Iggy Pop【American Valhalla】和訳 解説 生き残った戦士

Happy Birthday Iggy Pop!!

毎年恒例のイギー・ポップのバースデーに,Lyraが和訳して皆んなでお祝いしましょう!を今年もやりましょっ❤️

いつもソロをバースデーに取り上げて来ましたが、今年はコラボの曲から愛しのIggyとこれまた大好きな Josh Hommeが共演してる映像作品からの同名曲【American Valhara】を和訳解説します〜。皆んなでイギーのお誕生日をお祝いしましょう!

今日Lyraが和訳&解説するのはアメリカ合衆国出身の Iggy Pop イギー・ポップ です。

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今日Lyraが和訳する曲は、イギー・ポップの17枚目のアルバム『Post Pop Depression』に収録されている【American Valhalla】。

2016年3月18日にキャロライン・インターナショナル/ロマ・ビスタ・レコーディングスからリリースされ、Queens Of The Stone Age クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのJosh Homme ジョシュ・オムがプロデュースしています。

詳しい解説はLyraのHipな和訳の後にまたお話しましょう!

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Post Pop Depression is the seventeenth studio album by American rock singer Iggy Pop, released by Caroline International / Loma Vista Recordings on March 18, 2016. Produced by Josh Homme of Queens of the Stone Age, the album was recorded in secrecy and features contributions from Queens of the Stone Age keyboardist and guitarist Dean Fertita, and Arctic Monkeys drummer Matt Helders.

=American Valhalla=

I have no plans, I have no debts
The mind is not the carefree set
I’m looking for American Valhalla
So if it passes by, give me a holler
Please
予定もないし
借金もない
心は気楽なものではない
アメリカのヴァルハラを探している
だからもし通りかかったら
声をかけてくれ
頼むよ
I’ve shot my gun, I’ve used my knife
This hasn’t been an easy life
I’m hoping for American Valhalla
But if I have outlived my use
Please drink my juice
Innocence
It’s so hard to figure it out
Innocence
It’s so hard to figure it out
I don’t know
I don’t know
I don’t know
I don’t know
It’s so hard to figure it out
I don’t know
I don’t know
I don’t know
I don’t know
銃を撃ったことはあるし
ナイフを使ったこともある
楽な人生ではなかったぜ
アメリカのヴァルハラを願っている
でももし俺が役に立たなくなったのなら
俺のジュースを飲んでくれ
無垢
理解するのはとても難しい
無垢
理解するのはとても難しい
わからない
わからない
わからない
わからない
わからない
理解するのはとても難しい
わからない
わからない
わからない
わからない
わからない
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Where is American Valhalla?
Death is the pill that’s tough to swallow
Is there anybody in there?
Who do I have to kill?
I’m not the man with everything
I’ve nothing but my name
アメリカのヴァルハラはどこにある?
死は飲み込みにくい薬だよ
中に誰かいるのか?
誰を殺さなければならないんだ?
俺は全てを持っている男じゃない
俺には名前以外
何も持ち合わせていないぜ
Lowly, lowly deeds
That no one sees
Lowly, lowly deeds
That no one sees
Where is American Valhalla?
Death is the pill that’s hard to swallow
Is anybody in there?
And can I bring a friend?
I’m not the man with everything
I’ve nothing but my name
I’ve nothing but my name
I’ve nothing but my name
I’ve nothing but my name
I’ve nothing but my name
卑しい
卑しい行いだよ
誰にも見られない
卑しい
卑しい行い
誰にも見られない
アメリカのヴァルハラはどこにある?
死は飲み込みにくい薬だよ
そこに誰かいるの?
友達を連れて行ってもいいかい?
俺は全てを持っている男じゃない
俺には名前以外
何も持ち合わせていないぜ
俺には名前以外
何も持ち合わせていないぜ
俺には名前以外
何も持ち合わせていないぜ
俺には名前以外
何も持ち合わせていないぜ
俺には名前以外
何〜もねぇんだよ

WRITERS: Joshua Homme, James Osterberg

Translator: Lyra Sky 和訳

 

American Valhalla アメリカン・ヴァルハラとは

この【American Valhalla】というタイトルは、曲でもありますが,イギー・ポップのアルバム「Post Pop Depression」製作風景、そしてアルバム完成を受けて開催されたライブを追ったドキュメンタリー映画のことでもあります。

ソロ名義としては17枚目のアルバムとなる『ポスト・ポップ・ディプレッション』に収録されている曲が、この【American Valhalla】でアルバムは、イギーとジョシュ・オムの共同制作による作品。秘密裏に録音され、Queens Of The Stone Age クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジや Dead Weather デッド・ウェザーのキーボーディスト兼ギタリストのディーン・フェルティタとアークティック・モンキーズのドラマー、マット・ヘルダースも参加しています。

