和訳【Sad Vacation / Johnny Thunders】シド・ヴィシャスとジョニー・サンダース Sid & Johnny

Punk 魂を持ったロックンローラー。

信奉者が多く、沢山のミュージシャン達に愛される男。

7月15日はJohnny Thundersのバースデイだから、今日はお祝いを兼ねてJohnnyの曲を和訳する〜。

なるべく可愛いのにしてみた。

そしたら、悲しくなっちゃった。

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のシンガーソングライター、ロックンローラー Johnny Thunders ジョニー  ・サンダース(1952年7月15日 – 1991年4月23日)。

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パンク・ロックに多大なる影響を与えたニューヨーク・アンダーグラウンド・ロック・アーティストの一人。

ある意味、伝説の男。

New York Dolls ニューヨーク・ドールズ」でメジャーシーンにデビューすると、サウンドのみならずファッションでも話題になり、今も多くのフォロワーを生み出しているバンドのギタリストだったJohnny 。

後に、脱退し自らのバンド Heartbreakersハートブレイカーズで活動したのち、ソロアーティストに転向し、ワールドツアーも行うなど活動的だった。

今日Lyraが和訳する曲は、Johnny Thundersがソロアーティストとして活動していた1983年リリースのスタジオアルバム『Hurt Me』と『In Cold Blood』に収録されている名曲【Sad Vacation】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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John Anthony Genzale (July 15, 1952 – April 23, 1991), better known by his stage name Johnny Thunders, was an American guitarist, singer and songwriter. He came to prominence in the early 1970s as a member of the New York Dolls. He later played with The Heartbreakers and as a solo artist

This song is by Johnny Thunders and appears on the album Hurt Me (1983) and on the album In Cold Blood (1983).

= Sad Vacation=

I’m sorry I didn’t have more to say
Maybe I could have changed your fate
You were so misunderstood
You could have been anything you wanted to

‘Cos it’s a sad vacation oh, what can I say
It’s a sad vacation oh, you knew how to play

Flowers of romance hey wasn’t that you
And Belsen was a gas just like you
Oh you were so real that’s why they offed you
Oh singin’ from your grave it’s so very hard to do

‘Cos it’s a sad vacation what can I say
It’s a sad vacation oh you knew how to play

Well I’m sorry, I’m sorry, I’m so sorry
I’m sorry, I’m sorry, I’m so sorry
Its a sad vacation what can I say

 

可哀想に、としか言えねぇよ

もしかしたら俺がお前の運命を変えてやれたかもしれねぇ

お前はすっごく誤解されやすい奴だったからな

望んだものに何にでもなれたかもしれなかったのにな

だから、これは悲しい休暇さ

ああ、なんて言えば良いんだ?

これは悲しい去り際なんだよ

ああ、お前はやり方を知っていたな

 

「恋愛の花」おい

ありゃ、お前じゃねーよ

ナチス集中キャンプは、お前みたいなガスがあったし

ああ、お前はとても現実的だったぜ

だから、奴らがお前を殺したんだよ

ああ、お前の墓から歌っておくれ

そりゃ、凄く大変だとは思うけどよ

 

だから、これは悲しい休暇さ

ああ、なんて言えば良いんだ?

これは悲しい去り際なんだよ

ああ、お前はやり方を知っていたな

 

だから、残念だよ

残念だよ

残念だよ

残念だよ

残念だよ

残念だよ

これは、悲しい休暇さ

何て言えば良いんだよ

Songwriter: Johnny Thunders

Translator:Lyra Sky

ピリピリした緊迫した空気が痛い。

Johnnyの気持ちが入ったライブ。

次に何をやりだすか予測不可能な為に、サイドギターもベースも、様子を見ながらドキドキしているのが見て取れる。

だから、ジッとして見てなどいられない。

でも、それって最高のステージの意味じゃない?

いつも同じように、同じクオリティで同じサウンドをやるのがプロというものだろう、、、一般的には。

だが、そんなの見ていて楽しいかな?と思う。

いや、もちろん楽しいのはわかるって。

日本の〇〇〇〇は、絶対に決まったことしかやらない。

見てるお客さんも、「ここで何をやる」と分かっていて、待ち構えてさえいるだろう。

それは、それで楽しいと思うし、色んなライブがあっていい。

ただ、Rock好きのLyraとしては、毎回お決まりより「次に何をやってくれるだろう」とハラハラドキドキする方が数百倍良い。

そんな先が全く分からんモノばかり好きになるから行かんのよね〜(笑)。

幸せもそうだけど、わかり切ったほうが楽チンだもの。

でも、先がわからなくても生きているって感じられる方が断然良い。

その時の自分の感情に素直な人間の方が好きだから。

Lyraには正直に迫って来る人間のが断然良い。

例え、世の中がクズと言おうとも。

ストレートに来る奴が好きなのだ。

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Johnny Thundersについて

John Anthony Genzaleは、ニューヨーク州クイーンズ地区に生まれ、その後郊外で育つ。

1967年の冬に The Reignとライブをやったのがバンド活動の始まりで、Johnny & the Jaywalkers という名前でQuintano’s School で活動開始。

