Nine Inch Nails【The Hand That Feeds】和訳 ブッシュ政権と薬物依存 Bush Administration and Drug Addiction

この人も牡牛座。

昔、美輪明宏さんが何かで書かれていたか、インタビューでお話ししていたのだが「牡牛座と乙女座には強烈な個性がある人が多い。クドイのよ」と話していて「ああ、Lyraはクドイのはそのせいか」なんて妙に納得したのを覚えている。

美輪さんも牡牛座だし、この強烈な個性と自我の持ち主であるTrent Reznorも然り。

強烈な個性を持っているのは美徳であると共に、悪徳でもあると思っている。

強烈な個性は、売りになるし生きていて得する場面も多い。特に物作り系や個を重要視す時は、目的に到達するための近道にすらなるのだ。

だが普通の生活ならば、逆に自分より強いものを忌み嫌う輩がいる為に、妬み嫉みの対象になりかねない。出る杭は打たれる、とは正に我らの事であろう。羨ましいから虐めたり邪魔する人の何て多いことか!

Trent も個性の強さと、何でもはっきりズバズバ言ってしまうお口の悪さ(笑)から、非難されたり、公演中止になったり大変だった。(現在は丸くなったようだが)

Trentは、全く間違ったことは言っていないし寧ろ、素直、率直な感じ。

今日Lyraが選んだ曲も、当時の政権に対する批判がモチーフになっているから、話題にもなったし非難もされた。

でも2000年代を代表するアルバムに収録されて、大ヒットもした曲になったのだから、彼の功績は讃えるべきだと思う。それに真のアメリカを知るには重要な資料にもなり得るから。

リアルなアメリカがここにある。

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国オハイオ州クリープランドで結成されたインダストリアル・ロックバンド、Nine Inch Nails ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)。

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1988年結成、1989年【Down In It】でデビュー。2020年に『ロックの殿堂』入り。

斬新かつ精密なサウンド・プロダクション、ビジュアル・ワーク、過激なステージング、内省的な世界観は多くのアーティスト達に大きな影響を与えた。。略称は「NIN

そしてメイン・コンポーザーが、牡牛座の男Trent Reznor トレント・レズナー (Michael Trent Reznor Jr.、1965年5月17日 – )。Nine Inch Nails のリーダーであり、1997年のTime誌の「最も影響のある25人のアメリカ人」の一人に選出された事もある。

【Wish / Nine Inch Nails】 和訳 Among the Living & the Dead 生きる屍、夢を見る

 

今日Lyraが和訳する曲は、Nine Inch Nailsの2005年リリースの4th スタジオアルバム『With Teeth』のリードシングル【The Hand That Feed】(2005年3月28日リリース)。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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Produced By Atticus Ross, Alan Moulder & Trent Reznor.

The Hand That Feeds” is a song by American industrial rock band Nine Inch Nails, released as the lead single from their fourth studio album, With Teeth (2005). It is the highest-charting song by Nine Inch Nails on all charts except for U.S. Modern Rock Tracks, where it stayed at number one for five weeks, because the single that followed, “Only”, stayed at number one for two more weeks (non-consecutively), and the Billboard Hot 100 peaking at number 31, bested only by the group’s 1999 single “The Day the World Went Away”. It is, to date, Nine Inch Nails’ only single to reach the top 10 of the UK Singles Chart, as well as their highest-charting single on the U.S. Mainstream Rock Tracks chart, peaking at number two. It was also a crossover hit, crossing over to pop radio as their first top 40 radio hit since “Closer” and “Hurt” in 1994 and 1995, respectively, peaking at number 31 on the Billboard Hot 100 chart.

=The Hand That Feeds =

[Verse 1]

You’re keeping in step
In the line
Got your chin held high and you feel just fine
Cause you do
What you’re told
But inside your heart it is black and it’s hollow and it’s cold

[Chorus]

Just how deep do you believe?

Will you bite the hand that feeds?
Will you chew until it bleeds?

Can you get up off your knees?
Are you brave enough to see?

Do you want to change it?

[Verse 2]

What if this whole crusade’s
A charade
And behind it all there’s a price to be paid
For the blood
Which we dine
Justified in the name of the holy and the divine

[Chorus]

Just how deep do you believe?

