【London Calling / The Clash】 和訳 Ringing Warning Forever! 鳴り響く警告は何の為?

知識欲がある人間が好きだ。

だからって難しい言葉を並べてカッコつけてる偽物ではなくて、世界を知ろうと目線を変えられる人間の事だ。

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド出身のパンクロックバンドThe CLash ザ・クラッシュ だ。(1976年 – 1986年)

Lyraが説明しなくても彼らは世界中のロックファンに愛され、リスペクトされ続けている偉大なバンドだ。

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商業的にも、音楽史においても最も成功したパンクバンドだから、皆さんの中にはClash マニアがいるかも!

Sex Pistols セックス・ピストルズと並びPunks の神であるGodsだけど、Sex Pistolsと違うのが、彼らの多様性のあるサウンドだ。

The Clash のデビュー・アルバムを除き、2ndからレゲエやダブ、ゴスペル、フォーク、R&B、ロカビリー、ジャズ、スカ、カリプソなど、様々な音楽的要素を取り入れロックシーンに多大なる影響を与えたのである。

今日Lyraが選んだ曲 【London Calling  ロンドン・コーリング】。

The Clashの3rd Album『London Calling ロンドン・コーリング』に収録されているタイトルソングであり、1st シングルでもあった。

この3rd AlbumによりThe Clashはクラッシュたるアイデンティティを確立、今もなお音楽シーンに大きな影響を与え続けているのだ。

そのバンドの個性を確立させたアルバムの1stシングルであった曲はどんな歌詞だったのか?

何を言おうとしていたのか?

についてはLyraの和訳の後に又お話ししましょう!

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London Calling is the third studio album by English punk rock band the Clash.

It was released as a double album in the United Kingdom on 14 December 1979 by CBS Records, and in the United States in January 1980 by Epic Records.

London Calling is an album that incorporates a range of styles, including punk, reggae, rockabilly, ska, New Orleans R&B, pop, lounge jazz, and hard rock.

This apocalyptic, politically charged rant features the band’s post-punk sound, electric guitar and vocals.

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= London Calling =

London calling to the faraway towns
Now war is declared and battle come down
London calling to the underworld
Come outta’ the cupboard, ya’ boys and girls
London calling, now don’t look to us
Phony Beatlemania has bitten the dust
London calling, see we ain’t got no swing
‘Cept for the ring of that truncheon thing

The ice age is coming, the sun’s zoomin’ in
Meltdown expected, the wheat is growin’ thin
Engines stop running, but I have no fear
Cause London is drownin’, I, live by the river

(London calling) to the imitation zone
Forget it, brother, you can go it alone
London calling to the zombies of death
Quit holdin’ out and draw another breath
London calling and I don’t want to shout
But while we were talking I saw you noddin’ out
London calling, see we ain’t got no high
‘Cept for that one with the yellowy eyes

The ice age is coming, the sun’s zoomin’ in
Engines stop running, the wheat is growin’ thin
A nuclear error, but I have no fear
Cause London is drowning, I, I live by the river
(x2)

Now get this
(London calling), yes, I was there, too
And ya’ know what they said? Well, some of it was true!
(London calling) at the top of the dial
And after all this, won’t you give me a smile?
(London calling)
I never felt so much alike alike alike

 

こちらロンドン、告別された町へ告ぐ

今や、戦争は宣言され、戦いは切って落とされた

こちらロンドン、下層階級へ告ぐ

戸棚から出てこいよ、お前ら

こちらロンドン、もう、俺たちに気をとられるな

いんちきビートルズマニアは、屈辱を受け続けている

こちらロンドン、誰も音を奏でていないのを見ろよ

警棒みたいなもんが鳴り響いてる以外はな

 

氷河期の到来だ、太陽は徐々に拡大されて行く

溶解するのが予想され、小麦は貧弱に育つ

機関は運転を止めるが、俺には全く恐れはない

だってロンドンは溺死してるんだぜ

俺はその川の側で生きてるんだよ

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(こちらロンドン)模造品地帯へ告ぐ

忘れちまいな、お兄ちゃん

一人で上手くやりな?

こちらロンドン、破滅したゾンビどもへ告ぐ

抵抗するのはやめて、休息をしろ

こちらロンドン、だが俺は叫んだりしないぜ

でも、俺たちが話し合ってる間、お前がラリってんのを見たからな

こちらロンドン、俺たちゃハイになれる奴はいないぞ

黄色がかった目ん玉の奴以外はな

氷河期の到来だ、太陽は徐々に拡大されて行く

機関は運転を止め、小麦は貧弱に育つ

核兵器は間違いを起こすが、俺には全く恐れはない

だって、ロンドンは溺死してるんだぜ、

俺は、まさにその川の側で生きてるんだからな

 

今、ちゃんと覚えとけよ

こちらロンドン、そうだよ、俺もそこに居たんだ

奴らが言った事がわかってるかい?

