和訳【The Greatest/ Lana Del Rey】解説 Nest o’ Nostalgic ラナ・デル・レイのテクニック

頭では、「あのカヴァーを先に紹介した方が良い」とは分かっている。

だけど、今日の気持ちはコレな感じなの。

不安定な天気がそうさせるのか?

Newsで「台風に用心して下さい、貴方の命を守って下さい」とずっと言われているからか?

ザワザワした気持ちが溢れ出す。

フワフワした揺れ動く気持ちは、懐かしい場所を想う曲にマッチする。

そして、愛しい人を想う歌詞にも….。

今日Lyraが和訳&解説する曲は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークシティ出身のシンガーソングライター、エリザベス・ Lana Del Rey ラナ・デル・レイ ラナ・デル・レイ ( 本名: Elizabeth Woolridge Grant エリザベス・ウールリッジ・グラント 1985年6月21日 – ) 。

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「ギャングスタスタイルのナンシー・シナトラ」と自ら名乗るLanaは、自らをプロデュース力が半端ない。

彼女が作り込む世界は、美を追求する男女の業のように思えて、Lana自身と、作り出した楽曲に Lyraは、毎回拍手を送る、、、賛美の拍手だ。

*Lanaについては、こちら!→Lana Del Rey “Born To Die” カートへの愛といっちゃってる女の子 和訳 Lyrics

 

今日 Lyraが和訳する曲は、Lana Del Rey の最近リリースされたばかりの6枚目のスタジオアルバム『Norman Fucking Rockwell』(2019年8月22日)からの1st Single。

先週、和訳&解説した【Fuck It, I Love You】とカップリングでリリースされた1st Single 【The Greatest】。

詳しい解説はLyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

前半部分の 【Fuck It, I Love You】の和訳はこちら ↓  ↓

* 和訳【Fuck It I Love You/ Lana Del Rey】Say me You’re Mine 俺のものって言って

 

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Elizabeth Woolridge Grant (born June 21, 1985), known professionally as Lana Del Rey, is an American singer, songwriter, poet, model and music video director. Her music has been noted by critics for its stylized cinematic quality; its preoccupation with themes of tragic romance, glamour, and melancholia; and its references to pop culture, particularly 1950s and 1960s Americana.

= The Greatest =

[Verse 1]
I miss Long Beach and I miss you, babe
I miss dancing with you the most of all
I miss the bar where the Beach Boys would go
Dennis’ last stop before Kokomo

[Pre-Chorus]
Those nights were on fire
We couldn’t get higher
We didn’t know that we had it all
But nobody warns you before the fall

[Chorus]
And I’m wasted
Don’t leave‚ I just need a wake-up call
I’m facing the greatest
The greatest loss of them all
The culture is lit and I had a ball
I guess I’m signing off after all

[Guitar Solo]

[Verse 2]
I miss New York and I miss the music
Me and my friends‚ we miss rock ‘n’ roll
I want shit to feel just like it used to
When‚ baby, I was doing nothin’ the most of all

Pre-Chorus]
The culture is lit, and if this is it‚ I had a ball
I guess that I’m burned out after all
[Chorus]
I’m wasted
Don’t leave, I just need a wake-up call
I’m facing the greatest
The greatest loss of them all
The culture is lit and I had a ball
I guess that I’m burned out after all
[Outro]
If this is it, I’m signing off
Miss doing nothin’ the most of all
Hawaii just missed that fireball
L.A. is in flames‚ it’s getting hot
Kanye West is blond and gone
“Life on Mars” ain’t just a song
I love

 

ああ、ロングビーチが懐かしい

そして貴方が恋しい

ベイビー

何よりも貴方と踊りたくてたまらないわ

それにビーチ・ボーイズが良く通っていたあのバーも恋しい

デニスの終着点は「ココモ」の前よね?

