The Pretenders【Stop Your Sobbing】和訳 Rooters’ song 大好きの歌 解説

今日は、「歳くってるが、名前は若い男」の曲を和訳したからUPする予定だったんだけど(さあ、誰でしょう?分かりやすいかな)、気分的にその記事内で触れたバンドの曲の方が聴きたくなってしまったの。

オマケに歌詞は、このバンドの他の曲の方がピッタリなのに、メロディーが頭に流れて来て離れなくなっちゃったから、急遽、この曲を和訳&解説するね。

訳わからん?

Lyraも訳わかんない。

でもビデオ見てたらワクワクを発見した!

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカンとイングリッシュの混合バンドで、イングランドで結成された、The Pretenders プリテンダーズ。

イギリスの超メジャー音楽誌「New Musical Expressニュー・ミュージカル・エクスプレス(NME)」の記者だったChrissie Hynde クリッシー・ハインド(ボーカル)を中心に、James Honeyman-Scott ジェイムス・ハニーマン・スコット(ギター)、Pete Farndon ピート・ファーンドン(ベース)、Martin Chambersマーティン・チェンバース(ドラム)の4人でPretenders を始動。

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1979年に今日Lyraが紹介している曲をデビューシングルとしてリリースさせ、イギリス国内のヒットチャートに躍り出た。

その曲は、彼らのデビューアルバム 1980年『Pretenders (愛しのキッズ)』にも収録されている【Stop Your Sobbing】。

原曲はThe Kinksで、つまりカヴァーになるの。

でも、女のChrissie が歌う事でThe Kinks より繊細で尚かつ、姉御的な彼女のキャラも相まって唯一無二のキラキラ、サウンドになってると思うから、今日の気分なので紹介するね。

詳しい解説はLyraの和訳の後にお話ししましょう!

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= Stop Your Sobbing =

It is time for you to stop all of your sobbing
Yes it’s time for you to stop all of your sobbing oh oh oh
There’s one thing you gotta do
To make me still want you
Gotta stop sobbing now
Yeah yeah stop it stop it

It is time for you to laugh instead of crying
Yes it’s time for you to laugh so keep on trying oh oh oh
There’s one thing you gotta do
To make me still want you
Gotta stop sobbing now
Yeah yeah stop it stop it

Each little tear that falls from your eyes
Makes, makes me want
To take you in my arms and tell you
To stop all your sobbing

There’s one thing you gotta do
To make me still want you
And there’s one thing you gotta know
To make me want you so
Gotta stop sobbing now
Yeah yeah stop it stop it

 

ああ、もう体を震わせて泣くのはやめたら?

ええ、そうよ、大泣きするのをやめる時間が来たのよ、そう、そう、そうなの

アナタが今しなきゃいけない事は、たった1つ、

アタシがアナタをまだ欲しい、って思わせてよ

だから今、そんな泣き叫ぶのはやめて

そうよ、そう、やめて、やめてちょうだい

 

ああ、泣き叫ぶ代わりに笑う時間が来たのよ

ええ、そうよ、挑戦し続ける為に笑う時間が来たのよ、そう、そう、そうなの

今アナタが、しなきゃいけない事は、たった1つ、

アタシがアナタをまだ欲しい、って思わせてよ

今、そんな泣き叫ぶのはやめて

そうよ、そう、やめて、やめてちょうだい

 

アナタの瞳から流れ落ちる涙のしずくの1つ1つが、アタシにアナタをこの両腕で抱きしめたい!って思わせるの

そして、アナタに泣き叫けばないでって言いたくなっちゃうの

今アナタが、しなきゃいけない事は、たった1つ

アタシがアナタをまだ欲しいって思わせてよ

そして、今アナタが知らなきゃいけない事は、たった1つ

スッゴくアタシがアナタを欲しいと思ってるってこと

だから、今泣き叫ぶのはやめて、

そうよ、そう、やめて、やめてちょうだい

 

Songwriter: Ray Davis

Translator: Lyra Sky和訳

 

 

何なの?

このキラキラ感!

オマケにめっちゃ悪い世界をも覗いてしまった様な、見ちゃいけないものを見た時のドキドキ感がする。

次のはTV showで口パクなんだけど、クリッシーが可愛いので上げておきます。

オマケに、これ見てLyraったら1番ヤバかった人に惚れちまった!

昔見た時には気づかなかったよ。

人によってはChrissie は美人じゃない、とか言う人いるけど、それは違うでしょ?

2番目に紹介したビデオなんて、凄くSexyだし綺麗だよ!

