハッピータウンも今は廃墟だ」

そのまま通りを進んでいくといきなり二人はFEDRAとWLFの抗争の痕跡に遭遇する。

エリーは馬から降りて弾薬が落ちてないか探しにいく。そして同じ服装をしてる白骨化した兵士達の遺体から仲間割れしたのではないかと予想した。

ディーナも様子を見ようと双眼鏡で辺りを見やすと、1番でかい建物であるテレビ塔みたいな建物の天辺にデカデカと「チャンネル13」「WLF」と描かれているのを発見。

今から襲撃しに行こうとするエリーにディーナは、「アイツらはあんなにデカデカと自分達の居場所を教えてる。準備万端で待ち受けてるよ。それに?」とわざとエリーに言わせた。

エリー「高所からだから良く見えるし…」

ディーナ「そう、それに真昼間から馬に乗っていたら1発で見つかるよ」と言うとキラリを隠せる場所で夜まで隠れることにした。

夜中に進軍することを決意し、2人が隠れたのは楽器店。店内には蔓草が入り込み緑で溢れていたが、そこでエリーは幾つか置かれているギターを見つけた。その中でギターケースに入っていたギターがありそれを嬉しそうにてに取るとエリーは、チューニングを合わせて弾き出した。

そして弾きながらa-haのTake On Meをゆったりと歌い出した。一階にいたディーナもギターの音に気付いて上がって来て、歌っているエリーを見つけた。

エリーは恥ずかしいそうにして歌うのをやめたがディーナはつづけるようにいい、エリーがまた歌いだす。ディーナはエリーの歌声を聞きながら感動して涙を流した。

 

ディーナはポロポロ涙が止まらない。エリーの歌が終わるとディーナは、涙を手で何度も拭きながら「上手くなったね」と言った。

エリー「ありがと。ジョエルと練習したからね」と寂しそうに笑った。

ディーナ「良い先生だったね」と笑うとエリーもそうだったね、と笑った。

そしてお腹が空いたから2人はビーフジャーキーを作って食べようと下に降りて行った。

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その頃、WLFのリーダーとなったアイザックが、フライパンを熱しながら誰かに話しかけていた。

フライパンが熱くなったので料理でもするのかと思いきや、全裸で鎖に繋がれているスキンヘッド(坊主頭)の男性を拷問するのに使い始めた。

スキンヘッド「あのお方が見ておられる」

アイザック「だが、何もしてくれない。一部のスカー達は彼女が魔法使いではなくただの人間だと知ってるぞ」

スキンヘッド「異教者め」と全身血だらけでもはっきりと言った。

するとアイザックは熱々になったフライパンを持ち「次の攻撃目標はどこだ?スカー?」聞く。

スキンヘッドは「セラファイト」としか言わない。

アイザックは手を出せと言い、震えながら出されたスキンヘッドの右手にフライパンを置く。

ギャー!と叫び声を上げるスキンヘッドを見てまだ拷問を続けるアイザック。

傷だらけで血だらけで右手まで大火傷を負わされたスキンヘッドは、震えながらも抵抗し言わない。それどころかアイザックに向かって「お前達は負ける」と言い放った。

ムッとしたアイザックはなぜ武器も力も勝る自分達が負けるのかわざと聞いた。

するとスキンヘッドは「毎日1人ずつWLF(ウルフ)の人間が目覚めてあのお方の考えを理解して入信しセラファイトの仲間になっているから1人ずつお前の元から去っていく。でも我々からは誰もウルフにはならないからだ」と答えた。

頭に来たアイザックが、「お前が場所を吐くまで、全身焼いてやるぞ」とフライパンを持って脅したが、セラファイトのスキンヘッドの男は、わざと左手を差し出した。

アイザックは、スキンヘッドが真実を語るよりも拷問を受けることを望んでいることを悟り、銃で彼を殺害する。

それを部屋の外で聞いていたバートンは、アイザックはやり過ぎだと言っていた仲間の1人に「今の仕打ちはスカーが報いを受けただけだ」と言い、当然だったと平然な顔をして語る。