 

私たちの夜はいつも燃え上がっていたわね

ラリったりは出来なかった

それに私たちには全てがあったのに

そのことにも気づいていなかったのよ

だって誰も堕ちる前に警告などしないものだから

 

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酔っ払っちゃった

行かないでよ

朝起こしてくれる人が必要だから

私は最大なことに直面しているんだわ

全ての記憶の最大の喪失感を

文化は燃やされた

私には勇気があるわ

だから結局は、放送するのはやめようかと思うの

 

ニューヨークが懐かしい

それに、音楽が恋しいわ

私と友達

私たちはロックンロールが恋しいの

いつでもそこにあるように感じていたいのよ

いつ?

ベイビー

1番私が何もしていなかったわね

 

文化は燃やされた

でももしこれがそうならば

私には勇気があるわ

最後には私も燃え尽きるのだと思うの

 

酔っ払っちゃった

行かないでよ

朝起こしてくれる人が必要だから

私は最大なことに直面しているんだわ

全ての記憶の最大の喪失感を

文化は燃やされた

私には勇気があるわ

だから結局は、放送するのはやめようかと思うの

 

もしこれがそうならば

流したりはしない

何もしないでいられるのが1番

恋しいわ

ハワイは火の玉が恋しいでしょうね

ロスが燃えている

熱くなって行くわ

カニエ・ウエストはバカだから終わったわ

ボウイの”Life on  Mars”

ありゃ、ただの歌じゃないわ

私は生配信がいつも

つけっ放しだったら良いと願うのよ

(→ 人生がいつも良い感じに流れていれば良いって意味とかけているとLyraは思う)

Songwriters: Lana Del Rey,

Translator: Lyra Sky 和訳

 

*前半の1曲目の歌詞は、こちら→ 和訳【Fuck It I Love You/ Lana Del Rey】Say me You’re Mine 俺のものって言って

 

「もう〜、涙腺が緩む、良い感じの所まで落としてくれる」それがLyraの感想だ。

Lana Del Rey の曲は、全てが何かしらの愛を歌っているのに、気持ちが落ちるのだ。(人によるだろうけど)。

自分の中にある、恋愛の切なさが増幅されるラブソング。

普通なら相乗効果で、恋する気持ちも上がるのだが、Lana のラブソングは、落ちる。

酷いと、どっぷり浸かって動けなくなる。

でも、不思議と不快ではないのだ。

Lyraは、彼女の曲を聴くと、まるで地の底まで落ちて行って、ぶち当たった底に、自分の馴染みの定位置を見つけて、そこで微睡むような感覚に陥るの。

柔らかくて膜を貼られたような守ってくれる毛布にくるまってる感じよ。

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Lana Del Rey がつくる曲は、ラブソングでありながら、どれも悲しみが漂い、苦痛を表現しているのが殆どだ。

それを自身で『SadCore サッドコアだ」とジャンルづけしているのが面白い。

自ら痛みに飛び込むのが好きな人には、このサッドコアは、居心地が良いのだ。

2012年1月27日、メジャーデビューアルバム『Born to Die』がリリースされ、アメリカ合衆国イギリスを初めとした世界各国でアルバムチャート1位を獲得した華々しいデビューからLanaは、快進撃を続けて来た。

まるで、はじめてのデビュー(昔別名、リジー・グラント名義でデビューしている)、2008年10月21日、EP「Kill Kill」を、リリースした時とは大違いだ。 ↓ ↓

* Lanaについては、こちら!→Lana Del Rey “Born To Die” カートへの愛といっちゃってる女の子 和訳 Lyrics

 

Lanaの特徴、面白さ、ウリな所は、毎回このブログにLyraは書いて来たから、もうお分かりだと思う。

その幾つかLyraがあげた特徴の中で、自らを完璧にブランディングする旨さがある。

特に、彼女は、愛国主義か?ってなくらいアメリカをアピールする。

その、アメリカーナなサウンドやルックス、アートは、ノスタルジーを感じさせて、私たち見るものを見ただけで、そして、聞くだけで物悲しい郷愁の思いにさせるにのだ。

古き良きアメリカ。

2017年7月、4thアルバム『Lust For Life』を発表した時に、自身2度目となる全米アルバムチャート1位を記録したのもわかる。

Lanaの楽曲は、どのアルバムの曲も、イメージがシンプルに私たちに迫って来る。

その為、そのアメリカーナさに惚れてしまう同業者のミュージシャンや、アーティストが多いのだと感じるの。

ある意味、ワンパターンでもある彼女のこの魅力にはパワーがある、だから、触れたがる人が多いのだろう。

その為、彼女の過去アルバムとは異なり 4th Albumは、Weekend ザ・ウィークエンドや、 Shown Lennon ショーン・レノン、Stevie Nicks スティーヴィー・ニックス、エイサップ・ロッキー、プレイボーイ・カーティといった多くのゲスト陣が参加していて、彼女を盛り上げた。

