【Cinnamon Girl/ Lana Del Rey】和訳 Neil Youngと違う あざとい美学 Clever Girl’s Love

「あざとい」ってLanaへの褒め言葉なんじゃないかなって、Lyraは思う。

本来、抜け目のないあくどい、タチが悪い感じを「あざとい(小聡明い)」と言う訳だが、最近は意味が変わって来てる気がする。

Lyraには、「あざとい」がいたずらに情欲を約束させ、胸のときめきを掻き立てる計算された行為に感じるの。

多分、同性からしたら、小利口な立ち回りに対して、嫌な印象や苛立ちを感じるに違いない。

でもLyraには、それでもカワイイ(又は、カッコイイ)から許せちゃうという複雑な心境を起こせる人が「あざとい」人なんだと思う。

そのイメージにピッタリとハマるのが、現在のLana Del Reyじゃないかな?

デビュー当時のLanaでもなく、本名で活動してた彼女でもなく、今、現在のLanaが。

初めてLyraのブログで、Lana Del Reyを取り上げた時は、彼女が「アタシの音楽は、Sad Coreよ」と言いまくっていた頃の曲の和訳だった。(*Lana Del Rey “Born To Die” カートへの愛といっちゃってる女の子 和訳 Lyrics)

Grunge Rockの顔でもある天国にいるアノ人にラブコールを表明し、余計な事を言いまくっていたせいで、彼の実娘に「やめろ!」と言われていた。ww

何とも浅はかな、危なっかしい人。

でもそれは、今のPop シーンのメインストリームの王座にドカッと座るための余興に過ぎない。あざとい行動の一部。

Lyraがリスペクトする女性シンガーやアーティスト達の良い所取りをしていたあの頃のLanaは、いつの間にか、バージョンUPしたアメリカーナの巨人になった。

別に【Doin’ Time】のビデオ中の巨人になってビーチを歩き回るLanaを言っているのではない(笑)。

どこにでもある男女の恋愛関係を、オシャレに切り取り、歌詞の中で泳がせながら、自分のあざとい部分を見せて行く。

良い女風、ビッチ風、彼氏のDVに疲れたM気のある女風、可愛く純情を見せる恋する女風、…そしてたまにはアレにも手を出す悪い子…  どれもアタシよ。

Lyraには「〇〇風」を演じるLanaが、凄く真面目でストイックな人に思えて来て、嫌いになれなくなって来た。

うーん、もしかしたら「あざとい」Lanaの「あざとさ」にまんまと、やられているのかもね(笑)。

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身のシンガー、ソングライターである Lana Del Rey。

 

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今日Lyraが和訳する曲は、Lana Del Reyの6枚目のスタジオアルバム2019年リリースの『Norman Fucking Rockwell!』に収録されている曲【Cinnamon Girl』。

去年の秋には和訳していたのに、中々タイミングが合わずに放置している曲の中から、今日はアメリカを代表する画家 Norman Rockwell の誕生日だから良いタイミングじゃないかな?と思い、今日の曲に選びました。

Happy Birthday Norman fuckin’ Rockwell! haha.

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

*Lanaについてはこちらなど→ Lana Del Rey【West Coast】 和訳 Lyrics, She wanna be erotic thing.

 

 

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“Cinnamon Girl” is a song by American singer and songwriter Lana Del Rey from her sixth studio album, Norman Fucking Rockwell!(2019). The song was written and produced by Del Rey and Jack Antonoff.

=Cinnamon Girl=

Cinnamon in my teeth
From your kiss, you’re touching me
All the pills that you take
Violet, blue, green, red to keep me at arm’s length don’t work
You try to push me out, but I just find my way back in
Violet, blue, green, red to keep me out, I win

There’s things I wanna say to you, but I’ll just let you live
Like if you hold me without hurting me
You’ll be the first who ever did
There’s things I wanna talk about, but better not to give
But if you hold me without hurting me
You’ll be the first who ever did

Ah, ah, ah, ah, ah, ah
Hold me, love me, touch me, honey
Be the first who ever did
Ah, ah, ah, ah, ah, ah
Hold me, love me, touch me, honey
Be the first who ever did

