【Sunny Day Real Estate/ In Circles】和訳 解説 Emoの真実

「emo」を日本では、「エモい」と言う。

が、使い方が間違っていて何でもかんでも「エモい」印を贈呈してるから萎えてしまう。その為、随分前にこのブログで、この人達の名曲を和訳しながら「エモい」意味を書いたのだった。(他バンドでも書いているけどね。例えば【Bring Me Horizon / Drown】 とかね。(和訳 Appearances are deceptive? Lyrics)

今更、エモかろうが、エモくなかろうが、世界は変わらん。

地球は回る。

目まぐるしい勢いで。

それどころじゃない事が、世界で沢山起きてるのだから。

でも今日みたいに暑い夏の日に、フッと空気が変わり、秋が来る瞬間を感じたら、刹那な気分にドップリとハマらしてくれる曲を聴きたくなるの。

エモかろうが、エモくなかろうが関係ねぇ、って人には関係ないのだから、一々、拘らなくて良いんだよね。

でも、「エモい」ってこう言う心を揺さぶる曲で、こう言う歌詞の事を言うのよ。

本当は。

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今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身のEmo バンド  Sunny Day Real Estate サニー・デイ・リアル・エステイト通称「SDRE」)

1992年に結成され、その後、幾度かの活動停止、再開を繰り返していて、今は活動中(笑)。

一般的にもEmoのバンドとしてアメリカで人気を誇る彼らだが、前にも書いたが、Lyraには良質なGrunge バンドとして好きなバンドの1つである。

Though Someone says SDRE isn’t grunge band sometimes, I feel same energy as grunge rock from them. なのよね。

【Sunny Day Real Estate/ Seven】和訳 解説 EmoとGrunge

 

今日Lyraが和訳する曲は、Sunny Day Real Estate のデビュー・アルバムである 1994年5月10日リリースの『Diary』に収録されているシングル【In Circle】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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In Circles is by American rock band Sunny Day Real Estate and appears on the album Diary (1994).

Diary is the debut studio album by Sunny Day Real Estate. The album is considered by many to be a defining emo album of the second wave, otherwise known as Midwest emo. It has also been called the missing link between post-hardcore and the nascent emo genre.

 

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=In Circles=

[Verse 1]
Meet me there
In the blue
Where words are not
Feeling remains
Sincerity
Trust in me
Throw myself
Into your door

[Chorus]
(Well, I go) In circles (Running down)
In circles (I’m running down)
In circles (Running down)
In circles (Running down)

[Verse 2]
Meet me there
In the blue
Where words are not
Feeling remains
Ooh, I dream
To heal your wounds
But I bleed myself
Well, I bleed myself

 

そこで会ってくれよ

青い服着てさ

言葉がないところに

気持ちが残るんだ

正直ってのが

俺を信じてくれる

君の心のドアには

恐れ入ったよ

 

(じゃあ 俺は行くよ)

輪の中で

(徐々に動けなくなるのさ)

輪の中で

(俺は徐々に動けなくなって来てるよ)

輪の中で

((徐々に動けなくなるのさ)

輪の中で

(徐々に動けなくなるのさ)

 

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そこで会ってくれよ

青い服着てさ

言葉がないところに

気持ちが残るんだ

ああ

夢を見るんだ

お前の傷を癒すのを

でも俺自身が血を流してるんだ

俺自身が血を流してるんだぜ

 

Songwriters: Dan Hoerner / Jeremy Enigk / Nate Mendal / William Goldsmith

Translator: Lyra Sky 和訳

 

エモい。

エモ過ぎる。

この喪失感剥き出しの叫びよ。

「Emoってこうだったよねぇ」と感慨深く感じるとともに、

「このサウンドに、この歌詞はGrungeだよね〜」と又もや、ジーンと胸に来るのです。

本国アメリカでもね。

「エモバンドであり、SDREは、Grungeではない」と言い切る人達も多いし、かと言って「この悲しみに暮れる感じはGrungeだろ」って人もいて、意外と互いにああでも無いこうでも無いと、文句言ってたりするの。

「ジャンルなんてどうでも良い」と考えているLyraだから、何でもOKだが、「SDRE は、Grungeじゃない」と言い切るのは、如何なもんかな?と感じてる。

だってどう考えても、このサウンドは、Screaming Treeに通じるものがあるし、 Grungeには分類されないが同じ時代にいたToad Wet Sproketにも通じる、死を意識したGrungeらしい歌詞と、切ないサウンドなのよ。

Screaming Trees【Nearly Lost You】グランジを聴く心構え 和訳 Lyrics

 

和訳【Toad the Wet Sproket/ Come Back Down】夢から醒めたら Awaking

 

