【Motörhead/ Burner】和訳 解説Lemmyの独白⁉︎ Lemmy Kilmister Forever

「Lemmyの命日(お誕生日も先週)だから、彼のバンドMotörhead の曲を和訳してLemmyを偲びましょう」って思ったら結構迷うよね?

Motörhead は、長いバンドだったから、アルバムもたくさんあるのですよ。意欲作って曲もあるけど、やはり人気があるのは疾走系(笑)、、突っ走っているアレよ〜♪

Motörheadと言えば疾走感溢れるサウンドと、ヘルスエンジェルスばりのジーンズ&革ジャンやGベストに長髪、そして、Lemmyのダミ声だ。

今日Lyraが選んだのは、そんなLemmyにピッタリの曲だ。

でも本当のLemmyは優しい人で、気の良いだったらしい。

それにCM出演したりイギリスでは、オモロいキャラだったりと、性格がフレンドリーなのは本国では知られていた。

だからジャンルを問わず色々なアーティストとコラボしたり、敵対しそうなジャンルのバンド達からもリスペクトされている…

天国にいる愛されキャラLemmyに乾杯!🍻

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド、ロンドン出身のロックバンド Motörhead モーターヘッド

スポンサーリンク

イングランド、スタッフォードシャー州ストーク=オン=トレント出身のロックミュージシャン、 Lemmy Kilmister レミー・キルミスター ( 本名: Ian Fraser Kilmister 1945年12月24日-2015年12月28日)。

Lemmy の名で1965年から音楽活動を開始 。このLemmyを中心に結成されたのが、Motörheadであり、彼が2015年に亡くなるまで40年間活動し、ハードロッカーからもパンクスからも愛されて来たロック・ヴォーカリスト、ベーシスト、シンガーソングライターである。

【 Motörhead / Ace Of Spades】 和訳 Jump Over Every Fence! 疾走するボーダレス野郎たち

 

今日Lyraが和訳する曲は、1993年11月29日リリースの11枚目のスタジオアルバム『Bastards 』に収録されている曲【Burner】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

(click to amazon↓↓ ) 11th studio album “Bastards” [CD] クリックしてアマゾンへ ↓↓

 

“Burner” is a song of the album “Bustards” by the English band Motörhead. “Bastards” is the eleventh studio album by Motörhead, released 29 November 1993, on ZYX Music, the first and last for this label.

スポンサーリンク

=Burner=

Riots in the burning street
Crystal Night outside
Brutal music in the night
Enough to make you cry
Nobody knows how it is to scream
And drown the world
I am the midnight snake
To bite you little girls

Outside in the distance
The city in the fire
See the houses burning down
Mile after mile

I don’t think you know
About your future yet
I don’t think you’re gonna like
The one you’re gonna get
Ghost rider in the sky
Burner

Lights outside my window
Victims on the floor
Rats in all the bedrooms
Thunder at the door
Nobody knows anything
Kill and wear a smile
Here come the pirates, baby
Don’t you touch that dial

You ain’t gonna hurt me
You won’t put me down
This ain’t no circus and
I sure don’t need no clowns

I will be the one you can’t be
I will see the things that you can’t see
Demons blind your eyes
Burner

Beat me like a hammer, baby
Stick me like a pig
Throw me to the lions, honey
Wear me like a wig
I am not the only one
To walk into the fire
I would rather burn
Than let them make me be a liar

I cannot be beaten, I cannot be like you
I cannot be otherwise
No matter what you do

I am the voice of broken glass
I am the voice to drive you mad at last
I am the truth, the liar turned around

Burner, burner, burner
Burner anyway

 

燃えている街の暴動

外に広がる水晶のような夜

夜の残忍な音楽

お前を叫ばすのには充分だろう?

誰もそれが人間を叫ばせる

最善策だとは知らねぇ

そしてこの世界をダメにするのに

1番だともな

俺は真夜中の蛇さ

お前みたいな可愛い女に

噛み付く蛇なんだぜ

 

遠くの外界で

炎の中にある街が

見渡す限り

家々が燃え落ちるのが分かるぜ

 

お前はまだ

自分の未来について

何も知らないだろう?

俺にはこれからお前が

手に入れようとしているものを

気に入るとは思わねぇな

空を走るゴーストライダー(幽霊のオートバイ乗り)

燃煙機さ

 

スポンサーリンク

窓の外の灯り

床に転がる犠牲者達

全ての部屋にはネズミ達が

ドアには雷のような怒号

誰も何も知っちゃいねぇ

殺して笑顔を繕うことをさ

海賊のお出ましだ

ベイビー

電話はしないでくれよ

 

お前は俺を

傷つけるつもりはないだろうし

俺を落ち込ませもしないだろう

これはサーカスではないし

ピエロは必要じゃないのは確かさ

 

俺はお前が

なれないようなものになるだろう

俺にはお前が

見れないようなものが見えるだろう

悪魔達はお前には

見えないようにするのさ

燃煙機さ

 