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雨が降り出した、エリーとディーナは、WLFに今すぐ襲撃するかで迷っていた。カメラがあるし監視塔にも門にも人がいる。

だがディーナが建物の2階の窓が破られているのを発見した。誰かが負傷しながらも上がって行き、窓ガラスを割って中に侵入したらしい。

2人もそのやり口で建物に侵入した。真っ暗な建物の中を奥へと進むと惨殺されたWLF兵士数名の死体を発見する。矢に打たれてる者もいれば、数名は血だらけで天井から縛り首にされていた。

それを見てディーナがまた吐いてしまう。エリーは全員知らない顔だとアビーではないことを確認し、壁に血で書かれたマーク(シアトルに入る前に見た死体の背中に描かれていたマークでセラファイトのマーク)を発見し、言葉も書かれているのを見つけた。

「あのお方の愛を感じよ」と血で壁に書かれていた。

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驚くエリー達。どこからか真っ暗な部屋に無線のチリチリした音が聞こえる。

見ると兵士の1人が応援を呼んだらしい。WLFの兵士達が来ると分かり2人が逃げようとすると、数名の話し声が聞こえ、ライトがチラついているのが見えた。急いで隠れる2人。WLF達は、無惨な仲間の死に怒り、スカー達の仕業だから女だろうと子供だろうと殺せと建物内にセラファイトがいないか探し出した。

隠れていたエリーが見つかってしまい乱闘になるがディーナが駆けつけて、兵士達を撃ったので助かる。そして窓ガラスを割り、2人は建物から脱出。

迫り来るWLF部隊から逃れる2人。小さなトンネルから反対側に出てやっとの思いで地下鉄がある場所へと移動した。

そこから外へ出ようとした時、WLF部隊がまだ追いかけて来て真っ暗な地下鉄の構内で追跡しやすいようにライトを照らし赤灯を投げた。

2人はまだ隠れていた。だが変な音がする。WLF部隊のこの行為が意図せず感染者を目覚めさせ引き寄せてしまったのだ。

ディーナがお得意の感染者の鳴き声で何体いるか数えだした。だがその数は5本指では足りない!顔を見合わせる2人…嫌な予感が的中、何千もいる感染者達が暗闇から物凄いスピードで走り出て来た!

WLF部隊の兵士達が機関銃で撃ち殺していくが走る速さが速いのと数が多すぎてドンドン殺されていく。

兵士達の叫び声と散弾銃の銃声が飛び交う中、エリーとディーナは必死で逃げる。

地下鉄の車両を見つけたエリーを先頭に2人は屋根から中に侵入する。だが感染者達に見つかってしまい車両は感染者達に揺さぶられてしまう。

2人が隣の車両へと移動した時、屋根や窓から感染者達が侵入して来て、走って2人を追いかけて来た。

感染者の大群が揺らす車両を前へと移動していく2人を大群が追いかけて来る。2人は天井側にある非常口を見つけ、上から脱出。車両から出て出口を探して走り出すと今まで列車を揺らしていた全ての感染者達が気付いて、列車はほったらかしにして2人を追いかけていく。

感染者の大群が列になって追いかけて来るため、2人は必死に鉄柵を越えて出口の鉄製の回転扉へと入って行く。老朽化してるために中々回らず外へ出れない。

そこへ鉄柵を超えらた感染者がディーナに飛びかかり喰らおうとしたその時、エリーはディーナを救うためにわざと腕を差し出した。感染者はエリーの腕に噛みつき唸り声をあげてる。

ディーナは叫びながら持っていたピストルを撃ち感染者を倒した。そしてエリーはショックを受けてるディーナを連れて走り出し、廃墟となった劇場へと逃げ込んだ。

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悲しみに暮れるディーナは、転化する前にと考えたのかエリーを撃とうとする。

だが、エリーは自分が免疫を持っていることを明かし「アタシは死なないしいつも通りだ」と話す。ディーナは信じられずまだピストルをエリーに向けている。

そこでエリーは、自分が転化しないことを証明するために隔離されたまま眠ることを申し出た。

エリーが「起きたらアタシは、普通に目覚めるから大丈夫」と言って寝ることにした。

 

