この人達は、Lyraの中では大好きなGrunge バンド群から派生した「何でもロック」だ。
アメリカ人が大好物な売れ線ハードロックがあるかと思えば、パンク好きが好きそうなストレートな曲もあるし、オーケストラ調でProgressive Rock 好きを震わせたかと思うと、スウェーデン人が吐くほど喜ぶHeavy Metal になる。
あとね、Gothicよね?
Lyraこの人達のゴスな曲聞いてると「ドイツ人がマスタードつけて泣いて食べるんじゃないの?」って気がしてくるの。
でもね、やっぱLyraん中ではGrungeなのよ。
Grungeから派生した「何でも屋」の話。
今日Lyraが和訳&解説するのはアメリカ合衆国イリノイ州シカゴで結成されたロックバンド、 The Smashing Pumpkins スマッシング ・パンプキンズ。
2000年に解散するまで、Grammy Awards グラミー賞に10度ノミネートされ、4枚のアルバムがプラチナムに認定されるなど、根強い人気を維持した90年代のオルタナティヴ・ロックを代表するバンドの一つである。
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Drums のドラッグ問題から結束が揺らぎ、脱退、新メンバーを繰り返してしまい解散したが、2006年にVo & Gの Billy Corgan を中心にバンドメンバーを入れ替え再活動している。
日本では「スマパン」と親しまれている。
でもね〜、、、なのよ。
今日Lyraが和訳する曲は、The Smashing Pumpkinsの2nd アルバム『Siamese Dream』から彼らの世界的な成功を決めたと言っても過言ではない大ヒットシングル【Today】。
1993年9月30日にリリースされたこの曲とこのアルバムがあったからこそ、彼らの成功、栄光が続いたのだと思う。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話ししましょう。
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The Smashing Pumpkins (or Smashing Pumpkins) are an American alternative rock band from Chicago, Illinois. Formed in 1988 by frontman Billy Corgan (lead vocals, guitar), D’arcy Wretzky (bass), James Iha (guitar), and Jimmy Chamberlin (drums), the band has undergone many line-up changes. The current lineup features Corgan, Chamberlin, Iha and guitarist Jeff Schroeder.
“Today” is a song by The Smashing Pumpkins, written by lead vocalist and guitarist Billy Corgan. The song, though seemingly upbeat, contains dark lyrics. Corgan wrote the song about a day in which he was having suicidal thoughts, exemplified by the reference to self-mutilation in the bridge (“Pink ribbon scars / that never forget / I tried so hard / to cleanse these regrets”). The contrast between the grim subject matter of the song and the soft instrumental part during the verses, coupled with use of irony in the lyrics, left many listeners unaware of the song’s tale of depression and desperation. The song alternates between quiet, dreamy verses and loud choruses with layered, distorted guitar.
= Today =
[Chorus 1]
Today is the greatest
Day I’ve ever known
Can’t live for tomorrow
Tomorrow’s much too long
I’ll burn my eyes out
Before I get out
[Verse 1]
I wanted more
Than life could ever grant me
Bored by the chore
Of saving face
[Chorus 2]
Today is the greatest
Day I’ve ever known
Can’t wait for tomorrow
I might not have that long
I’ll tear my heart out
Before I get out
[Verse 2]
Pink ribbon scars
That never forget
I tried so hard
To cleanse these regrets
My angel wings
Were bruised and restrained
My belly stings
[Chorus 3]
Today is
Today is
Today is
The greatest day
[Bridge]
I want to turn you on
I want to turn you on
I want to turn you on
I want to turn you
[Outro]
Today is the greatest
Today is the greatest day
Today is the greatest day
That I have ever really known
今日はさ、今まで生きて来た中で1番凄い日だな
未来のためには生きて行けないや
だってさ、明日までなんて考えたら長すぎるだろう?