まぁ、幾つかはマジな話だよ

こちらロンドン、高周波で伝えてるよ

この話を全部聞いた後でも、お前は俺に笑いかけてくれるかい?

(こちらロンドン)俺は、全く感じないぜ、同じには、同じには、同じには

 

Songwriters: Mick Jones, Joe Strummer, Topper Headon, Paul Simonon

Translator: Lyra Sky 和訳

【London Calling】とはBBCが第二次世界大戦時に占領地向け放送で使っていた出だしの言葉「This is Lodon calling… こちらロンドン…」から引用したタイトル&歌詞なの。

Vocalのジョー・ストラマーは、新聞をやたら読んでいた人で、世界情勢や自国イギリスのことを逐一調べていたと言うから、この引用もメッセージ性を強めるためにジョーが使ったのだろう。

彼の知識欲は凄かったから新聞や本を片っ端から読んでいたと聞いたことがある。世界の矛盾を解決したかったんじゃないのかな?

このLondon Callingと言う曲はJoeの集めた情報をとてもいい具合にコンパクトにまとめた歌詞だな、と思うよ。

「俺たちは、斜面を滑り落ちまいとあがき、爪の先で引っかかっているようなもの。誰も俺たちを助けてはくれない」と言うジョーは、1979年のスリーマイル島原子力発電所事故への懸念をこの歌詞に反映させたのだ。

又、サビの “London is drowning/And I live by the river” は、テムズ・バリアー建設の影響でテムズ川が氾濫し、ロンドン中心部が水没する、と言う噂を使ったもの。

それに加えて、当時のThe Clashの借金問題に対する自分達の絶望感や、アルバム自体もマネージメント不在で製作された為に「1枚で出すか2枚組にするか」の言い争いが起きていた為に、未来が見えないどん底な心象風景がこの曲の全体のトーンをより一層強めているとLyraは考えている。

だって、アーティストとしては絶対に妥協したくないもの。

ましてや、集めた知識や情報をうまい具合にまとめ上げた曲の集大成の、アルバムだ。

「 2枚組みから、1枚に減らせ」と言われたら身を削られたような思いだったんじゃないだろうか?

ましてや、1977年に起きたパンク・ロックブームは過ぎ去っていた時期だ。商業的に無理だと周りから後ろ向きなことを言われたに違いない。

お先真っ暗、、、

その時の怒りや絶望感が、まさに【London Calling】の歌詞そのものなのだ。

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この曲は労働者階級に向けて歌われていると言っていい。

歌詞のあちこちに出てくるワードからそれが読み取れるから、まさに今もイギリスに根強く残っている階級社会の闇を見ることが出来る。

たがら、Lyraは今回、「裏社会」の意味が普通なんだけど、underworldを「下層階級の皆に告ぐ」にしてみた。

この頃のThe Clashには上層部への思いやりはなかっただろうし、裏社会へ避難命令は出さないでしょ?

自分達のバックグラウンドである下層階級へ向けて気をつけろと警報を鳴らしているのがこの【London Calling】だ。

そして 音楽を愛するキッズ達へも警告しているのがわかるだろう。

「phony Beatlemania エセ・ビートルズマニアは、イギリスで酷い目にあっている」とか、

「Swingしてるやつはロンドンにはもういない」とか、

ロック好きに対する「気をつけろ」だよね。

The Clashは自分達と同じロックファンに向けて、

自分達が同じだった労働者階急にむけて「気をつけろ!」と叫んでいるのだよ。

当に同胞をいたわる気持ちが強かったのがThe Clashだったのよね。

仲間に対しての警告と自分達の置かれた暗い状況と先の見えないイギリス社会を歌いあげたThe Clash。

その思いをわざと短調な葬送歌のメロディでまとめ上げたのだから、歌詞と合わさり、完成度の高い芸術品になし得た。

ジョー・ストラマーのハイエナのような吠え声は、当にJack The Ripper ジャックザリパーがいたロンドンの闇夜に浮かぶ、月に向かってマモノが叫んでいるようだ。

ビデオでギターのカッティングと絶妙な畝るベースに合わさり歩いてくる彼らが、Lyraには自由を勝ち取ろうとする戦士たちに見えてしまう。

そう自由を愛するRock Terrorist なんだ。

Lyraにはトッパーが叩くドラミングが、平和の為に戦うテロリストや反乱軍が撃つマシンガンやコンバットライフルの音のように聞こえてならないよ!