おまけに彼らGrunge のレーベルから始まった(と言うか大好きなバンド Soundgardenのために出来たレーベル) Sub Pop から出てるんだよん。

Grungeの要素ありありでしょう?
うるさいこと言わずにGrungeとしとけば良いのに。

 

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1994年にSub Pop より発表したこのデビューアルバム『Diary』は、Emo エモの金字塔として大きな評価を受けた。

日本ではイマイチな人気の Sunny Day Real Estate だが、このアルバムは、実はSub Pop からリリースされたアルバムの中で7番目のセールスを記録したのだから凄い化けた作品なのです。

ただデビューが微妙な時期、1994年だから、Emoに括られていると思う。Kurtが亡くなり、1994年にBrit Popが台頭して来たのだからね。

微妙なの。

因みにローリング・ストーン誌の選定する「最も偉大なエモ・アルバム40」の内の一枚にも選ばれている。

同時期デビューの Mineral ミネラルや Get Up Kids ゲット・アップ・キッズと並び、1990年代のEmo 、Post Hardcore シーンを代表するバンドでもある。

線引き自体が難しいバンドなのだ。

ベーシストのネイト・メンデルは、Dave Grohl デイヴ・グロールの、Foo Fighters フー・ファイターズで活動中であり、ドラマーのウィリアム・ゴールドスミスも参加歴がある。

Grunge バンドだった人間たちとも仲良しと言うこと。

Grunge 臭をかんじてしまうのもこの彼らを取り巻く環境のせいだろか?ww

 

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無理矢理、Grungeとは違う点を考えるとしたら、Grungeが、低音で歌うのが多かったり、ギターやベースが低音とサビでの盛り上がりの強弱がハッキリしているのに対して、こちらは、ストレートなサウンドを繰り返してる点だ。

あと、Emo バンドと言われる方が、より聴きやすくてエモーショナルな感じが違うところかな?

Emoの初めは、このEmotional な歌詞やサウンドから来ているの。

まあアメリカも途中から変わって来て、最近は「Emoの新バンド〇〇」と書いて売り出すと売れるため、何でもかんでもEmo印つけているんだけどね。

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今、現在の彼らは、バラエティに富んだ歌い方をしてる。だけど、このアルバムや初期は、叫びまくっていた。

声がかすれても、ひっくり返っても歌い続ける Emoさオンリーで、ゴリ押ししていた。

これが良いんだよね。一生懸命出し切っている感じが。

死を意識した歌詞が多いのは、GrungeもEmoも同じ。

そして、どちらも感情を剥き出しにして歌っていた。

ハートが揺さぶられるってのは、このことだ。

友人を救ってあげたいと夢を見る心優しい主人公は、自分自身が血を流すほど傷ついている。

傷ついた自分達の歌は、聴くもののハートに共感してくれてるみたいで、不思議と心地よいのだ。

秋の夜長に聞いてみて。

悲しくも情熱的な歌で、浄化されて行く自分に気づくだろう。

 

The album was different from those released by popular Seattle grunge bands at the time. Its melodic but urgent sound has had a clear mark on future emo groups. Despite being the only album by the band to never chart, it has since become the seventh best selling album released on Sub Pop, having sold more than 231,000 copies. Rolling Stone writes, “Diary captures the vague inner-turmoil of Enigk’s lyrics and propels those turbulent emotions to the heavens.” Diary was ranked amongst the best emo albums of all time in the Italian music magazine XL.It has appeared on various best-of emo album lists by JunkeeKerrang!, LA WeeklyNME,Rolling Stone and WhatCulture. The album was ranked at number 155 on Spins “The 300 Best Albums of the Past 30 Years (1985–2014)” list. Ian Cohen from Pitchfork writes, “it’s the terse yet tender delivery of the lyrics from Jeremy Enigk that ultimately drew people in.” “In Circles” and “Seven” appeared on a best-of emo songs list by Vulture. The song “Seven” was featured in the South Park episode “Goth Kids 3: Dawn of the Posers”, and it was performed by the band on an episode of The Jon Stewart Show. It is also featured in Guitar Hero 5, and it was also released on the Rock Band Network on July 5, 2010. YouTube comedian Jarrod Alonge covered “Seven” on his album Awkward & Depressed.

Personnel

Sunny Day Real Estate
  • Jeremy Enigk – lead vocals, rhythm guitar, keyboards
  • Dan Hoerner – lead guitar, backing vocals
  • Nate Mendel – bass guitar
  • William Goldsmith – drums, percussion
Additional personnel
  • Brad Wood – producer, engineer, mixing
  • Lynn Hamrick – photography
  • Chris Thompson – artwork

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