和訳【People Are People /Depeche Mode】解説This Is Begining!

今日は映画ネタをしようと思ったの。

でも、頭の中でこの人たちの曲が鳴り出した。

Acid RockやGrungeやGarage Rockが好き。

それに加えて、先週はPsyche とPunk も聴いていたから、ダンサンプルな曲を聞きたい時期に又なったのかも。

周期的に回ってくるIndustrial Musicの波、、、というかDepeche Modeを定期的に摂取したくなる、ということなんだよね。

Darkness ダークネスと、Desire 欲望が良い感じの配合をしているのが、LyraにはDepeche Modeなの。

彼らほど闇が似合うバンドはいない。

でも今日のLyraは頭が「Pop欲しい」になっているから、Depeche  ModeのPop カテゴリーで1、2位を争うくらいPopで、メチャ売れしたこの曲を紹介するネッ!

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド、エセックス州バジルドン出身のバンド Depeche Mode デペッシュ・モード

 

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メンバーの脱退、アルコール中毒、薬物過剰摂取による自殺未遂など、数々の苦境を乗り越えながらも、30年以上に渡るキャリアと、全世界で約9,100万枚のシングル・アルバムを売り上げた記録を持つビッグバンドである。

*Depeche Modeについては沢山書いてきました。バンドについては、こちらかな?→ Depeche Mode 【Policy Of Truth】デペッシュモードとは?Master & Servantの世界 和訳 Lyrics

 

今日Lyraが和訳する曲は、Depeche Mode 1984年3月12日リリースのスタジオ・アルバム『Some Great Reward】からのヒットシングル【People Are People】。

Depeche Modeがこの曲でアメリカで始めでビッグヒットをかました、記念すべき曲だ。

詳しい解説は、Lyraの和訳の後に又お話ししましょう!

 

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“People Are People” is Depeche Mode’s 10th UK single, and was recorded at Hansa Mischraum in West Berlin, and released on 12 March 1984. It was their first hit single in the US and the first single from the Some Great Reward album.

= People Are People=

[Chorus: Dave Gahan & Martin L. Gore]
People are people, so why should it be
You and I should get along so awfully?
People are people, so why should it be
You and I should get along so awfully?

[Verse 1: Dave Gahan]
So we’re different colours and we’re different creeds
And different people have different needs
It’s obvious you hate me, though I’ve done nothing wrong
I’ve never even met you, so what could I have done?

[Pre-Chorus: Martin L. Gore]
I can’t understand
What makes a man
Hate another man
Help me understand

[Chorus: Dave Gahan & Martin L. Gore]
People are people, so why should it be
You and I should get along so awfully?
People are people, so why should it be
You and I should get along so awfully?

[Post-Chorus: Martin L. Gore]
(Help me understand)
(Help me understand, help me understand)

[Verse 2: Dave Gahan]
Now you’re punching and you’re kicking and you’re shouting at me
I’m relying on your common decency
So far it hasn’t surfaced, but I’m sure it exists
It just takes a while to travel from your head to your fists

[Pre-Chorus: Martin L. Gore]
I can’t understand
What makes a man
Hate another man
Help me understand

[Chorus: Dave Gahan & Martin L. Gore]
People are people, so why should it be
You and I should get along so awfully?
People are people, so why should it be
You and I should get along so awfully?

[Outro: Martin L. Gore]
I can’t understand
What makes a man
Hate another man
Help me understand
I can’t understand
What makes a man
Hate another man
Help me understand
I can’t understand
What makes a man
Hate another man
Help me understand
I can’t understand
What makes a man
Hate another man
(Why should it be?)
Help me understand
I can’t understand
What makes a man
(Why should it be?)
Hate another man
Help me understand
I can’t understand
What makes a man
(Why should it be?)
Hate another man
Help me understand

 

人それぞれ

何故そうじゃなきゃいけないんだ?

そんな酷いまま

君と俺で

折り合いをつけていかなきゃいけないんだよ?

人それぞれ

何故そうじゃなきゃいけないんだ?

そんな酷いまま

君と俺で

折り合いをつけていかなきゃいけないんだよ?

 

俺たちは肌の色が違う

宗教も違う

違う人々がそれぞれ

必要としている物も違うだろ

君が俺を嫌っているのは明らかさ

俺が何も悪いことをしていないにもかかわらずにな

俺たちは会ったこともなかったんだぜ

それなのに俺に何が出来たというんだよ

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俺には分からないよ

何が他者を憎むような

1人の人間を創り出すのか?

理解できるように教えてくれよ

 

人それぞれって言うけど

何故そうじゃなきゃいけないんだ?

そんな酷いまま

君と俺で

折り合いをつけていかなきゃいけないんだよ?

人それぞれ

何故そうじゃなきゃいけないんだ?

そんな酷いまま

君と俺で

折り合いをつけていかなきゃいけないんだよ?

 

(理解できるように助けてよ)

(理解できるように助けてよ)

(理解できるように助けてよ)

 

ほら今

君は殴ってるし

蹴り飛ばしていて

俺に怒鳴っているじゃないか

俺は君の常識的な礼儀に依存しなければいけないんだ?