それは、皆が母国アメリカの郷愁の念を抱き、他国の人間たちは、煌びやかなアメリカが存在した過去の1950年代や1960年代に想いを馳せるのだ。

そこには、涙がつきものだ。

嬉し涙に、悔し涙にと、、、

特に、思い出にはね。

 

そして、その狙った郷愁の念や、アメリカーナなサウンド、アートディレクションに磨きかけ、テクニックを駆使して、今パワーアップして戻って来たのだ。

2019年8月、5thアルバム『Norman Fucking Rockwell』として、我々の元に。

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【The Greatest】は、現在と過去の思い出や愛を歌った曲だ。

プロモーションビデオが面白いことに2曲くっついていて、こちらは、前半の【Fuck It, I Love You】より、ドラマチックな展開になっていると思う。

2つをワンストーリーみたいにくっついて公開されるってのも斬新だ。

内容も似ているが、少し角度が違う。

【Fuck It. I Love You】がアグレッシブに愛を求めている責めてる歌詞としたら、こちらは、非常に落ち着いてるラブソング。

ふたつのゆったりしたメロディのラブソングだが、アプローチが違うってのも良い。

【The Greatest】は、ゆったりと寛ぎながら、2人で過去の話や今の自分を語り合ってる感じかな。

Lana自身のNYから出てきてカリフォルニアに拠点を変えた話をしているのだ。

多分、ツアーか仕事でカリフォルニアを離れていて、

「ロングビーチに早く帰りたい、貴方がいるカリフォルニアが恋しい」と言っているのだろう。

そして、話が少し発展して、もっと昔のNYで生まれ育った自分と仲良しの子との友情に想いを馳せるのだ。

LyraにはLanaが誰かとソファー(又はBed) に横たわり、酒を飲みながら話している映像が浮かぶよ。

もしかしたら、今の彼かな?

先日、Lanaは、アメリカの警察密着テレビ番組に出演している45歳の警察官ショーン“・スティックス”・ラーキンと一緒にいる姿をパパラッチされたのだ。

私生活について語らないLanaが今回珍しく『ロサンゼルス・タイムズ』で交際を認めた。

警察官とLana って

面白いな、と思ったのは、「NYが恋しい」と二番めで歌うけど、ミュージックビデオはカリフォルニアだ。

生粋のNYっ子が、良く横ノリ系のカリフォルニアに合ったなあ、と思うけど、

人には自分に合った場所というのがあると昔から思っているので、Lanaにとって本当に居るべき場所がカリフォルニアで、その場所を得たんだな、と羨ましく思いながら毎回、彼女の曲たちを聞いている。

歌詞のあちこちにミュージシャンの名前を入れたり、放送すべきか、考えたり、Lanaのプライベートを聞いているようで、音楽好きな一面が見て取れるのも、この【Greatest】の面白いところだと思う。

Beach Boysに、そのメンバーのDennis の名前を出したり、David Bowieの曲が良いと話して、Kanie  Westの名をチラッと嫌味がてら出したりと、親愛と辛口さを出すところも面白い。

それにね、ミュージックビデオに、オールディーズに混じってLyraが好きなミュージシャンがクレジットされていたの。

思わず「あ、Lanaも好きなのか?」とビックリしてしまったよ。

いつかこのLyraのブログで取り上げなきゃ、と思いながらも迷って先送りしていたアーティストだから、ついに時期が来たのかもね。

「ロックンロールが当たり前にある感じにしたい」って凄くわかる。

Lyraもそう強く願いながら生きている。

色々あってLyraは、場を離れたけれど、それでも音楽がいつもある生活をしたいと思う。

全くロックを聴かないようにした時期があった。

が、その数年間のLyraは、死んでいた。息していなかった。

でも、あの死んだ時期があったからこそ、音楽の重要性やロックが自分に与えてくれるパワーを知ったのかもしれない。

 

