【ウォーキング・デッド シーズン11第18話】ネタバレ解説「亡き者達の声」あらすじ感想 TWD11-18

可哀想… 今回Lyraが1番思うのは『可哀想』と言う言葉だ。

それは虐げられてきた現実を知らなかった無知なコモンウェルスの住民達の事でもあるし、アホな悪人の無残な結末も意味するし、愛する人や家族を失ったTWDのファミリー全員のことでもある。

そして、これはアメリカ国民、しいては私達のいる子の世界を意味していると感じた。

今シーズンで終わってしまう【The Walking Dead】だが、今までとは違うアプローチで今回はやってくれたと思う。

こんなに【ウォーキング・デッド 】って社会派ドラマだったっけ?

そう思うくらい、最高なB級映画(B級がここ、重要)のラストシーンを見た時みたいに感動し、問題定義された気分だわ。

やるせない、American New Cinemaか?

一体、どうした、ウォーキング・デッド !!

ここ数年の中弛みが嘘みたいだわ。

最高じゃないか!!

どんな風に最高かって?

それはLyraのこのブログを読めば、丸わかりよん〜。

今日Lyraが解説、ネタバレ有り無しレビューを書くのは、アメリカ合衆国AMC製作のTVシリーズ、【The Walking Dead season 11】の 第18話です。

 

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シーズン11は、ラストシーズンであり、3分割されていた最後の最後な為に。一気に話しがスピードアップ!

 

前回の第17話はこちら! ↓↓

【ウォーキング・デッド シーズン11第17話】ネタバレ「優しいダリル」あらすじ感想

 

今回は特に一つの見せ場でもあるコモンウェルスの町がぐら着きます。これから最終話に向けてラストバトルが始まるのか?

早速、詳しいあらすじに行きましょう。

 

*Lyraのブログは、ネタバレ有り無しで読めるように書いてあります。詳しい内容を知りたくない方は、あらすじ: 前編だけ読み、後編は飛ばして、Lyraの感想と解説を、お読みください。

 

 

1.第18話『ア・ニュー・ディール』”A New Deal”

あらすじ: 前編 *ネタバレ無し

 

「長い道のりで多くを失った。いつ誰を失うかわからない」

ジュディスがそう回想する中で、

ダリルがメルルを失った時や、カールが亡くなった時、ハーシェルがが犠牲になった時、グレンが生贄にされた時…大切な仲間を失った今までの悲しみやリックが皆を救う為に爆破した時の映像が流れて行く…

 

「でも失った人々は、私たちの永遠にそばにいる、そう信じたいし信じてるよ。声さえ覚えていれば、生き続けるの…」

 

<未来は皆んなのものなんだ>トリックの声が…

ダリルも声を聞いているようだった。

だが今、彼はランスホーンズビーの首にナイフを突きつけていた。

ランスは捕まっているにも関わらず、半笑い。

マギー達は銃を構えているし、アーモーを着た兵士達もライフルを構えたまま、一触即発な場面に、いきなり「やめろ!」とマーサが入ってきた。

 

「聞こえたはずよ。貴方の問題じゃないし、彼を離して」と知事パメラ・ミルトンは言う。

マーサまでランスを殺すなと言う為にダリルは、「お前までこのアホ野郎の味方するのかよ?」と怒る。

 

「ダリル!」とキャロルが止めに入って来た

ピンと来たダリルは、

「お前、なんかやっただろ?」とキャロルに聞く。

キャロルが「取引した」と答えたので、ダリルが、「うー」と口を一文字にして怒りを抑え込み、ランスから手を離して立ち去ろうとした。

が、やはり怒りは治らず、ダリルは振り返ると素早くナイフを振り下ろし、ランス・ホーンズビーの左手をブッ刺した。

「ギャアアー!」とランスが叫び声を上げる。

それを見て兵士やマーサ、パメラが恐れ慄いている。

ダリル「平気だ。死にやしない」

と言うとナイフを放り投げてその場から立ち去った。

ニーガンは「やったな」と言う笑みを浮かべ、ダリル達と帰って行く。

 

キャロル、ダリル、アーロン、マギー、ゲイビー、アニー、ニーガン、ユージーン、マックス達が、キャロルがした取引について話し合っていた。

「今までのこと水に流すつもりか?」

キャロル「借りも返せるし、物資も水も貰えることになったわ。パメラが全面的に再建を手伝うし、支援してくれるって。」と内容を説明した。

 

