Happy Birthday Iggy Pop!
毎年恒例イギー・ポップのBirthdayにLyraがIggy の曲を和訳解説して皆んなでお祝いしましょうの日が来ました。77歳にしてこのパワー!未だにワイルドなステージを繰り広げ、Iggy Popは丸裸な曲を書き殴ったかのような赤裸々歌詞を乗せて爆走中。
こんな素敵な人いない。自分らしくあり続ける。私はそんなIggy Popを尊敬し続けます。これからも長生きしてね。
さあ、お祝いしよう!
今日Lyraが和訳&解説するのはアメリカ合衆国出身のミュージシャン、Iggy Pop イギー・ポップ、本名James Newell Osterberg ジェームズ・ニューウェル・オスターバーグ(1947年4月21日生まれ)
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1967 年に結成、その後何度も解散と再結成を繰り返してきたプリミティブなパンク バンド、The Stooges ザ・ストゥージズのヴォーカリスト兼作詞家。
多くのフォロワーから愛され「パンクのゴッドファーザー」と呼ばれる。NPRによって50人の偉大な声の1人に選ばれた。 2010年、彼はストゥージズのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たし2020年にソロ作品でグラミー賞生涯功労賞も受賞した。
今日Lyraが和訳する曲は、1977年3月18日Iggy Pop のソロアルバム『Idiot』に収録されている曲で1st シングルの【Nightclubbing】。
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“Nightclubbing” is a song written by David Bowie and Iggy Pop, first released by Iggy Pop on his debut solo studio album, The Idiot in 1977. It has been since considered “a career highlight”, along with “Lust for Life” and has been covered by many artists. It is also extensively featured on other media.
=Nightclubbing=
Nightclubbing, we’re nightclubbing
We’re what’s happening
Nightclubbing, we’re nightclubbing
We’re an ice machine
We see people brand new people
They’re something to see
[Chorus]
Nightclubbing, we’re nightclubbing
Bright-white clubbing
Oh isn’t it wild?
Nightclubbing, we’re nightclubbing
We’re walking through town
Nightclubbing, we’re nightclubbing
We walk like a ghost
We learn dances brand new dances
Like the nuclear bomb
[Chorus]
When we’re Nightclubbing
Bright-white clubbing
Oh isn’t it wild?
ナイトクラブで遊んでる
俺たちナイトクラブで楽しんでるぜ
今起きていることが俺たちさ
ナイトクラブで遊んでる
俺たちナイトクラブで楽しんでるぜ
俺たちが*アイスクリームマシンさ
俺たちは最先端の人々に会うんだ
彼らは見るためのものだな
ナイトクラブで遊ぶ
俺たちナイトクラブで楽しんでるぜ
白一色のクラブ周りさ
ああ
それってワイルドじゃないかい?
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ナイトクラブで遊ぶ
俺たちナイトクラブで楽しんでるぜ
俺たちは街を練り歩く
ナイトクラブで遊ぶ
俺たちナイトクラブで楽しんでるぜ
俺たちは亡霊みたいに歩くのさ
俺たちは最新式のダンスを習うんだぜ
それはまるで核爆弾みたいなんだ
俺たちがナイトクラブ遊びをする時は
最新式のナイトクラブで遊んでやるからな
白一色のクラブ遊び
ああ
それってワイルドじゃないかい?
Songwriters: Iggy Pop, David Bowie
Translator: Lyra Sky 和訳
【Nightclubbing】について
ミニマリスト、エレクトロニック、そして実験的なイギー・ポップの堂々たるソロ・デビュー・アルバム『The Idiot』は、The Stooges のニヒリスティックなプロト・パンクからの大きな出発点になった。
この【Nightclubbing】は、デヴィッド・ボウイとイギー・ポップによって書かれた曲であり、【Lust For Life】と並び多くのアーティストにカバーされ、他メディアでも広く取り上げられている。
*【Lust For Life/ Iggy Pop】和訳 解説 Rock’s Never Die! 叫べ、声高らかに!
