I’m sorry to hear a bout Ginger Baker’s Passing. Please accept my deepest condolences to his family.
My thought are with you, Ginger. You’re a great man and genius powerful drummer in this world. Please play the drums freely with your old friends at there.
In my deepest sympathy…
つい先日「Ginger Baker’s Alive is R&R! 」と書いたけれど、ジンジャー・ベイカーが今朝、亡くなった。
残念過ぎて放心状態…のまま今日は書いています。
Lyraが和訳&解説するのは、イングランド、ロンドンで結成されたロックバンド、スーパーグループであるCream クリーム。
そして、このCream のドラマーであり、名ドラマーとして数々のバンドに在籍し活躍して来たのが、Ginger Baker ジンジャー・ベイカー その人だ。
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Gingerの在籍したバンドは数あるが、やはりロック史上で重要なバンドとなると、このCreamだろう。
実は、大好きな曲をGingerが叩いているので、それを今日か、明後日辺りにこのブログであげる予定だった。
だが、今朝訃報を聞き、まさかの出来事でどうしたら良いのか分からなくなっている。
ただ世間では「あのクリームのドラマー、Ginger Bakerさんが死去しました」なのよ。
「ならば、皆が欲するバンドで今日はお届けし一緒に、彼のご冥福をお祈りした方が良いのではないか?」と感じたので、今日はCream の名曲の中から、英国でのCreamの人気曲ランキングで2位になった1968年リリースの【White Room】を和訳しますね。
(ちなみに一位は、Lyraが一番好きな曲【Sunshine Of Your Love】だよん。) ↓ ↓
*【Cream / Sunshine Of Your Love】和訳 Colorful Cream Love 解説
詳しい解説は、Lyraの和訳の後に又お話しましょう!
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“White Room” is a song by British rock band Cream, composed by bassist Jack Bruce with lyrics by poet Pete Brown. They recorded it for the studio half of the 1968 double album Wheels of Fire. In September, a shorter US single edit (without the third verse) was released for AM radio stations, although album-oriented FM radio stations played the full album version. The subsequent UK single release in January 1969 used the full-length album version of the track.
Peter Edward “Ginger” Baker (19 August 1939 – 6 October 2019) was an English drummer and a co-founder of the rock band Cream. His work in the 1960s and 1970s earned him the reputation of “rock’s first superstar drummer”, for a style that melded jazz and African rhythms and pioneered both jazz fusion and world music.
= White Room =
[Intro]
In the white room with black curtains near the station
Black roof country, no gold pavements, tired starlings
Silver horses ran down moonbeams in your dark eyes
Dawnlight smiles on you leaving, my contentment
I’ll wait in this place where the sun never shines
Wait in this place where the shadows run from themselves
You said no strings could secure you at the station
Platform ticket, restless diesels, goodbye windows
I walked into such a sad time at the station
As I walked out, felt my own need just beginning
I’ll wait in the queue when the trains come back
Lie with you where the shadows run from themselves
[Bridge]
At the party she was kindness in the hard crowd
Consolation for the old wound now forgotten
Yellow tigers crouched in jungles in her dark eyes
She’s just dressing, goodbye windows, tired starlings
I’ll sleep in this place with the lonely crowd;
Lie in the dark where the shadows run from themselves
駅の近くの黒いカーテンが掛かってある白い部屋
田舎造りの黒い屋根に
黄金ではない歩道
うんざりしたムクドリ
お前の暗い瞳の中に浮かぶ銀色の馬が
月光の中へと動かなくなって行く
夜明けの明かりがお前の旅立ちに微笑む
俺の清らかな幸福よ
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太陽が2度と輝かないこの場所で俺は待っているだろう
己から走り出て来た影のこの場所で
お前は言う
どんな弦楽器も駅にいる人間を救えやしないと
入場券
休む事のないディーゼル
別れの窓
駅でそのような悲しみの時へとうっかりとハマっちまった
俺は立ち去りながら
自分自身が始まりを必要としているのを知ったんだ
列車が戻って来るのを
俺は列に並んで待っているだろう
己から走り出て来た影のお前次第だな
パーティーで
辛辣な群衆の中
彼女は優しかった
今は忘れられた古い傷を慰めるために
彼女の暗い瞳の中にある密林で
黄色いトラ達がしゃがんでる
彼女は丁度、身支度をしている
別れの窓
うんざりしたムクドリ
孤独な群衆とこの場所で俺は寝るだろう
己から走り出て来た影の暗闇の中で
Songwriters: Jack Bruce, Pete Brown
Translator: Lyra Sky和訳
幻想的な歌詞。
無理もない、当時の詩人であった Pete Brownが作詞したものである。
英国詩人が好みそうな歌詞だ。
邸宅の細かい描写があったり、ムクドリなどの言葉が、家好きのイギリス人が好みそうだ。
Live はこちら!