エリーが普通に目覚めて普通に話しているのを見て、傷口も悪化していないのを見せたので、エリーが本当に免疫を持っていることが証明された。

ディーナは、真実が明らかになったのがわかると

「エリー、アタシ、妊娠しているの」とエリーに告白する。朝、ドラッグストアでこっそりとディーナがやっていたのは、この妊娠検査薬を見つけて検査をしていたのだった。

驚いているエリーに、ディーナはかけよりキスをした。エリーもディーナを抱きしめた。2人は初めて愛し合った。

翌朝、ディーナはジェシーが自​​分の赤ちゃんの父親であることを話す。そして「エリーと将来家族を築きたい」と打ち明けた。

エリーは信じられないと驚き「アタシ、パパになるんだ!」と言って喜んだ。

2人が明るい未来を想像してキスをしていると、ディーナが昨夜持って来たWLFの無線からWLFがスカー達に突破されて危険だから応援を求めている音が聞こえて来た。

そしてアビーの友人ノラを含むWLFがレイクヒル病院に拠点を置いていることを耳にする。

エリー達はノラを捕まえればアビーの居所を聞けると考える。

そして屋上に上がって様子を見る2人。前方のずっと先に見える白いビルがレイクヒル病院だ。

エリーは、ディーナに残って自分の妊娠を守るようにと提案する。が、ディーナは、エリーと一緒に進むと手を差し出す。

ディー「一緒よ」

エリーは、ディーナの気持ちを考えてその手を握る…きつく、しっかりと。

Lyraの解説&感想

とても美しいものを見た。キラキラと輝き放つクリスタルみたいな清らなもの。純粋なものだ。

この【THE LAST OF US】シーズン2第4話はエリー達がシアトルに入った第1日目、それだけを描いている。

だけどそのたった1日が永遠の思い出になるような濃密な1日で、ひょっとしたら死に際に現れると言う走馬灯に出て来るに違いないと断言できるほど、愛おしくて大切な1日だと思った。

恐ろしいWLFの拠点であるシアトルに入った日。そして今まではっきりとしていなかったWLFの所在地が分かり今行くべき目標が定まった日であり、闇雲に探すだけだったアビーの居場所の手がかりも発見できた日。

そして愛する人と結ばれた日。それによって自分の理想の未来が見えた日なのだ。

つまり全ての道が定まった日だ。こうなるとこれが見えた人間は強くなる。不死身にも近い力が湧くのだから。愛する人から物凄く愛されるって本当に自分の中身からエネルギーが沸く不滅のパワーだと痛感するよ〜。

元々女性にしてはハイスペックな戦闘能力を持っている2人なのだけど、女性ならではの悩みがあったり弱い部分があった。

例えばエリーはジョエルのことで悩んでいたし、男性と同等に扱われたいと思っていてもジャンソンの街の人には女の子扱いされて頭に来たり、ディーナへの片想いもあったり…ディーナは自分のアイデンティティに悩んでいたり、ティーンならではの恋愛の悩みではあるけど根深いことだから無理もないなあと同情してしまった。

でもこの日を境に2人が強くなれたから素晴らしい日だと思う。

好きな人と2人だけの旅…

それが行く場所で楽しむ一般的な旅ではなく、命懸けで父親のような大切な人の復讐をしに行く旅だから異常な世界。だけどここまで終わってる世界だからこそ、根本的なことが大切なのだ。

命懸けで守れるか?ということだ。

自分が相手を守るために命懸けになれるか、であり相手も自分のために命懸けになってくれるかということ。ただ口で簡単に言うのではなく行動で示せるかと言うこと。

エリーは愛するディーナを守るために、襲って来た感染者にわざと自分の腕を差し出した。ディーナは酷いショックを受けて大変なことになったけど、このことでエリーは自分の秘密を打ち明けたし、この行為こそがディーナへの愛を表現したことになったのだ。

いつも寂しそうな目をしていた2人が変わったのが見ていて嬉しかったな…初めてキラキラしていた。

キラキラした2人の目が見る未来が、本当に明るい未来だったら良い。

エリーに初めて見えた未来の家族の姿。それはディーナがずっと思い描いていた未来だ。好きな人と子供と一緒に暮らす世界。

レイクヒル病院にWLF部隊とその中にアビーの仲間のノラがいる。たった2人でそこへ行って果たして勝てるのだろうか?

