Grunge Rock好きと言うことは皆さんご存知なので理由は割愛します〜が、ジャンル問わずハードからソフトまで楽しんでいるのにGrungeは毎日聴いてしまう人間です。
好きなものならば毎日きく、と言うのは理解して頂けると思うけど、数時間たつとGrungeに擦り寄って行ってしまうLyraをどれだけの方々が理解してくれるか?となると若干、心配になります(笑)。理解しておくれ〜。
だってGrunge Rockは気持ちを楽にしてくれるから好き。
Bluesには心奪われるし、Psycheは小さい時から聴いて来たから空気みたいなものだしPunkは活力になるし…と拘りは全くないのだが、Grungeが特に楽な気持ちになるのは、その全ての要素が入っているからだと思う。
Grunge Bandは全て好きだ。
好きじゃない人にとっては「暗い歌詞にロン毛や髭面でヘヴィなサウンドの野郎達の歌」と全て同じに見えてしまうかもしれない。
だが好きな自分にとっては各々のバンドがそれぞれ全く違う個性を持っているからハマるのだと言いたい。(それぞれのGrunge Bandに対して愛の気持ちを書いて来たからLyraの過去の記事を読んで参照下さると嬉しい。)
今日取り上げるMad Seasonは渋すぎるバンドで、Grunge界隈ではブルージー担当だ。
Alice In ChainsとPearl Jam などの有名Grunge Rock Bandのメンバーがいるのも感慨深い。
おまけにこの曲には、Mark Laneganがゲスト参加してるのだから、渋さ倍増でLayneの粘着質の声とハスキーなMarkの酒焼けした声が絡み合うとゴージャスなGrunge Barに迷い込んだ気分になるの。
ああ、この2人の共演をまた見たかった。
天国いる2人に愛を込めて…このMad Seasonのデビューアルバムがリリースされた3月14日を記念して和訳しますね。
今日Lyraが和訳&解説するのはアメリカ合衆国ワシントン州シアトルで結成されたバンド、Mad Season マッドシーズン。
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シアトルのグランジシーンで活躍していた複数の主要バンドのメンバー達のサイドプロジェクトとして1994年に結成された。ある意味アメリカのロックのスーパーグループだ。
Mad Season は1995年3月に今まで紹介して来たこのアルバム【Above】(邦題:生還)のみリリースという、もっとアルバムを聞きたかったと思ってしまうバンドである。因みに『Above』は同年6月にアメリカレコード協会からゴールド・ディスクに認定された。
今日Lyraが和訳する曲は、このアルバム『Above』に収録されている曲【Long Gone Day】。 3 枚目のシングルとして 1995 年にリリースされた。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!
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“Long Gone Day” is a song by the American rock band Mad Season, released in 1995 as the third single from the band’s sole studio album, Above (1995).
=Long Gone Day =
[Verse 1: Mark Lanegan]
So much blood I’m starting to drown
Runs from cold to colder
Time to time the sky’s comin’ down
To help me lose my way
Tears and lies for answers
You and open veins, God knows I’m gone
Girl I just want you to come on down
Lord it’s a storm in my head and I fall
These sins are mine and I’ve done wrong, oh babe
Come on down
Come on down my babe, wrong time I know
Chorus: Layne Staley & Mark Lanegan]
Long gone day (Woah, woah-oh yeah)
Who ever said we’d wash away with the rain?
[Verse 2: Layne Staley]
See you all from time to time
Isn’t it so strange how far away we all are now?
Am I the only one who remembers that summer?
Oh-woah, I remember
Everyday each time the place was saved
The music that we made
The wind has carried all of that away
[Chorus: Layne Staley]
Long gone day
Who ever said we’d wash away with the rain?
[Saxophone Solo]
[Verse 3: Mark Lanegan]
So many tears I’m starting to drown
The rain in heaven’s all come down
Silver spoons affix the crown
The luckless ones are broken
Fears and lies for answers
You and open flames
God knows I’m gone
And I just want you to
Come on down
Lord it’s a storm in my head and I fall
These sins are mine and I’ve done wrong
I want you to, oh, I just want you to
Come on down
Saxophone Solo]
[Outro: Layne Staley]
I fear again, like then, I’ve lost my way
And shout to God to bring my sunny day
♪ Mark Landgan
寒さから
より寒い場所へと
俺が溺れ始めてる
計り知れない量の血
時々
空が落ちて来るんだ
俺が道を迷うのを手助けするために
涙と
答えを出すための嘘
お前と開いた静脈
神は俺が逝ってしまったのを知ってるのさ
なあ
俺はお前に
ただ降りて来て欲しいだけさ
ああもう
それって俺の頭ん中の嵐なんだよ
俺は倒れるのさ
これらの罪の数々は
俺のもので
俺は間違った事をしでかしたのだな
ああベイビー
降りて来てくれよ
降りて来てくれよ
俺の愛する人
今じゃないって分かっているさ
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♪ Layne Staley & Mark Lanegan
遠く過ぎ去った日々よ
(うあ〜ああ-ああ そうさ)
遠く過ぎ去った日々よ
(うあ〜ああ-ああ そうさ)
雨で洗い流されるなんて誰が言ったんだよ?
♪ Layne Staley
あちこちでいつもお前らに会う
俺たち全員が
今どれだけ離れているか
奇妙じゃねぇか?
あの夏を覚えているのは
たった1人俺だけかい?
ああ-うあ
俺は覚えてるよ
毎日
毎時間
その場所が保存されるたび
俺たちが作った音楽
その風がその全てを持ち去って行ったよ
♪Layne Staley
遠く過ぎ去った日々よ
雨で洗い流されるなんて誰が言ったんだよ?