ゲイビー「家に帰るのか?」

キャロル「それについては、みんな次第だけど」

マギー「パメラの見返りは何?」

キャロル「ホーンズビーよ。外(町の外)での悪き行いや屋敷で人が殺されたことを全てホーンズビーのせいにするわけよ」

 

ダリル「あのバカ息子を救うためか?」

キャロル「そんな問題は私達には関係ないことよ」と冷静に説明。

アニーは、簡単に決められないから、仲間に聞いてみると話す。

「大勢殺されたからだ」と、ニーガン。

 

マギーは協力する事が大事だと言う。

「もう私1人じゃ無理だわ。奴らは信用出来ないけど元の生活に戻れるなら危険を冒す価値はあるわ」と意見した。

 

その頃マーサは、屋外でランス・ホーンズビーの見張りをしていた。ホーンズビーは、後ろ手を縛られていて土の上に座らせられていた。

 

ランス「蟻塚の上に座ってる!場所を移動させてくれ」とマーサに話しかけるが、マーサはこの状況に慣れろ、としか言わず何もしない。

ランス「変だな〜友達だと思っていたのに」

マーサ「私の部下を殺したくせに」

向こうからウォーカーが2体、唸りながら近づいて来た。

一瞬、「このままにしたろか?」と動かないマーサ。

だが、仕方なくウォーカーをランスの前で倒した。そしてそのままこの場から去って行く。

 

パメラはそれを遠目に見ていた。そしてランスに近づいて行くと「やり過ぎたわね」と、ランスに言う。

「町に移送して裁判にかけるわ。もし命があったとしても町での貴方の人生は終わりよ」と辛辣なことを言った。

ランスは今まで自分はパメラのために尽くして来たのに、と驚きながら訴えたが、

「やめなさいよ。自分のことしか考えていない子供ね。貴方はゲームがしたいだけ。プレイヤーでもないことに気づいてもいないんだから」とランスをバカにして立ち去った。

 

裁判の時が来てパメラミルトンは、ランスが「職権濫用して市民を苦しめたけど、同盟してくれた人々が支援してくれて彼を捕まえてくれました。必ず正義を下します」と住民達に演説の台から言った。

その演説を後ろで見ていたマックスは「息子が無罪放免だなんて信じられない」と、ムッとしながら言った。

パメラは、明日は設立記念日だから祭りをすると言っている。

マックス「なんとかしないと。貴方は出て行くんでしょう?」とユージーンに言うと、ユージーンは、ここにいると言い、マックスの手を取る。

ユージーン「今度、私の町を見せたいよ」と言うとパメラは、「今はまだね」と何かを考えを巡らせる表情をした。

 

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アーロンは、オーシャンサイドに行き、シンディ達の意見を聞きに行くと言う。

マギーは、アレクサンドリアで待機すると言った。

ダリルは、2人が話す側で荷物を片付けている。

 

ダリルの後ろの方ではリディアがいて、外に出て行くとキャロルと話している。

そこにイライジャが来て、用意が出来てるとリディアに言って来た。微笑み合う2人。キャロルはそれを見てピンて来て、わざと「あと少しで行くって?」とからかった。

 

リディアは、ごめんなさいと謝った。

「私は、ヘンリーの事を忘れてないわ、でもわからなくなる」と涙を浮かべた。

キャロルは、泣くリディアを抱きしめた。

 

「良いのよ、貴方は幸せを掴みなさい」とキャロルはリディアを抱きしめる。

そしてキャロルも泣いてしまい、その場から恥ずかしいのか立ち去った。

 

ジッと2人を見ていたダリルが心配してリディアに「大丈夫か?」と聞き、キャロルを助けてくれてありがとうと言った。

リディア「良いのよ。彼女も私を救ってくれたから。お互い様よ」と笑う。

ダリルは「気をつけろよ」と抱きしめた。

 

アーロンも娘グレースと別れを惜しんでいる。

ダリルは、ピストルを点検したあとに、ジュディスに「持っておけ」と言った。

だが、ジュディスは、「ママも刀を置いていったわ。もう必要ないと感じたからよ。もし武器を持ったら元に戻ってしまう。それが嫌なのよ」

 

