Happy Birthday Lyra Sky!!っということで今年も好きな曲を和訳&解説しちゃいましょう。皆さまご存知のようにLyraはPunkもHardcore MetalもP-FunkもBluesもPopsもRapも好きなので「毎年迷う〜」のですが、先日調べ物していた時に知人と話していたらこの話になり、たまたま見たらまだやっていなかったのを知り、めちゃくちゃ驚いて早速、OasisのRoll With Itについて書くことにました。
馴染みがあり過ぎる曲で忘れていた〜まるで「世界中飛び回って探したけど、実はそばに君がいてくれたんだね」って奴…違うか!(笑) ジョークはさておき、オアシスらしいノリの良いバージョンの曲でありながら、歌詞にはノエルの孤独の中で悶えてる気持ちが表れている曲です。それ以外にも「色々あった」曲です。
巻頭写真はわざと1st時のものにしました。やっぱりこの時が1番好きだから誕生日なので無礼講(笑)、(アランファンは最後の方の写真見てねん。あなたの為にAlan White加入時写真をのせました。)
今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド、マンチェスター出身のOasis オアシス。
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今日Lyraが和訳する曲は、1995年8月14日クリエイション・レコードから発売されたOasisの2枚目のアルバム『(What’s the Story) Morning Glory?』(1995年)からの2枚目のシングルとしてリリースされた曲です。
*Oasisについては色々書いて来たので過去記事をお読みください。例えばこちら→Oasis【Slide Away】本当は明るい2人の未来の歌なんだ!和訳 Lyrics
詳しい解説はLyraのHipな和訳の後にまたお話しましょう!
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“Roll with It” is a song by English rock band Oasis, written by lead guitarist Noel Gallagher. It was released on 14 August 1995 by Creation Records as the second single from their second studio album,(What’s the Story) Morning Glory? 1995). In a highly publicised chart battle with Blurs’ Single “Country House” dubbed “The Battle of Britpop,” “Roll with It” reached number two on the UK singles chart.
=Roll With It=
You gotta roll with it
You gotta take your time
You gotta say what you say
Don’t let anybody get in your way
‘Cos it’s all too much for me to take
臨機応変にやりなって
時間をかけて
言いたいことは言うべき
誰にも邪魔させないで
だって全部
俺には耐えられないんだよ
Don’t ever stand aside
Don’t ever be denied
You wanna be who you’d be
If you’re coming with me
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside
I think I’m gonna take me away and hide
I’m thinking of things that I just can’t abide
決して傍観するな
決して拒否されない
なりたい自分になりたいだろ
もし俺と一緒に来てくれるなら
心の中で何かを失ったような気がするよ
自分を連れ出して隠れるつもりさ
我慢できないことを考えているんだ
I know the roads down which your life will drive
I find the key that lets you slip inside
Kiss the girl, she’s not behind the door
But you know I think I recognise your face
But I’ve never seen you before
お前の人生が辿る道なら知っているよ
お前を中へ誘う鍵を見つけたんだ
あの子にキスしろよ
彼女はドアの向こうにはいないぜ
でもお前の顔に見覚えがある気がする
でもお前に会ったことは一度もないんだけどな
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You gotta roll with it
You gotta take your time
You gotta say what you say
Don’t let anybody get in your way
‘Cos it’s all too much for me to take
臨機応変にやりなって
時間をかけて
言いたいことは言うべき
誰にも邪魔させるな
だって全部
俺には耐えられないんだよ
I know the roads down which your life will drive
I find the key that lets you slip inside
Kiss the girl, she’s not behind the door
But you know I think I recognise your face
But I’ve never seen you before
お前の人生が辿る道なら知っているよ
お前を中へ誘う鍵を見つけたんだ
あの子にキスしろよ
彼女はドアの向こうにはいないぜ
でもお前の顔に見覚えがある気がする
でもお前に会ったことは一度もないんだけどな
You gotta roll with it
You gotta take your time
You gotta say what you say
Don’t let anybody get in your way
‘Cos it’s all too much for me to take
臨機応変にやりなって
時間をかけて
言いたいことは言うべき
誰にも邪魔させるな
だって全部
俺には耐えられないんだよ
Don’t ever stand aside
Don’t ever be denied
You wanna be who you’d be
If you’re coming with me
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside (take me away)
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside (take me away)
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside (take me away)
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside (take me away)