1968年からFilmore Eastや セントラルパークのBethesdu Fountain へ週末になると出かけて行き、このころにJohnnyのお姉さんはJohnnyの髪型をKeith Richards のようにセットしてあげ始めたと言う。

そして、1970年にバンドメンバー達と出会い、1971年New York Dolls を結成。名前もこれをきっかけに、Johnny Thundersと変えた。これは、彼が大好きだったアメコミのヒーローの名前だ。可愛い💕 (The Kinksの曲の主人公からとった説もあり)。

1972年には、激しいライヴや中性的なファッションが注目を集め、Lou Reed ルー・リード   Mick Jagger ミック・ジャガー やDavid Bowie デヴィッド・ボウイからも絶賛された。

1973年、プロデューサーに Tod Rundgren トッドラングレンを据え。デビュー・アルバム『New York Dolls』リリース。

1974年、2作目の『悪徳のジャングル』。この後期のNewyork Dolls のマネージャーは、この後にSex Pistols セックス・ピストルズをデビューさせたマルコム・マクラーレンであった。

1975年夏、日本公演後にJohnnyと Jerry Norlan ジェリー・ノーラン(ドラム)はNew York Dolls を脱退してしまう。

この時、SexPistols 結成を準備していたマルコムからロンドンに来るよう誘われたが、断った。

もし断らなかったら、、、Punksの歴史が変わったかも知れない。

そして、脱退したJohnnyとJerryは、元Television テレヴィジョン 、又 Richard Hell & Voidos のRichard Hell リチャード・ヘル(ベース)やウォルター・ルー(ギター)と共にジョニー・サンダース&ザ・ハートブレイカーズザ・ハートブレイカーズ)を結成。

ここでは、リード・ヴォーカルとリードギターを兼任していた。

そして、人気を呼び、話題になっている中、Richard が脱退。

Johnnyは、Billy Rath ビリー・ラスを後任に迎えロンドンに渡り、1977年に唯一のオリジナル・アルバム『L.A.M.F.』 (Like A Mother Fucker)をリリースした。

このロンドン時代には、Sex Pistols セックス・ピストルズと連れ立ってツアーも行っている。

だが、バンドは解散。

Johnnyだけ、そのままロンドンに留まり、1978年にソロ・デビュー作『So Alone 』をリリースする。

元Sex Pistols のSteve Jones スティーヴ・ジョーンズとPaul Cook ポール・クック、Thin Lizzy シン・リジィ の Phill Rynott フィル・ライノット

元Small Faces スモール・フェイセス〜 Humble Pie ハンブル・パイのSteve Mariotte スティーヴ・マリオット、

The Pretenders プリテンダーズ の Chrissie Hynde クリッシー・ハインド、

Only Oners オンリー・ワンズのピーター・ペレット等、豪華ゲストが大挙参加した。

1985年には初来日公演を行い、

1986年 再来日、1988年には3回目の日本公演を行う。

 

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だが、1991年4月の来日公演後、4月23日、ニューオーリンズのホテルで死亡しているのを発見された。

死因はオーバー・ドーズとも言われてるが、真相は謎に包まれている。享年38歳。

2015年、生涯を追ったドキュメンタリー映画『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』が日本公開。

 

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1991年4月の来日公演後、4月23日、ニューオーリンズのホテルで死亡、死因はオーバー・ドーズとも言われてるが、真相は謎に包まれている。38歳。

2015年、生涯を追ったドキュメンタリー映画『Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡』が日本公開。

 

因みに、NewYork Dolls 時代から主にギブソン・レスポール・ジュニア・ダブルカッタウェイ(TVモデル)を使用。 オベーションやモーリスのエレアコ、ギブソン・レスポール・スペシャルなども使用していた。

彼のファンは同じギターを持つ人が多いのもリスペクトの表れだろう。

 

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【Sad Vacation】は、Sex Pistolsのベーシストであった Sid Vicious シド・ビシャスの為に書いた曲だ。

