Foo Fighters / Rope 和訳 Pull the Reins! 自分の力で 解説

好き過ぎてブログで書くのを先送りしていたOasis オアシス。好き過ぎてどう表現したら良いか?というより単に恥ずかしかったの。

そしてこの前やっと和訳&解説したNirvana ニルヴァーナ も後回しにワザとしていたバンド。ただこちらは、どの愛レベルで書いたら良いか難しいバンドだった。

今日は、この難しいバンドに居た、気前の良い男の話。

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身のバンド、Foo Fighters フー・ファイターズ (1994- )。

Alternative Rock だとLyraは思うんだが、世間では、Post Grunge ポスト・グランジに位置づけられている

多分、Nirvana でドラマーをしていたDave Grohl デイヴ・グロールが中心メンバーだからだろう。

3000万枚以上のCDセールスを記録し、グラミー賞11冠を筆頭に、数々の音楽賞ノミネートも記録更新中の実力派バンドである。

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バンド名は、第二次世界大戦中で使用されていたスラングで、「未確認飛行物体」を指すFoo Fighter からきている。略して「FF」(エフエフ)、日本では「フーファイ」。

1994年秋、Nirvana 解散後、ドラマーだったDave Grohl デイヴ・グロールが作り続けていた楽曲を自力でアルバムにして1995年に Foo Fighters 名義でリリースしたのが全ての始まりだ。

* Nirvana についてはこちら!

 

Daveが新しいバンドを始める、という噂はあちこちで噂にはなっていたが、まさかギタリストとして音楽シーンに舞い戻ってくるとは誰も思っておらず、皆が度肝を抜いただろう。

だって、ニルヴァーナ で後ろから揺れ動くバンドのエモーションをまとめていたのがDave って強いポジションがあったんだものね。

だが、Daveは、皆の心配はよそに、メンバーを集めて、自身はボーカル&ギターを担当するフロントマンとなり、デビューからロックシーンを爆走して来たのだから、彼の実行力、創作意欲溢れる姿に、ただただひれ伏してしまうLyra である。

今日、和訳するのに選んだ曲は、彼らの7枚目のスタジオアルバム『Wasting Light』から1st シングル【Rope】(2011年3月1日リリース)。

詳しい解説は、Lyraの和訳の後に又お話ししましょう。

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“Rope” is a song by the American alternative rock band Foo Fighters. It is the first single from their seventh studio album Wasting Light(2011).

Rope” had its origins during the Echoes, Silence, Patience and Grace world tour, as frontman Dave Grohl played an acoustic guitar while waiting for the soundchecks or to fly to the next city. After the tour ended in 2008, the song had its first version recorded during sessions at Grand Master Studios in Hollywood. It would later be brought into the Wasting Light songs which were recorded in Grohl’s garage.

 

= Rope =

[Intro]

[Verse 1]
This indecision got me climbin’ up the wall
Been cheatin’ gravity and waitin’ on the fall
How did this come over me, I thought I was above it all?
Our hope’s gone up in smoke, swallow your crown

[Pre-Chorus]
(Choke!) on our kiss
Thought I’d save my breath for you
(Choke!) on our kiss
Thought I’d save my breath for you

[Chorus]
Gimme some rope, I’m comin’ noose
I’m hangin’ on you
Gimme some rope, I’m comin’ loose
I’m pullin’ for you now
Give me some rope, I’m comin’
Outta’ my head, into the clear

[Post-Chorus]
When you go I come loose

[Verse 2]
These premonitions got me cryin’ up a storm
Leave your condition, this position does no harm

[Pre-Chorus]
(Choke!) on our kiss
Thought I’d save my breath for you
(Choke!) on our kiss
Thought I’d save my breath for you

[Chorus]
Gimme some rope, I’m comin’ noose
I’m hangin’ on you
Gimme some rope, I’m comin’ loose
I’m pullin’ for you now
Give me some rope, I’m comin’
Outta’ my head, into the clear

[Post-Chorus]
When you go I come loose

[Instrumental Bridge]

[Chorus]
Gimme some rope, I’m comin’ noose
I’m hangin’ on you
Gimme some rope, I’m comin’ loose
I’m pullin’ for you now
Gimme some hope, I’m comin’ through
I’m goin’ under
Gimme some rope, I’m comin’
Outta’ my head, into the clear

[Outro]
When you go I come
Loose!