♪ Mark Lanegan
俺が溺れ始めてる
計り知れない量の涙
天国のその雨は
全部
落ちて来るんだよ
相続財産が王冠を定める
その運の悪いものは壊れている
答えを出すための
恐怖と嘘の数々
お前と燃える炎
神は俺が逝ってしまったのを
知っているのさ
そして俺はただ
お前に降りて来て欲しいのさ
ああもう
それって俺の頭の中の嵐なんだよ
そして俺は倒れるのさ
これらの罪の数々は
俺のもので
俺は間違った事をしでかしたのだな
俺はお前にして欲しい
ああ
俺はお前にして欲しいだけ
降りて来てくれよ
♪ Layne Staley
俺はまた恐れるのさ
あの時と同じように
道に迷ってしまったよ
そして神へと叫ぶのさ
俺の晴れた日を
俺にもたらしてくれと
Songwriters: Mike McCready, Barrett Martin, Mark Lanegan, Layne Staley
Translator: Lyra Sky 和訳
場末のクラブ感
Grunge Rockは各バンドの影響されて来た音楽によって、パンク度数が高かったり、ヘヴィメタルに傾いたり、サイケデリックぽくなったりするのだと思う。
Mad Seasonはどちらかというとブルーズやフォークロック度数が高いバンドだ。それがこの曲だとジャズっぽくてバラエティの幅を広げていて面白い。
おまけにゲストボーカルのMark Laneganが渋い声出したら右に出るものはいない(褒めすぎかな?)人だから、より場末のジャズクラブで聴いているようでやばさも加味されて大人な雰囲気を楽しめる。
Mad Season
Mad Seasonは、シアトルのグランジシーンで活躍していた複数のバンドのメンバー達のサイドプロジェクトとして1994年に結成されたアメリカのロックのスーパーグループだ。
主要メンバーは、Pearl Jam のギタリストであるMike McCreadyマイク・マクレディ、Alice In Chains のリードボーカルである Layne Staleyレイン・ステイリー、Screaming Trees のドラマーである Baret Martin バレット・マーティン、そしてベーシストのジョン・ベイカー・ソーンダースである。
その繋がりから、あと元々 Alice In ChainsともPearl Jamとも仲良しだった Mark Lanegan (Screaming Treesのヴォーカリスト)が、この曲でゲスト参加し、Layneと一緒にメインボーカルを務めているのだ。
*Mark Laneganについて【追悼】Mark Lanegan ft. PJ Harvey【Hit The City】和訳 マーク・ラーニガンの全て Mark Lanegan R.I.P.
*Screaming Treesについて Screaming Trees【Nearly Lost You】和訳 グランジを聴く心構えLyrics
*Alice In Chainsについて→【Alice In Chains / Would?】 和訳 Regrets & Cling to Life 生と死
【Long Gone Day】について
【Long Gone Day】は、1995年4月29日にワシントン州シアトルでムーア・シアターで行われたバンドのコンサートで最初にライブで演奏された曲である。
このMVはその時のもの。ストリングスが入り、壮大なイメージを生み出している。
『Above』には通常のアルバムと、通常のCDにおまけでこの時のライブCDとDVDがついた3枚入りのデラックス盤がある。
そのCDの2枚目とDVDに入っているので、興味がある人は買ってみて。
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【Long Gone Day】歌詞 Lyrics
「【Long Gone Day】は、Layne と俺が一緒に書いた唯一の曲だ。彼はセリフを書き、それから彼は俺に紙を渡し、それから俺はセリフを書いたんだ。1時間半くらいかかった。美しい曲だと思う。彼がまだ歌っていたらいいのに、と思うよ」と、Mark Laneganは語っている。
2人の紙をテーブルで書いては、相手に渡し、、と言うのが、鮮明に頭に浮かぶ。どんな風に語らい、相談しながら笑っていた様子を想像すると、人の生き死にが幻のように感じてしまう。そして不確かな人生でも彼らの歌声は、そこにあっあのだと思うとなんとも言えぬ、ぬくもりと涙に触れたようで切なくなって来た。
涙を流しても辛い気持ちが洗われることはなく、雨が降れば罪や後悔が洗い流されチャラになることはない。
その虚しさをこの【Long Gone Day】は切々と歌っているのだ。
「お前に降りて来て欲しいだけだよ」と言うのは愛する人への許しを乞うようでもあるし、死んでしまった友への寂しい気持ちにも感じる。
LayneやMarkは、この歌を歌いながら誰に向けて想いを表していたのだろう。
今となっては、彼ら2人とも空の星となってしまったなんて。
「俺が溺れ始めてる
計り知れない量の涙
天国のその雨は
全部
落ちて来るんだよ
相続財産が王冠を定める
その運の悪いものは壊れている
答えを出すための
恐怖と嘘の数々
お前と燃える炎
神は俺が逝ってしまったのを
知っているのさ」
まるでジャンキーで亡くなってしまったLayne 自身を予言していたようだ。
洗い流してあげて
苦しみを。
安らかに。
Layne Staley & Mark Lanegan R.I.P.
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“Long Gone Day” was first performed live at the band’s April 29, 1995 concert in Seattle, Washington at the Moore Theatre. A performance of “Long Gone Day” can be found on the Live at the Moore home video release.
Long Gone day is the only song Layne and i ever wrote together. he wrote a line, then he passed me the paper and then i wrote a line. It took like an hour and a half. I think its a beautiful song, i wish he was still around singing it” -Mark Lanegan
Personnel
- Layne Staley – vocals
- Mark Lanegan – vocals
- Mike McCready – guitar
- John Baker Saunders – bass
- Barrett Martin – drums, cello, marimba
- Skerik – saxophone
Credits
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