こりゃ、Ray Davisやら Simple MindsのVocalやらが夢中になってChrissieと結婚したのが分かるわ〜。

LyraがPretendersをちゃんと意識して聴いたのは、大学生の時だ。

それまでラジオやMTVに流れてるのを聴いたりChrissieを見たり、DrumのMartinの揉み上げの長さに畏怖の念を感じていたり(笑)してはいたんだけど、歌詞をちゃんと聴くより音自体、流してた感じ。聴いてなかった。

それが意識したのは、バンドやってる時に知り合いに「 Lyraの声に合ってるからPretendersのカヴァーを一緒にやろうよ」と言われたのがキッカケだった。

そう。Lyraの声は低いの。

何故か、イメージ的に「可愛い声だろう?」とか 「背が低い小さい子だと思ってたよ」とフォロワーさんに言われることが多いが、逆なの。

背は高い方だし、声は低い。

まあ、このブログ読んでる常連さんならば、Lyraが Red Hot Chili Pepsers レッドホットチリペッパーズや、

Janis Joplin ジャニス・ジョップリン

を歌ってたのをご存知でしょう。

だから、説明しなくても高いか低いかで言うならば低い方だってお判りだろうね。

あのね、この低い声が小さい頃から嫌いだったの。

良くからかって来る男の子がいたし、小さい時は特に色々嫌だったな。

海外だと低い方が、Sexyとか知性がある女と言われるからOKなんだよ。みんな女優さんワザと低い声で喋るでしょ?

でも、今は日本。だから日本から出て行こうかな?とか考えてたけど、歌ってた時はこれが重宝されたんだから笑ってしまう。

だから良く「〇〇の曲やろう」と誘ってもらった。その中に良くPretendersがあった。

それでちゃんと聴いてみたら、イメージと全く違っていて驚いたの。

それは、姉御肌だとか、気が強そうだと皆が言うChrissie の歌詞が凄く女性らしかったことだ。

とても繊細で、人への想いやりやリスペクトすることや、あったかい愛情を注いでいる人間の感情が溢れた歌詞ばかりだった。

その女性らしさを美しいと感じたし、愛することに感動したのを覚えてる。

そこには理想とする愛に溢れた人間の姿があったんだもの。

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【Stop Your Sobbing】は、1964年10月2日にリリースしたThe Kinksのシングルであり、作詞作曲はvocalの Ray Davis レイ・ディヴィスだ。

まさか、この曲をChrissieがカヴァーしたことにより、作詞作曲した Rayと知り合い、恋に落ち結婚するとは彼女自身思いもよらなかっただろう。

1979年にこの曲でデビューしアルバム『Pretenders 』がシングル【Blass In Pocket 】と共に全英1位となる快挙を成し遂げ、

彼らのストレートなRock’n’Rollと、途中でメロディーが転調したり、ブレイクが入ったりする曲のセンスの良さが、ヴォーカルのChrissie のクールな魅力と合わさって、パンクやニューウェーブだらけの中で、異彩を放ち多くのファンを獲得した人気バンドとなって行った。

 

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ただね、問題も多いバンドだった。セカンド『Pretenders Ⅱ プリテンダーズII』(1981年)発表後、Bassの Pete Farndon の解雇やGuitarの James Honeyman-Scott の急死などアクシデントが続きメンバー・チェンジを繰り返していく。一時期、あのSmithのJohnny Marがいたしね。

でも活動を続け、1983年【Chain Gang】でバンド初の全米トップ10入りを果たすと、1985年7月13日にアフリカ難民救済目的のLIVE AID に出演。

今、紹介している、この【Stop Your Sobbing】を大観衆の前でプレイしたのだ。

【Stop Your Sobbing】は、悲しみに打ちひしがれている恋人が、目の前で身を震わして泣いているのを、慰めている歌だ。

多分、Rayの当時の彼女が泣いているのを慰めていても中々上手くいかずに、アタフタしながら出た言葉を書いたのかもしれない。

それをChrissieが歌うと、慰めているのだけど「元気出してよ。私が愛したアナタは、こんな事ではへこたれない筈よ?ネガティブにならないで、笑って。まだアナタを愛しているから、泣かないで」と叱咤激励してるように聞こえて来るから不思議。

そこには、男女の恋愛模様が見えるし、声が調子っぱずれにも聞こえるChrissieの歌い方のせいか、不安にもかられてしまう。

強さと弱さを持った人間の姿をみせられているようだ。

そして、愛してると言うところでは母性も見える。

Lyraの深読みだから、大袈裟かもしれないけど、人間の弱さや強さ、母性を合わせたイメージで、あのLIVE AIDに出たのは運命だったんじゃないかな、って思う。

 

 

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多くの人間が人種差別をなくそう、人種隔離政策をなくそうと、集まったフェスティバルで、「泣かないで、もう笑う時が来たのよ!私がアナタ達を愛しているんだから泣かないでちゃんと生きて!」と歌うのは、すごい意味がある事だと言いたいの。

あのJFKスタジアムで、どれだけの人がその事実に気づいたかは、わからないけど、Chrissieがこの曲を選び、平和を願う大観衆の前で歌ったことは、人種や性別を超えた平和への願いと、打ちひしがれている人々への激励になったのではないだろうか?