和訳【Be Still /The Dead Weather】解説 自分でいられる場所 This is Home to Me

 

映画『American Valhalla』について

2016年3月に発売された『Post Pop Depression』は、イギーが自費でレコーディングを計画し.自ら Queens Of The Stone Age クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ Josh Homme ジョシュ・オムにプロデュースを打診したところからプロジェクトがスタート。

作曲、レコーディング作業はイギー、ジョシュに加えて「クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ」のディーン・フェルティタ、「アークティック・モンキーズ」のドラマーであるマット・ヘルダースの4人によって、外部と完全に遮断されたモハベ砂漠で極秘裏におこなわれました。

本作ではコラボのスタートからデモ音源レコーディング、アルバムリリース、さらにイギリスのロイヤル・アルバート・ホールでのライブの模様までもカメラが追っていくドキュメンタリー映画になっています。

ロンドンの象徴的なロイヤル・アルバート・ホールでのクライマックス公演へと繋がる、爆発的なツアーの様子も描かれていてエキサイティングな作品です!

息を呑むような映像美と親密な密着取材を通して、『アメリカン・ヴァルハラ』は、「リスクを冒さなければ何も得られない」というモットーを胸に刻んだミュージシャンたちの、強烈な絆を露に見せています。

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歌詞について

イギーというパンクロックの父とも言えるアーティストの最高な作品であり、このアルバムに収録された各曲はどれも名曲ばかり。

その中でもこの【American Valhalla】は特に輝きを放っていると言って良いでしょう。

タイトル・トラックであるこの曲は意味深に歌われるタイトルが重要。

ヴァルハラとは天国の意味。

「なぜ北欧神話の天国 (ヴァルハラ) が他の文化圏に存在する死後の世界よりも「楽園」の名にふさわしいのか」についてのジョシュ・オムとイギー・ポップの会話から生まれた曲です。

イギーが、それからどういう経緯であの見事な自己を投影した歌詞の「American Valhalla」を作り上げるに至ったのかを、ジョシュ・オムが後に雑誌Mojo に語っていました。

「パンク・ロックの創始者としてのアイコンも人生の後半戦に突入する。嫌われながらも多くのすばらしいバンドの誕生を促したバンドで、逆境にもかかわらず常に自分であり続ける姿を体現してきた人が、イギーポップなんだよ。あの『誰も理解できない孤独な行為 / 俺にあるのはこの名前だけ』という歌詞。彼は死を目の前にしても何も恐れることはないとわかっている…あのセリフに関われた自分は本当に幸せだと思う」

 

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メインの意味は、老いていくことへの悲しみを歌っています。切ない曲です。

ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、Iggy Pop は、このアルバムのテーマは自身の年齢を重ねたことから生まれたものであり、「長年の奉仕の後には何が待っているのか?名誉はどこにあるのか?」と問いかけていると語っていました。

彼はさらにこう続けています…「アメリカ社会は極めて競争が激しいので、最終的に自分以外の誰にとっても役に立たなくなった時、一体どうなるのか?その時、何が起こるのか?そして、自分自身にとって役に立ち続けることはできるのか?俺は、ある種の人物像を思い描いていた。それは、俺自身と退役軍人を掛け合わせたような人物像だ。」

この言葉から、まるで終わりを感じてる男のようなセリフで悲しい…様々な場所や人々を相手に戦い続けて来たイギーだから、戦士のように自分のことを思って来たのかもしれませんね。でも退役軍人とイギーが言うなんて悲し過ぎる、だっていまだにステージでイギーは輝いているからだ。

ガーディアン紙にもこう語っています。

「その年の初めに、誰か(ストゥージズのギタリスト、ジェームズ・ウィリアムソン)が『飲み込みにくい薬』というフレーズを使って俺を侮辱したんだ。俺はそれを否定的に受け止めて、『これはきっと歌の最高にイケてるフレーズになるぞ』と思った。俺は『飲み込みにくい薬って何だろう?』と考えていた。それは自分が死ぬと知ることだ。自分の死と向き合うことだ。90歳になるまで十分なお金を分けておかなければならないことだ。でも一方で…そんなことは考えたくない!」

そうだよ,イギー!貴方はまだやれるぞ!