Kerosene in my hands
You make me mad, on fire again
All the pills that you take
Violet, blue, green, red to keep me at arm’s length don’t work

There’s things I wanna say to you, but I’ll just let you live
Like if you hold me without hurting me
You’ll be the first who ever did
There’s things I wanna talk about, but better not to give
But if you hold me without hurting me
You’ll be the first who ever did

Ah, ah, ah, ah, ah, ah
Hold me, love me, touch me, honey
Be the first who ever did
Ah, ah, ah, ah, ah, ah
Hold me, love me, touch me, honey
Be the first who ever did

There’s things I wanna say to you, but I’ll just let you live
Like if you hold me without hurting me
You’ll be the first who ever did
There’s things I wanna talk about, but better not to give
Like if you hold me without hurting me
You’ll be the first who ever did

 

アタシの歯に詰まったシナモン

アナタのキスのせいよ

アナタがアタシに触れている

アナタが飲む全ての錠剤

紫色

赤はアタシには

人を遠ざけるには意味なしだけど

アナタはアタシを追い出そうとしてるけど

アタシには

戻る道が分かっちゃうのよ

紫色

赤はアタシには

人を遠ざけるには意味なしだけど

アタシの勝ちってこと

 

アナタに言いたい事があるの

でも

まあ

アナタを生かしておくだけに

しておこうっと

アナタがアタシを傷つけずに

抱いたら

アナタが

アタシにそれを初めてした人なるのよ

アナタに言いたい事があるの

でも言わない方が良いかな

アナタがアタシを傷つけずに

アタシを抱いたなら

アナタが

アタシにそれを初めてした人になるわ

 

ア、ア、ア、ア、ア、ア

アタシを抱いて

アタシを愛して

アタシに触れてよ

アタシにそれを初めてした人になって

ア、ア、ア、ア、ア、ア

アタシを抱いて

アタシを愛して

アタシに触れてよ

アタシにそれを初めてした人になって

 

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アタシの手の中のエナジー

アナタったら狂っちゃってるし

また燃えあがってるし

アナタが飲む全ての錠剤

紫色

赤はアタシには

人を遠ざけるには意味なしだけど

 

アナタに言いたい事があるの

でも

まあ

アナタを生かしておくだけに

しておこうっと

アナタがアタシを傷つけずに

抱いたら

アナタが

アタシにそれを初めてした人になるのよ

アナタに言いたい事があるの

でも言わない方が良いかな

アナタがアタシを傷つけずに

抱いたなら

アナタが

アタシにそれを初めてした人になるわ

 

ア、ア、ア、ア、ア、ア

アタシを抱いて

アタシを愛して

アタシに触れてよ

アタシにそれを初めてした人になって

ア、ア、ア、ア、ア、ア

アタシを抱いて

アタシを愛して

アタシに触れてよ

アタシにそれを初めてした人になって

 

アナタに言いたい事があるの

でも

まあ

アナタを生かしておくだけに

しておこうっと

アナタがアタシを傷つけずに

抱いたら

アナタが

アタシにそれを初めてした人になるのよ

アナタに言いたい事があるの

でも言わない方が良いかな

アナタがアタシを傷つけずに

アタシを抱いたなら

アナタが

アタシにそれを初めてした人になるわ

 

Songwriters: Jack Antonoff & Lana Del Rey

Translator: Lyra Sky 和訳

 

 

可愛らしい、そして危ない歌詞。

初めて曲名を見た時に、Lyraの頭に浮かんだのは、このブログでも取り上げたNeil Young  Cinnamon Girl】。

次にはもちろん、このブログで同じく和訳した Type O’Negative。

 

【Cinnamon Girl/ Neil Young and Crazy Horse】和訳本当の意味 趣味趣向 Taste and Disposition

*【Cinnamon Girl/ Type O’Negative】和訳タイプ・オー・ネガティヴの魅力 Hotter Than Original Neil Young

 

どちらもNeil Youngの【Cinnamon Girl】の歌詞だ。勿論メロディも。

だが、このLana Del Reyの【Cinnamon Girl】は、全く関係ない。

歌詞も曲も全く違うし、Lanaの世界観は、Nielのとは違う。

Neil Young and Crazy Horseの【Cinnamon Girl】の歌詞については、和訳したこちらのページに詳しく書いています。

 

