【Iggy Pop and The Stooges/ Search And Destroy】和訳 パンク精神はアート! Most-Seminal Art 解説

You’re the living proof of that age is just a number! Stay cool & powerful as has been the way until now.Happy Birthday Iggy!

今年も又このHappy Weekが始まったわ。

Iggy Popのバースデイを皮切りに好きなアーティストのお誕生日が立て続けに来るこの時期が来た。

Iggy Popのお祝いならば、彼の人気曲を選ぼう!と言うのが常だが、ここLyraのブログではIggyらしさ、Iggyの魅力が詰まっている曲にしたい。

だって売れ線よりも、断然初期Iggy & The Stooges時代の方が、Iggy が輝いているからだ。

色々お騒がせ時代もあったIggy。

時代によって服装や歌い方、キャラまで変わって行ったが、このアルバムの頃が個人的に1番"Raw Power"だったと思う。

そして彼が最も美しい時代だった。(勿論、今も好き)

Punks 好きは、絶対に外せないこの曲でIggy Popの誕生日をお祝いをしようよ!

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ミシガン州アナーバー出身のガレージバンド、The Stooges ストゥージズ 

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1960年代末のガレージロックバンドを代表するロックバンド。

そしてこのバンドのフロントマンが、Iggy Pop イギー・ポップ こと、James Newell Osterberg Jr. ジェームズ・ニューエル・オスターバーグ・ジュニア1947年4月21日 - )。

ロックミュージシャンでありボーカリスト作曲家音楽プロデューサー俳優と活動は多岐に渡り、ソロ活動では、多くの名曲を持つ、ワイルドで、パンクスピリット溢れるゴッド・ファーザーでもある。

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今日Lyraが和訳する曲は、Iggy PopがIggy & The Stooges時代に1973年リリースした3rd アルバム『Raw Power』に収録されている【Search and Destroy】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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"Search and Destroy" is a song by American rock band the Stooges, recorded for the group's third album Raw Power (1973). Lead singer Iggy Pop said that the title was derived from a column heading in a Time article about the Vietnam War. In 1997, "Search and Destroy" (along with the rest of the songs on Raw Power) was remixed and remastered by Pop and Bruce Dickinson. The result was far more aggressive and stripped down than the original release, which had been mixed by David Bowie.

=Search And Destroy=

[Verse 1]
I'm a street walking cheetah
With a heart full of napalm
I'm a runaway son of the nuclear A-bomb
I am a world's forgotten boy
The one who searches and destroys

[Bridge]
Honey gotta help me please
Somebody gotta save my soul
Baby, detonate for me!

[Verse 2]
Look out honey, cause I'm using technology!
Ain't got time to make no apology
Solar radiation in the dead of night
Love in the middle of a fire fight

[Pre-Chorus]
Honey gotta strike me blind
Somebody gotta save my soul
Baby, penetrate my mind

[Chorus]
And I'm the world's forgotten boy
The one who's searchin', searchin' to destroy
And honey I'm the world's forgotten boy
The one who's searchin' only to destroy
Hey!

[Verse 2]
Look out honey, cause I'm using technology!
Ain't got time to make no apology
Solar radiation in the dead of night
Love in the middle of a fire fight
[Pre-Chorus]
Honey gotta strike me blind
Somebody gotta save my soul
Baby, penetrate my mind
[Chorus]
And I'm the world's forgotten boy
The one who's searchin', searchin' to destroy
And honey I'm the world's forgotten boy
The one who's searchin', searchin' to destroy
[Outro]
Forgotten boy, forgotten boy
Forgotten boy said
Hey forgotten boy

 

 

俺は街を歩くチーターだぜ

それもハートに

ナパーム弾をフル装備でな

核原子爆弾搭載した家出息子だぜ

俺は世界の忘れられた

索敵殲滅作戦の男ってわけ

 

お前は俺を助けなきゃいけないよ

お願いだ

誰かが俺の魂を救わなきゃ

ベイビー

俺のために爆発させて

 

用心しなよ

可愛いお前

俺はテクノロジーを駆使してるんだからな

謝罪してる時間なんてないぜ

夜の死の太陽光放電さ

消化活動の途中が大好きだぜ

 

なあ〜お前が

俺を盲目にさせなきゃダメさ

誰かが俺の魂を救わなきゃ

ベイビー

俺の考えを覗いておくれ

 

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そりゃ俺は世界に忘れられた男さ

それも探って

探りまくって

ぶっ壊す奴さ

可愛いお前

俺は世界に忘れられた男さ

だから俺は

探って

探りまくって

ぶっ壊す為に生きてる奴さ

ヘイ!

