今の流行は80’s だ。
少し前にファッションが流行っていたが、あれから数年経過した今、1980年代ポップスが流行るとは、これいかに?
先日、和訳&解説したDua LipaもOlivia NewtonJohnを意識したタイトルに、モロ意識したエアロビ・バージョン・ビデオを作ったり、現在の音楽業界は、80s Disco Feverだ。
スポンサーリンク
Trip Hop, Ambient, Dub Step, Chill wave など、ダンサンブルなサウンドをカテゴライズせずに、合わせた作曲をし、そのサウンドに彼独特の官能的な歌声をのせるのが、The Weekndの特徴だ。
『グラミー賞』3回受賞(10回ノミネート)した売れっ子シンガー。
今日Lyraが和訳する曲は、The Weekndの最新アルバム、海外では、2019年11月にリリースしたスタジオアルバム『After Hours』にも収録されている2nd シングル【Blinding Lights 】(2019年11月29日にリリース)。
世界中で成功を収め、アメリカやカナダ、イギリスなど世界32の国と地域で1位を獲得し、今も1位を記録中。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に、又お話しましょう!
(click to amazon↓ ↓) Studio Album “After Hours” [CD] クリックしてアマゾンへ↓↓
(click to amazon↓↓) [Clean] version “After Hours” [Streaming] クリックしてアマゾンへ↓↓
“Blinding Lights” is a song by Canadian singer The Weeknd that serves as the second single of his fourth studio album After Hours (2020). It was released on November 29, 2019, two days after the release of “Heartless”. The Weeknd wrote and produced the song with producers Max Martin and Oscar Holter, with Belly and Jason Quenneville receiving additional writing credits. A Chromatics remix of the song, featuring Chromatics, was released alongside the deluxe edition of its parent album on March 23, 2020.
スポンサーリンク
= Blinding Lights =
[Intro]
Yeah
[Verse 1]
I’ve been tryna call
I’ve been on my own for long enough
Maybe you can show me how to love, maybe
I’m going through withdrawals
You don’t even have to do too much
You can turn me on with just a touch, baby
[Pre-Chorus]
I look around and
Sin City’s cold and empty (Oh)
No one’s around to judge me (Oh)
I can’t see clearly when you’re gone
[Chorus]
I said, ooh, I’m blinded by the lights
No, I can’t sleep until I feel your touch
I said, ooh, I’m drowning in the night
Oh, when I’m like this, you’re the one I trust
Hey, hey, hey
[Verse 2]
I’m running out of time
‘Cause I can see the sun light up the sky
So I hit the road in overdrive, baby, oh
[Pre-Chorus]
The city’s cold and empty (Oh)
No one’s around to judge me (Oh)
I can’t see clearly when you’re gone
[Chorus]
I said, ooh, I’m blinded by the lights
No, I can’t sleep until I feel your touch
I said, ooh, I’m drowning in the night
Oh, when I’m like this, you’re the one I trust
[Bridge]
I’m just coming back to let you know (Back to let you know)
I could never say it on the phone (Say it on the phone)
Will never let you go this time (Ooh)
[Chorus]
I said, ooh, I’m blinded by the lights
No, I can’t sleep until I feel your touch
Hey, hey, hey
Hey, hey, hey
[Outro]
I said, ooh, I’m blinded by the lights
No, I can’t sleep until I feel your touch
ずっと電話をしようとしている
もう十分ってくらい
俺は長い間1人でいるんだから
