和訳【Strange Brew/ Cream】MV クリームの良さは、化学反応 Chemical Reaction

今日7月16日は、大好きなGinger Bakerがいたロックバンド Cream の結成されたと言われている記念すべき日。1966年7月16日に生まれたのだ。

公式だと7月29日とも言われているから、あのロックが台頭し始め、イングランドに世界の注目とパワーが集中していた時代だと、全てが混乱してハッキリしないのも仕方ないと思われる。

Jimiなんて可哀想に、二束三文でやらされていたと言うから同情してしまう。

Creamが1966年の今日誕生したなんて不思議な気持ちがする。

だって今聴いても新鮮だから。

そして、彼ら3人のバトルは、余りにもリアルで、今聴いてもスリリング。

今日はCream誕生の日であり、虹の日でもあるので、記念して彼らのカラフルなジャケットのアルバムから、この不思議な曲を和訳&解説しちゃいましょう!

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今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド出身のスーパーグループ、Cream クリーム。

ブルースロックとサイケデリック・ロックを融合させたサウンドが特徴で、ジャズやブルースなどで行われている、ライブでの即興演奏(インプロビゼーション)をロックに導入した先駆者である。

当時の最高のミュージシャン3人がタッグを組み、新たなサウンドとしてプレイしたことがロック史に刻まれるべきことだと思う。

*Ceamについては、こちらなど→【Cream / Sunshine Of Your Love】 和訳 Colorful Cream Love 解説

 

今日Lyraが和訳する曲は、Creamの1967年リリースの 2枚目のスタジオ・アルバムに収録されているシングル【Strange Brew】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

 

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"Strange Brew" is a song by the British rock band Cream. First released as a single in June 1967 in the UK and US, it was later added to their second studio album Disraeli GearsThe song features Eric Clapton on lead vocals rather than the usual lead by Jack Bruce. The single peaked at number 17 on the UK Singles Chart in July of that same year. In the UK, it was the last Cream single to be released by Reaction Records.

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=Strange Brew=

[Chorus]
Strange brew
Kill what's inside of you

[Verse 1]
She's a witch of trouble in electric blue
In her own mad mind she's in love with you
With you
Now, what you gonna do?

[Chorus]
Strange brew
Kill what's inside of you

[Verse 2]
She's some kind of demon messin' in the glue
If you don't watch out it'll stick to you
To you
What kind of fool are you?

[Chorus]
Strange brew
Kill what's inside of you

Guitar Solo]

[Verse 3]
On a boat in the middle of a raging sea
She would make a scene for it all to be
Ignored
And wouldn't you be bored?

[Chorus]
Strange brew
Kill what's inside of you

[Bridge]
Strange brew
Strange brew
Strange brew
Strange brew

[Chorus]
Strange brew
Kill what's inside of you

 

奇妙な醸造茶

お前の内面を殺すのさ

 

彼女は衝撃的な憂鬱に現れる

厄介者の魔女なんだ

彼女自身の狂った心の中で

彼女はお前に惚れてしまう

お前に

さあお前はどうするんだい?

 

奇妙な醸造茶

お前の内面を殺すのさ

 

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彼女はノリでぐちゃぐちゃしたような

悪魔みたいな奴さ

お前がちゃんと気をつけないと

そいつはお前に固執しちまうぜ

お前にな

お前はどういった馬鹿なんだ?

 

奇妙な醸造茶

お前の内面を殺すのさ

 

荒れ狂う海の真ん中で船に乗り

無視されるような

醜態を晒すのさ

そうしたら

お前も退屈しないだろ?

 

奇妙な醸造茶

お前の内面を殺すのさ

 

奇妙な醸造茶

奇妙な醸造茶

奇妙な醸造茶

 

奇妙な醸造茶

お前の内面を殺すのさ

 

Songwriters: Gail Collins, Felix Pappalardi, Eric Clapton

Translator: Lyra Sky 和訳

白黒バージョンも!

1966年7月16日、Creamの誕生日だ。

Ginger Bakerが、ヤードバーズで注目され脱退後ホワイト・ブルースの名門John Mayall & The Bluesbreakers ジョン・メイオール&ブルースブレイカーズに在籍していた Eric Clapton をバンドに誘ったのが始まりだった。

Ericは、当時Manfred Mann マンフレッド・マンにいJack Bruce をベーシストにするならば、という条件を出したが、前からGingerとJackは、非常に仲が悪かったにもかかわらず、Gingerは、この条件を呑み、1966年にデビューしたのだから、いかに頑固者Gingerが、このバンドに賭けていたかがわかる。

無限の可能性をこの3人なら出来ると感じたに違いない。

Rock畑のEricとJazz 上がりのGingerとJackが合わさることで、BluesとPsychedelic Rock の融合を果たす強烈なサウンドを完成させたのだから、才能と才能のぶつかり合いには、必ず化学反応が起きるのだと改めて感じる。

3人のパワフルな演奏は、インプロビゼーションが多く、この偶然性は、後のミュージシャン達に大きな影響を与える存在となり、ハードロックの元祖とも言えるオリジナリティを生んだのだ。