https://youtu.be/sXjeXEI7KHk
この【White Room】。
実際にロンドンにあったと言うのを何かで読んだ記憶があるのだが、単語を並べた岳のシンプルさや、細かい描写はそのせいかもしれない。
詩人らしい歌詞が乗るサウンドは、荘厳たる世界が広がっているかのような重厚さ。
Jackの活き活きとしたヴォーカルに、Ericの物憂げなソフトな歌い方の掛け合いが、より一層、不思議さを増しているように感じる。
その不思議さをGingerのビートが入ると、「これは幻想ではないよ、現実さ」と言わんばかりに時を刻んでいくようだ。
そう、Gingerのドラムは現実的なのだ。
生きている鼓動のように、着実であり、時には暴れまくるビート、、、それが生きていると言うことなのかもしれない。
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詳しいCreamというバンドについては、このブログに書いた過去記事を読んでくださいね。
*【Cream / Sunshine Of Your Love】和訳 Colorful Cream Love 解説
*【Crossroads / Cream】和訳 Robert Johnson Story 悪魔の真実.解説
*Ginger Bakerについては、こちら→ 和訳【Spoonful/ Cream】Ginger Baker’s Alive is R&R! ジンジャー・ベイカーが生きていることがロック
Peter Edward Baker ピーター・エドワード“ジンジャー”ベイカー (1939年8月19日-2019年10月6日)は、Ginger Bakerとして世界的に有名なCreamのメンバー。
1960年代の仕事はジャズのバックグラウンドにアフリカン・リズムを融合させた彼独自のスタイルで「ロック界における最初のスーパースタードラマー」の名声を得た天才ドラマーだ。
ジャズ・フュージョンやワールド・ミュージックのジャンルにおけるドラム演奏の先駆者でもある。
15歳のときにドラム演奏を始め、後にフィル・シーメンからレッスンを受けた。1960年代、ブルース・インコーポレイテッドに加入し、Jack Bruce ジャック・ブルースと出会う。
2人は良く喧嘩したのは有名だ。
だが、グラハム・ボンド・オーガニゼーションとクリームで再びリズムセクションのパートナーになったのだ。
Ginger Baker ジンジャー・ベイカーは1966年に、Eric Clapton エリック・クラプトンとベーシストのJack Bruce ジャック・ブルースと共にこのクリームを結成し、大きな反響を呼んだこのブログでも数回紹介した『Colorful Cream』を含む4枚のアルバムをリリースし名声を得た。
だが、わずか2年後の1968年に解散してしまう。
その直後、Gingerと Eric は、元Traffic トラフィックのSteve Winwood スティーヴ・ウィンウッドと元Family ファミリーのベーシストであるRick Gretch リック・グレッチと共にBlind Faith ブラインド・フェイスを結成。
だが、活動はセルフ・タイトルのアルバムを1枚残して解散してしまう。
Gingerは、1970年 Ginger Baker’s Air Force ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォースを結成し、2枚のアルバムをリリース。
それ以外にも18枚のソロ・アルバムをリリースしていて、最新作は2014年の『Why?』。
他にもフェラ・クティとも3枚のアルバムを共作したり、2016年に倒れる迄、様々な有名アーティスト達とコラボしたり、ジャズミュージシャンやブルーズミュージシャンのライブにゲストで出演したりと勢力的に活動し続けた。
こちらは、2005年のロイヤルアルバート・ホールでの再結成した時のCream の ライブ映像をどうぞ。
オッサンになってもカッコイイ〜♪
昔のファッションリーダーさながらのド派手な衣装に身を包んだGinger ではないが、生き様がカッコイイから、出す音まで胸に響くようだ。
Ginger Bakerは、長きに渡り、ヘロイン中毒と闘って来た。
2013年に『ガーディアン』紙のインタビューでは、「29回」もドラッグから逃れられなかったと言う。
その数々の逸話は、『Beware Of Mr.Baker 』と言う、ドキュメンタリーがイギリスで2013年に公開されている。
日を改めてGingerのドキュメンタリーを、このLyraのブログで紹介しましょう。