多分お前なら俺に
愛し方を教えてくれるんじゃないかな
多分ね
俺は不快な離脱状態真っ只中だ
やりすぎる必要はないよ
だってお前が俺に触れただけで
直ぐに電源が入っちまうんだから
俺は眺め回す
ラスベガスは
冷酷で空っぽな街さ
(オー)
周りには俺を批判する奴なんていやしない
(オー)
お前が去ってしまったなんて
俺にはハッキリ分からないんだ
俺は言ったさ
ああ、眩しい光のせいで
目が眩んでるって
ダメだ
お前が俺に触れてくれないと
眠れやしない
俺は言ったよ
夜に溺死しているんだって
ああ
俺がこんな時は
お前しか信じられないんだ
ヘイ、ヘイ、ヘイ
俺には時間が迫っているよ
何故って
空に陽が登っているのが見えるからさ
オーバードライブで
街から旅立つよ
ベイビー
オー
俺は眺め回す
ラスベガスは
冷酷で空っぽな街さ
(オー)
周りには俺を批判する奴なんていやしない
(オー)
お前が去ってしまったなんて
俺にはハッキリ分からないんだ
俺はいったよ
ああ、眩しい光のせいで
目が眩んでるって
ダメだ
お前が俺に触れてくれないと
眠れやしない
俺は言ったよ
夜に溺死しているんだって
ああ
俺がこんな時は
お前しか信じられないんだ
ヘイ、ヘイ、ヘイ
お前に知っていて欲しいが為に
俺は戻って来たんだぜ
(お前に知らせるよ)
これは電話じゃ言えなかったからな
(電話でこれを言う)
今度はお前を離したりしないからな
(オー)
俺はいったよ
ああ、眩しい光のせいで
目が眩んでるって
ダメだ
お前が俺に触れてくれないと
眠れやしない
ヘイ、ヘイ、ヘイ
ヘイ、ヘイ、ヘイ
ああ、眩しい光のせいで
目が眩んでる
ダメだ
お前が俺に触れてくれないと
眠れやしない
Songwriters: Abel Tesfaye, Ahmad Balshe, Jason Quenneville, Martin Karl Sandberg, Oscar Thomas Holter, Eric Alberto-Lopez, Leighton Paul Walsh, Thomas Wesley Pentz
Translator: Lyra Sky 和訳
いやはや、見ていて曲よりビデオが気になってしまう。
だって、これ、
Jokerですからー!!
*Jokerはこちら→【ジョーカーJOKER】ネタバレ「あなたの物語」考察☆トリビア徹底解明!
ハッキリ言って、この【Blinding Lights】は、普通のPopsなんだよね。Lyraは、初めて聴いた時に「これ【Easy Lover】のパクリじゃん!」と思ったくらいだもん。
奇をてらったモノなんて全くない。
ただ、このミュージックビデオが、キテレツなのよ(ファンの皆様、悪口ではないので、あしからず…)。
Lyraが大好きな映画【Joker】と同じ赤いジャケットに、ポアロが吐きそうなサドルシューズ履いて、ダンスをするシーンは、まんまJokerだ。
舌が長めになるのを見た?あれは、『Venom』じゃん!
とまあ、大好きなアメコミのキャラクターを出して来てくれるから、見ていて飽きなかったし、この人は、漫画のキャラになれる存在感があると思ったの。
多分、アメコミヒーローやアメコミの悪役の様な闇を抱えているからだと感じた。
ダークヒーローか?ヴィランなのか?
聞いていてワクワクするこの闇の声が美しい。
スポンサーリンク
The Weekndとは?
1990年2月16日、カナダ、トロント東部のスカーバロー地区で育ったAbel Tesfaye (The Weeknd)。
80年代後半、エチオピアから移住した移民の両親の元に生まれ、両親は、24時間365日働きに出ていたため、5歳になるまでは祖母に育てられた為、英語が話せずエチオピアの公用語のアムハラ語を話していた。
その後両親が離婚し、母と祖母に引き取られ、エチオピア正教会の礼拝に出席し始める。
自分の青年時代を、映画「KIDS/キッズ」からHIVの要素を除いたものだと表現している。
この映画は10代の若者がセックスや薬物乱用に堕ちていくというもので、Abelも、11歳で大麻を吸い始め、次第に強力な薬物へと乱用する様になり、様々な薬物に手を出し、万引きも頻繁にしていた。
「何でもあり」だったと自ら言う学生時代は続かず、スカーバローにある高校に通ったが、17歳で中退してしまう。
友人と一台のバンで家を出て、トロントのパークデール地区に引っ越。
大麻の売人になり、友人2人と1部屋で生活を送るも、家を追い出されてしまう。
その為、複数の女性の家を転々とする生活を送った。
その後アメリカンアパレルで働き始め、同時に曲の執筆や録音を始める。最初は他の人のために曲を作っていたが、次第に友人が家にいないときは自分の曲を書き始めるように。
ステージ名の「The Weeknd」は家を出たのが週末だったから、(スペルから”e”が抜けているのは同名のカナダのバンドがすでに存在したため)。
2010年トロントで音楽プロデューサーである Jeremy Roseと出会う。
Jerenyが、自分で作っていてなかなか完成しないビートを(カナダの歌手カーティス・サンティアに提供する予定)、The Weekndに聞かせると、彼がフリースタイルで歌詞をつけてしまう。
その歌詞は、映画「アメリカン・サイコ」を彷彿とさせる不気味で不吉な曲に仕上がったと言う。
これがきっかけで2人は共同で音楽制作を始め、Jermyがプロデュースした楽曲【What You Need】【Loft Music】【The Morning】の3曲を、The Weeknd名義でインターネット上にデモ音源でアップロード。当時全くの無名だったにも関わらず、オンライン上の口コミで話題になり、ラッパーのドレイクのブログで取り上げられたこともあり、Pitchfork Mediaやニューヨーク・タイムズなどの大手音楽メディアからも取材を受けることになった。
2011年3月に最初のミックステープ『House Of Balloons 』をフリーでリリースすると、米英の各音楽メディアから高い評価を受け、800万回のダウンロードを記録。 8月には2作目『Thursday 』、12月『Echoes Of Silence 』といずれも高い評価を受け、各メディアで1位になるなど、ランクインした。
