Human Fly / The Cramps 和訳 解説 Ugly Beauty 醜悪な美しさよ!

昨日は、「危ないビデオだからブログに載せるか?」このブログ開始した時から迷っている幾つかの作品の中から和訳紹介しちゃった Rihanna の【Bitch Better Have My Money】で、ちょい前が

Punks のRancidの【TimeBomb】だから、

「Heavy MetalかFunk行く? 」と思ったの。

でも2月4日は この人の命日でしょう。

1年前に和訳したきりお久だから、今日は天国のLux にご挨拶がてら和訳しましょうねん。

今日Lyraが和訳&解説するのはアメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント出身の変態ロックバンド、 THE CRAMPS ザ・クランプス。

Garage Rock ガレージロック , またPsycobilly サイコビリー, Gothabilly ゴサビリーのパイオニア!

Punk Rockにもカテゴライズされている奇抜さが売りの夫婦が核となっているロックバンド。

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1976年、ニューヨークに移り住んだ夫婦は、The Crampsをお馴染みの4人編成にして本格的にバンドを始める。

Lux Interor ラックス・インテリア(本名 Erick Lee Purkhiser(1946年10月21日- 2009年2月4日) は、1972年に出会って直ぐ結婚した妻 Poison Ivy ポイズン・アイビーと、世間でいう所の「悪趣味変態夫婦」(笑) として煌びやかな人生を送ったと思う。

もちろん、泥水を飲むような思いをして生活せざる負えない時期もあった。

が、ガレージロック、サイコビリーのパイオニアとして30年以上に渡り現役でロックし続け、Luxが死ぬまで第一線で歌い続けた姿は、とてつもなく下品で美しいと思うの。

今日Lyraが和訳する曲は、The Crampsの2nd シングルであり彼らの最初の大ヒットソング【Human Fly】だ。

このヒットソングは、後に1st アルバム『Gravest Hits』の1曲目に収録された。

オリジナルスリーブ(カバー) は、こんな感じ。

初々しさが残る変態度数0%な風貌が、かわいい、、、けど物足りん。

 

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でも、心配しないで〜、歌詞は変態度数上がっていますから! (CDはラストの方にあるよ。)

Lyra的には前に紹介した【The Mad Daddy】の方がエッチで狂っていて好き。

でも、この【Human Fly】の大ヒットが無ければ、The Crampsは存続できなかったかもしれない。

サイコビリーの源がうまれた記念すべき大切な曲であると思うので、今日に相応しいと選びました。

詳しい解説はLyraのHipな和訳の後に又、お話しましょう。

The Cramps were an American punk rock band formed in 1976 and active until 2009. The band split after the death of lead singer Lux Interior. Their line-up rotated frequently during their existence, with the husband-and-wife duo of Interior and lead guitarist and occasional bass guitarist Poison Ivy comprising the only ever-present members. The addition of guitarist Bryan Gregory and drummer Pam Balam resulted in the first complete lineup in April 1976.

 

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= Huwan Fly =

[Verse 1]
Well I’m a human fly
I, I said F-L-Y
I say buzz buzz buzz
And it’s just becuz
I’m a human fly
And I don’t know why
I got 96 tears and 96 eyes

[Verse 2]
I got a garbage brain
That’s driving me insane
And I don’t like the ride
So push that pest aside
And baby I won’t care
‘Cuz baby I don’t scare
‘Cuz I’m a reborn maggot using germ warfare

Rock

[Verse 3]
I’m a human fly
I said F-L-Y
I say bzz bzz bzz
And it’s just becuz
I’m an unzipped fly
And I don’t know why
And I don’t know why
But I say

[Chorus]
Bzzzzzzz
Rock tonight, and I say
Bzzzzzzz
Rocket ride, and I say
Bzzzzzzz
But I don’t know why
Aw, I just don’t know why

まあな、俺は、ハエ男だっつーの

俺は、俺は、ハ・エって言ったんだよ

ブンブン、ブンブン、ブンブン言ってんだっつーの

何故なら、俺はハエ男だからさ

何故だか理由はわからねぇー

96の涙と96の目ん玉を持ってるぜ

俺の脳みそは、ゴミだめときてる

それが、俺を狂わせてんだな

ふわふわ浮かんでいたくない

害虫は横にどけときな

ベイビー、俺は気にかけないよ〜

だって、俺は構わないからさ〜

だって、俺は細菌戦争を上手く使って蛆虫に生まれ変わったんだもんなあ

決めろよ!