自分で自分の両目を酷使してしまうだろうから
僕が逃げ出す前にね
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もっと欲しいと望んでいたよ
人生が僕の望みを許してくれる以上にね
メンツを保つ半端な仕事にうんざりしたさ
今日はさ、今まで生きて来た中で1番凄い日だな
明日までなんて待てないや
昔からずっとじゃなかったかも
己の心をズタズタにするのさ
僕が逃げ出す前にね
決して忘れることはない乳癌の啓発キャンペーンの傷跡
一生懸命やってみたよ
「こんな後悔、洗い清めてやる」ってね
僕の天使の両翼は傷だらけで
胃の痛みは抑止していただけ
今日はね
今日がさ
今日こそ
1番凄い日なんだってね
君をメロメロにしてやりたいよ
君を興奮させたいんだ
君をメロメロにしてやりたいよ
君を興奮させたいんだ
今日は最高だな
今日こそ1番凄い日だな
今日こそ1番凄い日だな
今日は、今まで生きて来た中で1番凄い日だな
Songwriter: Billy Corgan ( William Corgan) Translator: Lyra Sky 和訳
このミュージックビデオ何回、何千回?見ただろう。
MTVにヘビロテで流れていたし、今もSmashing Pumpkinsといえばこれか、めちゃくちゃLyraが好きな【Bullet With Butterfly Wings】が1番流れやすいのよ、TVやゲーブルTVでは。
ただ、今日、紹介している【Today】のビデオって一時期アメリカでは放送禁止だったような記憶があるんだよね、、、記憶違いかしら?
これみてるとFree Love & Free Sexを自由の表現としていたおサイケ集団 Ken KeseyのFather Bus バスを思い出しちゃう。
アイスクリーム売りのバンにペンキで色塗ったり描いたりしてるのが、モロそうだから。
好きなミュージックビデオだけど、エロいままなんが少し不満。
お伽話風にしていて可愛くて良い。
だから、気がつかない人は何もかんじないだろうし、「不思議なビデオねー」で終わるかもしれない。
だけど、あちこち自分の周りでヤッテル人間が見えるのは幻覚だし、これは〇〇〇依存症の症状だから怖くなるのよ〜。
それに、この曲の意図はそこではないのよね。
夢見がちなビデオとは違い、真実は絶望と死の歌よ。
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1988年シカゴで バンドが解散してしまったBilly Corgan ビリー・コーガン(Vo& G)とJamert Iha ジェームス・イハ(Guitar) が出会い、意気投合したのがバンド結成の始まりだ。
7月9日にはThe Smashing Pumpkinsの初ライヴを行い、その後 D’arcy Wretzky ダーシー・レッキー(Bass)、Jimmy Chamberlin ジミー・チェンバレン(Drums)が加入。
Sub Pop サブ・ポップなどインディーレーベルからシングルを出した後1991年 1st アルバム『Gish』を発表する。
この時期は Nirvana ニルヴァーナの『Nevermind ネヴァーマインド』が発表され、Gruge グランジブームを巻き起こしていた年であり、それ故にThe Smashing Pumpkins も数多あるオルタナティヴ・バンドの一つと言われていた。
ただ、ソングライターであり、リーダー的存在のBillyは「次のアルバムで成功しなければ、その次はない」と予想。
プレッシャーの中で、2ndスタジオアルバムであるこの『Siamese Dream 』(1993年)を製作し、代表曲のひとつ【Today】を収録したこのアルバムは、ファンにもメディアにも支持されて、プラチナに認定もされ、知名度が上がり商業的にも成功を納めた。
これに続く2枚組の大作アルバム『Mellon Collie and the Infinite Sadness メロンコリーそして終りのない悲しみ』(1995年)はアメリカだけでも一千万枚近くのセールスを記録。グラミー賞では7部門にノミネートされ、Time 誌による年間ベストアルバムに選ばれるなど、音楽的にも高い評価を得た。
だが、1996年7月ツアー中のニューヨーク市においてヘロインによる薬物中毒によりサポートメンバーのJonathan Melvin ジョナサン・メルビンが死亡、一緒に薬物を摂取していたJimmy Chamberlin ジミー・チェンバレンが逮捕されるという事件が起きてしまう。
これによりメンバーは、悩んだ末にJimmyを解雇。
1998年5th アルバム『Adore』は正式ドラマーの不在ままで、ギターを中心としたサウンドから打ち込みを駆使したサウンドへと変わる。だが、アメリカ国内でセールスが伸びず、商業的には失敗作とみなされる結果となる。
1999年、BillyはJimmy をバンドに復帰させる。
2000年『Macina / the machines of God』が発表されるが、アルバムの完成と同時にダーシーが脱退。急遽、後任Bassist に元Hole ホールの Melissa Auf der Maur メリッサ・オフ・ダ・マーが加入。