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside (take me away)
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside (take me away)
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside (take me away)
I think I’ve got a feeling I’ve lost inside (take me away)
決して傍観するな
決して拒絶されるな
なりたい自分になりたいだろ
もし俺と一緒に来てくれるなら
心の中で何かを失ったような気がするよ
(連れて行って)
心の中で何か失ったような気がするよ
(連れて行って)
心の中で何か失ったような気がするよ
(連れて行って)
心の中で何か失ったような気がするよ(連れて行って)
心の中で何か失ったような気がするよ(連れて行って)
心の中で何失ったような気がするよ((連れて行って)
心の中で何失ったような気がするよ((連れて行って)
心の中で何失ったような気がするよ((連れて行って)
心の中で何失ったような気がするよ((連れて行って)
writer: Noel Gallagher
Translator: Lyra Sky 和訳
Roll With Itについて
「ロール・ウィズ・イット」は、イギリスのロックバンド、オアシスのリードギタリスト、ノエル・ギャラガーが作詞作曲した楽曲です。1995年8月14日、クリエイション・レコードよりブラーのシングル「カントリー・ハウス」とのチャート争いは「ブリットポップの戦い」と呼ばれ、大々的に報じられましたが、「ロール・ウィズ・イット」はイギリスのシングルチャートで2位に達しました。
2010年にはシングル集『Time Flies… 1994-2009』に収録されました。 オアシスのドラマー、Alan White アラン・ホワイトが参加した初のオアシス曲でだから冒頭でかいたのです〜ここにAlan ファンの皆さまのためにAlan White 加入時の写真を載せておきますね。
Oasis VS Blur
Oasis VS Blur オアシス対ブラー が当時のイギリスのテレビやラジオのニュースで良く取り上げられていた話題で、一緒のブームみたいでした。「今日はどっちが勝ったか」でオアシス派やブラー派が喜んだり悲しんだりする様子はある意味異常でしたが、それほどまでイギリス中が騒ぐというのは珍しいこと。
音楽ネタで一喜一憂するなんてもう2度とないでしょうね。それくらいブリットポップがブームだった当時は凄い事だったのです。
チャートで競い合うことが多かった彼らは、この【Roll With It】「ロール・ウィズ・イット」で勝つと思われていました。
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ブリットポップのライバルであるブラーのレーベルであるフード・レコードが、シングル【Country House】「カントリー・ハウス」の発売日を当初の予定より延期し、チャートでブラーを上回ったことで大きな注目を集め、「ブリットポップの戦い」として知られるようになる戦いが巻き起こってしまいました。
イギリスのメディアは既に両バンドの激しいライバル関係を報じていて、このリリース対決は1位獲得をめぐる争いと話題に。
メディアのセンセーションは、それぞれの陣営(特にノエルとリアム・ギャラガー、デーモン・アルバーン、アレックス・ジェイムス)からの激しい非難によってさらに煽られ、音楽業界にとどまらず、両バンドが夕方のニュースで頻繁に取り上げられるほどになったのです。
特に、「労働者階級」のオアシスと「中流階級」のブラーの対比は、人々の想像力を掻き立てたのです。
最終的に、ブラーのシングル【Country House]は27万4000枚を売り上げ、オアシスの【Roll With It】は21万6000枚にとどまり、それぞれ1位と2位を獲得。予想に反しBlurの勝利になりOasisフアンは涙したのです。
オアシス対ブラーのその後
2019年、ノエル・ギャラガーはダーモット・オリアリーのアルバム『リール・ストーリーズ』でこの争いを振り返り、両曲を「クソ曲」と切り捨てたのは彼らしいですね。
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彼は、オアシスの「シガレッツ・アンド・アルコール」とブラーの「ガールズ・アンド・ボーイズ」のチャート争いの方が価値があったと言って「【Roll With It】『ロール・ウィズ・イット』はバンド解散以来、誰もプレイしていない」と付け加えています。
Top Of The Popsの口パクの話
Top Of The Pops トップ・オブ・ザ・ポップスでのパフォーマンスには、相当笑わせていただきました(笑)。あれは、1995年8月17日、オアシスが大人気番組で有名な番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」で「ロール・ウィズ・イット」を演奏した際に、彼らは歌を口パクで演じることが求められ、ギャラガー兄弟は役割を交代し、リアムがギターを弾く真似、ノエルが歌う真似(リアムのタンバリンを使用)をしたというもの。これを見た時にLyraはライブをやるならばきちんとやるのが当たり前だと彼らは考えていて、口パクでやるなんて偽物みたいだし、それならやる意味ないと考えてわざとやったんだな、と思いますね。人によってはただの悪ふざけだと思う人もいると思いますが…。これがその時の映像でやんす↓↓
【Roll With It】歌詞について
明るいメロディでノリ良いために楽しい歌に思われがちなロール・ウィズ・イット。これが結構当時のノエル・ギャラガーの置かれている状況や悩んでる様子や彼のポリシーなどがわかる歌詞なんですよ。人気ある無し別として好きな曲だから誕生日だし取り上げちゃいましたが、暗いノエルの気持ちちらほら見えてます〜な曲だから祝うには合わないんだよね(笑)。結構アニキ悩んでます〜。そしてポリシーもわかるんですよ。
“You’ve gotta roll with it
You gotta take your time”では、ノエルの友人メリッサがNoelに状況を受け入れ、臨機応変に成り行きに任せるべきだと言っていて、時間をかけてリラックスしてやりなさい、と話しているんです。
このバンドはNoel のものであり、燃え尽き症候群にならないように時間をかけて取り組むべき、と話しているのでしょう。この時のNoelは、まだ回復の途上にあり、活動を続ける準備ができていなかったのです。
そして”You gotta say what you say
Don’t let anybody get in your way”の歌詞では、Noel Gallagher ノエル・ギャラガーの哲学を反映している。
「インタビューでくだらない質問に答えるせいで、俺は物議を醸していると思われることもあるが、もし誰かが『Live 8』やロビー・ウィリアムズ、マドンナについてどう思うかと尋ねてきたとしても、俺は彼らを侮辱しようとは思っていない。心の底から感じていることを言うだけだ。俺の良心は清らかだ。分かるだろ?ほら、俺は自分に正直なんだ。他人のことは気にしない。」
言いたいことは言うべきだ、というポリシーですね。
This likely alludes to “It’s All Too Much” by the Beatles. Beatles references appear frequently in Noel’s lyrics.
