この人のLyraが考えるイメージは、Dreamer な人って感じ。
Syd Barrett みたいだなあ〜と、彼の曲を聴くたびに毎回思うのは、Lyraだけだろうか?
だからと言ってSydほど狂ってはいない。
Sydが悪夢ばかり見て、Pink Floydじゃ描き切れなくなり、破天荒さを増したクレージーとは違う。
もっとお伽話みたいな、良質な夢の分かりやすさがJulian Copeにはある気がする。
同じイギリス人でもこんなに違う。
同じようにロックを愛し、似たものを目指していた変わり者に感じるけど、違うのだ。
それを人は個性と言うのか?
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今日Lyraが和訳&解説するのは、ウェールズ、グラモーガン、デリ出身のミュージシャン、作家、古物収集家、音楽学者、詩人、文化論評者である、Julian David Cope ジュリアン・デヴィッド・コープ (1957年10月21日- )。
1976年頃からリヴァプールで音楽活動開始。
’78年にTeardrop Explodes ティアドロップ・エクスプロッズを結成し82年に解散。
1984年からソロ活動開始。
今日Lyraが和訳する曲は、Julian Copeのソロになってから、2nd アルバム『Fried』(1984年11月9日リリース) からのシングル【Sunspots】。
詳しい解説は、Lyraの和訳の後に又お話しましょう!
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“Sunspots” is a song by the English singer-songwriter Julian Cope. It is the only single released in support of his second album Fried.
Julian David Cope (born 21 October 1957) is an English musician, author, antiquarian, musicologist, poet and cultural commentator. Originally coming to prominence in 1978 as the singer and songwriter in Liverpool post-punk band the Teardrop Explodes, he has followed a solo career since 1983 and worked on musical side projects such as Queen Elizabeth, Brain Donor and Black Sheep.
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= Sunspots=
Sunspots changing there
Walking ‘round with my very best friend
I got a love song in my head
Strolling ‘round with my very best friend
I look back, but I don’t see
Walking round with my very best friend
She looks good, fine to me
I’m in love with my very best friend
[Chorus]
Eeeeeyom, it goes away
And eeeeeyom, it goes away
Sunspots changing gear
Driving ‘round with my very best friend
I got a love song in my head
Holding on to my very best friend
We look back, but I can’t see
Moving on with my very best friend
She looks good, fine to me
I’m in love with my very best friend
[Chorus]
Eeeeeyom, it goes away
And eeeeeyom, it goes away
You dig?
And eeeeeyom, it goes away
And eeeeeyom, it goes away
Way, way, way!
そこで変化している太陽の黒点
すっごく仲良しの親友と歩き回る
俺には頭の中にラブソングがあるのさ
すっごく仲良しの親友と散歩する
俺は振り返る
でも分からないんだ
すっごく仲良しの親友と歩き回る
彼女は美人だ
俺にはピッタリさ
俺はすっごく仲良しの親友に惚れてるんだ
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ブーブー
消えてしまうよ
ブーブー
消え去ってしまうよ
歯車に変化する黒点
俺はすっごく仲良しの親友と車でうろついている
俺には頭の中にラブソングがあるのさ
俺のすっごく仲良しの親友を抱きしめてる
俺たちは振り返る
でも分かっていないんだ
俺はすっごく仲良しの親友と動いてる
彼女は美人だ
俺にはピッタリさ
俺はすっごく仲良しの親友に惚れてるんだ
ブーブー
消えてしまうよ
ブーブー
消え去ってしまう
分かってんの?