彼らを倒すことが出来たとして、まだWLFの本拠地には部隊がいる…それにまた同じように感染者の大群が押し寄せて来たら?

暗い未来しか見えないし、そうなるしかない時勢で2人はどうなってしまうのだろうか。

アビーの仲間にやられて体がまだ本調子でないエリーが心配だし、身重のディーナは大丈夫なの?

どうかエリーとディーナの夢が叶いますようにと願う…心から。

Lyraのツッコミポイント

①シアトル1日目

全く今まで語られていないけどシアトルは爆破されたらしい。キャピトルヒルは免れたようで廃墟ばかりの町でも綺麗に建物が残っているために、ディーナが驚いていたわけだが、シアトルみたいに大きな街が爆破されたというのが【ウォーキング・デッド】に似ている。

アトランタの街が爆破されたし、スピンオフでは、その爆破した本人がリックの上官として現れたからすごく懐かしく感じた。

ウォーキングデッド シーズン2第1話「長い旅路の始まり」完全あらすじ&ネタバレレビュー!心に秘めた想いが交錯する惨劇の3秒前 ツッコミポイント TWD2-1

 

爆破したのは同じ理由だろう。感染者の数が増大しすぎて国家的な破滅を感じた政府が被害をこれ以上広げないために軍に命令してシアトルの街全域に爆弾を落としたのだ。

まさか現実的にゾンビなどではなく何かの感染やこれと似た危機的事態に陥ったら街に爆弾を落としたりしないよね?と不安になってしまった。ないよね?現実世界では。

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②あちこちにあるレインボーの旗。

ディーナがレインボーカラーの旗を見てハッピータウンみたいに言っていたけど、LGBTの旗だと知っていたのかは分からない。

知っていたから、自分がアイデンティティに悩み苦しんで男性だけを愛そうと努力して嫌な思いをしたのに、明るい色のレインボーのLGBTの旗をあげて自由な街だったんだな、と羨ましくて言ったのかもしれないし、知らないので明るいレインボーの旗からハッピータウンと言ったのかもしれない。ディーナは何も言っていないから分からないことだけど、エリーにしろ、ディーナにしろ、今私たちが生きてるこの世界より数年未来の世界に生きてるから、愛の形には自由な時代ではないかと思ってしまうが、ジャクソンの街を見ると「西部劇の時代か?」と言いたくなるくらい保守的な村みたいになっているため、時代が逆行して現代より旧式保守的な思考の世界なのだ。2人には生きづらい世界だったのかもしれない。

③レコード店

WLFに侵入するには、真昼間は明るすぎて無理だと分かった2人が隠れ家に選んだのが、たまたま前方にあったレコード店だった。

中に入るとこじんまりしている店内にレコードが並んでいる。ボブ・マーリー、アンドレ・プレヴィン…とレコードに触れて喜ぶエリーは、ティアーズ・フォー・フィアーズを手に取り嬉しそうにしていた。全く全て80sと言っていいエリーの音楽の好みは全てジョエルからの影響なんだよね。

【TLoU ラスアス】シーズン1の第1話でも書いたけど、ジョエルが、闇売買してた時に暗号で特に危険な時は、80年代のヒットソングを使っていたからそれをエリーが発見してから彼女は音楽に興味を持ち始めたのです。↓↓

【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】シーズン1第1話ネタバレ あらすじ解説 “Never Let Me Down Again” 感想

エリーの歌

ディーナがエリーのTake On Meを聴いて泣いた気持ちがわかる。純粋性にやられたんだと思う。

上手い下手ではない、人を感動させるのは嘘偽りがない本物の心や姿勢だと思う。偽物には何もできないし破滅しかないが、本物の人間にはあらゆる物を惹きつけるパワーがあるのだ。

