The Doors【Twentieth Century Fox】和訳 美女とジム•モリソンJim Morrison and the Hot Girl

毎年この日は、Jim Morrisonを取り上げて来た。そう今日はJimの命日。毎年恒例、Jrm Morrison の(The Doorsの)曲をLyraが和訳&解説するので、皆んなで一緒にJim Morrisonを忍びましょう。

今日は、やはりLyraが一番好きなアルバムであり、きっと無人島に行くならば、必ずこのアルバムを持って行くであろうMy Destiny の『The Doors』からの皮肉と遊びに満ちたサイケデリックなこの曲にしました。

アルバムの邦題が『ハートに火をつけて』だなんてね。正に幼稚園くらいだったLyraのハートに火をつけたアルバムだ。

ロックな女と生まれてからずっと現在まで言われ続けて来たが、そんなにロックを意識したことはない。今なんてロックどころか、音楽のこだわりすら無い人間になってしまったのに…まだ言われる意味がわからない。もっとハッキリ言ってしまうと…いやいや、これ以上言うと音楽関係の方々が、ガッカリすると思うから言わないでおこっ。

自分の中で音楽は重要では無い、と言うこと。もっと大切なことや対象があるから。だがそれでもロック=Lyraにされてしまうのは、食物を口にするように音楽を咀嚼し、体内に取り込み(要らんもんは出して、笑)、息を吸うように当たり前に生活の環境の一部になっているからだろう。

ありがとうと、両親に言いたいし、周りのみんなにも言いたい。そして…

Jim Morrison! The Doors!

貴方達に打ちのめされて良かったわ。

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロスアンジェルスで1965年に結成されたロック・グループ The Doors ドアーズ。

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ボーカリストのジム・モリソン、キーボード奏者のレイ・マンザレク、ギタリストのロビー・クリーガー、ドラマーのジョン・デンズモアの4人で、1960年代後半から1972年のJim Morrisonがなくなるまでが、もっとも活躍した時期であり、ロック黄金期を牽引したバンドである。

【The Doors / Break On Through】 和訳 My Origin of Rock! 知覚の扉を開けた後 Lyrics

 

バンド名は18世紀の詩人ウィリアム・ブレイクが1790年から1793年の間に著した『天国と地獄の結婚』収録の詩から取ったオルダス・ハクスリーの著書『知覚の扉(The Doors of Perception)』に由来するなどインテリ・バンドと本国でも認知度が高いとともに、Jimの諸問題でスキャンダルなバンドとも言われている。

今日Lyraが和訳する曲はThe Doorsのデビューアルバム『TheDoors』の4曲目に収録されている【Twentieth Century Fox】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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“Twentieth Century Fox” is a song of the album “The Doors” By American rock group The Doors. “The Doors” is the debut studio album by The Doors in 1967. Recorded at Sunset Sound Recorders, Hollywood, California, it was produced by Paul A. Rothchild and released on January 4, 1967. Since its release, the record has been often regarded as one of the greatest debut albums of all time, by both music critics and publishers. It features the long version of the breakthrough single “Light My Fire” and the lengthy song “The End” with its Oedipus complex word section.

=Twentieth Century Fox=

[Verse 1]

Well, she’s fashionably lean

And she’s fashionably late

She’ll never wreck a scene

She’ll never break a date

But she’s no drag just watch the way she walks

[Chorus]

She’s a twentieth century fox

She’s a twentieth century fox

No tears, no fears

No ruined years, no clocks

She’s a twentieth century fox, oh yeah

[Verse 2]

She’s the queen of cool

And she’s the lady who waits

Since her mind left school

It never hesitates

She won’t waste time on elementary talk

[Chorus]

‘Cause she’s a twentieth century fox

She’s a twentieth century fox

Got the world locked up

Inside a plastic box

She’s a twentieth century fox, oh yeah

Twentieth century fox, oh yeah

Twentieth century fox, oh

She’s a twentieth century fox

 

 

そうだ、彼女ってさ

流行の最先端を身につけてるよ

それでいてオシャレに特に気を使わない

彼女は絶対に

その場の雰囲気を

壊すことはないだろう

そして彼女はデートの約束を

すっぽかすことも

決してないんだぜ

でもさ

彼女は面倒くさい子じゃないし

ただあの子の素敵な歩き方を見てなって

 

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だってあの子は

20世紀フォックスの

イカした良い女だぜ

だってあの子は

20世紀フォックスの

イカした良い女だぜ

涙も恐れもない

台無しにした年月もないし

時計(時間)もない

だってあの子は

20世紀フォックスの

イカした良い女だぜ

ああ最高だぜ

 

彼女な格好良い女王様さ

それでいて待つ女でもあるんだぜ

彼女の心が学校を去ってから

躊躇することはないんだ

彼女は初歩的な話で

時間を無駄にしないってことさ

だってあの子は

20世紀フォックスにいる

イカした良い女だぜ

だってあの子は

20世紀フォックスの

イカした良い女だぜ

プラスティックの箱の中で

身動きが取れない世界を得たんだ

だってあの子は

20世紀フォックスの

イカした良い女だぜ

ああ最高だぜ

20世紀フォックスの

イカした良い女だ

ああ

あの子は20世紀フォックスの

イカした良い女なんだ

 