ハンマーのように

俺を連打してくれよ

ベイビー

豚のように

突き刺してくれ

ライオンのように

俺を放り投げてくれよ

ハニー

カツラのように

俺をつけてくれよ

俺だけじゃないぜ

炎の中に歩いて入るやつは

寧ろ俺は

嘘つき呼ばわりされるくらいなら

そいつらを燃やしてやるさ

 

俺は殴られない

お前にはなれないし

お前が何をしようと

俺は他のやり方なんてしねぇからな

 

俺は割れたガラスの声さ

俺は結局

お前を狂わせる声だぜ

俺は嘘つきが

我を振り返るような

真実さ

燃煙機さ

燃煙機さ

燃煙機さ

やっぱりな

Songwriters: Phil Campbell / Mikkey Dee / Burston /Lemmy Kilmister

Translator: Lyra Sky

 

カッコイイわ、Lemmy〜☆

特にこの曲は【Burner】ってだけあって、スラッシュメタルのように畳み掛けて来るスピード感で、聴いてる物をエキサイト Burningさせようとしているわ!

Motörheadは、HR/HMがまだ確立しかけているくらいから活動していた大御所だ。ポリシーあるサウンドとアティテュードが、特にスラッシュ・メタルやハードコアのバンド達に大きな影響を与えた。

今も彼らのようなファッションやサウンドスタイルを模したロックバンド は、世界中に沢山いるのも、Motörheadへのリスペクトの表れだ。

世界でのアルバムセールスが、1500万枚越えしているのも頷ける骨太サウンドだと思う。

スポンサーリンク

=Lemmy Kilmisterについて=

Motörheadのバンド名の由来は「ホークウインド」の同名の曲から。これもLemmyのアイデアだ。

ベースを駆使し、激しいダミ声を使ったヴォーカルが特徴で、ほぼ全ての作曲を担当していた。

ストーク=オン=トレントで生まれ、ウェールズのアングルシー島で育ったLemmy。

少年時代から大のライブ好きでライブハウスに通っていたらしく、アマチュア時代のThe Beatles ザ・ビートルズを見ていて、 John Lennon ジョン・レノンが客と殴り合いをするところまで目撃したと語っていた。

それにもっとビックリなのが、1960年代にはJimi Hendrix ジミ・ヘンドリックスのローディをしていたと言うこと!

Tabla 使用のロックバンド、SAM GOPALでヴォーカルとギターを担当した後、1972年にサイケデリック・ロック・バンド「Hawkwind ホークウインド」のヴォーカリスト兼ベーシストとして加入し、全盛期を支えたが、ドラッグの問題などで1975年バンドを解雇される。

そしてこの年、大音量で演奏するフリークアウト・ミュージックをコンセプトに自らをフロントマンとするMotörhead を結成したのだ。

以来40年に渡り、不動のフロントマンとして活動。

Lemmyは、パンク・ロック興隆とハードロック衰退、NWOBHM勃興と世界的なヘヴィメタルブーム、グランジブーム、ブリット・ポップ、オルタナティヴ・ミュージックの台頭などロックシーンは激動を体験しながらも、彼が創り出す独特の爆走型ロックン・ロールを通し、不変であり続けた。

Motörheadが凄いのは、現在も、どの世代からも、どの時代のミュージシャンからも支持され続けていることだろう。

それぞれの時代で若手バンドをツアーに帯同させて成功へのチャンスを与えるなど、常にロック・シーンで兄貴分として敬愛され続ける存在でもあった(Girl School やTank を発掘したのもLemmmyだ)。

 

そしてLemmyは、他のミュージシャンとのコラボレーションも多いアーティストだった。

Ramones ラモーンズのライヴにゲスト参加したり、Iron Maiden アイアン・メイデンのトリビュートアルバムで「The Trooper」、Queen クイーンのトリビュートアルバムで「Tie Your Mother Down」をカバーしていたり、Foo Fighters フー・ファイターズのフロントマンのDave Grohl デイヴ・グロールのプロジェクトであるProbot に参加もしていたりと、活動の幅が広く、彼の交友関係の広さが分かるとともに、皆にリスペクトされ、慕われていた人なんだと言うのが分かるだろう。

 

(click to amazon↓↓ ) “Motorhead: Lemmy 45th Anniversary” [Figure] クリックしてアマゾンへ ↓↓

 

=アルバム『Bastards』について=

 

この『Bastards』と言うアルバムは、他の作品と違いメンバーがお馴染みのパーマメントではない。

ドラマーのMikkey Dee は、特別ゲストであり、正式にバンドに参加していなかったのだ。

これは短命に終わったメンバー、Lemmy, レミー、Michael “Würzel” Burston ヴュルツェル、Phil “Zööm” Campbell ゾーム、Mikkey Dee のラインナップが製作した2つのスタジオアルバムの1つなので、貴重な作品とも言えるだろう。