“hope the live stream’s almost on” を

「私は生配信がいつも

つけっ放しだったら良いと願うのよ」より

「人生がいつも良い感じに流れていれば良いと願うのよ」だと思うのは、その生き方が理解できるからなの。

きっと音楽が好きじゃない人が聞いたらLyraの気持ちをアホだと思うだろうし、Lana Del Reyのダブルミーニングだろうと何だろうと気がつかないだろう。

でも、それで良い。それがふつうの動向だ。

当たり前の姿で皆がいたら良いと思うし、

それぞれの考え方を尊重したい。

まあ、Lyraが全てを受け入れても分からない人達は文句を言いたがり受け入れないんだろうけれど。

 

だから逆に、分かり合える人や同じ風にロックを愛している人とは、同じ想いを共有したい。

この出会いに感謝したい。

大切にしたい。

なんか最近Long Beachづいている。

Sublime が代表的で和訳したし、Lanaもそうだしね。

和訳【Sublime / What I Got】Sublimeとは? Love is What I Got!

 

呼ばれてる?

そうなら行きたいね〜、ロングビーチに。

一緒に行く? w

行こうと想い描ければ行けるよ。

それに、不思議とRockの神様には愛されている気がするの。

Rockとは両想いでずっと生きたい。

出来たら、【Fuck It, I Love You】みたいに…。

 

ベイビー

貴方に抱きしめて欲しいの

それか、君は俺のものって言って欲しい

ああ、ゆっくりと駄目になりそう

 

Wish that you would hold me or just say that you were mine
It’s killing me slow

Maybe this is my “The Greatest”.

 

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“The Greatest” (stylized in sentence case) is a song by Lana Del Rey for her sixth studio album, Norman Fucking Rockwell!. It was accidentally uploaded to Google Play on August 15, 2019 and was removed hours later.  It was officially released as a single on August 22, 2019.

On July 26, 2019, Del Rey announced the song via Instagram along with “Fuck It I Love You”. Co-producer and co-writer Jack Antonoff tweeted on July 31, 2019 that “The Greatest” was his favorite song on Norman Fucking Rockwell!.

The lyrics make multiple references to various musicians and songs, including The Beach Boys’ “Kokomo”, David Bowie’s “Life on Mars” and Kanye West. The song focuses on Del Rey lamenting how she misses a former flame in California, her old friends in New York and her previously uncomplicated life. It also brings in themes of worldwide political unrest, Millennial and Generation Z culture, and the 2019 California wildfires which are featured in the background of the Norman Fucking Rockwell! album cover.

On “The greatest,” Lana Del Rey expresses extreme nostalgia for relationships, places, and the music industry of the past. In the lyrics, Lana refers to the Beach Boys, the 2018 Hawaiian nuclear missile alert, and Kanye West going blonde.

Del Rey announced the track via Twitter along with another single, “Fuck it I love you,” on July 26th, 2019. She also teased the double-feature music video for the two songs, directed by Rich Lee. “The greatest” was accidentally made public on Google Play Music.

Personnel
  • Lana Del Rey — songwriting, production, vocals
  • Jack Antonoff — songwriting, production, engineering, mixing, programming, acoustic guitar, drums, electric guitar, keyboards, piano
  • Laura Sisk — engineering, mixing
  • Tate McDowell — assistant engineering
  • Jonathan Sher — assistant engineering
  • Evan Smith — flute, saxophones
  • Phillip Peterson — cello
  • Victoria Parker — violin
  • Chris Gehringer — mastering
  • Will Quinnell — assistant mastering
Technical
  • Mastered at Sterling Sound
  • Recorded at Conway Recording Studios, Los Angeles, United States / Henson Recording Studios, Los Angeles, United States / House of Breaking Glass, Seattle, United States
  • Mixed at Conway Recording Studios, Los Angeles, United States

 

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