Will you bite the hand that feeds?
Will you chew until it bleeds?

Can you get up off your knees?
Are you brave enough to see?

Do you wanna change it?

Bridge]

So naïve

I keep holding on to what I want to believe

I can see

But I keep holding on and on and on and on

[Outro]

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

Will you bite the hand that feeds you?

Will you stay down on your knees?

 

 

足並みを揃えている最中に

あごを凄〜く高く上げ

気分が良いってか?

お前が言われるままに

やる理由かよ

でもお前の心の中は

真っ暗で

中は空虚で冷酷だぜ

 

どれだけ重大かって

信じてんのかよ?

その餌をやる手に

食いついてくれないか?

それも流血するまで

話し合ってみろよ?

 

この改革運動全体が

見えすいた真似事さ

それにその全ての背後には

支払うべき代償がある

その血のためにな

俺たちが聖餐する聖なるものと

神聖なものの名において正当化されるんだ

 

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どれだけ重大かって

信じてんのかよ?

その餌をやる手に

食いついてくれないか?

それも流血するまで

話し合ってみろよ?

 

跪いてくれますかね?

アンタは見るのに

十分な勇気があんの?

それを変えたいって思ってんのかよ?!

 

全くスゲ〜世間知らずだな

俺は自分が信じたいことを

持ち続けてるぜ

俺には分かるんだ

でも俺はずっと頑張って

頑張って

頑張って

持ち堪えてんだぜ

 

その餌をやる手に食いついてくれよ

ひざまづいてくれよ

その餌をやる手に食いついてくれよ

ひざまづいてくれよ

その餌をやる手に食いついてくれよ

ひざまづいてくれよ

その餌をやる手に食いついてくれよ

ひざまづいてくれよ

その餌をやる手に食いついてくれよ

ひざまづいてくれよ

その餌をやる手に食いついてくれよ

ひざまづいてくれよ

その餌をやる手に食いついてくれよ

ひざまづいてくれよ

その餌をやる手に食いついてくれよ

ひざまづいてくれよ

 

Songwriter: Trent Reznor

Translator: Lyra Sky 和訳

 

 

 

アンダーグラウンドであったインダストリアル・ロックをオーバーグラウンドに持ち上げたバンドとしてNine Inch Nailsは、もっと評価されて良いバンドだと思う。このビデオにしろサウンドにしろ、オリジナリティに溢れ、実験的であり、他の追随を許さない個を貫いている。それなのにメロディが美しくて覚えやすいのだから、世界中で大ヒットしたのもうなず付ける魅力に溢れている。

1993年と1996年にグラミー賞のベスト・メタル・パフォーマーに選出されたのも実力と人気の高さからだと納得するし、2011年「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」で第93位に選出は、もっと上位に食い込んで良いはずなのに思ってしまうくらいだ。

このビデオの監督もTrent も共同でこなしているのだから、何でも出来てしまうTrent のセルフプロデュース力にも尊敬の念を偉大してしまう。それなのに〜。

やはりヘンテコなビデオをリリースしていた時期があるから一般受けはしないのかしら?

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リリースについて

【The Hand That Feeds】は、2005年にアルバムからリードシングルとしてリリースされ、US Modern Rock Tracksは、その後のシングル【Only】がさらに2週間1位に留まり、Billboard Hot 100が31位でピークに達したため、5週間1位をキープしていた。

グループの1999年のシングル【TheDaythe World Went Away】以来の、UKシングルチャートのトップ10に到達した唯一のシングルであり、米国で最も人気のあるシングルだ。

ロックトラックチャート、2位、クロスオーバーヒットでもあり、1994年と1995年の「Closer」と「Hurt」以来の最初のトップ40ラジオヒットとしてポップラジオにチャートインしビルボード31位になる。

いくつかのラジオ局がリリース前の2005年2月に【TheHandThat Feeds】のリークコピーを放送してしまったらしい。この曲の公式ラジオ再生は2005年3月14日に開始だった。

【TheHandThatFeeds】はiTunesとNapsterの両方で販売された(2005年3月22日)。

ミュージックビデオ

ミュージックビデオの監督は、RobSheridan とTrent。2005年3月17日にNINの公式Webサイトでリリースされた。この曲の2番目のビデオは、イアンイナバが監督したが、棚上げされ、完成することはなかった。