不安そうなジュディスを見て、ダリルは、

「心配するな、もうすぐうちに帰れるから」と励ます。

だがジュディスは、この町が崩壊してしまっているからここに留まり、住民達を助けてやるべきだと言う。

ジュディス「今まで色々な町を助けて来たじゃない?」

ダリル「ここは違うだろ」

ジュディス「違わないよ。逃げる気なんでしょ?」と言うと、ダリルは急に顔色を変える。

ダリル「何だよ、やめろ、そんな事を言うのはやめてくれ」と珍しく汚い言葉で否定した。何度も。

 

アーロン、リディア、ジュリー、イライジャは馬車に乗り、オーシャンサイドへ向かった。

 

 

 

 

翌日。

またパメラ・ミルトンの好きな祭りが始まった。今回は、コモンウェルスの創立祭だから、いつもより催しが多い。

江崎(エゼキエル)も移動動物園の用意をしている。

キャロルは他の人にやらせれば良いのに、と江崎に言うが、彼は子供達の喜ぶ顔が見たくてやっているから苦ではないのだ。

 

キャロル「ねぇ、貴方は来る気はないの?トミも来るみたいだし、薬だって貰えるのよ?」

江崎「ここにいたいんだ。ユミコやユージーンと旅に出ただろ?最後だからと一生懸命、状況を変えようとしたんだ。君が与えてくれたチャンスをこの町がくれたチャンスを生かしたいんだよ。新たな王国の力になりたい。それが今までの私達だったじゃないか?」

キャロルは江崎の気持ちを聞いて複雑な顔をした。

 

 

パメラは、自分の執務室のデスクに座り、亡き父が市民たちの前で演説した時のテープを聞いていた。

大統領みたいな演説をしているテープを聞いていると息子のセバスチャンが、

「明日演説すべきなのかな?僕がスピーチすべき?」と母親に聞いている。どうやらやりたくない様子だ。

パメラは怒って、テープを止めると「指導者になるにはやるべき事があるでしょ。マックス、原稿を持って来て」と言うと、出来上がっているスピーチの原稿をそのまま覚えて言えと言う。

セバスチャンは、ミルトン家の人間が継ぐのは、当たり前のこと(だから演説しなくて良い)と言うが、パメラは、

「創立者の孫だと市民に示す必要がある」と諭す。

パメラ「貴方は創立者になるのよ」

それを聞いてマックスは怒った顔になり、そのまま部屋から出て行った。

 

ニーガンは、妻アニーの妊婦健診をするのを付き添っていた。医師は、エコー検査で、羊水が多いのが気になるが検診を続けて様子を見て行くから大丈夫だと付け加えた。

アニーは、ここにいるより仲間のもとに早く帰りたいらしいが、ニーガンは、ここに留まりたい様子。

「イヤよ。皆んな私達を頼りにしているんだから」とアニーが言うと

 

ニーガン「親父の言葉が頭から離れないんだ。『子供を持つと人生が一変するぞ』て言っていたから、いつもその意味が知りたかったんだ。でも分かったよ」

アニー「私にはイアンの声が聞こえる。殺された人々の声が聞こえる。ここは必要ない。家族さえいれば良いの」

ニーガン「そうだな」と言ってアニーにキスをした。

 

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ダリルは出て行く準備をしている。ナイフを両腰に刺して、最近は着ていなかった翼が書かれた革のベストを久しぶりに着た。

準備が出来て、リビングに行くとジュディスがいない。

ダリル「RJ。ジュディスはどこに行った?」

RJ「言うなってさ。行かないって言ってたよpr

ダリル「どこだ?」

RJ「知らない」

 

ダリルはキャロルにも一緒にジュディスを探してもらうことにした。

 

ダリル「俺は子育てにはムカねぇな」

キャロル「今は、貴方が親なのよ。」

ダリル「彼ならば…」

キャロル「リックは今、いないでしょ?ああ、私だってソフィアの時には戸惑ったわよ。小さくて私だけが頼りな子供。だから正しい選択を自分がしたのか、いつも願うばかりでね。…貴方にもそのうち分かるわよ」

ダリル「だろうな」と2人は話しながら、町中を足速に探して回る。

 

 

 

 