ブーブーわめいて
消えてしまうよ
ブーブーわめいて
消え去ってしまう
あり得る
あり得る
あり得るって
Songwriter: Julian Cope
Translator: Lyra Sky 和訳
次にJulian Copeのライブビデオも一緒載せておきますね。
https://youtu.be/roJttZvVCmo
PopでSpacyさがあって面白い曲だ。
前作の1st ソロアルバムになる『World Shut Your Mouth』は、このアルバムが出る半年前にリリースされていたが、それに比べて、こちらは、未完成ぽい作り方をしている。あまり作り込んでいない、素直なアルバムと言うことだ。
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ギタリストにSteve Lovell、ゲストでオーボエをプレイしているのは、Kate St. Johnに、Drayton Bassett、 Donald Ross Skinner リズムギター、そしてスライドギターには、Water Boysに入る前のChris Whittenがプレイしている。↓ ↓
*The Waterboysについては、こちら→【The Waterboys/ The Whole Of The Moon】 和訳 解説 Mindset 幸せを左右する物
多くの点でJulianが求めた、ルーズで神秘的なスタイルを確立している。
そしてチャレンジ精神に飛んでもいる。
CD(レコード)のジャケットで、Julian自身が亀の甲羅を背負っているのが、斬新。
Julianはおかしくて、狂った世界観を出したかったのだと思う。
それも美しくて愛に溢れた世界。
奇妙な世界と美しさの融合が見事に成功した作品が、この『Fried』なのだ。
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ファンには評判が良く、批評家からのレビューも好意的なものばかりだったらしい。
奇妙なお伽話は大成功だった。
だが実際には、当時の売れ行きは思わしくなかったという。このアルバムからシングルカットされたこの【Sunspot】も同じ道を辿り、ポリドールとの契約はオジャンになとなた。
だがJulianは負けておらず、新しいマネージャーを探して、再起を願い活動して、アイルランド・レコードと契約を果たし、次のアルバム『Saint Julian』をリリース出来たのだった。
もしかしたら、この経験が、PopなJulianへと変身して行ったきっかけだったのかな?と思った。
そう考えると、このアルバムはJulianが目指したかった世界観が詰め込まれたラスト・アルバムなのかもしれない。
名作を生み出して来たJulian。
だがJulian Copeとして作りたい、奇妙で狂っていながら、美しい愛の世界観のレベルは、この『Fried』が絶頂なのかも。
Teardrop Explodes ヴォーカリストとして1978年から1983年まで活動し、解散した後に、1983年からソロに転向したJulian。
作家としても1982年にデビューしている多才な人だ。
物語を作る名人なのかもしれない。
【Sunspot】は、太陽の黒点が変化していると言う話から始まり、とっても仲良しの友達と、どこに行くのも一緒だと歌う、一見突拍子もない歌。
でもこれって、愛情にも変化が起きるって言いたいのだと思う。
私たちが暮らしている銀河系の中で1番巨大で中心的なものは、太陽だ。
それを愛に例えているのだと感じる。
黒点の動きなど私たちの眼からは、ハッキリとは分からない。
だが確実に動いたり、生きている。
愛も同じように目に見えで分からない時も、何かしら流動的なのだ。
人の心は、変わる時もあれば、ずっと続く時もある。
振り返ってみてもわからない方が多いだろう。
だからこそ、愛し合い、思いやる必要があるのだ。
そうすれば、どんな時も一緒にいられる。
1番の親友のように。
心の友として、愛を与え合うのだ。
そうしないと
And eeeeeyom, it goes away
どっか言っちゃうよ。
Way, Way …
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Fried was released on 9 November 1984, just six months after Cope’s first solo album World Shut Your Mouth. Cope retained the guitarist Steve Lovell and the guest oboe player Kate St. John from the previous album, but added his Drayton Bassett musical foil Donald Ross Skinner on rhythm and slide guitars, the former Waterboys drummer Chris Whitten and, on one track, the former Mighty Wah! guitarist, Steve “Brother Johnno” Johnson.
The album was much more raw in approach than its predecessor. In many respects, it prefigured the looser and more mystical style which Cope followed and was praised for in the following decade. Notoriously, the sleeve showed a naked Cope crouched on top of the Alvecote Mound slag heap clad only in a large turtle shell. Song topics and approaches included early examples of Cope’s subsequent tendency to mythologise his own life and connect it to legend and ritual. Several songs had little or no backing, with Cope accompanying himself.
Despite receiving better reviews than its ill-fated predecessor, Fried sold even more poorly at the time, as did the accompanying single, “Sunspots”. The commercial failure of the album led to Polygram dropping Cope. He subsequently found a new manager, the artist and musician-cum-prankster Cally Callomon, and signed a new deal with Island Records. Skinner and Whitten remained with Cope for the next album, Saint Julian.
Bill Drummond’s 1986 album, The Man, replied in kind to “Bill Drummond Said”, with a song titled “Julian Cope Is Dead”.
Personnel
- Julian Cope – vocals, bass guitar, rhythm guitar, piano, organ
- Steve Lovell – electric guitar, recorder solo on “Sunspots”
- Donald Ross Skinner – slide and electric guitar
- Chris Whitten – drums
- Steve “Brother Johnno” Johnson – electric guitar solo on “Sunspots”
- Kate St. John – oboe
- David Carter – tuba on “Sunspots”
- Technical
- Paul King – production supervisor
- Paul “Chas” Watkins – engineer, recorded by
- P. St. John Nettleton – art direction, design
- Donato Cinicolo – photography
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