因みに、ヴァルハラについて補足すると、北欧神話では、ヴァルハラは、540もの扉を持つ広大な館で、神オーディンが統治しているといいます。

オーディンはそこで、戦死した戦士たち、そしてヴァルハラにふさわしいと認められた者たちを統べています。戦死した戦士たちは、永遠に傷つくことがないという確信のもと、安らかに日々戦い続けるのです。

プロデューサーでもあるジョシュ・オムとイギーとの会話から生まれた曲が、この【American Valhalla】です。

Joshは、「天国の様々な形や、そこに入る方法について話し合ったんだ。ヴァルハラでは、自分にふさわしい相手と対峙しなければならないんだぜ」

これにイギーは、「ジョシュはヴァルハラをイスラム教の楽園に例えた。俺は、こう答えたよ。『アメリカにもヴァルハラはあるの?アメリカで今すぐ欲しい。一体どこにあるんだ?ラスベガス?社会保障?どこにあるんだ?』」

イギーらしいウィットに富んだ問いかけだ。こんな風に、想像力を掻き立て合う会話からこの曲は生まれた…イギーは,楽園に行きたいのだ。

ジョシュ・オムはMojo誌にこの曲の制作秘話を話していて「ヴァルハラの理想がクールだって話してたんだ。だってそこに行くには、本当に何か全力で何かを成し遂げなきゃいけないから。ただ自爆するだけでヴァルハラに入れるわけじゃない。そんな風にはいかない。勇気が必要なんだ。それで、『アメリカにもヴァルハラってあるのかな?』って思ったんだ。 ヴィブラフォンの音色はローマ風で、まるでオペラみたいだった。人生の晩年を迎えたアイコン、パンクロックの創始者。数々の困難を乗り越え、自分らしさを貫き通した彼は、嫌われながらも数々の名バンドを生み出したバンドの一員だった。歌詞にある『誰にも見られない孤独な行い。俺には名前以外何もない…』。彼は死と向き合い、何もかもが無意味だと感じている。そんなメッセージの一部になれたことが、本当に素晴らしい経験だった。」

このミュージックビデオは、ニューヨークを拠点とするジェイミー・ジェームズ・メディナ監督が手掛け、イギリス人モデルのルース・ベルが出演。

ベルは小さな箱の後ろの椅子に座り、その箱からはボクシングの試合映像とイギー・ポップの映像がミックスされた映像が流れる…その後箱が消え、ベルの顔に痣ができている様子が映し出される。

「『アメリカン・ヴァルハラ』を聴いていた時、1963年にナイジェリアで行われたディック・タイガーとジーン・フルマーの、地味ながらも名勝負を思い出したんです。なぜかそこに何か繋がりを感じました」とメディナ監督はNownessに語りました。

「イギーの声には歴史が詰まっていて、それが彼のニューアルバム全体のテーマになっているように思います。挑戦者、生き残り、最後の生き残りといったテーマです。イギー自身がその試合を観ていたことを覚えているなんて、本当に驚きです」

Iggy Pop が歩く後ろに道がある。彼がパンクロックや荒削りのロックミュージックを開拓して来たのだ。

どんな苦境にも耐えて,どんな戦いでも立ち上がって来た…それがイギー・ポップと言う人間なのだ。

未知の世界にも挑戦し、どんな戦いにも屈強な戦士のように戦い続けて来て生き残った人間がイギー・ポップだ。

生き残りというより、何度も生まれ変わってヴァージョンUPして来た人だと思う。

だからまだイギーは終わらない夢を私たちに与え続けてくれる。

だってイギーが生きてるこの世が、ヴァルハラなのだから!

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Personnel

  • Iggy Pop – vocals (1–9), acoustic guitar (6)
  • Josh Homme – vocals (1–8), gang vocals (9), guitar (1–4, 6, 7), acoustic guitar (8, 9), 12-string electric guitar (5), nylon guitar (9), lead guitar (2, 6), slide guitar (1), lead lap steel (8), bass (2–4, 7–9), piano (4–6, 9), Mellotron (6), synthesizer (1, 2), Fun Machine (4, 9), percussion (5), steel drum (3), chimes (6, 8), vibraphone (3, 8), Indians (6)
  • Dean Fertita – gang vocals (9), guitar (2, 7), electric guitar (6), 12-string electric guitar (4, 9), lead bridge guitar (8), bass (5), keyed bass (1), piano (1, 6, 8), grand plinky piano (7), Wurlitzer (3), clavinet (5), synthesizer (2), Moog (1)
  • Matt Helders – vocals (3, 5, 8), gang vocals (9), drums (1–5, 7–9), percussion (5, 6), marching snares (6), tom toms (6, 7), shaker (4), Indians (6)

Additional

  • Philip Blake Cooper – tuba (3)
  • Jordan Katz – trumpet (3, 5, 7)
  • Danny T. Levine – trumpet (3, 5, 7),valve trombone (3, 5), marching French horn (3)
  • David Moyer – baritone saxophone (3, 7), flute (3, 5),

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