ただ単に、レゲエサウンドをベースにしたパンクロックの進化系なだけじゃないのよ。

全てに意味がある!

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【London Calling】を一曲聴くだけで1979年当時のイギリスの状況を知ることが出来るのだから、本当にコンパクトに情勢をまとめ上げた歌でしょう?

Lyraは、イギリスの社会科の教材に使えると思うのよ。現代史の時間に使わないかね、イギリスの教育委員会の人々よ。

最高な生きる教材じゃない?

そして、この歌に描かれる世界は1970年代の過去だけに留まらないのは、もうお分かりでしょう?

現在だって世界のあちこちで戦争は起きていて、毎秒人が殺されている。

核爆発や原子力発電所の事故は、イギリスだけでなく、この日本でも起きた悲惨な事件でしょう?

メルトダウンが来る日が近いかもしれないと知る人々は叫んでいるのに、私腹を肥やしたい上層部は知らぬが仏の状態を続ける。

音楽だって、一過性の物が吐くほど生まれ、ブームが去るとクソみたいに捨てられれてしまう。

偽物が社会を席巻し、

本物はチャンスが無ければ虐げられたままだ。

こんな世界に未来があるのだろうか?

今、あなたの頭に浮かんだイメージや、

心にズキっと感じた暗雲な思い、、、それをリアルに感じさせる歌詞こそJoe Strummer & Mick Jonesの才能の表れなのだよ。

そして、それこそが歴史に残る名曲なんだ!とLyraは言いたいの。

歌詞の強みは、永遠な物が書けたら永遠に歌い続けられ、聞かれ続ける、それも感情を刺激しながら!

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きっと【London Calling】は、永遠に鳴り響くだろう。

それはロンドンに留まらず、私たちが住む日本や世界中に鳴り響く。

悲惨な心象風景を歌いながら、警告を轟かす。

それは全て、平和な世界を築く為だ。

戦争がない平和な世界、

異常気象や天変地異が起きて地球上に氷河期など来ない正常な世界、

人間同士でいがみ合わない愛で溢れた世界、

それらを築く為にこそ【London Calling】があるのだ。

悲惨な状況を歌ったのは、全て平和な世界を築くためのThe Clashからの警告なのだ。

その為にこそ、この曲の存在価値があるのである。

JoeとMickの意図はそこにあったに違いない。

Joeが知識欲に駆られて新聞を読み漁っていたのは、ネタ探しのためだけではなくて、暗い未来を改変するための希望を探すためだったとLyraは思うよ。

私達は、この曲を聴くだけではダメだ。

どんな一歩でも良いから、平和な社会が来るように踏み出さなければならない。

でないと【London Calling】みたいな世界になってしまうよ。

「テムズ川のこっち側にいるから、平気」なわけにはいかないよ。

地球は、もう壊れかけているのだとしたら?

悪の川で溢れかえる前に、私が努力して争いを無くすことから始めよう。

自然を汚染しきる前に、汚さないように対策を推し進めよう。

まだ、間に合う。

今、この曲で気付いたのだから!

 

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The album’s subject matter included social displacement, unemployment, racial conflict, drug use, and the responsibilities of adulthood. While working on “The Card Cheat”, the band recorded each part twice to create a “sound as big as possible”.

The final track, “Train in Vain”, was originally excluded from the back cover’s track listing.

It was intended to be given away through a promotion with NME, but was added to the album at the last minute after the deal fell through.

The album received widespread acclaim and was ranked at number eight on Rolling Stones list of The 500 Greatest Albums of All Time in 2003.

London Calling was a top ten album in the UK, and its lead single “London Calling” was a top 20 single. It has sold over five million copies worldwide, and was certified platinum in the United States.

= Inside story “London Calling” =

・この曲は、北ロンドンのハイベリーにあるウェセックス・スタジオで録音された。セックス・ピストルズ、プリテンダーズ、トム・ロビンソン・バンドなどが使用した人気スタジオだ。

・プロデューサーはガイ・スティーヴンス、エンジニアはビル・プライス。

・シングルには、数多く版がある。1979年にはカタログナンバー「8087」、

「S CBS 8087」、

「128087」、

「S CBS 8087」の4版。

1988年には「ロンドン・コーリング」、

「新型キャデラック」、

「しくじるなよルーディー」の3曲を収録し、ポスターとバッジが2つ付いた特別限定盤ボックスセット(カタログナンバー「CLASH B2」)。

1991年にはCBSレコードから、B面に「新型キャデラック」を収録したカタログナンバー「656946」「31-656946-22」の2版(後者は「リターン・トゥ・ブリクストン」を追加収録)。

Writing and recording

The song was written by Joe Strummer and Mick Jones. The title alludes to the BBC World Service’s station identification: “This is London calling …”, which was used during World War II, often in broadcasts to occupied countries.

