相変わらずカッコイイJared。
初めて彼を知ったのは、青春ドラマの中で主人公を健気に愛する不良ぽい男子高校生役だった。
今見ると、美しい瞳でジーッと見つめて来る高校生役のJaredがハイスクール時代の思い出を蘇えらせてくれて、ドキドキしてしまう。
だが、最近のJaredはキリスト然とした風貌と存在感で我々に迫って来る。
繊細な男子高校生はどこへやら。
今は、若者を導くメシアのようだ。
今日Lyraが和訳&解説するのは、1998年に結成された アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のバンド、Thirty Seconds to Mars サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ (Thirty Seconds to Mars) 30STMと略される。
スポンサーリンク[ad#go1]
俳優のJared Leto ジャレッド・レトがボーカル、リズム・ギター、作詞作曲している人気バンド。
1998年にJared Leto ジャレッド・レトと兄Shanon シャノンによってファミリープロジェクトとして活動開始。
後にマット・ワクターがベース& キーボードで加入したが2007年に脱退など、メンバーの出入りや編成人数の変動が激しいバンドで、現在は兄 Shanonと2人のデュオになっている。
メジャー・デビューは2002年。
*Thirty Seconds to Mars Historyなど Bandについてはこちら→ Walk On Water / Thirty Seconds To Mars 和訳 It’s Possible! 自由へ 解説
* こちらにも書いています。↓ 【Thirty Secounds to Mars / Rescue Me】 和訳 Run from the Devil, Catch Your Dream! 悪魔とサヨナラ!
今日Lyraが和訳する曲は、彼らの2枚目のスタジオアルバム 2006年1月24日リリースの『A Beautiful Lie』収録されていて、シングルとしては先行リリースされた曲【The Kill (Bury Me) 】(2005年8月30日)。
詳しい解説はLyraの和訳の後にまたお話ししましょう!
(click to amazon ↓↓ ) 2nd Studio Album “A Beautiful Lie” [CD + DVD] ( DVD付き)クリックしてアマゾンへ ↓ ↓
“The Kill” (written “The Kill (Bury Me)” on the single and music video) is a song by American band Thirty Seconds to Mars, the song was released on January 24, 2006 as the second single from their second album, A Beautiful Lie.
スポンサーリンク[ad#go1]
[ad#go4]
= The Kill (Bury Me) =
[Verse 1]
What if I wanted to break?
Laugh it all off in your face
What would you do?
What if I fell to the floor?
Couldn’t take all this anymore
What would you do, do, do?
[Chorus]
Come, break me down
Bury me, bury me
I am finished with you
[Verse 2]
What if I wanted to fight?
Beg for the rest of my life
What would you do, do, do?
You say you wanted more
What are you waiting for?
I’m not running from you, from you
[Chorus]
Come, break me down
Bury me, bury me
I am finished with you
Look in my eyes
You’re killing me, killing me
All I wanted was you
Bridge]
I tried to be someone else
But nothing seemed to change
I know now, this is who I really am inside
Finally found myself fighting for a chance
I know now, this is who I really am
Oh, oh
Oh, oh
Oh, oh
[Chorus]
Come, break me down
Bury me, bury me
I am finished with you, you, you
Look in my eyes
You’re killing me, killing me
All I wanted was you
[Outro]
Come, break me down
Break me down, break me down
(You say you wanted more)
What if I wanted to break?
(What are you waiting for?)
(I’m not running from you)
What if I, what if I, what if I
Bury me, bury me
もし破壊することを望んだらどうなるだろう?
お前の顔で笑って誤魔化すか?
お前ならどうする?
もし俺が床に平伏したらどうなるだろう?
もうこれ以上何もかも我慢できないぜ
お前ならどうする?どうする?どうする?
やれよ、俺を破壊してみろ
俺を埋葬しろ
俺を埋葬しろよ
お前とは絶好だぜ
もし俺が戦いを望んだらどうなるだろう?
俺の人生の残りを乞うか?
お前ならどうする?どうする?どうする?
もっとしたかったってお前は言うのか
何をお前は待っているんだよ?
俺はお前から逃げたりしないぜ?
お前からはな
スポンサーリンク[ad#go1]
やれよ、俺を破壊してみろ
俺を埋葬しろ
俺を埋葬しろよ
お前とは絶好だぜ
俺の目をちゃんと見ろよ!
お前が俺を殺すんだ
お前が俺を殺すんだ
俺がマジで欲しかったのは、お前だったんだよ
俺は誰かになろうとしたんだ
でも、変わった所は何もないがな
今、ようやくわかったよ
これこそが、俺の中にいる本当の自分さ
最後には機会を得るために戦う自分がいた
今、ようやくわかったよ
これこそが、本当の自分さ
ああ、ああ
ああ、ああ
ああ、ああ
やれよ、俺を破壊してみろ
俺を埋葬しろ
俺を埋葬しろよ
お前とは絶好だぜ
俺の目をちゃんと見ろよ!