Songwriters: John Densmore, Ray Manzarek, Robby Krieger,Jim Morrison

Translator: Lyra Sky 和訳

 

超ポップでありながら、サイケデリックを随所に散りばめた当時のカリフォルニアが想像できるこの【Twentieth Century Fox】は、Lyraには子守唄の曲だ。

幻想と現実を行ったり来たりするかのように、作り物のプラスティックな世界と、リアリティを対比させてる歌詞が好き。結局のところ、良い女って真面目なんだよ。良い男もね。

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他人が作るものは何であれ、尊重するが、「貴方の好みは?」と聞かれたら、格好つけてる歌詞(人も)が嫌いだから、「ストレートでシンプルなロック」と言うことにしている。

個人的な話だから、気にしないでほしいが、爆音は好き…でも重ね過ぎたり作り過ぎた音は好きじゃないと言うこと。魂を感じたいだけだから。

シンプルでストレートにものを言ったり伝えたりする人間が好き。それと同じ良い魅力が、The Doors に感じられる。

ストレートな歌詞とトリップしたような音楽の組み合わせが特徴のThe Doors。

歌詞そのものは、評論家の多くに「つかみどころがない」とされているらしい?が、こんなに自分の感情に素直なバンドはない。丸わかりなほど、ストレートに響いてくる。

音楽やルックスなどが、ベトナム戦時下当時のヒッピー層に熱狂的に受け入れられたらしいが、音や見掛けより彼らの考え方なんじゃないか?と思う。

当時の若者は、仏教や禅好きな人が多かったが、それは一緒の流行りだ。その時勢の中で、特に精神世界好きなヒッピー達が、ハクスリーやビートニクが好きだったThe Doorsを無視するわけがない。

彼らは、自分達の代弁者くらいに親近感をバンドに抱いたはずだ。

その結果、バンドは反戦・反体制のシンボルとされ、政治的な発言を求められるようになり、ついにはアメリカ国内で保守層の攻撃対象に至るわけだが、、、皮肉なものだ。

やがてJim Morrison の死を経て、90年代になるとOliver Stoneにより彼らの映画が制作され、世界的にロックの歌詞が見直されるようになり、ドアーズは普遍的な評価を得る。

本作は彼らのデビュー作にして最高傑作。

「バンドのデビューまでにJim が長年にわたり詩を書きためていたこと」

「デビューまでにバンドが毎晩のように少ないギャラでバーのステージに出演し、演奏しながら曲を練り上げていった事」

「政治やアル中などの影響が少ないこと」がこのアルバムの勝因だったと思う。らりってもいない、アル中でもない、真面目に音楽に取り組み、文学に勤しむアート好きな文学青年達が、情熱を注ぎ込んだものが、このアルバムなのだ。

ドラムの John Densmore は後の著書で、このアルバムに関しては、「レコーディングのトラック数が少なく、ドラムとベースとギターは同一トラックに一発録りした」と語っている。ストレートなサウンドの理由はこれもあるだろう。

そんな風にエイ、ヤッ!と作ったアルバム だったが、ローリング・ストーン誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ42位と34位ランクインしていて、永遠に愛されて行くアルバムになった。

収録曲の【Light My Fire ハートに火をつけて】が、ファンの強い要望によってシングル・カットされたと言うのが凄い人気を表している。

ビルボード・チャートで1位を記録したのは、本当に彼らThe Doorsが皆んなに愛されていたバンドだったと言う事がわかるではないか?!

【Twentieth Century Fox】について解説

この曲のタイトルは、有名な20世紀フォックスの映画スタジオと曲に描かれている現代の女性についての駄洒落である。

言葉遊びならぬ、ひねりが好きなJim らしいタイトルと歌詞だ。

対象の女性は魅力的。だが人工的。作り物の世界で生きている女、、、女優などが良い例だ。それも20th Century Foxの作品にね。

ジャック・ホルツマンは、この曲は、もともと【Break On Through】のフォローアップシングルになることを目的としていたと公表していた。しかし、【Light My Fire】の人気により、彼らは別の方向に進むことを余儀なくされる。

予想以上の大ヒットを優先して、(金儲けしろと会社が言ってる声が聞こえて来そう) こちらは後回しと言うことだろう。

歌詞について

ここからは、より詳しく歌詞を知らたい人にLyraからサービスと言うことで、、、

出たしの歌詞には、スタイルが良い女性のことを言及をしてる。「痩せた」という用語は通常「脂肪なし」を意味するが、この歌詞は、若い女性が痩せているか、体に合っているファッションをしていると言っている。

「ファッショナブル」という言葉の使用は、特に20世紀フォックスが映画スタジオであるため、1960年代のハリウッドの厳格な美しさの基準を表しているのだ。この時代のアメリカ女優なら、ラクウェルが好きだな。

「彼女はドラッグしていない」…の表現は、あのドラッグではない。退屈なものや迷惑なものや人を指す表現である。つまり彼女は、迷惑物でもつまらなくもないと言うことだ。良い女は面白くて、つまらなくないでしょ?