 

用心しなよ

可愛いお前

俺はテクノロジーを駆使してるんだからな

謝罪してる時間なんてないぜ

夜の死の太陽光放電さ

消化活動の途中が大好きだぜ

 

なあ〜お前が

俺を盲目にさせなきゃダメさ

誰かが俺の魂を救わなきゃ

ベイビー

俺の考えを覗いておくれ

 

そりゃ俺は世界に忘れられた男さ

それも探って

探りまくって

ぶっ壊す奴さ

可愛いお前

俺は世界に忘れられた男さ

だから俺は

探って

探りまくって

ぶっ壊す為に生きてる奴さ

ヘイ!

 

忘れられた男

忘れられた男

忘れられた男が言ってんだよ

オイ!忘れられた男

 

Songwriters: Iggy Pop, James Williamson

Translator: Lyra Sky 和訳

 

このワイルドで周りをぶった切って行く我が物顔のサウンドがあるから、Iggy& The Stoogesファンをやめられない。

バリトン・ヴォイスのIggyが、優しく歌うバラードも好きだし、わざとダミ声で歌う、あのメジャーなバカ売れした曲も大好きだ。

でもパワフルさと、ざわつくような危険さを感じたいならば、やはり The Stooges時代のアルバムの方が数百倍危なさを放っている。

Iggy Pop の過激なパフォーマンスが特徴の1つでもあるThe Stoogesは、後のパンク/ニュー・ウェイヴに大きな影響を与えた。

そう言った意味でもこのバンド時代の方が伝説を作っている。

パンクの過激なステージングの元祖と言って良い。

 

 

2010年『ロックの殿堂』入り。ローリング・ストーン誌選出「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」第78位と実力、名声ともに獲得しているIggy。

タイトルの由来

 

【Search & Destroy】は、アルバム『Raw Power』(1973)のために録音された曲だ。

IggyPopは、このタイトルはベトナム戦争に関するTimeの記事のコラムの見出しが由来だと話している。

 

1997年には、「Search and Destroy」(およびRaw Powerの残りの曲)は、PopとBruce Dickinsonによってリミックスされ、リマスターされた。

この話は、IggyのCDについてや【Shake Appeal】について書いた時にも話だが、David Bowie によってリミックスされてたものは、元のリリースよりもはるかにアグレッシブな部分をカットしてしまった。

賛否両論あり、意見は分かれてしまうが、個人的な好みはIggy Popの方だ。

カヴァーについて

この曲は多くのバンドがカヴァーしたり、ライブやレコーディングをしたり人気がある曲だ。

元Chemlab のボーカリスト、Jared Louche ジャリッド・ルーシュは、1999年のソロデビューアルバム『Cover Girl』の為に、The Ailanで曲をカバー。

カナダのアーティストPeachesも、2009年のチャリティーアルバム『War Child PresentsHeroes』で曲のカバーをしている。Sex Slavesは彼らのアルバム「BiteYourTongue」で、カヴァー。

そして、このブログで良く取り上げるRed Hot Chili Peppers は、Blood Sugar Sex Magic のレコーディングセッション中にこの曲をカバーし、アルバムのシングルのB面に入っている。

多くのアーティスト達が、カヴァーしたがる気持ちが分かる。

力強いサウンドとノリの良さ、セクシーさもワイルドさに危険さも合わさる無敵な音。

ロックのお手本のような曲。

正に皆が歌いたくなるBibical magicだ。

歌詞について

Iggy Popは、TimeMagazineの記事からこのタイトルを取ったと言う。

「【Search & Destroy】は、検索と破壊の概念であるタイム誌に因んでつけたタイトルだ。 彼らは俺にとって究極の確立の代表だから。執拗にタイムを読んでいたんだ。彼らは権力者とその権力を代表する党路線を与えていた。 だからちょっとソレを見て、彼らが何について話しているのかを見るのが好きだ。その内容を他の方法で使うのさ。それが俺が曲でやっていたことだよ」と語る。

作詞作曲のパートナーで Ron Asheton ロン・アシュトンとScot Asheton スコット・アシュトンは、世界最大のパンクバンドであるStoogesの中核だった。