何だから知らないけど

今まで表面化していなかった

でも俺はそれがどう存在しているかハッキリと分かっている

それは君の頭から拳へと直結しているのさ

 

 

俺には分からないよ

何が他者を憎むような

1人の人間を創り出すのか?

理解できるように教えてくれよ

人それぞれ

何故そうじゃなきゃいけないんだ?

そんな酷いまま

君と俺で

折り合いをつけていかなきゃいけないんだよ?

人それぞれ

何故そうじゃなきゃいけないんだ?

そんな酷いまま

君と俺で

折り合いをつけていかなきゃいけないんだよ?

 

俺には分からないよ

何が他者を憎むような

1人の人間を創り出すのか?

理解できるように教えてくれよ

俺には分からないよ

何が他者を憎むような

1人の人間を創り出すのか?

理解できるように教えてくれよ

俺には分からないよ

何が他者を憎むような

1人の人間を創り出すのか?

理解できるように教えてくれよ

俺には分からないよ

何が他者を憎むような

1人の人間を創り出すのか?

(何故そうあるべきなんだ?)

理解できるように教えてくれよ

俺には分からないよ

何が他者を憎むような

1人の人間を創り出すのか?

(何故そうあるべきなんだ?)

俺には分からないよ

何が、1人の人間を創り出すのか?

(何故そうあるべきなんだ?)

他者を憎むような奴を

俺には分からないよ

何が1人の人間を創り出すのか?

(何故そうあるべきなんだ?)

他者を憎むような奴を

理解できるように教えてくれよ

 

Songwriter: Martin Gore

Translator: Lyra Sky 和訳

メンバー全員、わっかい!

可愛い💕

この若さにして彼らは、このアルバム『Some Great Reward』でアメリカでの成功を手に入れた。

1984年のこの成功から、アメリカでのスタジアムを超満員にするまで駆け足でスターダムにのし上がるDepeche Mode。

まだこの時には、メンバーの脱退、アルコール中毒、薬物過剰摂取でのメンバー間の亀裂や、Daveの自殺未遂などは、予想も出来なかってただろう。

今のDepeche Modeは、30年以上も第一線で活躍するバンドであり、全世界で約9,100万枚以上のシングル・アルバムを売り上げた記録を更新しているビッグバンドだ。

今の安定したサウンドや地位が、人生の荒波を乗り越えた上での姿であると思うと、彼らの世界的活躍の第一歩が、この【People Are People】と言うのが感慨深い。

平和を願い、人種差別を無くそうとメッセージ。

ここ数年のDepeche Modeは、それがメインテーマ。

だから、この初々しい【People Are People】の彼らのメッセージと変わらない、ということに感動するのだ。

ブレのない彼らに。

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イギリスでTopの人気を誇るようになったDepeche Mode。当時は、Pop Bandで、アイドル路線の印象が強かった。

1984年『Some Great Reward』がリリースされ、今までのイメージと違い、挑発的な歌詞や過激な歌詞とイメージで話題を呼び、売り上げも過去最高のものとなる。

この先行シングル【People Are People】が全英チャート4位、ドイツでは第1位になり、全米チャート13位など世界中でヒットした。

特に【People Are People】の人種差別暴力をテーマは、メッセージ性が強いために、様々なアーティストがカバーするという現象を生んだ。

アメリカでは人気の凄さから、サイアー・レコードから同名のミニアルバムまでリリースされている。

また前に紹介した、【Master and Servant 】(→ 和訳 Beginning! 解説) は、詞の内容や鞭の打撃音、鎖の音などの効果音が入っている為に、当時はタブーだったSMプレイを想起させるためにアメリカのラジオ局では曲を流すのを自粛してしまう。

BBCでも一時放送禁止が取り沙汰され、話題性に事欠かないアルバムとなってしまった。

 

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このアルバムから、メンバーが黒いレザーやエナメルのファッションをするようになり、Martin が女装やジェンダレスな格好をしだしたのもこの時期である。

全てにおいて変革をしたのが、このアルバムであり、シングル【People Are People】がその口火を切った曲なのだ。

全ての始まりの曲だ。

初めアルバムタイトルが『倒錯』になる予定をあったらしい。

SMのイメージの曲や、神への願いや、自殺などの内相的な歌詞もあり、『倒錯』にしても不思議ではない。

メンバーのファッションもこれを皮切りにフェティッシュになる訳だし、自分たちの趣味に没頭しているように思えて、それが倒錯してるように見える。

そして、サウンドも面白い。

今までのデジタルポップサウンドから、次へのインダストリアルの雰囲気をだして行く、まるで成長期みたいな作品だからだ。

ポップサウンドとダークさを両方兼ね備えたアルバムで珍しいと思う。

このブログで随分前に紹介したノイバウテンのようなメタルパーカッションを多用したヘビーなサウンドが、Depeche の中で1番、無邪気なPOPさであるこの曲に不思議とあっている、↓  ↓