お前が俺を殺すんだ
お前が俺を殺すんだ
俺がマジで欲しかったのは、お前だったんだよ
やれよ、俺を破壊してみろ
俺を破壊してくれ、俺を破壊してくれ
(お前は、もっとしたかったって言う)
もし破壊することを望んだらどうなるだろう?
(何をお前は待っているんだよ?)
(俺はお前から逃げたりしないぜ)
もし俺がしたら?
もし俺がしたらどうなる?
もし俺がしたら?
俺を埋葬しろよ
俺を埋葬しろよ
Songwriter: Jared Leto
Translator: Lyra Sky 和訳
若〜い!
髪の毛もサッパリしているし、現在の彼と全く違うから、今のJared から好きになったファンは「別人でしょ?」と驚くかも知れないね。
今のJaredは、毛根がしっかりしてそうな髭面に、ロン毛、「トランス系のレイブ行ってまーす」といったファッションだからねっ。
このミュージックビデオの頃は、いかにもEmo といったファッションが多かったし、歌い方もスクリーミング(叫ぶ) 系が多かった。
大体、バンドも4人いたし。(今は、去年からだけど Leto 兄弟の2人なので) 形態も違う。
そして、一番違うのはサウンド面だ。
前に何回かこのブログで30 Seconds to Marsを紹介した時にも書いたが、このバンドは、リリースする度に変貌するバンドだ。
アルバム毎に音もアプローチも違う。
Jaredの好みの変化かも知れない。
だが、彼らを見てきてLyraが思うのは、Jaredの戦略だ。
アカデミー主演男優賞を受賞する俳優であるJaredだから、役柄に変身したりキャラクターを演じる上での構想を練ったり、戦略が上手いと思うからだ。
そして、何よりもJared 自身の気質が、俳優よりもRocker 色が強いから常にチャレンジしていきたいと言う精神が働くのだとLyraは思っている。
それをポリシーがない、とか、スタイルが決まっていない、と批判する人もいるだろう。
でも、常に自分を素直に表現し作品に投影して行くのは、アーティストとしては使命だとLyraは思う。
だから、からわないポリシーが自分ならばスタイルを貫くべきだし、Jaredのように興味のある対象がデジタルに進んだり、世界平和やアメリカの自由を得ることならば全てを変えて行くべきだ。
それがアーティストの真の姿なのだと思うわ。
そして、それがJared Leto であり、Thirty Seconds To Mars なのだ。
スポンサーリンク[ad#go1]
この【The Kill (Bury Me】には2バージョンが別にある。
1つは、”Rebirth”というもの。
オーケストラが入っていて、Jaredはスクリーモしていない。
2つ目は、”Acoustic Version”だ。
これはブラジル人シンガーの Pittyが参加しており、ブラジルでのみリリースされたもので、 2010年3月2日には Deftones の Chino Moreno とパフォーマンスした。
(click to amazon ↓↓ ) 2nd Studio Album “A Beautiful Lie” [CD + DVD] “美しい嘘” (DVD付き) クリックしてアマゾンへ ↓↓
( click to amazon ↓↓ ) “Thirty Seconds To Mars Greatest Hits” [2 CD] (ベスト盤) クリックしてアマゾンへ ↓↓
【The Kill (Bury Me)】のミュージックビデオを見て映画好きさんたちは、気づいたと思う、、、
そう、このミュージックビデオがStanley Kubrick スタンリーキューブリックの映画 『The Shining シャイニング』へのオマージュであるの。
オマージュと言うか、もう、そのまんまだよね?
Lyraがモダンホラーの巨匠 Stephen King スティーヴン・キング好きなのは、フォロワーの皆さんはご存知だから、説明不要なのだけど、知らない人に話しておくと、
このビデオが大好きなStephen Kingの初期の作品『The Shining』の映画化したものをパクっている(あ、言っちゃった)のもあって余計にこのバンドに興味を持ったのもあるのです。
原作と映画と言ったら、そりゃ原作のが数百倍良いけど、Stanley Kubrickが監督した映画は別物として芸術の域に達した素晴らしい映画だと思う。
あの閉鎖感、異常な世界観、自然の脅威は見るものをキリキリと追い詰めてくる、、、だからLyraの好きな映画作品の一つだし、その要素を上手くThirty Seconds To Marsは取り入れてある意味完コピしている。
主人公のJack が精神に異常をきたして行く過程のタイプライターのシーンや、ボールを壁に向かって投げて怒りをぶちまけて行く姿をJaredは演じているし、バスルームの女とJackがキスするシーンをShanonがやっているのも、King Fanとしてはワクワクするポイントなのよ。
こうしてみると Horror と Rockって本当に相性が良いと思う。
The Ramones ラモーンズしかり、
歌詞は、ヘビーなサウンドとは反対に、繊細な部分を書いている。
人間の心の葛藤だ。
「これは、自分との関係性を書いている。恐怖や本来の自分と直面することについてね。」とJared 自身も語っているように、本当の自分と正面切ってぶつかり合う心の葛藤を描いているのだ。
だから、Kill = 殺すと言う言葉を使ってはいるが、この歌詞の中では肉体の死と言うよりは内面の死や、自己崩壊を表しているとLyraは考えている。
たしかに自己崩壊してしまったら、生きていても死んだのと同じだもの。
だから、埋めてくれ、埋葬してくれ、と言って安らぎを求めているのではないか?