彼女がドラッグだと信じている世間の人々もいるが、この主人公は、そうではないことを知っているのだ。特別な君と言う意味にも取れる、、、だって「真実を知っているの俺だけだから」っことだ。

彼は、彼女を知り尽くしている。(思い込みだろうけど笑)。だから彼は、彼女の歩き方について簡単に言うことができるのだ。

だが彼女が「キツネ」と呼ばれていることを考えると、それは魅惑的な歩き方だろう。キツネ= Foxと言うのは、当時のアメリカでは、見栄えの良い女性や男性を指すときに使用される用語だった。

随分昔に和訳解説したJimi Hendrixの曲がそうだ。”Foxy Lady〜♪”   ↓↓

Jimi Hendrix Experience / Foxy Lady 和訳 Cliché 口説き文句

 

格好良い女の子を意味する「キツネ」という言葉遊びと、これらの「キツネ」、つまり20世紀の格好良い女優がいる映画スタジオである「20世紀フォックス」をかけているのが面白い。やってくれるね、Jim!

 

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世界が彼女に属する何かの「内側」にあるという事実は、所有の声明を通して支配的だ。

それで、彼女が世界を支配していると言うことでもある。

「プラスチック」という言葉が、偽物、または不自然なものを表すためによく使用されていることを考えると、この制御は現実的ではない。

したがって、「キツネ」に対して少し皮肉があるかもしれない。

 

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前にファンの人で、この女性は彼女の1人であったPamだと思うといっていたが、彼曰く「Pamは高校が嫌いだったから」と言う理由でそう思っているらしい。色々な取り方があって良いと思うから否定はしなかったが、Pamではないだろう。歌詞の中にあるようなスタイル良く痩せてないし、豪華絢爛で周りを惹きつけるハリウッド女優の格好よさと美しい魅力があるか?と言ったら、、、Pamはグルーピーだったしね。

ハリウッド女優の誰かかもしれないし、LAにいる女優の卵達をJimは書いたのだと思う。憧れがあったのか?なんかJimが可愛く思えてくるね〜。

あなたはセクシーで美しい女性であり、シーンを支配している。

ルックスが良く、社会的地位、さらには幻想の「プラスチックの箱」=TVや映画界にいる。 自由奔放、そして、自分自身をちゃんと制御出来るのだ。

完璧な女。

そう、Jimは理想の女をこの曲に描いたのだ。

欲しくて欲しくて堪らない理想の女。

美しくて自分を持っていて、歩くだけで周りを魅了してしまう女。

意志が強く流されない。でも、ちゃんと俺(自分)を待っていてくれる。

真面目だが、一緒にいて面白い美しい女。

まるで20th Century Foxの映画主演の女優みたいな女。

欲しくて堪らないぜ。だから歌うんだ。

君が手に入らなくても…。

 

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This song title is a pun on the famous 20th Century Fox movie studio and the modern-day woman described in the song. She is glamorous, yet artificial.

According to the Waiting for the Sun Doors archive, Jac Holzman said the track was originally intended to be the follow-up single behind “Break On Through (To the Other Side).” However, the popularity of “Light My Fire” forced them to go in a different direction.

The term “lean” usually means “without fat”, so this line suggests the young woman is thin or fit.

The use of the word “fashionably” may allude to the strict beauty standards of 1960s Hollywood, especially since 20th Century Fox is a movie studio.

A play on the word “fox” meaning a good looking girl, and “Twentieth Century Fox” which is a movie studio where these “foxes,” or good looking actresses from the 20th century would be.

 Personnel

Produced By Paul A. Rothchild

Written By John Densmore, Ray Manzarek, Robby Krieger & Jim Morrison

Recorded At Sunset Sound Recorders, Hollywood, California

Release Date January 4, 1967

Twentieth Century Fox Covers

Twentieth Century Fox by Pandora’s Box (Ft. Ellen Foley), Twentieth Century Fox by John Mellencamp& Twentieth Century Fox by The Escape 

Personnel

The Doors

  • Jim Morrison – vocals
  • Ray Manzarek – organ, piano, keyboard bass; backing vocals and marxophone on “Alabama Song (Whisky Bar)”
  • Robby Krieger – guitar, bass on “Back Door Man”, backing vocals on “Alabama Song (Whisky Bar)”
  • John Densmore – drums, backing vocals on “Alabama Song (Whisky Bar)”

Additional musicians

  • Larry Knechtel – bass on “Soul Kitchen”, “Twentieth Century Fox” and “Light My Fire”

Production

  • Paul A. Rothchild – producer; backing vocals on “Alabama Song (Whisky Bar)”
  • Bruce Botnick – engineer

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