元Child’ƨPlayプロデューサーのハワードベンソンがプロデュースした4枚のMotörheadアルバムの最初のアルバムでもあるし、タイトルトラックを含まない最初のMotörheadスタジオアルバムでもあると言う、、、今までとは様々な所が異色なアルバムだと言えるのだ。

このアルバムで、バンドが彼らのルーツに戻ることにしたと言う。

アルバムテーマは多岐に渡り、叙情的なテーマは、社会批評【On Your Feet or on Your Knees】、から戦争【Death or Glory”】と【I am the Sword】、児童虐待【Don’t Let Daddy Kiss Me】、そして 総騒乱【Burner】と辛辣ながらもリアリティがあるわかりやすい歌詞がLemmyの魅力だと思う。

Motörhead の良さを知りたければ、このアルバムの曲も外せない、聴いておくべきアルバムなのだ。

 

( click to amazon↓↓) Elevengg Studio Album “Bastards” [CD] クリックしてアマゾンへ ↓↓

 

(click to amazon) “Bastards – Picture Disc” [Analog] クリックしてアマゾンへ↓↓

 

=【Burner】について=

総騒乱を想定した曲が【Burner】の表向きのイメージだろう。

大混乱を起こそう聴衆を煽るのは、歌詞力強い言い回しや、スラッシュメタルのスピードがそうさせている。

でもLyraのいつもの深読みをすると、歌詞の煽りの後には、自己憐憫のような悲哀が見えている。

「俺はガラスを割ったような声だ」とか「ダミ声がお前を狂わせるのに充分だろう!」と言うラインから、この歌詞がLemmy 自身のメッセージだと言うのが分かる。

つまり【Burner】は、Lemmy のメッセージを書いていて、独白に近い、いや、Lemmy自身なのだ。

ならばLemmyは、煽りながらも孤独を感じて愛を求めていたのだ。

俺を打ちつけてくれ、とか カツラのように俺を身につけてくれなど要求が多いのも、その表れじゃないかと思われる。

暴れまくっているロンリーボーイか(笑)。

なんとなくLemmyがそれをやると可愛いと思ってしまうのは、Lyraだけかしら?

歌詞の中に出て来る歌詞が、イギリスのロックンロールバンドであるジョニー・キッド&ザ・パイレーツにより1959年にリリースされた楽曲名から?と思ったんだけど、もしかしたら、Lemmyのジョークなのかもしれない。

この【Burner】は、人々をエキサイトさせ、ロックを感じさせるパワーソングであるとともに、そんな風にLemmy自身を想像させる楽曲だと思う。

楽曲の中に、Lemmyが生きている。

Lemmyが強い信念の持ち主だったからと言うのが1番の理由だが、拘りの強さが良い意味でMotorheadを分かりやすいイメージにして、永遠な輝きを与えたのだと思う。

Lemmyは曲の中に生きている。

CDやアナログレコードの中に、

プレイするフォロワーのアーティスト達の中に、

そして私達 Motörheadを愛している者たちの中にずうっと。

スポンサーリンク

It is one of two studio albums with the short-lived Lemmy, Würzel, Zööm and Mikkey Dee lineup, as on the previous album Dee was a ‘special guest’ drummer and hadn’t officially joined the band. It was also the first of four Motörhead albums to be produced by former Child’ƨ Play producer Howard Benson, and the first Motörhead studio album not to contain a title track. After unsuccessfully commercialising the success of 1916 with its 1992 follow-up March ör Die, the band returned to their roots: being loud and fast. The lyrical themes range from social criticism (“On Your Feet or on Your Knees”), to war (“Death or Glory” and “I am the Sword”) to child abuse (“Don’t Let Daddy Kiss Me”) and total mayhem (“Burner”). Lemmy also states in his memoir that he offered “Don’t Let Daddy Kiss Me” to both Joan Jett and Lita Ford:

“..’cause I thought a girl should sing it but no one ever took it up..”

Personnel

Motörhead

  • Lemmy – lead vocals, bass, acoustic guitar
  • Phil “Zööm” Campbell – rhythm guitar & lead guitar
  • Michael “Würzel” Burston – rhythm guitar & lead guitar
  • Mikkey Dee – drums
  • Howard Benson – ritchy keyboards

Production

  • Howard Benson – producer, mixing
  • Ryan Dorn – engineer, mixing
  • John Aguto – assistant engineer
  • Randy Wine – assistant engineer
  • Darrin Mann – assistant engineer
  • John Gaudesi – assistant engineer
  • Gregg Barrett – assistant engineer
  • Devin Foutz – assistant engineer
  • Eddy Schreyer – mastering
  • Henri Clausei – photography
  • Lisa Lake – art design and layout
  • Connie Williamson – art design and layout
  • Joe Petagno – Snaggletooth, album cover

 

スポンサーリンク

Please send me your message♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