そして、埋葬したあとは?
きっと安らかになるのだろう。
そして、次に待つ新しい自分に、
なりたい自分に生まれ変わるのだ。
Lyraは基本的にはポジティブな考え方をするために、この歌に生まれ変わりも感じている。
だから、ビデオが死神(や死霊) に取り憑かれた『The Shining』を題材にしているし、【The Kill】という不吉なタイトルから、死を望む自殺の歌とネガティブに考える人が多いだろう。
それが、普通かもしれない。
だが、生まれ変わるかのように変貌し続けるJaredが、ただ単に暗い曲、死にたいというだけの歌をかくだろうか?
Lyraにはそうは思えない。
間違った自分、偽りを演じる外面の良い自分、、、そんな自分で生きていても楽しいか?
辛くなるだけだろう。
ならば、そんな嘘っぱちな自分は破壊して、自分のなりたい自分、本来のやりたい事をやる真実の自分になるべきだ、と言っているのだと思う。
だって、私は私でしかないのだから。
だって、貴方は貴方でしかないのだから。
だから、Lyraには【The Kill (Bury Me)】が応援歌にも感じる、、、ネガティブな自分とサヨナラして本来の自分を取り戻せ、と言った歌よ。
そうしたら、きっと悪夢から解放されるわ。
解放されて目が覚めたら、元の元気な自分に戻っているだろう。
本当の自分に。
そして、歩き出すのだ、
明るい未来へと。
スポンサーリンク[ad#go1]
Jared Leto described the meaning of the song as, “It’s really about a relationship with yourself. It’s about confronting your fear and confronting the truth about who you are.” He has also said it is about “confrontation as a crossroads” — coming face-to-face with who you really are.
In September 2007, “The Kill” was re-released again in the UK. It was also available as a Compact Disc with a A Beautiful Lie poster and two stickers, and a special limited edition 7″ vinyl version. The song is played in 6/8 time.
Two alternate versions of the songs exist: the “Rebirth” version, which adds in orchestral accompaniment and has no screaming, and an acoustic version featuring Brazilian singer Pitty that was only released in Brazil. On May 2, 2010, the band performed the song live with Chino Moreno from Deftones.
The Jared Leto directed music video (under his Dr Seuess inspired pseudonym Bartholomew Cubbins) was inspired by the Stanley Kubrick movie “The Shining”. It was voted “The Greatest Rock Video” by Kerrang viewers in 2009
Music video
The video is a homage to the Stanley Kubrick’s 1980 film The Shining based on the Stephen King novel. Several scenes are based on the film, such as when Shannon Leto enters Room 6277 and encounters the woman in the bathroom and another when Matt Wachter is served drinks at the bar by a doppelgänger apparition. The video culminates in an elegant ballroom in the same manner as the photo at the end of the film. At 2:07, the papers that Jared Leto has been typing are briefly made visible and the words on them appear to read, over and over, “This is who I really am.” This is another allusion to The Shining, in which Jack Torrance types up pages and pages of the same line, “All work and no play makes Jack a dull boy”, over and over in the same sense. The scene with a man in a bear costume, in a bedroom, is also from The Shining.
As for the cinematography, Jared Leto adopted the split screen visual from working with Darren Aronofsky in Requiem for a Dream.
The haunted room number is changed from 237 to 6277 in the video because it spells out “Mars” on a telephone keypad. The number also makes an appearance in the video for “From Yesterday” and “Up in the Air.”
The music video was selected as the greatest rock video in the Kerrang Rock 100 on 27 June 2009.
When the press release info for “The Kill” video was released, Jared stated that the video was directed by an albino Danish man named Bartholomew Cubbins. This was intended as a joke as Cubbins is the main character of the Dr. Seuss book The 500 Hats of Bartholomew Cubbins, however airings of the video on music channels still list Cubbins as the director. Bartholomew Cubbins has remained Jared Leto’s alias for directing Thirty Seconds to Mars’ videos (with the exception of the video for A Beautiful Lie). The hotel scenes in the video were filmed at The Carlu in Toronto, Ontario.
Personnel
- Jared Leto – vocals, guitar
- Tomo Miličević – guitar, programming
- Matt Wachter – bass guitar, keyboard
- Shannon Leto – drums
- Matt Serletic – piano
スポンサーリンク[ad#go1]
[ad#go5]