同じ頃、ユージーンも足速に先をサッサと行くマックスの後をついて歩いていた。

ユージーン「君のその考えが最善策なのかい?」

マックス「私は何年もあのオフィスにいたのよ。セバスチャンの愚行を知っていたのに見て見ぬふりをしていたの。この罪悪感、貴方には分からないわよ。絶対に諦めないわ」とズンズン歩いて行く。

そしてマックスは、新しい国づくりが出来ると張り切っていまねに、また振り出しに戻ってしまったのが許せないのだ。

 

ユージーン「私は反対しているんじゃない。あいつが信用出来ないんだ」と心配だと言う。

「でもチャンスがあるならやってみよう」とユージーンは覚悟を決めた。

 

ユージーンは、ホーンズビーのいる牢屋にやって来た。

そして「これで栄養をとれ」と、白い袋をホーンズビーに渡した。

ホーンズビー「恨んでなどいないよ。これはゲームだからね』と言いながら渡された袋から取り出したものは、リンゴ飴だった。

ユージーンが「力になる」とホーンズビーに言っている横には、マックスがいて隠れて会話を、聞いていた。

ホーンズビー「説得力がないな、何が目的か?」と言い、どうやら不審に思っているらしい。

 

ユージーン『パメラか息子にダメージを与える。情報が欲しいんだ」と言う。

だが、ホーンズビーは、「パメラのお陰で私は生きているからね。それに君達も潰されることになるぞ」と断った。

諦めて帰ろうとするユージーンに

ホーンズビー「ユージーン、彼女にも言っておけ。パメラの隣にいながら隠れるのが上手いなってさ。『頑張れ』とも言っていてくれ。2人には捕まってほしくないからね」

 

マックスは自分がいることがバレて驚くが、それよりも、ホーンズビーの協力が得られないのがわかり、ユージーンと顔を見合わせ、これから先どうするか考え込む。

 

「コモンウェルス初のキリスト教会」と書かれた看板を出している教会では、ゲイビー(ゲイブリエル牧師)が、説教をしていた。

「すべての命令通り彼らに行え。強く勇ましくあれ。神は貴方と共に歩まれる」と壇上で説教をするゲイビーだったが、部屋には誰もいない。

誰一人座っていない木製の信徒席(座席)の間を、子供を抱っこしたロジータが、乳母車を押しながら通り抜けてゲイビーの正面の座席に座った。

 

ゲイビー「戻ると思っていなかったな。主の元へ。だが戻った。信徒席に座る神社の人達が戻してくれたんだ。」どうやらゲイビーは、名残惜しいようだ。

 

ロジータ「貴方が去っても何かが残るわ」その言葉に気が晴れたのか、二人は笑いながら、信徒達がくれたお菓子を見て話し出した。

ガタン!

奥の部屋で音がした。

2人は、その部屋のドアを開けた。

すると、中にはリックの帽子をかぶったジュディスがいた。

ロジータとゲイビーは驚いて顔を見合わせた。

 

外では、祭りの掃除をしたり雑用する係が、休憩しに、フェンス近くに集まって来て雑談をしている。

清掃員の男「宝くじに、当たれば人生が一変するな」と笑い、仲間の女性も同意して笑い合う。

そこにいきなり、ランスホーンズビーの部下のハゲと、偽物ステファニーが入って来た。

 

清掃員の女「どうしました?」と部下2人に尋ねる、と、部下達はピストルでそこにいる2人だけけでなく、清掃員達全員を撃ち殺した。

そして鍵を開けっぱなしにしてフェンスの中に入って行く。

 

 

ダリルは、ゲイビーの教会に入ってきて床に座り込んでいるジュディスの真正面に立った。

ジュディスは見上げて「1人になりたかっただけなの…」と俯く。

 

ダリル「そうだろうな。俺も昔、あったよ。家の裏に川があってな。親父が寝るまで良くそこにいたよ」

ジュディス「良く?1人で?」

ダリル「ああ。さっきは悪かったな。俺、不安なんだ。ちゃんとやってるつもりだが、、、お前を守りたいんだよ。銃が欲しくなったら言ってくれ。其れ迄は持ちなくなかったら持たなくて良い。俺と一緒にいろ」

 

ジュディス「分かったよ。友達にサヨナラ言ってきて良い?」

ダリル「いいよ。俺を起こしてくれ」と言うとジュディスは立ち上がり、両手をダリルに差し出し、ダリルを起こしてやった。

 