そこに意味があると思う。あの場で歌う事、今も歌い続けることに意味があると感じるよ。

2005年にPretendersは、ロックの殿堂入りした。

現在は、安定したメンバーで元気に活動中。

一番驚いたのは、昔々、揉み上げの長さに畏怖の念を感じた少女だったLyraのあの感情のまま、Pretenders のずっと変わらずいるメンバーのMartinを偶然目にするとは思わなかったよ。

あの長い、長すぎる揉み上げ健在‼︎

そう、ビデオ、いつもこのドラムの揉み上げとChrissieの格好良さに目がいっていたから全く気づかなかったんだけど、、、久しぶりに見たビデオで、やられた。

Lyra、BassのPete Farndonの弾きかたが好きだわ。

BassがずっとDown で弾いているのが好き。

オマケに両足開きで脚長ってのが、

The Clash クラッシュの Paul ポールみたいじゃない?ルックスと言うより、かもし出す雰囲気が。

ただね、この方、Drugやり過ぎやら何やらで辞めさせたらしい。

オマケにGuitarのJamesと同じようにやり過ぎで急死したらしくて、「なんでDrugやるかなー」とやり場のない感情に悲しくて仕方ないわ。

そう考えるとChrissieと ドラムの揉み上げ、じゃなかったMartin て凄くない?

色々な人生の荒波に揉まれても、飲み込まれるだけでなく這い上がって来た。

まるで【Stop Your Sobbing】の精神みたい。

ネガティブな気持ちは払い捨てて、悲しくても泣くのをやめなきゃ行けないね。

笑って、元気を出そう。

辛い思いをしても前に進むのだ。

進み続け、歩み続け、生き続けていけば、そこには、必ず願っていた世界が広がっている筈だ。

泣くのはやめて、

ネガティブな思いは捨てよう。

笑おうよ。

♪ There’s one thing you gotta do
To make me still want you
And there’s one thing you gotta know
To make me want you so
Gotta stop sobbing now
Yeah yeah stop it stop it ♪

 

【追記】

The Pretendersのリハーサル風景の画像を見つけました。

オフ仕様なんですが、間奏のところでわざとJamesが派手にギターソロをやって、Chrissieが笑ったり、Peteがビデオを意識して格好付けてベースを弾いていたり、相変わらず人の良さげなまとめ役Martin 健在だったりと、当時のメンバーの和やかな雰囲気が伝わって来ます。

メンバー同士、仲が良かったのがうかがわれるミュージックビデオで嬉しくなってしまいました。

Martin、たまに昔の写真をUPしていますがPeteの写真やこの1stや 2nd の時の初期メンバーの写真を上げることが殆どで、、、

何が当時あってPeteが辞めさせられたのか?

Jamesは何故ドラッグで急死してしまったのか?

何となくそんなことを考えてこの歌を聴いていると物凄く胸が締め付けられる。

JamesもPeteも安らかにお眠りください。

Pete Forndon & James Honeyman- Scott R.I.P.

 

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The Kinks recorded “Stop Your Sobbing” on Kinks, which was rushed out in order to capitalize on the success of “You Really Got Me.” Kinks biographer Rob Jovanovic writes that “Stop Your Sobbing” was supposedly written by Ray about a former girlfriend who, fearing that fame would change him, broke down in tears upon seeing how popular he had become. Davies biographer Thomas Kitts instead suggests that the song may have been inspired by Davies having recently broken up with an old girlfriend.

The song has the singer annoyed that his girlfriend cries too much, and he wants her to stop. The singer’s pleas fail and by the end of the song he remains frustrated at the unresolved situation.

A live version of the song appeared on One for the Road, and the studio version appeared on The Ultimate Collection.

The recording of this cover of the song led to the relationship between Ray Davies and Chrissie Hynde of the Pretenders, which eventually resulted in the birth of a child. The Pretenders’ version of “Stop Your Sobbing” was one of three demos given to Nick Lowe and became the A-side for the first single the band released. After this recording, Lowe abandoned the fledgling group claiming that the band was “not going anywhere”. However, the single made the Top 40, reaching #34 in the UK. It didn’t perform quite as well in the US, reaching #65 on the BillboardHot 100.

This version of the song was one of many examples of songs initially recorded by the Kinks that were covered by other bands during the late seventies and early eighties. Other examples include the version of “David Watts” recorded by the Jam, “The Hard Way” by the Knack, and “I Go to Sleep,” an unreleased track written by Ray Davies, which, like “Stop Your Sobbing,” was covered by the Pretenders.

Rolling Stone critic Ken Tucker calls the Pretenders’ “Stop Your Sobbing” “ideal radio fare,” describing it as having “Labourer of Lust’s feathery pop feel” and that “echoed to enhance Davies’ wistful melancholy, Hynde sounded like a solo Mamas and the Papas, but her tone surged at the ends of choruses to imply enormous resentment at even having to think about sobbing.”

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