*【Einstürzende Neubauten /Sehnsucht】 和訳 恋とノイズに耽溺する私 English Lyrics

 

この真逆なサウンドが、不条理に怒りを持つ歌詞にぴったりだ。

ただ現在のMartin のような捻りや、ダブルミーニングが無い。

なくても良い。これだけハッキリと悪いことに向かいNo!を言っているのが素晴らしいから。

良いのだが、Martin Goreの歌詞が大好きなLyraには、物足りないというか、、、

でもMartinの蒼さが新鮮ではある。

こんなに素直に理想をかがけているのが初々しい。

 

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【People Are People】は、国家権力や民族の対立に嫌悪を抱き、自由を唱えるメッセージがある曲だ。

誰もが頭では分かっている、差別への嫌悪を歌うストレートな歌詞だから、聴いたものたちは、すぐに理解できるだろう。

だが、メンバーは、各人により少し狙いが違うから不思議。

Martinは「人種差別」への憎悪を表現したと言い、

キーボードとドラムを担当しアレンジャーでもある、Alan Wilderは、「戦争」を憎悪する曲だと言う。

今は脱退してしまったAlanだが、このインダストリアルまんまの鋼鉄サウンドを、ダンス Popにしたのは彼の功績だと思う。

音を重ねることが好きだったAlanが加入したことにより、Depeche Modeの音に厚みが出た。そして、ポップさとインダストリアルのアンビバレントな魅力を生んだのも彼のアレンジャーたる才能の賜物だと思う。

このPopさが、Depeche Modeに成功をもたらすきっかけになった。

が、現在のMartinはイマイチなのか?冷静で、Martinのお気に入り曲では最下位のようだ。

彼曰く、微妙な隠喩が、聴いたものを自分たちの都合よく解釈してしまうからだと言う。

そして「歌詞の表現が良い感じにまとまりすぎているせいで、コマーシャルぽく聞こえる」と言うのだ。

確かにPopだがわかりやすくて良いと思うが、もしかしたらLyraと同じように捻りをいれたかったのかもしれない。

完璧すぎて嫌なのかもね。

でも30年以上も同じように平和を願い、悪に対し怒りのメッセージを訴えてきたDepeche Modeを尊敬する。

自分の理想に近い彼らのサウンドと活動を、これからも応援していきたい。

【People Are People】

色んな人がいる。

色んな人がいていい。

そんな世界を築くために今日も明日も動き続けたい。

Depeche Modeのように。

 

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“People Are People” is Depeche Mode’s ninth single and one of their most successful songs.

It is tied with 2 other singles in the UK as their highest charting single, peaking at #4. It was the group’s first song to go gold in the US and appear on the Hot 100, peaking at #13, remaining their highest-charting US song until “Enjoy The Silence” reached #8 in 1990. The track was also used as the theme to West Germany television coverage of the 1984 Olympics, where the song then hit #1 – their first time reaching the top spot anywhere in the world.

Alan Wilder wrote its music and Gore wrote the lyrics. Despite its success, songwriter Martin Gore considers “People Are People” one of his least favorite songs, instead preferring less obvious lyrics with subtle metaphors to allow people to find their own meanings to his songs instead.

In 2017, a music critic explained on Billboard’s website that the song is:

…an ode to finding common ground in the face of hatred’s many forms, and the belief that men and women are truly good deep down.

 

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As with many Depeche Mode songs, the band members see different meanings in “People Are People”. According to Martin Gore, the song is about racism. Alan Wilder adds that it could also be about war.

“People Are People” was written by Martin Gore, but the dancy, pop feel of the song may be credited to Alan Wilder. Wilder wrote the B-side, “In Your Memory”. Each song has an extended remix, the “Different Mix” and the “Slik Mix” respectively (although the “In Your Memory” mix is often incorrectly called the “Slick Mix” or “Silk Mix”). It was one of the first songs recorded for the album when sessions began at the Hansa Mischraum studio in January 1984.

“This was the first song of ours that made a dent, really, into popular radio,” said Dave Gahan in 2017. “We were using all these tape loops to create rhythms and the technology was quite advanced, but it wasn’t anything like it is today, the things that you can do. We used to go into studios, and the first thing we’d do, we’d ask where the kitchen was — literally for pots and pans and things that we could throw down the stairs, and record the rhythms they would make crashing around, and then make it into loops.”

The Clive Richardson-directed “People Are People” video was released in two versions. The original video was made for the single version, but an alternate video was made with the “Different Mix”. The music video featured footage of various military scenes from the Cold War, mixed with footage of the band aboard HMS Belfast and of a record press. The “Different Mix” video appears on Some Great Videos and Video Singles Collection.

Despite the song’s success, Martin Gore considers it one of his least favourite songs. He prefers his songs to have subtle metaphors to allow people to find their own meanings to his songs, and feels “People Are People” does not fit that description. In 1990 he listed the song among some of the music he “regrets”, calling “People Are People” “too nice, too commercial.” It has not been played live since 1988.

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