たった2年と言う短い期間で、バトルを繰り広げたにせよ、Creamは永遠なのだ。

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【Strange Brew】は、リメイクでヒットした曲だと言える。

1967年4月にアメリカに飛んだ彼らは、5月にニューヨークのアトランティック・スタジオで【Lawdy Mama】を録音。

その後プロデューサーのFelix Pappalardi フェリックス・パパラルディが、妻のGail Collins ゲイル・コリンズの力を借りて、【Lawdy Mama】を新しい曲に作り変えてしまった。

それがこの【Strange Brew】なのである。

だから、リードを取るのはいつものJack Bruceではなく、元ネタを歌っていたEric Claptonが、リード・ボーカルを務めたのだろう。

1967年6月9日、シングルA面としてリリースされ、B面は【Tales of Brave Ulysses 英雄ユリシーズ】。

全英シングルチャートで17位を記録し、11月2日発売のセカンド・アルバム『Disraeli Gears カラフル・クリーム』に収録され、世界中に広まり、歴史に残るCreamの名曲となって行った。

 

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因みに元ネタのレコーディングを先にしていた、【Lawdy Mama】は、ブルーズの曲で、Buddy Mossが1934年にレコーディングした曲だ。

この渋い選曲からも、Creamのメンバーが、ブルーズを愛していたことが伺える。

この2ndアルバムには大ヒットした【Sunshine Of Your Love】も収録されているし、1960年代を代表する名盤。

*【Cream / Sunshine Of Your Love】和訳 Colorful Cream Love 解説

 

そしてこの2ndアルバムは、この曲【Strange Brew】で始まる。

ある意味アルバムの顔とも言うべきオープニングを飾る曲なのだ。

 

 

 

この曲では珍しくEricがファルセットで歌っているのも面白い。

サイケデリックのサウンドに、魔女のような不思議な魅力の女性について歌う歌詞には、不気味でピッタリだと思う。

【Strange Brew】のBrewは、貯蔵した茶やコーヒー、ビールなどの意味にも使われるので、怪しい女性の歌で、イングランド出身の彼らががぶ飲みしていた「お茶」の方が効能がありそうなので、選びました。

内面壊しちゃうようなお茶ならば、媚薬が入ったお茶みたいで、当時の悪魔好きなハードロッカー達にはお似合いでしょ?

1960年代後半から70年代にかけてロックシーンでは、名のあるプレイヤーが集まって新しいバンドを結成するスーパーグループの誕生が盛んだったが、Creamが一番抜きん出ていたのではないか?と想像してしまう。

Humble Pie, Faces, Bad Company?Crosby Still , Nash & Young などあげたらキリがないが、どれも実力も演奏力もあるバンドばかりだ。

だが、Creamの方が曲が(難解なジャズの要素があっても)キャッチーだったから、より売れて知名度が高くなったのではないだろうか?

Lyraがファンだからと言う欲目もあるが、彼ら3人が3人の役割を果たしているような個性のキャラ分けが出来ていたのが良かったんだと思う。

3人と言うコンパクトな構成も、彼らのストレートなロック・サウンドにも、キャラクター的にもあったのだ。

やはり売れる、てわかりやすいことだと思う。

覚えやすいメロディ。

口ずさめる分かりやすい歌詞。

そこへいきなり、ブルーズのギターが鳴り、ジャズのインプロビゼーションの暴れまくるドラムに、畝るベースが入って来るのだから、誰もが胸を躍らせてしまう。

何が起きるか分からない期待。

それはまるで恋のような化学反応。

trange brew
Kill what's inside of you

一度聴いたらやられちゃうバンドサウンド。

それがCream。

Strange Brewを飲んだみたいに、貴方の内面をやられちゃうよ。

 

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The 1967 hit (#17 in the UK) was a remake of an older song performed by the cream, “Lawdy Mama” – a Blues song originally recorded by Buddy Moss in 1934.

 

From the Cream’s second album, Disraeli Gears, a well acclaimed and very successful one that also yielded Cream’s most successful hit ever – Sunshine of your Love.

In April 1967, during their first trip to New York, Cream recorded a song called "Lawdy Mama" with Ahmet Ertegun at Atlantic Studios, at the beginning of the sessions for what would become the Disraeli Gears album. The band cut two versions of the song, the first a typical blues shuffle, and the second converted to straight time in a more rock 'n' roll style (both versions can be heard on the Those Were the Days collection). Producer Felix Pappalardi took the tape of the second version of "Lawdy Mama" and, with help from his wife Gail Collins, transformed the song into "Strange Brew" which according to Eric Clapton "created a pop song without completely destroying the original groove." One journalist noted that Clapton at this stage was employing Albert King guitar stylings; and that both "Strange Brew" and another Cream track, "Born Under a Bad Sign", "were practically Albert King parodies".

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Clapton performs lead vocals on the song in a falsetto style. It was the first Cream single on which he sang lead. Unlike the group's previous single, "I Feel Free", no promotional video was made for the song, but the band mimed to it on television on the German program Beat Club on 19 May 1967.

Personnel

  • Eric Clapton - lead vocals, lead guitar, rhythm guitar
  • Jack Bruce - bass guitar, backing vocal
  • Ginger Baker - drums

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