 

俺は、ハエ男だっつーの

俺は、ハ・エって言ったんだよ

言ってるつーの、ブンブン、ブンブン、ブンブン

何故なら、俺は、チャックを外したハエ男だからさ

何故だか理由はわからねぇー

何故だか理由はわからねぇー

でも、俺は言うぜ

ブンブン、ブンブン

今夜は決めるぜ

俺は言うぜ

ブンブン

今夜は決めるぜ

俺は言うぜ

ブンブン

でも、理由はわからねぇー

わあ〜、マジで理由はわからねぇー

Songwriter: Poison Ivy, Lux Interior

Translator: Lyra Sky 和訳

これを可愛らしいと思うLyraがオカシイのか?

本当に可愛らしいか?は別として、、、

リリース当時であろうパフォーマンスには、既にThe Crampsのお下品さが出ているのが分かるミュージックビデオだ。

Coolにギターを弾いているPoison Ivyの横で、彼女の旦那と言ったら、ステージに這いつくばり、下僕状態でスニーカーの水を飲む、、、その姿にLyraは、美を感じるのよ。

The Crampsのイメージ戦略なのだが、真面目にお馬鹿をやる姿に惚れてしまう。

そこにLyraは、何者にも囚われない自由を感じるのよ。

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IGGY POPばりにマイク振り回し、Brow Jobしていたり、這いつくばり、Gruuu と唸る姿はThe CrampsのLux Interior のトレードマークだ。

これに、ボンテージのコスチュームやLuxがピンヒールを(上の写真のように)履き出し、次第にエスカレートして行く。

それは、トランスジェンダーの表れのようで、性別の境界線を飛び越えようとしていかのようだ。それは、自由を表現していると思う。

勿論、グラムロックやトランスジェンダーの香りを放つロックは、前からあった。

美しさと色を添えて、ロックに独自の創造性を加えている。

でも、美しさのみ。

The Crampsは、美しさも加味しているがそれだけじゃない。

醜悪さも、欲望も、恐怖も喜びも、善悪がこの世に存在しているかの如く、ステージ上にさらけ出してしまうのだ。

人間。

彼らのサウンドやステージには、「人間」という存在しかいないのだ。

サウンドは、至ってクールだ。

ギターの音はヒンヤリとしていて冷た過ぎるくらいなのに、それを逆手にとったかのようにLuxの声は、燃え上がっていく。

叫べば叫ぶほどGuitarの Poison Ivyのクールさとは真逆な、汗だくで 醜悪な状態に(笑)なっていくLux 。

そこにLyraは、人間の生き様を見てしまう。

生きるって綺麗なだけじゃない。

美しさも醜さも、善も悪も、男も女も、そのどちらでもある者も、そのどちらでもない者も存在していている。

隠れているだけで、貴方が知らない世界があるのよ。

それを理解して、又は理解できなくても受け入れる世界になれたら素敵だな、と思って来た。

そんな時に、The Crampsのサウンドやビジュアルセンスを見て、嬉しい衝撃を得たの。

全ての醜悪さ、変態な悪趣味さに美学を見たのだから。

彼らは、馬鹿な風貌をしながら全ての垣根を無くそうとしていたのだと、そう感じた。

すると、彼らの拘るイメージや姿の意味を理解できるようになった。

Poison Ivyもこの【Human Fly】の頃は、地味目だが、キャバレー風(日本のではなくアメリカのキャバレー) のスパンコール付きの下着ワンピースや、豹柄のドレスセット着るようになり、王冠をかぶったり、SMの女王様のようなボンテージと鞭を持つようになる。

The Cramps の出来上がりだ。

この世の異形なもの、鬼界ものに美しさを添える Rockの出来上がりで、彼らは地球を救おうとしたのかもしれない。

そんな深読みしても良いでしょ。

 

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Garage Rock,Punk Rock,Psycobillyの パイオニアとして1976年から30年以上に渡り現役として活動を続けて来たThe Clamps。

VoのLux Interhor ラックス・インテリアと、Guitarの Poison Ivy ポイズン・アイビー は、1977年、Alex Chilton アレックス・チルトンをプロデュースに迎え、ロカビリーの誕生の地メンフィスにてレコーディングを敢行。

当時、50’S、60’S ロックはニュージェネレーションにとっては、過去の遺物に過ぎなかった。

だが、The Cramps 時代を古き良き時代の悪ガキどもが愛したチンピラロックを蘇らせた。

歌詞の中には、その時代に愛されていたB級ホラー映画の要素を盛り込むのがThe Cramps流だ。

この【Human Fly】が、そのスタイルを決めた一曲なのだ。

読んだまま Human Fly = ハエ男だ。

1950年代1960年代に流行った 『ハエ男の恐怖』をモチーフにしたのは言うまでもない。

Luxが悪ノリして歌っているのが分かるから、Lyraもオチャラケタ感じに和訳したよ。

『ハエ男の恐怖』って映画は、The Flyより悲哀があるのよね。

だから、ちょっぴり悲しげに言っている風にもしてみました。

96の涙に96個の目ん玉って悲しくない?