1970年代の何年間かのレコーディングと生活をアフリカでFela Kuti フェラ・クティと過ごしたり、長い間興味のあったアフリカ音楽を追求するために生活をしたGinger。
彼の他のコラボレーションにはGary Moore ゲイリー・ムーア、Masters Of Reality マスターズ・オブ・リアリティ、Public Iamage Limitedパブリック・イメージ・リミテッド、Hawkwind ホークウインド、Atomic Rooster アトミック・ルースター、Bill Laswell ビル・ラズウェル、
ジャズ・ベーシストのCharlie Hadenチャーリー・ヘイデン、ジャズ・ギタリストのビル・フリゼール、ジンジャー・ベイカーズ・エナジーなどがある。
https://youtu.be/sXjeXEI7KHk
初期の頃、彼はとても長いドラムソロを披露した。
ロックミュージックの世界において最初期の録音例であるCream の曲「Toad(いやな奴)」だろう。
Ginger はCream のメンバーとしてロックンロールの殿堂入りをし、
2008年にはモダン・ドラマーの殿堂入りを、 2016年にはクラシック・ドラマーの殿堂入りをした。
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Ginger の病名や、詳しい死因については明らかにされていない。今年、初めに倒れた時には、死を覚悟していたのではないだろうか?
彼は、2013年に喫煙を原因とする慢性閉塞性肺疾患と、変性骨関節炎による慢性的な背中の痛みを患っていることを公表していた。
それに、2016年3月に自宅で倒れた。
その為、Ginger Bakers’Air Forceの3月からのツアーをキャンセルしていて て、7月に、「深刻な」心臓の問題があると診断され、心臓切開の手術を受けている。
ドラムを叩き続けて来たGinger Baker。
享年80歳だった。
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訃報は、日本では深夜にGinger Baker の家族が発表した。
「非常に悲しいですが、今朝病院でジンジャー・ベイカーが穏やかに亡くなったことをお伝えします。…ここ数週間にわたる皆様の親切な言葉に感謝します」
実は、少し前にこの【White Room】は和訳して、ブログに載せるつもりだった。
だが、Gingerが先月倒れたと聞いて掲載は伸ばしていた。
歌詞とは直接は、関係ない。
ただ単にLyraの好きな深読みなだけなのだが、この歌詞がどことなくあの世と繋がっているような気がしていたからやめたのだ。
Gingerが天国に行ってしまいそうな気がしたからだ。
歌詞から感じるLyraの個人的なイメージは、イギリスらしい邸宅、寒々しい駅のホーム、グルーピー、そして、自らの闇が浮き彫りにされている感じだ。
個人的な意見で悪いが、この曲とサウンドは合っているし、素敵な曲だと思う。
人気が高いのも分かる完成度だろう。
だが、熱を感じない歌詞が、良い意味だと端正に作られた美しい歌詞が、せっかくのパワフルな演奏と密接には絡み合っていない気がして勿体ないと思う。
Creamの歌詞でLyraは、ラブソングが好きなのもある。
中には幻想的な歌詞もあるが、ほとんどは、美辞麗句で飾ってはいないリアルがあるから好きなのだ。
それは、まるでGingerのド派手ドラミングスタイルのように、血が通っている!
愛していると歌うJackとEricがマッチしているのだ。
すると俄然、Gingerがノリ出すのだ。
必要以上に目立つドラマーGinger Baker。
彼の粋なただづまいが、そのまんまドラムに投影された彼のプレイが大好きだ。
目立つドラマー、Ginger Baker。
主張するドラマー、、、その先駆けになったのが、Ginger BakerだったとLyraは言いたい。
リアルなロック好き以外は、Ginger Bakerを知らないかもしれない。
でも、彼が残した「ドラムの初めて」(ツーバスをしだしたのもGingerだ。) は、これからもロックサウンドの中で残り、皆が語り継ぐだろう。
カッコイイ、頑固ジジイGinger Baker。
貴方の力強い派手なドラムと、ニヤッと笑うと片方あがる口元、背が高いのを気にしてか?の猫背の背中が大好きだったよ。
これからは、もう痛いことも苦しいこともないから、Ginger 、ゆっくり休んでください。
きっとそちらには、懐かし仲間が貴方を待っていたのではないかしら?