この曲は、ベルリンで書かれ録音され、ローランドのドラムマシンとピアノでDavid Bowieをフィーチャーし作られた。Iggy Popが結果に満足していると言うと、Bowieは、「本物のドラムが必要だ」と抗議。Iggyは、「これはお尻を蹴る、ドラマーよりも優れている」と言って、リズムマシンを維持するように主張したらしい。
Iggy は主にその場で「10分で」歌詞を書き、Bowie は「幽霊のように夜を歩く」ことについて書くことを提案した.。
曲のリフは、Gary Glitter の「ロックンロール」のいたずらっぽい引用と言われている。
影響
【Nightclubbing】はアート ロックの定番だ。IggyとプロデューサーのDavid Bowie が共同で書いたこの曲は、振り返ってみるとIggy の最高の曲の 1 つと見なされており、ダニー ボイルがアーヴィン ウェルシュの『Trainspotting 』を翻案した曲のサウンドトラックに収録もされている。
歌詞は、Bowie がインストルメンタル トラックを作成した後に書かれたもので、Iggy が「幽霊のように歩く」ことについて書いていて、これはBowie からの即興の提案に部分的に触発され書いたたものです。 ドラム トラックは、Nine Inch Nailsナイン インチ ネイルズが 1994 年のヒット曲【Closer】でサンプリングしたことで有名。
この曲は、グレース ジョーンズ、ジョリー ボーイズ、ブルバーティゴ、ヒューマン リーグなど、多くのアーティストによってカバーさへて来た。
グレース・ジョーンズのバージョンはメインストリームの成功を収め、同名の彼女のアルバムに収録されている。
Siouxsie Sioux は彼女のバンド The Creatures と共に、1999 年のライブ アルバム Sequins in the Sun でこの曲をカヴァー。
2021年、アメリカのポスト・パンク・バンド、ダミアン・ドーンが【Nightclubbing】のカバーをシングルとしてリリースした。
ナイン・インチ・ネイルズのヒット曲「クローザー」は、曲のローランド・バスドラムのサンプルを修正したもの。トレント・レズナー、ピーター・マーフィー、アティカス・ロス、ジョーディ・ホワイトが後にラジオのライブセッションでこの曲をカバーした。【Nightclubbing】のドラム ループは、Oasis の曲【Force of Nature】で使用。
『Love, Honor and Obey 』のサウンドトラック用に書かれたトラックで、2002 年のアルバム Heathen Chemistry に収録されている。
この曲は、1996 年の映画「トレインスポッティング」で、Iggy Popの別の曲【Lust For Life】と共に取り上げられた。
HBOのシリーズ『Westworld』の第3シーズンのエピソード「ジャンル」で登場もしている。
*歌詞について
David Bowie の 1977 年のアルバム『Heros』のように、『Idiot』も西ベルリンで録音されたもので、このトラックとBowie の「ベルリン トリロジー」のトラック、特に「Sons Of The Silent Age」のような曲との類似点は簡単にわかるだろう。
歌詞についてはシンプルで分かりやすいもの。ただ隠喩があったりして妖しい雰囲気があるのが、特徴だ。
*アイスクリームマシーンは、アイスクリーム製造機のこと。だがこれは甘いアイスクリームを作る意味だけでなくコカイン製造機という隠喩でもあるの。それにブランニューホワイトも、最新の粉にも取れるので個人的には、かなりやばい歌詞だと感じております〜。
あと歌詞の終わりの白一色もあのドラッグの粉の色とも言えるので危険なナイトクラビングは、幽霊のように歩くことだけではく、死へまっしぐらの粉の世界でもあるのでしょう。
先ほどと書いたけど、Iggy自身もインタビューで、David Bowie が想像した曲のオリジナルのコンセプトをほのめかしていて、Bowie が「幽霊のように夜を歩く」ことを書いたら?と提案したから、Iggyは「10分で」その場で歌詞を書けたとも言える。だが、そんな提案なくてもIggy はパパッと描けたに違いない。
だってIggy Popは、自分自身をどう見せるか、何が言いたいのかがハッキリ分かっている人間だからだ。
この曲は、フランスのエルヴィル城で主にレコーディングされたもの。その雰囲気も出ている。だが収録曲の中で最も強力な【Nightclubbing】の妖しい雰囲気はDavid Bowie と Iggy Popが一時居住したベルリンのいかがわしい繁華街の匂いや空気を想わせているからだと思う。
ヤバイ地域、赤いあの電灯の中を夜な夜な歩き回った時を、そして繁華街の部屋で毎日暮らす危ない自分自身をIggy Popは頭に思い描いていたに違いない。
その強烈ないかがわしい時を過ごした経験があるからこそ、Iggy Pop ならではの超俗的なヴォーカルは色を呼び、色気を丸出しにしている。そして歩き回る命を削る粉を伴うナイトクラビングは、霊を呼び寄せる行動だからIggyはこの歌詞を書き、この歌い方をしたのだ。自分を常に持っているんだな。
Iggy Popはブレない男。
だって嘘偽りのない、かっこ悪い自分も危うい自分も曝け出すパワーがあるからだ。
だからIggy Popは不滅なのだ!
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The instrumental section to this track was written by David Bowie.
Like “Heroes”, Bowie’s 1977 album, The Idiotwas recorded in West Berlin, and it’s easy to see the resemblance between this track and that of Bowie’s “Berlin Trilogy”, particularly songs like “Sons Of The Silent Age”.
Cover Version
The drum track was famously sampled by Nine Inch Nails in their 1994 hit “Closer”
Personnel
- Iggy Pop – lead vocals
- David Bowie – keyboards, synthesizer, piano, drum machine, backing vocals
- George Murray – bass
- Phil Palmer – guitar
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