エリーはカッコつけるような人間ではなく、好きだから音楽を奏で歌う。その姿その想いの向こうには教えてくれたジョエルへの想いがある。その全ての面をディーナは感じたから泣いてしまったのだ。

美しい。

感動させる無垢なエリーも美しいし、美しいものを自然体で愛せるディーナの心も美しいと思うよ。

*エリーが歌ったきょくについてはこちら→a-ha【Take On Me】和訳 解説 テイク・オン・ミーの全て

 

いかれてるシアトル

ディーナ「シアトルっていかれてるわ」の台詞には笑った。

ディーナは時々、ヤバい事態になるとひきつり顔でジョークを飛ばす癖があるんだよね。これもそうだが、状況がWLFの死体が天井から吊るされていてそれがいくつもあると言う悲惨な状態でひどすぎていた。

 

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あの拷問した後に自分たちが殺した兵士達の死体を吊るしたのはセラファイトなのだから、どちらが卑劣かわからなくなる。前回3話でエリー達が発見したのがセラファイトの女の子の死体だったから「こんなに酷いことをするなんてWLFは野蛮だ」と皆が思ったと思うが、野蛮なのはセラファイトも同じなのだ。

 

 

新しく登場したアイザックも拷問中に言っていたが、どちらが何をしたとか、どちらが先にやったか、などは、ここまで来ると両方とも残忍でやっていることが同じになってしまうのだ。

そんな連中が集まっているシアトル…マジいかれてる。

なぜ今打ち明けたのか

と聞かれてディーナは「今あなたを失ったらアタシの思い描く未来が失われてしまうから」と答えた。ディーナが思い描いているのは「私たちと子供が一緒にいる未来」だ。

そんなことまでずっと考えていたなんてディーナはすごいわ。同年代の設定だけどディーナの方がずっと大人で冷静なのだ。いつも茶化してふざけてしまうディーナだけどそれは上部だけ。本当はとても真面目な子なのよね。

ディーナ「待たせてごめんね。エリーの気持ちは知っていたよ」といったら、エリーが「えー、なんで分かったの?隠してたのに」と驚くのは笑った。

前にも書いたけどジェシーも周りのみんなも、エリーがディーナに恋しているのがバレバレだったのだ。なのに、本人は必死に隠していたつもりだったから可愛いなあ、エリーとも思った。

ディーナがこのタイミングでエリーに妊娠してることやエリーが好きだと打ち明けたのは、好きな人の死を目の前にして命の大切さや、今という時を一緒に過ごせる大切さを見に沁みて理解できたからだと思う。

ディーナは未来をエリーと一緒にいたいと決意していたのだから、その存在がなくなったら恐怖でしかないのだ。切羽詰まらないと人間てわからないこともある。それが彼女達には「死」なのだから何とも悲しすぎる…。

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そんなギリギリの世界で2人は前に進むのだな。

 

そうそう、I will Die For Youってエリーは言うのよ!見ていて「ひゃあ〜、言ってもうた!」とLyraは胸がキュンとなりました。エリー自身は告白してるなんて考えてもいないけど(笑)。

エリーは自分には免疫があると説明してる時にこの台詞言ったからね。気づいてないけどだから本心だとわかる。ディーナも嬉しかっただろう(それどこじゃない状況だったけどね)。

個人的にLyraはディーナの特技である感染者が何体いるか判断する時の、一緒にいるエリーにもわかるように指で数えるあのポーズが好き!

カッコいいよね。エリーも心配しながらディーナを見つめて行動に移すからかわいい。

来週の第5話はエリー達が、いよいよWLFに接触。ノラにアビーのいる場所をはかせることになります。

※キャラクターについつ→【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】完全キャラクター解説まとめ【保存版】Cast and Characters

 

新しいリーダーが凶暴なアイザックだから、彼にも遭遇してしまったら、2人はどうなってしまうだろう?想像しただけでヤバすぎる…。

エリーとディーナが1日でも長く幸せに一緒にいられますように。

来週の【THE LAST OF US ラスト・オブ・アス】シーズン2第5話もお楽しみに!

*曲についてはこちら→a-ha【Take On Me】和訳 解説 テイク・オン・ミーの全て

 

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