 

この優柔不断が俺に壁を登らせる

重力を誤魔化して、滝の上で待ってるようなもんさ

どんな風に俺を襲って来たのか

俺には手に負えないと思ったぜ

俺たちの望みは煙で燃え尽きちまった

お前の王冠を鵜呑みにするか

 

(窒息する!) 俺たちのキス

お前のために黙っていようと思ったよ

(窒息する!) 俺たちのキス

お前のために黙っていようと思ったよ

 

何でも良いから俺にロープをくれよ

お前に囚われてるさ

俺はお前にすがりついている

何でも良いから俺にロープをくれよ

解けちまいそうだ

今じゃ、俺はお前を支持してるさ

何でも良いから俺にロープをくれよ

頭がハッキリして考えが浮かびそうさ

 

お前がいっちまったら、俺は解けちまいそう

 

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一連の予感が、俺に嵐を称賛させる

お前をこのままにしておくよ、この位置なら申し分ないだろ

 

(窒息する!) 俺たちのキス

お前のために黙っていようと思ったよ

(窒息する!) 俺たちのキス

お前のために黙っていようと思ったよ

 

何でも良いから俺にロープをくれよ

お前に囚われてるさ

俺はお前にすがりついている

何でも良いから俺にロープをくれよ

解けちまいそうだ

今じゃ、俺はお前を支持してるさ

何でも良いから俺にロープをくれよ

頭がハッキリして考えが浮かびそうさ

 

お前がいっちまったら、俺は解けちまいそう

 

何でも良いから俺にロープをくれよ

お前に囚われてるさ

俺はお前にすがりついている

何でも良いから俺にロープをくれよ

解けちまいそうだ

今じゃ、俺はお前を支持してるさ

何でも良いから俺にロープをくれよ

やり遂げちまいそうだ

俺は沈んで行く

何でも良いから俺にロープをくれよ

頭がハッキリして考えが浮かびそうさ

お前がいっちまったら、俺は解けちまいそう

Songwriter: Dave Grohl, Taylor Hawkins, Nate Mendel, Chris Shiflett & Pat Smear

Translator: Lyra Sky 和訳

Post Grunge ポストグランジと言われている Foo Fighters… だが、これは「そういうくくりから、いい加減、解放してくれや」と言わんばかりのHard Rock ハードロックだはないかね?

変則リズムが散りばめられているのは、「Daveが元ドラマーだからかな?遊びたいんだなあ」とLyraは嬉しくて見ていて、ついつい笑ってしまう。

リズム隊が又しっかりしているから、幾らでもDaveのリクエストに応えてあげられそう。

それを分かっていて変則リズムを入れて、逆にサビは、気持ち良いくらいのPOPなメロディーなんて反則技だわ。

この展開の落差が激しいのは、やはりGrunge を作った人物だからと納得してしまうが、DaveのVocalの力強さに、ギターのうまさ、、、そして、ソングライティングの才能まであるって、「一体この人なんなの?天才か?」と、Nirvana を見て来た自分の記憶を疑ってしまうくらいよ。

Dave は、デビュー時に集めたメンバー、ギター に Pat Smear パット・スメア(Nirvana時のサポートメンバー)、 ベース Nate Mendel ネイト・メンデル & ドラム William Goldsmith ウィリアム・ゴールドスミス (Sunny day Real Estate) で開始したが、

1997年の2nd 『The Color and the Shape ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ』リリースにおいて、レコーディング時にドラムパートの出来に満足出来ずにほぼ全てを自分がドラムを叩いて録音し直したと言うから、やはり元ドラマー魂から黙っていられない彼の真剣さに感動した。

ただ、ドラムのWilliamは脱退してしまう、、、Daveは「レコーディングは俺が叩くけど、バンドには残って欲しい」と言ったそうだけど、無理だよね。

これを言ってしまうDaveが凄いな、ドラムに自信があるのは分かるし、全部理解出来るけど、ビックリした。

この後、直ぐギターのPat Smareもツアーばかりの生活にモチベーションを失い脱退、代わりに旧友が加入するが、バンドと馴染めず脱退。

1999年 DaveとNate に、新ドラマーTaylor Hawkins テイラー・ホーキンスを加え『There Is Nothing Left to Loose 』を発表。オーディションで、G に Chris Shifret クリス・シフレットが加入。

2006年 Pat Smear がツアーに参加し後に復帰し現在のラインナップ。

 

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紆余曲折したメンバー脱退劇だが、サウンドや創作活動には、何の悪い影響はなくて(実際は、精神的に色々あると思うが)、むしろ、アルバム毎にパワーを加速して来た。

現在は、今年2018年にリリースされたアルバム 『Concrete & Gold』が9枚目のスタジオアルバムになる。

 