Iggyの言葉によれば彼らは、「こいつらは、これまでに生まれた中で最も怠惰な非行のたぐいである豚の糞野郎だったよ」

愛のある?言葉も、仲良しの証拠で、今は亡きバンドメイトを偲ぶ為だろう。

そんな奴らと作るサウンドだから、Dirty Workになるのだ。

当時のアメリカ、当時の音楽業界、そして当時のIggyの匂いがしてくるリアリティ。

全てがあるのは、この友情のせいだろう。

パンクのスローガン

The Stoogesは、この【Search & Destroy】で、パンクロックの原型を打ち立てた。

ギタリストのJames Williamson ジェームズ・ウィリアムソンは、この曲でろくでなし最強Keith Richards のギター・リフを吹き飛ばす勢い。

ギターからベースに追いやられたRon Asheton ロン・アシュトンはベースを猛烈に叩き、兄のScott スコット・アシュトンはKeith Moon のようにドラムセットを壊す、じゃなかった、叩く、、、。

この曲には、無数の曲の影響を聞くことが出来るだろう。

そしてそんな彼らに続いたバンド達も数多く、Sex Pistols 、Ramones 、Motorhead 、Dead Boys (それをカバーした)、そしてNirvana と続いて来たのだ。

 

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因みにいつもの Lyraの深読みをチラッとだけ話すと【Search and Destroy】は、元は、敵を探し出し、破壊し、撤退するためのベトナムの軍事戦術の言葉だ、これを用いたことで、よりThe Stoogesのイメージを破壊暴力装置と見做せるように仕向けたのではないか?と思うのだ。

当時の彼はやりすぎた。やり過ぎる所まで、…極限まで堕ちていく。

「非常に危険な定義をしてる歌なんだよ。影響力を与えるアートを作りたいなから健全で理性的な生活を放棄することだ。全てにNo!を言い、ぶち壊していかなければならない。全てにNo!を言いぶち壊していかなければならない。レコーディング前から、俺はこのキャリアの終わりを覚悟していたんだぜ。『この曲は、俺を葬るだろう』と社会が批判するのが分かっていたのさ。だが俺にはそんな事どうでも良い。『作る!』って決めたんだよ。」


それが世界中に鳴り響き、やがて、パンクロックのスローガンに発展していく。

それは、このThe Stoogesの曲が魂があるからだ。

このワイルドなラブソングが、いつしか軍事用語をメジャーにする歌になるなんて、本当に面白い現象。

そして自らを肯定する力を与えてくれるようにも感じる。

この強いパワーは、人々を突き動かす言葉だ。

Henry Rollins ヘンリー・ロリンズは、それを自分の背中に入れ墨として刻んでいる。

だが、それはHenry の決意でもあるのだろう。

「たかが歌詞」と言う人が多い。

それで良いだろう。

ただIggy Popの歌詞で救われる者たちがいる。

Iggy Popの唄で、不遇時代から立ち直り前に進もうとする者たちもいる。

和訳【The Passenger/ Iggy Pop】僕らの行き先 Iggy Pop’s Life Our Lives

 

Iggy Pogが衝動を歌う事で、生きる喜びを見出す者もいるだろう。

【Lust For Life / Iggy Pop】和訳 解説 Rock’s Never Die! 叫べ、声高らかに!

 

そして破壊の歌詞をラブソングに転換した曲で、前へ踏み出せる勇気をもらう者もいるのだ…

ここに!

Iggy ありがとう!

これからも私達を、目覚めさせて。

そして生きる喜びを感じさせて。

長生きしてね。

 

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Iggy Pop took this title from an article in Time Magazine:

The lyrics, I just sorta took out of Time magazine, the concept of search and destroy. I used to read Time obsessively, because they were the representatives of the ultimate establishment to me. They were giving the party line that represented the power people and the powers that be. So I kinda liked to look in there and see what they were talking about, and then I’d use that inventory in other ways. That’s what I was doing in that song. –Source

Search and Destroy was first named as a military tactic in Vietnam to seek out the enemy, destroy them, and withdraw. It’s become a bit of a punk rock slogan, and Henry Rollins has it tattooed on his back:

An interesting insight by Ron Asheton on the authorship of the song parts:

Ron and Scott Asheton were the nucleus of the Stooges, the greatest punk band in the world. In Iggy's words, “These guys were the laziest delinquent sorts of pig slobs ever born." Ron passed away in 2009, but not before I sat down with him for ten...

Former Chemlab vocalist Jared Louche  covered the song with The Aliens for his 1999 solo debut Covergirl. Canadian artist Peaches contributed a cover of the song to the 2009 charity album War Child Presents Heroes. Sex Slaves covered the song on their album "Bite Your Tongue". Red Hot Chili Peppers covered the song during their Blood Sugar Sex Magik recording session, and released it as one of the b-sides for album's singles.

Personnel

  • Iggy Pop – vocals
  • James Williamson – guitar
  • Ron Asheton – bass guitar
  • Scott Asheton – drums

 

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