だが、2000年5月23日Billyは、ラジオインタビューで解散を発表。
世界ツアー後12月2日デビュー時から縁のあるシカゴのライヴハウスで最後の公演後、解散した。
解散が発表された後、『Machina II/The Friends & Enemies Of Modern Music』が世界で25組のみプレスされ、友人やファンサイトなどに配布され、インターネットで無償配信されリスナーのもとに届けられた。
この方法にしたのはビリーのアイデアで「レコード会社に金儲けさせるくらいなら、ファンに無償提供していろんな人に広めてくれたほうがいいと思った」からだという。
2006年4月20日、オフィシャルサイトで再始動を発表。
翌年4月JamesとMelissaは再結成に参加する意思がないことを公表。
2007年5月22日、Billyと Jimmyの他に新メンバーを加えたパンプキンズはフランス・パリにて約7年ぶりのライブを行う。7月には7th Album『Zeitgeist 』発売、
2009年3月Jimmyが再び脱退。ドラムオーディションの結果19歳のMike Byne マイク・バーンが正式ドラマーに。
『Teargarden by Kaleidyscope』44曲が収録のアルバムが完成し、曲はオフィシャル・サイトを通じて配信されることになった。
2010年5月、Veluca Salt 等のNicole Fiorentinoニコール・フィオレンティーノが加入。
2012年6月19日、『オセアニア〜海洋の彼方』を発表。ビルボード4位を記録。
2014年6月Mike Byrne 脱退、Nicoleも脱退。
12月アルバム『モニュメンツ・トゥ・アン・エレジー』が発表。ツアーもThe Killersのメンバーなどサポートを入れ行う。2015年Jimmyが二度目の復帰、
2018年に正式メンバーになり、Jamesも加入した。
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脱退したり加入したりとメンバーの出入りが激しいから、人間関係グダグタなように思われがちな The Smashing Pumpkins。
だが、問題起こしているのは約1名で他のメンバーは我慢して我慢して一緒にやろうとした末に、やってられないとやめて行っただけだろう。
Billyは優しい。そして弱い。
だから、D’arcyや Jamesが離れて行ってもDrugに溺れてしまうJimmy を見放せない。
仕方なく、、、か?
友情か?
Billy ほんにんではないからハッキリは分からないけれどLyraも一度心を許した相手を見捨てることができないから、彼の性格がJamesをいたわり、一緒にバンドを続ける理由なのだと思う。
それに、ドラマーとしては相性も合うのだろう。
彼不在のThe Smashing Pumpkinsは、少し物憂げだ。
地に足がついていない感じがしてしまう。
その為、今も続くこのバンドが1番しっくりきてスマパンらしいのは、初期の、この【Today】がリリースされた頃だと感じる。
お伽話のようなエロテイストのミュージックビデオが似合うのは、この歌詞のラスト前のせいだろう。
「君をメロメロにしたいんだ。興奮させたいよ」って所。
ここだけなら、依存症のビデオで合うわ。
何でこの歌詞をいれたか不明だが、この部分以外は、この【Today】は自殺を決行しようとしている男の歌なのだ。
Billy 自身インタビューで、自分が落ち込んで自殺したい気持ちになった時の感情を、書いた詩だと言っている。
「自分でもおかしいなあ、って思うけど、今日は今まで生きてきた中で1番凄い日としたのは、死んだらさ、もう嫌な目に遭わなくなるだろう?だからさ」
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確かに死んだら嫌な目に遭わない、、が、それは無だからよ。
死んだら、楽しい思いも、幸せな目にも遭わないんだよって言いたくなる。
Lyraだって死にたくなることなんてしょっ中ある。
気にしいだし、傷つきやすい自分の性格に頭が来る。
でも、死にはしない。
だって、周りの人を悲しませなくないから。迷惑もかけたくないしね。
そして、何よりも大好きなロックを聴けなくなる。
自分を表現することも出来なくなる。
そして、愛することも。
愛し合うことも出来なくなる。
何か、好きなこと、好きな人、がこの世界に存在しているという事は、辛い中での一筋の光かもしれないね。
Billy がエロ歌詞を入れたのは、もしかしたら好きな子を思い浮かべたからかな?なんて思う。
あー、またいつもLyra が言っているアレだわ、「エロが地球を救う」。それよ。
まあ、人生それだけと言う簡単なものじゃないけれど、愛する気持ちが最強に人の命を救うと思うの。
ロックを愛する気持ち、
愛する人を思う気持ち、
なんでも良い。
美食家やB級グルメ好きは、美味いものを見つける喜びがあるでしょう。
洋服好きは、自分が探し求めていた一着に出会ったら小躍りしたくなるじゃない?