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Foo Fighters の良さは、良い意味でも悪い意味(無いと思うが)、スッカーンとした明るさだ。

内容がヘビーな事を歌っていても何故か深刻じゃないの、イメージが。

今回の【Rope】も、男女の恋愛を歌っていながら、「noose 」 輪縄なんだけど首吊り縄の意味がある言葉など不吉ワードをブッ込んでくる辺り皮肉れてるのよね、、、それなのに、サラッとしていると言うか、悪びれていないのだ。

それは、全て負の力をもプラスに転じて前進して来たDave Grohlだからこそなしえた技だろう。

普通、苦楽を共にして来たメンバー= Nirvana の Kart があんな感じで自殺してしまったら、あの状況では、やって行けなくなるのが普通だろう。

だが、Daveはそれを拭い去るかの如く作詞作曲に没頭。なんか分かる、、忘れたかったのだろう、見たくなかったのだろう、Kurtのいない世界を。だから没頭した。

そしてデビューアルバムを1人で作ってしまい、今度は、Drums ではなく Vocal & GuitarとしてFoo Fightersを立ち上げてしまうのだから、、、あっぱれだ!

というか、これ言ったら「Lyraは変」と言われそうだけど、Kurt がDaveを押してる気がするの、頑張れって。

もちろん、ただのLyra の想像、妄想、夢想だけどね。

だって、そう思わざる負えないくらいの短期間での曲作りに、ギタリストとしても開花したり凄くない?

尋常じゃないパワーと精神力をDaveから感じるよ。

そのパワーは、 DaveのKurtに代わって自分が彼の想いを受け継ごうとした決意の強さから来ていると思う。そして、その想いを強くサポートしてるのが何故か、天国にいるKurtな気がしてしまうの Lyraにはね。

そんな不思議な力を感じてしまうほどDaveの生きる力、生み出す力は凄いし、その為Foo Fighters が明るさのあるバンドでいられるのだろう。

 

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【Rope】は、男女関係の歌だ。

何かの理由で立場が逆転してしまった男が、付き合ってる女の人に「お前が嫌だと思っても、俺はお前にすがりついてでも一緒にいるからな」と訴えている歌だ。

Ropeは、普通にロープ、綱なんだけど、2人を繋いでいる絆の意味だろうし、危うい関係に必死にしがみついている男の命綱でもあるだろうね。

後、さっき話したように、変な自殺ワード入れてるから死をも意味してはいるの。

普通のアーティストが歌ったら、悲しい歌か、恨み節になりそうだが、Daveが歌うとチョッピリお笑いが入ったような自虐的ネタ入れたラブソングに感じるから不思議だわ。

やっぱDave って特な性格?キャラクターだ。

人生、明るく楽しく生きたい、、、

でも現実って、そんな簡単なもんじゃない。

それが、分かりすぎて「前向きな歌聞けねー!」と思っていたり、

逆に「暗すぎる歌を聴いたら今はヤバイ、でもハッピーソングは吐きそう」って貴方は、Foo Fighters聴いた方が良いよ。

悲しみから何度も立ち上がり、陰を陽に変えてしまうパワーでのし上がって来た男の歌を聴けば、足元ばかり見てる自分の内なる魂が燃え上がってくるだろう。

それは、何かへの希望だったり、

誰かへの愛だったり、

過去の自分への慰めだったり、

いやな奴らへの怒りだったりするだろう。

でも、それでいい。

湧き上がって来たその感情こそが、リアルな貴方なのだ。

今その想いを抱えて踏み出せば良い。

そう。

そのため、自分の手綱 Ropeは自分自身で引かなければならない。

今こそ、その時だ。

 

Foo Fighters is an American rock band, formed in Seattle, Washington, in 1994. It was founded by Nirvana drummer Dave Grohl as a one-man project following the dissolution of Nirvana after the death of Kurt Cobain. The group got its name from the UFOs and various aerial phenomena that were reported by Allied aircraft pilots in World War II, which were known collectively as “foo fighters”.

Personnel

  • Dave Grohl – lead vocals, rhythm guitar
  • Chris Shiflett – lead guitar
  • Pat Smear – rhythm guitar
  • Nate Mendel – bass guitar
  • Taylor Hawkins – drums, cowbell, backing vocals

Discography

Studio albums
  • Foo Fighters (1995)
  • The Colour and the Shape (1997)
  • There Is Nothing Left to Lose (1999)
  • One by One (2002)
  • In Your Honor (2005)
  • Echoes, Silence, Patience & Grace (2007)
  • Wasting Light (2011)
  • Sonic Highways (2014)
  • Concrete and Gold (2017)

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