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2005年4月15日NINWebサイトの更新に、曲のマルチトラックGarageBandファイルへのリンクが含まれていた。このファイルを使用すると、MacintoshプログラムGarageBandを使用している人なら誰でも曲をリミックスできる。

MTV事件

NINは2005年のMTVムービーアワードでこの曲を演奏する予定だったが、George W.Bush のイメージをパフォーマンスに組み込むというバンドの計画に関して、トレントレズナーとMTVの間の対立のために脱落してしまい、出場出来なくなる。

5月26日にNINWebサイトでTrentReznorが発表した…

「Nine Inch Nailsは、以前に発表されたように、MTVムービーアワードには出演しません。ジョージ・W・ブッシュの素直で素直なイメージを背景に【The HandThatFeeds】をプレイするように設定されたが、どうやら、俺たちの大統領のイメージは、こちらにとってもMTVにとっても不快なものです。今年の秋、アメリカでプレーするために戻ってきたときにツアーでお会いしましょう。」

翌日、MTVは次のように述べている、

「私どもはナイン・インチ・ネイルズの見解を尊重しますが、彼らのパフォーマンスが党派的な政治声明に基づいて構築されていることに不快感を覚えました。バンドとの不快感について話し合ったとき、残念ながら彼らの選択は映画賞から撤退することでした。」

ナイン・インチ・ネイルズが出演できなくなった後の、6月9日の式典で最終的にFoo Fighters フー・ファイターズに置き換えられた。

*Foo Fightersについては、こちらなど→【Everlong /Foo Fighters】和訳 Everlongの意味 Dave Grohlと言う男 A Man Named Dave Grohl

 

意見の食い違いから、MTVのステージには立てなくなったNINだが、2008年10月29日にフロリダ州ジャクソンビルで行われたTheHand That Feedsの公演中に、ジョージW.ブッシュの写真がバンドの後ろに表示され、バンドが演奏すると、写真は徐々に2008年の共和党候補であるジョンマケインに変身して行く仕掛けを演出した。当時の大統領選挙に向けての意思表示だろう。見事成功?とTrentは、それだけで満足したのだろうか?

大ヒット

この曲は、2006年の第48回グラミー賞のベストハードロックパフォーマンスにノミネートされた以外にも、ビデオゲームのロックバンド、ミッドナイトクラブ3に使用されたり、Guitar Hero:Warriors of Rock and Rock Band 4のダウンロードコンテンツの曲にもなっている。

『Red Riding Hood』の予告編や『Underworld:Evolution』のTVスポットにも表示されている。 2009年には、PitchforkMediaの2000年代のトップ500トラックのリストで406位にランクされている。

歌詞について

 

ブッシュ政権批判と政治への不満を表明した歌詞だ。過激に捉えられて色々と不都合が起きたNine Inch Nailsだが、1番売れた、1番人気の曲になったのだから、皮肉なものだ。

これがまともに宣伝できて、MTV授賞式のステージで演奏出来て、ヴァージョン違いに作ったミュージックビデオも公開出来ていたら、もっと凄い事になっていたに違いない。何とも勿体無い話だ。

このシングルの大ヒットのお陰でアルバム『With Teeth』は発売第1週にアメリカで27万枚以上を売り上げ、前作の記録を軽々と超えた。

基本的にこのアルバム全体のテーマは、Trent の薬物依存症と、それを乗り越えクリーンな体になった、又なるまでの心を描いている。

きっとこの曲の中にも、彼のジャンキーからの脱却への暗闇の気持ちもあるのだろう。

勝手に決めてしまう国家に黙ったままで良いのか?飼い犬になっている自分たちで良いのか?

体内に眠る闇と怒りを表しているのだと思う。

飼い犬にならないためには、餌をやる手に噛み付けるかどうか?

歯向かう勇気を(勇気と言って良いかは疑問だが)、君は持ってんのか?とTrent は問い、当時の政権への問題提起をアメリカ国民にしたのだ。

貴方は勇気は、お持ちですか?

間違った人間達を不正や汚職まみれの輩をやめさせる、気合いはお持ちですか?

餌をくれる、その手に噛み付けますか?