The lyrics reflect the concern felt by Strummer about world events with the reference to “a nuclear error” to the incident at Three Mile Island, which occurred earlier in 1979. Joe Strummer has said: “We felt that we were struggling about to slip down a slope or something, grasping with our fingernails. And there was no one there to help us.”

The line “London is drowning / And I live by the river” comes from concerns that if the River Thames flooded, most of central London would drown, something that led to the construction of the Thames Barrier.

Strummer’s concern for police brutality is evident through the lines “We ain’t got no swing / Except for the ring of that truncheon thing” as the Metropolitan Police at the time had a truncheon as standard issued equipment. Social criticism also features through references to the effects of casual drug taking: “We ain’t got no high / Except for that one with the yellowy eyes“.

The lyrics also reflect desperation of the band’s situation in 1979 struggling with high debt, without management and arguing with their record label over whether the London Callingalbum should be a single- or double-album. The lines referring to “Now don’t look to us / Phoney Beatlemania has bitten the dust” reflects the concerns of the band over its situation after the punk rock boom in England had ended in 1977.

The song fades out with a Morse code signal spelling S-O-S,[6] reiterating the earlier urgent sense of emergency, and further alluding to drowning in the river.

“London Calling” was recorded at Wessex Studios located in a former church hall in Highbury in North London. This studio had already proved to be a popular location with the Sex Pistols, the Pretenders and the Tom Robinson band. The single was produced by Guy Stevens and engineered by Bill Price.

Personnel

“London Calling”

  • Joe Strummer – lead vocals, rhythm guitar
  • Mick Jones – backing vocals, lead guitars
  • Paul Simonon – backing vocals, bass guitar
  • Topper Headon – drums

“Armagideon Time”

  • Joe Strummer – lead vocals, piano
  • Mick Jones – guitars, harmonica, sound effects
  • Paul Simonon – bass guitar
  • Topper Headon – drums
  • Mickey Gallagher – organ

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Artwork

Continuing the theme of the retro Elvis Presley-inspired London Calling LP cover, the single sleeve (front and back) is based on old Columbia 78 rpm sleeves. The cover artwork was designed by Ray Lowry and is identical to the Columbia sleeve with the exception of changing the blank 78 covers that the young teenage cover models are listening to classic Rock and Punk LP sleeves. From left to right they are, the Beatles’ debut Please Please Me, Never Mind the Bollocks, Here’s the Sex Pistols, The Rolling Stones debut, The Clash debut, Bob Dylan’s Highway 61 Revisited and finally the Elvis Presley debut LP.

= about The Clash =

The Clash were an English rock band formed in London in 1976 as a key player in the original wave of British punk rock. They have also contributed to the post-punk and new wavemovements that emerged in the wake of punk and employed elements of a variety of genres including reggae, dub, funk, ska and rockabilly. For most of their recording career, the Clash consisted of lead vocalist and rhythm guitarist Joe Strummer, lead guitarist and lead vocalist Mick Jones, bassist Paul Simonon, and drummer Nicky “Topper” Headon. Headon left the group in 1982, and internal friction led to Jones’ departure the following year. The group continued with new members, but finally disbanded in early 1986.

Members

Classic line-up (1977–1982)
  • Joe Strummer – vocals, rhythm guitar (1976–1986; died 2002)
  • Mick Jones – lead guitar, vocals (1976–1983)
  • Paul Simonon – bass, backing vocals (1976–1986)
  • Nicky “Topper” Headon – drums, percussion (1977–1982)
Others
  • Terry Chimes – drums, percussion (1976, 1977, 1982–1983)
  • Keith Levene – rhythm guitar, lead guitar (1976)
  • Rob Harper – drums, percussion (1976–1977)
  • Pete Howard – drums, percussion (1983–1986)
  • Nick Sheppard – guitars, backing vocals (1983–1986)
  • Vince White – guitars (1983–1986)

Discography

Studio albums

  • The Clash (1977)
  • Give ‘Em Enough Rope (1978)
  • London Calling (1979)
  • Sandinista! (1980)
  • Combat Rock (1982)
  • Cut the Crap (1985)

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