3つのミックステープはまとめて『Balloons Trilogy』と呼ばれ、このリリースをきっかけに様々なレコードレーベルから契約のオファーを受け、ドレイクのアルバム『Take Care』でも4曲に参加するなどし、知名度を伸ばしていった。
【Blinding Lights】が売れた理由
考えるに、ビデオ戦略の良さ(話題になっていた映画Jokerのキャラを真似た演出)とそれを使ったCMと、公開人気ライブ番組の出演が火種になりバカ売れしたのだと思う。
2019年11月27日【Heartless】をリリースし、Billboard Hot 100で1位になり、2016年末の【スターボーイ】以来3年ぶり、通算4曲目の一位だった。
その2日後の29日に、この【Blinding Lights】をリリースし、Billboard Hot 100で1位を獲得。
2020年3月20日、4枚目のアルバム『After Hours 』をリリースし、発売初週にアメリカで44万枚を売り上げ、Billboard 200で4度目となる1位を記録。
2020年4月4日付Billboard で『After Hours』がアルバムチャートで1位、【Blinding Lights】がシングルチャートで1位。
そして、ソングライターチャート、アーティストチャート、プロデューサーチャートでも1位を獲得した。
The Weekndは、これら5つのチャートで同時に1位を獲得した最初のアーティストとなった。
この【Blinding Lights】がリリースせれるまで、The Weekndは、SNSから5ヶ月間離れていた。(アカウントも消していた?)
それが、2019年11月20日にいきなりInstagramに戻って来た。
11月26日には、投稿して「2019年6月から第6章を作っていた」とアルバム制作を匂わしていた。
そして、メルセデス・ベンツ初の電気自動車『EQC』のキャンペーンソングに起用され、自分が出演しているテレビCMのCMソングとして放送開始。
このCMは2019年11月24日にドイツで放送が始まり、ここで曲の一部が初解禁となったのだった。
2日後の26日に、YouTube上でCMのティーザー映像が全世界に公開、29日に2ndシングル【Blinding Lights】としてリリースされ、同時にCMのフルバージョンがYouTube上に公開された。
12月6日には、The Late Show with Stephen Colbert で初パフォーマンス。
2020年1月13日Jimmy Kimmel Live!でパフォーマンスを行い、3月7日にはSaturday Night Liveでもパフォーマンスを行った。
プロレスイベントであるレッスルマニア36の公式テーマソングに起用とビッグヒットになるお膳立てが出来あがったのである。
(click to amazon↓ ↓) Studio Album “After Hours” [CD] クリックしてアマゾンへ↓↓
曲の特徴
【Blinding Lights】は、聴いていて心地よいサウンドで、Synthwave 、Dance Pop、Electro Popの要素を併せ持つ、ダンス・ミュージックだ。
相変わらず声域が広く、F4からCと広範囲。
80年代ポップスは、デビューからずっとブレていないThe Weekndの特徴で、彼が大好きなSiouxie And The Bansheesや、Cocteau Twinsへの影響をそのまま表現している手法でやっている。
The Weekendの80s Musicの憧れは止まらないようで、彼の楽曲の中で新しく生まれ変わる。
悪夢のような、悩んだ独特の歌詞と合わさると、懐かしいようで、又新鮮な世界を作り出していると思う。
(click to amazon↓ ↓ ) Studio Album “After Hours” [CD] 5月22日リリース、予約受付中、クリックしてアマゾンへ↓↓
【Blinding Lights】は、別れた、又は離れてしまいそうな恋人への愛の歌だ。
これは、The Weekndが2015年4月から付き合っては、別れ、を繰り返している人気モデルのBella Hadidとの関係を書いている。
Bella Hadidは、 Lyraが好きで良くUPしている人気モデルのKendall Gennerと仲良しで良くつるんで、スポーツ観戦や女子会のレストランや、クラブで一緒にいるモデルである。姉は、これまたこのブログで取り上げたGigi。
Bellaは、アジア人差別したりしていて、個人的に差別する人が嫌いだから、The Weekndは別れて良かったんじゃないか?と思ってしまう。
それに、今付き合っているのがSelena だしね。このまま仲良くやって欲しい、、、けど、女たらしみたいだからなあ、Selenaが心配だ。
*Selena Gomez については、こちらなど!→ 和訳【Lose You To Love Me/ Selena Gomez】ジャティン・ビーバーとセレーナの関係を解説! Song for Justin Bieber
世間は、歌詞の中でThe Weekndが「君が触れてくれないと寝れないよ」と言っているのは誰に向けてか?が、非常に気になるらしい。
雑誌ELLEは、「彼らは、復縁できる可能性があると仄かした」と予想。 Frontrowは、「明らかにある女性のことを思って書かれた歌詞だ。サビからもこの女性が、The Weekndにとって、かなり信頼できる人物であることは間違いない」と、大騒ぎしている。
わかり切ったことを書いてるなあ、と呆れる反面、これだけ騒がれたら、宣伝しなくても曲が一人歩きしてくれて助かるね、とも考えられる。
これもThe Weekndの狙いか?
でも、Selenaも元カノなのよ。
だから初めて聴いた時、Selenaに向けて歌ってるのかと思った。
事実、今年の2月のファッション・ウィークに一緒に出席して交際しているのを公にしたからね。