このLana Del Reyの【Cinnamon Girl】は単に、彼氏とキスをしたせいで自分の歯にシナモンが挟まっている女性の(笑)、彼氏への「お・ね・が・い」。

その歯に詰まっている状態からシナモンガールというタイトルにしただけなのか、他にも意味や何かの要素が隠れているかは、歌詞の中には言及されてない。

でも個人的には、タイトルだから、シナモンの香りが頭に浮かぶと甘い感じがして、恋愛歌に合う。

甘くてビター。

それを表したかったから、このタイトルなのかもね。そしてNeil Youngも意識してるからだろう。

 

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Lana Del Reyは、20181012日にInstagramアカウントで最初に曲をプレビュー。その日のうちにサンプルを含む投稿を削除したから、上層部の誰かに「発売前に内容を明かすな」と注意されたのかしら?

その3日後の1015日にInstagramを介して2番目の投稿で、コーラス部分を紹介した。その時はタイトルはただの【Cinnamon】だった。

これは、このブログで初めてLanaを紹介した【Born to Die】の入ってある同タイトルのアルバムの収録曲【Radio】の元の曲名でもある。

「今、私の人生はシナモンのように甘い/私が生きているクソの夢のように」という歌詞が印象的だった。

レコード『Lustfor Life(2017)を宣伝している間、Lanaは、Pitchforkとのインタビューで

「まあ、彼らは強烈な個性の人達よね [笑い]。私の今までの人生で、私のことを、より悪者にした人達が何人かいたわ。 私は自分の周りにたくさんの問題を抱えていたから、自分の本拠地だと感じていた親しみやすい箱から抜け出せるかどうか、分からなかったの。だから、私が知っている事はこれで全部なのよ。私は今までの人生を気が狂った人達と推論しながら過ごしてきたの。私には皆んながチャンスに値するように思えたの、でも違ったわ。人生では時々、何も言わずに黙って立ち去ることも必要なのよ」と語っている。

妬みからくる憎しみからLanaを陥れようとする人達や、スキャンダルを面白おかしくするためにLanaをより悪く書いたりするパパラッチや同業者に対する意見だと思う。

昔のLanaは、言動がワザと注目されるように話していたから、誤解されてしまうのだろう。

そして、ファンがこのインタビューの言葉を引用して、オンラインで投稿してしまったと言う。

その投稿に対してLanaは、「[Pitchfork]のインタビューからの引用は、【Cinnamon】の[原文のまま]と一緒にするには最適な引用よね。でも中には、このチャンスに値しない人達もいますよ」とコメント。

パクらないでくれ、ということだろう。

Lyraもこのブログの文章や、SNSのコメントを真似されたり、着てる服などファッションを真似されて気持ち悪い思いをしているから、Lanaの言いたいことや辛い気持ちが良く分かる。

引用するなら、「Lyraの文章を引用しました」と書いてその文章をいじらないでほしい。Lanaも同じことを言っている。

そのマナーが守れない人は最低だし、他人のものを盗んで自分の手柄にする人は犯罪者だから、然るべき処置をすべきだ。

だだ、Lana Del Reyの場合は、作品によっては微妙だな、と複雑な心境になる。

だってLanaは、良いとこ取りをして自分の曲にしてしまう、いや名曲にしてしまうのが上手いからだ。

 

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この【Cinnamon Girl】のように、しっとりしていながら力強い歌詞を歌う、EDMのにおいがするこのアルバムは、大ヒットした。

良き時代のアメリカを表現をしたいLana らしく、タイトルにNorman Rockwellを持って来たこのアルバムタイトルにしているし。

そして、今年2021年の319日にリリース予定の7枚目のニューアルバムも、アメリカンドリームがあった良きアメリカ= 1950年代を意識して作られているから、凄く期待してしまう。

早速、LyraBox セットの方のニューアルバム『Chemtrails Over The Country Club』を予約しちゃいましたよ。

 

 

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1950’sファッションをしたり、古き良きアメリカ好きなLanaであるし、色々な昔ののアーティストの曲を聞いて来たということや、この曲名からしてLanaは、意図的にNeil Young 1969年の【Cinnamon Girl】からタイトルを選んだ気がする。

Neilへのオマージュとして使用したのではないか?