まともな世界に近づくために。

 

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Though several stations played a leaked copy of “The Hand That Feeds” in February, official radio play of the song began on March 14, 2005. “The Hand That Feeds” was released for sale on both iTunes and Napster on March 22, 2005.

A music video was made for this song. It was directed by Rob Sheridan and was released on March 17, 2005 on the NIN official website. A second video for this song was directed by Ian Inaba, but was shelved and was never completed.

The April 15, 2005, update to the NIN website included a link to a multi-track GarageBand file of the song. This file allows anyone with the Macintosh program GarageBand to remix the song.

NIN was due to play this song at the 2005 MTV Movie Awards, but dropped out due to conflicts between Trent Reznor and MTV concerning the band’s plan to incorporate an image of George W. Bush into the performance. An announcement made by Trent Reznor on the NIN website on May 26 stated:

Nine Inch Nails will not be performing at the MTV Movie Awards as previously announced. We were set to perform ‘The Hand That Feeds’ with an unmolested, straightforward image of George W. Bush as the backdrop. Apparently, the image of our president is as offensive to MTV as it is to me. See you on tour this fall when we return to play in America.”

The following day, MTV stated,

“While we respect Nine Inch Nails’ point of view, we were uncomfortable with their performance being built around a partisan political statement. When we discussed our discomfort with the band, their choice was to unfortunately pull out of the Movie Awards.”

Nine Inch Nails was eventually replaced by Foo Fighters at the ceremony on June 9.

During the performance of The Hand That Feeds in Jacksonville, Florida on October 29, 2008, a photo of George W. Bush was displayed behind the band, and as the band played the photo gradually morphed into John McCain, the Republican candidate for the 2008 presidential election.

The song was nominated for Best Hard Rock Performance for the 48th Annual Grammy Awards in 2006.

The song is included in the videogames Rock Band, Midnight Club 3 and as downloadable content in Guitar Hero: Warriors of Rock and Rock Band 4. The song also appears in the trailer to Red Riding Hood and in the TV spot for Underworld: Evolution. In 2009, it ranked at number 406 in Pitchfork Media’s list of The Top 500 Tracks of the 2000s.

The music video for the song was directed by Trent Reznor and Rob Sheridan and debuted on the official Nine Inch Nails website. The video features the live band, featuring Aaron North, Jeordie White, Jerome Dillon, and Alessandro Cortini, performing the song in close quarters. The video features the use of the pan and scan technique, resulting in video distortion such as pixelization and interlacing. During the final chorus, the band members become intentionally more distorted by additional interlacing.

Personnel

  • Trent Reznor – lead vocals, arranging, performance, songwriting, production, engineering, 5.1 surround mix, sound design, all instrumentals & instrumentation
  • Alan Moulder – additional instrumentals, production, engineering
  • Atticus Ross – programming, additional production, sound design
  • Leo Herrera – engineering, project coordination
  • James Brown – engineering, 5.1 surround mix
  • Rich Costey – engineering
  • Tom Baker at Precision Mastering – mastering
  • Adam Ayan for Gateway Mastering – surround mastering
  • Rob Sheridan – design
  • Jeremy Berman – drum technician
  • Gerch for Drum Fetish – drum technician
  • Jerome Dillon – additional drum programming, live drums (7, 14)
  • Rupert Parkes – additional programming (1)
  • Alien Tom – turntables (1)
  • Dave Grohl – percussion (1), drums (2, 3, 6, 9, 10, 11)

Track listing

All songs written, composed and performed by Trent Reznor.

No. Title Length
1. “All the Love in the World” 5:15
2. “You Know What You Are?” 3:42
3. “The Collector” 3:08
4. “The Hand That Feeds” 3:32
5. “Love Is Not Enough” 3:41
6. “Every Day Is Exactly the Same” 4:55
7. “With Teeth” 5:38
8. “Only” 4:23
9. “Getting Smaller” 3:35
10. “Sunspots” 4:03
11. “The Line Begins to Blur” 3:44
12. “Beside You in Time” 5:25
13. “Right Where It Belongs” 5:04
Total length: 56:05
Bonus tracks
No. Title Length
14. “Home” (non-US release) 3:14
15. “Right Where It Belongs” (Version 2) (UK and Japanese releases) 5:04
16. “The Hand That Feeds” (Ruff Mix) (Japanese-only release)) 3:58
Total length: 68:21

 

 

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