あそこらへんは、別れたり元サヤになったりが激しく、狭い世界で回ってる気がする。
同じ人達が、ローテーションで回っている。
愛なんて、手近ですましちゃうのが王道なのだろう。(個人的には、そんなの嫌。好きだから一緒に居たいと思って欲しい)
でも、それって自分を理解してくれる人を求めてるからよね。
結局分かり合える人がいいのだから。
そして温もりが欲しいってこと。
愛は盲目。
貴方が恋しい。
ooh, I’m blinded by the lights
No, I can’t sleep until I feel your touch
スポンサーリンク
【Blinding Lights】
On 24 November 2019, The Weeknd collaborated with German automobile company Mercedes-Benz to release a snippet of the track alongside a commercial of the company’s first all-electric car. The song’s official release was accompanied by a full-length version of the commercial which featured the track:
On “Blinding Lights,” the second single to The Weeknd’s fourth studio album After Hours, Abel confesses a constant state of distraction in which he only finds relief when in the presence of a lover. The song is an up-tempo electropop track that features large 80s-inspired synths and electronic dance music drums, similar to the sonic direction of his third studio album, Starboy.
On November 24, 2019, the track was premiered in the trailer for a Mercedes Benz TV advert, before officially releasing five days later. It follows the lead single “Heartless,” which released two days prior.
The Mercedes Benz commercial debuted minutes after the song’s release and heavily centered around it. The Weeknd played a central role in the advert, as he drove around in his Mercedes car and performed the track.
The song leaked on November 26th, 2019, a few days before its official release. Abel acknowledged in a tweet, where he confirmed its official release:
oh yah… and more new music tonight (in HQ😉)
A music video for the track was released on January 21, 2020. It is seemingly a continuation of the music video from the first single from After Hours, “Heartless,” as the video starts with Abel stopping his manic run through Las Vegas, which is where the video for “Heartless” ended. From there, Abel continues his tear through the city while under the influence of many substances, this time going to a strip club as well as driving a different luxury Mercedes Benz in the video.
Personnel
- The Weeknd – vocals, songwriting, production
- Belly – songwriting
- Jason Quenneville – songwriting
- Max Martin – songwriting, production, programming, keyboards, bass, guitar, drums
- Oscar Holter – songwriting, production, programming, keyboards, bass, guitar, drums
- Shin Kamiyama – engineering
- Cory Bice – engineering assistant
- Jeremy Lertola – engineering assistant
- Sean Klein – engineering assistant
- Serban Ghenea – mixing
- John Hanes – engineering for mixing
- Dave Kutch – mastering
- Kevin Peterson – mastering
スポンサーリンク