これからも、天国で思う存分、目立つドラミングプレイを見せてください。
いつか、また会える日を楽しみに、、、。
LyraもGinger、貴方を見習って自分らしく、太々しく(笑)、生きて行きます。
See you again, Ginger Baker. R.I.P.
*【ジョーカーJOKER】ネタバレ「あなたの物語」考察☆トリビア徹底解明!
In 1967, at the initial session for Cream’s third album (then still unnamed), recording for “White Room” reportedly began in London. In December, work continued at Atlantic Studios in New York City and was completed during three sessions in February, April and June 1968, also at Atlantic.
Jack Bruce sang and played bass on the song, Eric Clapton overdubbed guitar parts, Ginger Baker played drums and timpani, and Felix Pappalardi – the group’s producer – contributed violas.Clapton played his guitar through a wah-wah pedal to achieve a “talking-effect”. Baker claims to have added the distinctive or quintuple metre opening to what had been a or common time composition.
- Cream
- Ginger Baker – drums, timpani
- Jack Bruce – bass guitar, lead vocals
- Eric Clapton – electric guitars
- Additional musicians
- Felix Pappalardi – violas
Discography
Solo
- Ginger Baker at His Best (1972)
- Stratavarious (Polydor, 1972)
- Ginger Baker & Friends (Mountain, 1976)
- Eleven Sides of Baker (Sire, 1977)
- From Humble Oranges (CDG, 1983)
- Horses & Trees (Celluloid, 1986)
- No Material (ITM, 1989)
- Middle Passage (Axiom, 1990)
- Unseen Rain (Day Eight, 1992)
- Ginger Baker’s Energy (ITM, 1992)
- Going Back Home (Atlantic, 1994)
- Ginger Baker The Album (ITM, 1995)
- Falling Off the Roof (Atlantic, 1995)
- Do What You Like (Polydor, 1998)
- Coward of the County (Atlantic, 1999)
- African Force (2001)
- African Force: Palanquin’s Pole (2006)
- Why? (2014)
Blind Faith discography
- Blind Faith (Polydor, 1969)
Cream discography
- Fresh Cream (Polydor, 1966)
- Disraeli Gears (Polydor, 1967)
- Wheels of Fire (Polydor, 1968)
- Goodbye (Polydor, 1969)
- Live Cream (Polydor, 1970)
- Live Cream Volume II (Polydor, 1972)
- BBC Sessions (2003)
- Royal Albert Hall London, 2–3 and 5–6 May 2005(Reprise, 2005)
The Storyville Jazz Men and the Hugh Rainey Allstars
- Storyville Re-Visited (1958) also featuring Bob Wallis and Ginger Baker
Alexis Korner Blues Incorporated
- Alexis Korner and Friends (1963)
Graham Bond Organisation
- Live at Klooks Kleek (1964)
- The Sound of ’65 (1965)
- There’s a Bond Between Us (1965)
Ginger Baker’s Air Force discography
- Ginger Baker’s Air Force (Atco, 1970)
- Ginger Baker’s Air Force II (Atco, 1970)
Baker Gurvitz Army discography
- Baker Gurvitz Army (Janus, 1974)
- Elysian Encounter (Atco, 1975)
- Hearts on Fire (Atco, 1976)
- Flying in and Out of Stardom (Castle, 2003)
- Greatest Hits (GB Music, 2003)
- Live in Derby (Major League Productions, 2005)
- Live (Revisited, 2005)
With Fela Kuti
- Fela’s London Scene (EMI, 1971) – uncredited
- Why Black Man Dey Suffer (African Sounds, 1971)
- Live! (Regal Zonophone, 1972)
- Stratavarious (Polydor, 1972)
With Hawkwind
- Levitation (Bronze, 1980)
- Zones (Flicknife, 1983)
- This Is Hawkwind, Do Not Panic (Flicknife, 1984)
With others
- Stratavarious with Bobby Gass (Polydor, 1972)
- Album by Public Image Ltd (Elektra/Virgin, 1986)
- Unseen Rain with Jens Johansson and Jonas Hellborg (Day Eight, 1992)
- Sunrise on the Sufferbus by Masters of Reality(Chrysalis, 1992)
- Cities of the Heart by Jack Bruce (CMP, 1993)
- Around the Next Dream by BBM (Capitol, 1994)
- Synaesthesia by Andy Summers (CMP, 1996)
- Coward of the County by Ginger Baker and the Denver Jazz Quintet-to-Octet (DJQ2O) (Atlantic, 1999)
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