この手法は、前々から話しているLanaの特徴であり、良いアーティストの美味しいところを真似する良い所取りに繋がる。

歌詞は全くNeilとのは違うが、若干、震える歌い方が、Neilか?って気もしなくもない。

似てる歌い方をしているとしても、サウンドがデジタルサウンドを多用していたり電子ビートをいれているから、Neilさは、普通の人は、気づきもしないだろう。

上手く自分のものにしちゃうよね、Lanaは。

電子制作とサイケデリックスの影響を受けたバラードだと言えるでしょう。

カリフォルニア州ロサンゼルスのコンウェイレコーディングスタジオで録音されたこの曲は、叙情的である。

だが歌詞は、メロディの叙情性とは真逆で、処方薬中毒者であるくせに彼女から離れようとしている恋人をほのめかす、有毒な恋愛関係について語っているのだから、タチが悪い。

色々な色の錠剤を飲み、薬に支配されてるような彼氏とは、サヨウナラしたら良いのにね〜。歌詞の主人公は、それでも一緒にいたいのだ。

この歌詞から、何となく1972年のJoni Mitchelが浮かぶ。

彼女は当時James Taylorと付き合っていた。そしてその頃のJamesはジャンキーだったからだ。

【Cold Blue Steal & Sweet Fire】にある「私を傷つけずに抱いたら」という歌詞がそっくりでピンと来た。 NeilとJoniへの愛情があるからかけたのか?

「アナタはアタシを追い出そうとしてるけど/アタシには/戻る道が分かっちゃうのよ…」というのが本当のLanaなのかもしれない。

あざとい、、、けど、この部分は、かなり健気だと思う。

愛してほしい気持ちがわかる。

それに優しく抱きしめられたことがないのかな?と言うサビの歌詞が気になるし。Lyraとは違う、M気質が露呈されてる。

リリース当時は、LanaNY州警察官と付き合っていた。

今は別れてしまったけど。このアルバムがリリースされた2019年には結構話題になっていた。ミュージシャンと付き合うことが多かったからか?

今の彼氏は誰かしら?

Lanaのこの【Cinnamon Girl】は、燃えるように愛してほしい女性の気持ちがわかる。

歌詞中でLyraがエナジー、と和訳したのはエナジードリンクのこと。スラングよ。

エナジーのんで、エナジーを得て、一晩中愛し合うってことかしらね。

サビの歌詞とか、イヤらしくて堪らない。

こんなことを言われたら、アナタはどうするのかしら?

色々、想像して。

楽しんで…

たまには、Lyraを想い描いてね。

 

Del Rey first previewed the song on her Instagram account on October 12, 2018, deleting her post with the sample later that same day. She shared a second snippet via Instagram on October 15, 2018, showcasing the chorus of the song. The song was initially believed to be titled “Cinnamon”, which was also the original name for Del Rey’s Born to Die song “Radio”, which features the line “Now my life is sweet like cinnamon/Like a fucking dream I’m living in”.

While promoting her record Lust for Life (2017), Del Rey stated in an interview with Pitchfork:

Well, they’re personal. [laughs] I had some people in my life that made me a worse person. I was not sure if I could step out of that box of familiarity, which was having a lot of people around me who had a lot of problems and feeling like that was home base. Because it’s all I know. I spent my whole life reasoning with crazy people. I felt like everyone deserved a chance, but they don’t. Sometimes you just have to step away without saying anything.”

Following a fan posting that quote online, Del Rey commented on the post that “The quote [from Pitchfork] is a perfect quote to go along with cinnamon [sic]. Some people don’t deserve a chance.”

 

Credits and Personal

Personnel

  • Lana Del Rey – vocals, songwriting, production
  • Jack Antonoff – songwriting, production, engineering, mixing, programming, guitar, keyboards, piano
  • Laura Sisk – engineering, mixing
  • Jonathan Sher – assistant engineering
  • Chris Gehringer – mastering
  • Will Quinnell – assistant mastering

Technical

  • Mastered at Sterling Sound
  • Recorded at Conway Recording Studios, Los Angeles, United States

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