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執務室では、セバスチャンが、設立祭の演説をする練習をして原稿を読んでいる。それを隣の部屋で聞いていたマックス。

セバスチャン「バカみたいだ、こんなの」と言うと、パメラは、ちゃんと練習しなさいと言いながら部屋から出てきた。

そしてパメラは、マックスに書類を渡すと「ちょっと着替えてくるわ」と言って出て行った。

 

マックスは、パメラが出て行くのを待っていたようで、そっと立ち上がるとラップトップ・パソコンの録音スイッチを押し、隣のセバスチャンの部屋に歩いて行く。

そしてキャビネットにある酒を出して、グラスに注ぎ、

「ねぇ、大丈夫?」と練習しているセバスチャンに渡した。

マックスは、自分の分もグラスにそそぎ飲みながら「嫌ならやもたら?」と言った。

セバスチャン「ママは兄さんに継がせるつもりだった。でも生き残ったのは僕のほうだ」

優しく話しかけて来るマックスを疑っているようで、マックスに「君はママの召使だから、ママの言いなりだろ?」と吐き捨てた。

 

マックスは、助手だが市民でもあると言うと、「彼女の言葉じゃダメよ。真実を話さないと市民の敬意は得られないものよ」とアドバイスした。

 

セバスチャン「この町は、嘘の上で成り立っているんだ。腐った世界から目を背けて皆んな大丈夫って言って欲しいだけなんだよ。皆んなアメリカンドリームを実現できると信じたいんだよ。だからやればできると思わせてるのさ。本当は、金持ちが好きな風にいきるためなのに。貧乏人は貧乏なままさ。だって宝くじだって当選者をママが決めてるんだぜ。全部、無意味なんだよ。君は市民は本当のことを知りたいって君は言うけど、そんなのクソだ。バカだから見えてないんだよ。哀れだな」とまくしたてた。

それを聞いてマックスは、「それは本心?悪ぶっているだけかしら…」そう言いながら、パソコンを持って部屋から出て行く。

バッチリ、セバスチャンの話が撮れた。

 

そのままマックスは、ユージーンのところへ行く。ユージーンは、ステージ上のスピーカーやマイクの準備をしていた。マックスは、そっとユージーンに、持って来たノートパソコンを渡した。

 

マーサは、パメラミルトンや兵士達と一緒にステージに上がる。

そして色々な催しが始まる。プロレスがリングの上で始まり、パメラは、セバスチャンらと一緒に見て大喜びしている。

プロレスで勝ったレスラーが、会場を盛り上げる為に「コモンウェルス!コモンウェルス!」と叫ぶと、会場にいる市民達も一緒に叫び出し祭りは大盛り上がり。

 

 

 

そして宝くじの時が来た。

パメラが、セバスチャンが式辞を述べるとマイクで言った。

セバスチャンは、前に出てマイクで、パメラに読むように言われていた式辞をそのまま言っているが、突然、原稿を読むのをやめて自分の言葉で式辞を言った。そして「この町を建設した祖父のメッセージを聞こう」と言った。セバスチャンは、自分の言葉で言うべきと言ってくれたマックスの顔を見てニコッと笑い、言われた通りやったよ、と言う顔をした。マックスは無表情でこちらを見ている。

予定通り、創立者である祖父の演説が始まる、、、が、音声が始まったのは、セバスチャンの声で先程、マックスと話したことが流れだした。

 

2.あらすじ: 後編 *ネタバレ有り

ここからネタバレしています ↓↓

 

『…皆んなアメリカンドリームを実現できると信じたいんだよ。だからやればできると思わせてるのさ。本当は、金持ちが好きな風にいきるためなのに。貧乏人は貧乏なままなんだ。だって宝くじだって当選者をママが決めてるんだぜ。全部、無意味なんだよ。君は市民は本当のことを知りたいって君は言うけど、そんなのクソだ。バカだから見えてないんだよ。哀れだな』

 

スピーカーで流れて来るセバスチャンのセリフに、住民達はどよめいた。そしてセバスチャンに対して罵声を浴びせるものも出てきた。中にはセバスチャンに物を投げている人もいる。

 

セバスチャン「このクソあま!」と悪態をつくと、怒り狂ってマックスの方へ走りだした。マックスは逃げる。

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