彼と仲がとても良かったJohnnyが、オーバードーズで亡くなってしまった Sid への想いを綴った、愛の歌だ。

その為、ストレートでシンプルな歌詞ながらも、Sidに纏わる単語が多い。

Belsen was a gasは、Sex Pistolsの曲だし、

flowers of romance は、Sid が在籍していたバンド名だ。

Sidの為に書いたと証を残したかったのだろう

「Sidが亡くなって凄く悲しかったけど、どのように人生が侵されていくかも書いた曲なんだよ。Sidはとても良い友達だったからね。」と語るJohnny。

実際 Sidも、インタビューでJohnny Thundersとバンドを一緒に始める、と語っていた。

「Johnny とイギリスで何度かリハーサルしたんだ。俺はロックンロールが好きだから、このごろは自分でロックンロールナンバーを書いているのさ」と語っていたSid。

だが、SidがJohnny とバンド結成は出来なかった。

その前に逝ってしまったからだ。

「Sid は、とても悪い女にひっかかってしまった。おまけに、周りの人間たちが誰も彼の事を理解していなかった。Sid みたいな奴は他にはいないよ。今後も現れないだろう。唯一無二だ」

 

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Sid への友情は【Sad Vactation】に注ぎ込まれた。それを聴くたびに、ロックファン達はSid Viciousの死を悲しんで来ただろう、、、だが、今となっては、Johnny 貴方自身の歌のようにも感じてしまうよ。

オーバードーズで死んだとも言われているが、実際のところ、あの物騒な界隈があるルイジアナ州ニューオリンズで、死んでいるのを発見されたのだから解らないのが事実なのではないか?と思ってしまう。

Johnny が歌う【Sad Vacation】は寂しく泣いている。

ギターも泣いているでしょう?

大好きな天国にいる人を想う時、、、

人は穏やかな気持ちになる。

天国にいる愛する人たちは、きっと思い続ける私たちの気持ちを受け止めてくれているに違いない。

時々、ふと思い出す。

そして一緒にいた時の温もりや優しさを思い出すのだ。

ほんの少しの間の【Sad Vacation】だよ。

いつの日か又、出会えるだろう。

皮肉にも自分の死を歌うようにも感じてしまうJohnnyの歌【Sad Vacation】。

彼の歌を聴きながら、

笑わしてくれたあの人や、

愛してくれたあの人、

そして、いつもそばにいてくれた人の事を思い出そう。

Happy Birthday, Johnny Thunders!!

Johnny Thunders r.i.p.

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Discography

Studio albums

  • So Alone (1978)
  • In Cold Blood (1983)
  • Diary of a Lover (1983)
  • Hurt Me (1983)
  • Que Sera Sera (1985)
  • Copy Cats (1988)

Official live albums and compilations

In Ann Arbor, Michigan, c. 1980
  • The New Too Much Junkie Business (1983)
  • Stations of the Cross (1987)
  • Bootlegging the Bootleggers (1990)
  • Live in Japan (1991)
  • Have Faith (1992)
  • Saddest Vacation Act. 1 (1993)
  • Saddest Vacation Act. 2 (1993)
  • Chinese Rocks: The Ultimate Thunders Live Collection (1993)
  • Add Water & Stir (1994)
  • Stations of the Cross (Revisited) (1994)
  • The Studio Bootlegs (1996)
  • Belfast Rocks (1997)
  • Born Too Loose: The Best of Johnny Thunders(1999)
  • Live at Leeds (1999)
  • Play with Fire (2000)
  • Endless Party (2000)
  • Panic on the Sunset Strip (2000)
  • Live & Wasted: Unplugged 1990 (2001)
  • Eve of Destruction (2005)

Official singles and EPs

  • “Dead or Alive” 7″ (1978)
  • “You Can’t Put Your Arms Around a Memory” (1978)
  • “Twist And Shout/Boys” ( live at Max’s with Jimi LaLumia & The Psychotic Frogs; 1981)
  • “In Cold Blood” (1983)
  • “Hurt Me” (1984)
  • “Crawfish (1985)
  • “Que Sera Sera (1988)

Filmography

  • Story Of A Junkie directed by Lech Kowalski 1987
  • Mona et moi (1989), directed by Patrick Grandperret, Prix Jean Vigo 1990
  • Born To Lose – The Last Rock’n’Roll Movie (1999), directed by Lech Kowalski
  • Looking For Johnny: The Legend of Johnny Thunders (2014), directed by Danny Garcia
  • “Thunders” (2018), directed by Vicente and Fernando Cordero

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