映画好きは好みの映画に出会うと人生が変わってしまうくらいに喜ぶ。
あの感じ。
ワクワクする気持ち。
それさえあれば大丈夫。
私たちは生きていけるわ。
だから考えようによっては、「死の歌」は逆説すれば、「生の歌」だとLyraは思う。
I want to turn you on
I want to turn you on
I want to turn you on
I want to turn you
Today is the greatest
Today is the greatest day
Today is the greatest day
That I have ever really known
わかってるわ。
大丈夫。
この世界には、愛が溢れているのよ。
最高じゃない?
気づいた今、この時。
そう、今日は最高な日なのよ!
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The dark, ironic lyrics of “Today”, describing a day when Corgan was feeling depressed and suicidal, contrast with the instrumentation. Corgan told Rolling Stone that “I was really suicidal … I just thought it was funny to write a song that said today is the greatest day of your life because it can’t get any worse.” Corgan later compared writing the lyrics of “Today” and “Disarm” to “ripping [his] guts out”. They played the song live for the first time on September 20, 1993, on Late Night with David Letterman.
Most people are surprised to learn that “Today” was written sarcastically. When reading the verses however, it becomes quite apparent. In Billy Corgan’s own words, he “was completely obsessed with killing [him]self”.
While “Today” actually describes the worst day possible, the song is still one of hope as it tells a tale of perseverance. When Corgan looks back at this song now, he sees it “as a positive song in that it’s about survival.”
= Smashing Pumpkins =
Disavowing the punk rock roots of many of their alt-rock contemporaries, they have a diverse, densely layered, and guitar-heavy sound, containing elements of gothic rock, heavy metal, dream pop, psychedelic rock, progressive rock, shoegazing, and electronica in later recordings. Corgan is the group’s primary songwriter; his musical ambitions and cathartic lyrics have shaped the band’s albums and songs, which have been described as “anguished, bruised reports from Billy Corgan’s nightmare-land”.
Members メンバー
現在
- ビリー・コーガン (Billy Corgan) – ボーカル、リードギター (1988-2000、2006-)
- ジェフ・シュローダー (Jeff Schroeder) – リズムギター (2007-)
- ジェームス・イハ (James Iha) – ギター、ボーカル (1988-2000、2018-)
- ジミー・チェンバレン (Jimmy Chamberlin) – ドラムス (1988-1996、1999-2000、2006-2009、2015-)
旧メンバー
- ダーシー・レッキー (D’arcy Wretzky) – ベース、コーラス (1988-1999)
- メリッサ・オフ・ダ・マー (Melissa Auf der Maur) – ベース、コーラス (1999-2000)
- マイク・バーン (Mike Byrne) – ドラムス (2009-2014)
- ニコール・フィオレンティーノ (Nicole Fiorentino)- ベース、コーラス (2010-2014)
サポートメンバー
- ジョナサン・メルビン (Jonathan Melvoin) – キーボード
- マット・ウォーカー (Matt Walker) – ドラムス (1996-97)
- リサ・ハリトン (Lisa Harriton) – キーボード (2007-2009)
- ジンジャー・レイズ (Ginger Reyes) – ベース、コーラス (2007-2010)
- マーク・ストーマー (Mark Stoermer) – ベース (2014-)
- ブラッド・ウィルク (Brad Wilk) – ドラムス (2014-)
Discography
Studio Album スタジオ・アルバム
- ギッシュ – Gish (1991年)
- サイアミーズ・ドリーム – Siamese Dream (1993年)
- メロンコリーそして終りのない悲しみ – Mellon Collie and the Infinite Sadness (1995年)
- アドア – Adore (1998年)
- マシーナ/ザ・マシーンズ・オブ・ゴッド – Machina/the machines of God (2000年)
- マシーナII – Machina II/the friends & enemies of modern music (2000年)
- ツァイトガイスト – Zeitgeist (2007年)
- ティアガーデン・バイ・カレイディスコープ – Teargarden by Kaleidyscope (2009年-)
- オセアニア〜海洋の彼方 – Oceania (2012年)
- モニュメンツ・トゥ・アン・エレジー – Monuments to an Elegy (2014年)
- シャイニー・アンド・オー・ソー・ブライト VOL.1 / LP:ノー・パスト、ノー・フューチャー、ノー・サン – Shiny and Oh So Bright, Vol.1/LP:No Past. No Future. No Sun.(2018年)
Compilation Album コンピレーション
- パイシーズ・イスカリオット – Pisces Iscariot(1994年)
- ジ・エアロプレイン・フライズ・ハイ – The Aeroplane Flies High (1996年)
- ロットン・アップルズ – Rotten Apples (2001年)
DVD
- ヴューフォリア – Vieuphoria (2002年)
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