その96は、痛みを伴う涙なんだと思うの。

そうLyraが感じてしまうのもLuxの歌い方のせいなんだよ。

下手くそに見えて感情をぶつけて来てるし、ちょっとしたニュアンスに涙と笑いを入れている歌い方をしていると感じるの。

Lux Interiorは、うまいのよ、感情表現が!

一曲の中で演じているのだろう。

まるでサーカスのピエロのように。

私たちに愛を見せ、

欲望を見せ、

悲しみと喜びを見せている、、、

まるでサーカス団の集団にいるピエロは団長でもあるだろう。

頬に書かれた涙は本物ね、きっと。

Lux のリアルな演技に主演男優賞をLyraはあげるわ。

Luxは、2009年に大動脈解離を起こし、妻のPoison Ivyや兄弟達に囲まれて生まれ育ったカリフォルニアで亡くなったという。

彼のやりたかった事をやりきった人生だったら良いな、と思う。

そして天国でも、ぶっとくて、どデカイあの足にエナメルのピカピカした綺麗なピンヒールを履いて笑顔で歩き回っていて欲しいと願う。

マイクを振り回し、

時々、口につっこんでお下劣に唸っていて欲しい。

周りの先人アーティスト達の度肝を抜く歌い方で騒いでいるだろう。

そして、歌いながらギョロッと目玉をひん剥いて笑っていてね。

Lux の熱い歌とパフォーマンスは人間らしさの塊だから。

きっとドロドロな汗まみれな貴方は美しくて可愛いくらいに醜悪なんだろうね。

Lux Interior, Stay Cool & play Ugly performance in Heaven!

You’ve been a real human, a real vocalist, a real performer on the stage named life forever!

Lux Interior R.I.P.

from Lyra Sky.

Love ❤️

 

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The Cramps were part of the early CBGB punk rock movement that had emerged in New York. The Cramps were one of the first punk bands, and also widely recognized as one of the prime innovators of psychobilly.

= Lux Interior =

Erick Lee Purkhiser (October 21, 1946 – February 4, 2009), better known by the stage name Lux Interior, was an American singer and a founding member of the American punk rock band The Cramps from 1972 until his death in 2009 at age 62.

Born in Akron, Ohio, he grew up in its nearby suburb of Stow and graduated from Stow High School.

He met his wife Kristy Wallace, better known as Poison Ivy, a.k.a. Ivy Rorschach, in Sacramento in 1972, when he and a friend picked her up when she was hitchhiking. The couple founded the band after they moved from California to Ohio in 1973, and then to New York in 1975, where they soon became part of the flourishing punk scene.

Lux Interior’s name came “from an old car commercial”, after he previously flirted with the names Vip Vop and Raven Beauty, while his wife’s name change was inspired by “a vision she received in a dream”.

The couple called their musical style psychobilly, originally claiming it to have been inspired by a Johnny Cash song, “One Piece at a Time”, and later saying that they were just using the phrase as “carny terms to drum up business.”

Interior was known for a frenetic and provocative stage show that included high heels, near-nudity and sexually suggestive movements. His speciality was the microphone blow job, where he could get the entire head of an SM-58 microphone into his mouth. The Cramps gave their last show in November 2006.

When asked why he continued to play live well into middle age, he told the LA Times

“It’s a little bit like asking a junkie how he’s been able to keep on dope all these years–it’s just so much fun. You pull into one town and people scream, ‘I love you, I love you, I love you.’ And you go to a bar and have a great rock ‘n’ roll show and go to the next town and people scream, ‘I love you, I love you, I love you, I love you.’ It’s hard to walk away from all that.”

In 2002 Lux Interior performed the voice of a character on SpongeBob SquarePants – the lead singer of an all-bird rock band called the Bird Brains. Tom Kenny, who voices SpongeBob, attended his memorial ceremony in 2009.

Interior was also a painter (mainly in his college years) and visual artist. In particular he was a 3D camera collector and enthusiast with which he created artworks and collages.

Personnel

  • Lux Interior – vocals
  • Poison Ivy Rorschach – guitar
  • Bryan Gregory – guitar
  • Nick Knox – drums

 

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