その後の歌詞では、ビートルズの「It’s All Too Much」の影響かな?と思われますね。ノエルの歌詞にはビートルズのことや歌詞が頻繁に登場するからね。こちらもそうでしょう。
“You wanna be who you’d be
If you’re coming with me” は、先程のTop Of The Popsの事件がわかる歌詞ですね。オアシスがイギリスのチャート番組「トップ・オブ・ザ・ポップス」で「ロール・ウィズ・イット」を演奏した際、ギャラガー兄弟は「本来の姿」を再現しなかったわけですが、リアムがギターを弾く真似をし、ノエルが歌う真似をしたのは、「トップ・オブ・ザ・ポップス」のような番組でよく見られる口パクやリップシンクを揶揄したもので、兄弟はこれを嫌っているとされている。演奏は、ギャラガー兄弟が互いの真似をする様子にバンドメンバーが大爆笑するところで幕を閉じた。
オアシスがこのようなパフォーマンスを披露した最初のロックバンドでも最後のロックバンドでもない。ザ・スミスも以前、「トップ・オブ・ザ・ポップス」で似たようなパフォーマンスを披露しており、ボーカルのモリッシーはマイクの代わりに花の入ったバケツに向かって歌っていた。後にミューズもイタリアのテレビ番組で同様のスタントを披露し、メンバー全員が楽器を持ち替えている。
“I think I’ve got a feeling I’ve lost inside
I think I’m gonna take me away and hide
I’m thinking of things that I just can’t abide”では、Noelがやってしまったことの話をしているようだ。 Noel は1994年のLA公演の後に文字通りこれを実行してしまう。彼はオアシスの過激なパフォーマンスから物理的に距離を置き、精神状態が落ち着くまで待つことを選択してしまったのです。この時の話は、また別の機会に。
こうやって解説してるとNoelが繊細で悩んでいたのがよく分かり可哀想になって来ます。でも「強いぞ、俺は!」と意地を張って弱い部分を見せたがらないNoelだからなー辛かったでしょう。
強がりなNoelは、この曲について「ただただ最高で、頭が空っぽで、理屈抜きのポップミュージックだ。【Cigarettes & Alcohol】を聴いたら、何かを盗み出したくなるだろうけど、この曲を聴くと全部取り返したくなってしまう。ああ、いい曲だよ。何もかもがどうでもいいって感じ。この曲の感情が好きなんだ。シンプルなロックンロールの曲だ。それに、まあまあ売れた。 そして: 典型的なオアシスって感じだね。「愚痴は黙って、さっさとやれ…」。僕らの曲のほとんどに共通する感情だ。「Supersonic」の「自分らしくなきゃ」みたいな。少し退屈になってくるけど(笑)、でも、この歌詞にはしっくりくるんだ。」と語っています。
「何もかもがどうでも良い感じ」というのがまた辛い。当時辛かったけど、今となってはどうでも良いことなのでしょうね。
「周りのことは、上手く受け入れ臨機応変にやり、でも自分の意見は言わなきゃ」と頑張ったからこそ今がある、だから「この曲の感情が好きなんだ」と言えるのだと思います。
与えられたチャンスを常に掴み、
でも誰も待ってはいけない
「自分らしくいること」
それが当時のNoelのポリシー。
それが嫌なことも乗り越えられた彼の人生の哲学であり【Roll With It】に吐き出した、これがNoel Gallagherの心の声だったのです。
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This line reflects the philosophy of principal Oasis songwriter Noel Gallagher:
People think I’m controversial for the answers I give to silly questions in interviews, but if somebody asks me what I think about Live 8 or Robbie Williams or Madonna, I’m not thinking about insulting those people; I say what I genuinely feel is in my heart. My conscience is clean, d’you know what I mean? Y’know, I’m true to myself — fuck everybody else.
Personnel
- Liam Gallagher – lead vocals, tambourine
- Noel Gallagher – lead guitar, acoustic guitar, backing vocals
- Paul Arthurs – rhythm guitar
- Paul McGuigan – bass guitar
- Alan White – drums, percussion
CD single
- “Roll with It”
- “It’s Better People”
- “Rockin’ Chair”
- ““Live Forever” (Live atGlastonbury ‘
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