人それぞれ受け取り方があると思う。感じ方も違うだろう。
Lyraには、メタル、ドゥーム・メタルの分野でまさかのエロエロ・マシーンが存在し得るとは思わなかった為、彼らの存在を知ったあの時は、結構、衝撃だったのを覚えている。
ちょい「セクシーね」と言うのは、大好きなJudas Priest ジューダス・プリーストや、Motörhead モーター・ヘッドなどの曲でもあるし、イメージ的に酒や女を歌うMötley Crüe モトリークルーは、皆が考えるセクシーなバンドだろう。
受け手により変わるので、これはLyraの個人的な意見として軽く考えて欲しいのだが、Motleyなど全くLyraにはエロバンドではない。
可愛いレベルだわ、この人達に比べたら。
Motleyや Guns’N Roses は”Drug, 〇〇〇,Rock’n’Roll〜”とスローガンのように掲げているが、彼らのリアルライフを知ってしまったから、エロよりむしろ、アルコールやドラッグでヤバイ人達だと思うし、だらしなさを売りにして知名度を上げた戦略だと感じてる。
今日Lyraが和訳するこのバンドは、ヤバイくらいセクシーだ(見た目は全く好みではないのに)。
ギターやベースはあくまでもHeavyで、ドゥーム・メタルらしく(一般Peopleはゴシックメタルに分類したりするが)硬派で、音質からしたらバイオレンスだ。
見た目なんて「見よ!俺のこの筋肉を!」と、上腕二頭筋に話しかけるタイプだ。
だが歌詞は真逆。
愛を欲し、好きな女をモノにする為に頑張っている健気な男の歌が多いのだからビックリしてしまう。
それも「地獄からの声か?」と言った低音ヴォイスで、アメリカ人の癖に北欧の棺桶から歌ってるみたいなのに、Lyraには「愛の呪文なのか?」と勘違いしてしまうくらい繊細な唄なのだ。
見かけによらず彼らは、Popな曲かや王道ロックまで、そしてLyraが大好きなあのバンドまで好きと言うから、納得した。
感覚が似てるのだ。
だから一般Peopleには理解し難いだろう。だが、Lyraには彼らのド・エロさの源が分かってしまい、共感するのだ。
今日和訳するいつも聞いていた曲もやばい歌に聞こえる。
HMのコアなファンからも彼らは、エロをイメージさせるバンドとして有名だったし、女性人気が高かったそうだ。
さあ、貴方はどちらに感じるだろうか?
「普通にNeilのカヴァーじゃん」か?
「ゲッ、ヤバイ、何じゃこれ!」となるか?
ヤバイ、と思った貴方。
Lyraと合うわ(笑)。
今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン出身のヘヴィ・メタル、ドゥーム・メタル・バンド、Type O’Negative タイプ・オー・ネガティブ。
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1989年結成から、アメリカのゴシックメタルの代表的グループとしても知られていた人気バンドである。
2010年 中心メンバーのPeter Steeleや Sal Abruscato の死去により、約20年の活動に幕を閉じた。
今日Lyraが和訳する曲は、Type O’Negative の4thスタジオ・アルバム『October Rust』に収録されている曲であり、先日和訳し解説したNeil Young ニール・ヤングが原曲である【Cinnamon Girl】。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!
*歌詞について詳しい解説は、こちら!→【Cinnamon Girl/ Neil Young and Crazy Horse】和訳本当の意味 趣味趣向 Tast and Disposition
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“Cinnamon Girl” is a song by Neil Young. It debuted on the 1969 album Everybody Knows This Is Nowhere, which was also Young’s first album with backing band Crazy Horse. This “Cinnamon Girl” is a song by Type O Negative, included on the fourth album October Rust, released in 1996. The song is a heavier cover of Neil Young, and same lyrics. The song was written by Young. It is the fourth and final single released from Type O’s fourth album October Rust.
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=Cinnamon Girl=
Achtung
Ein, zwei, drei, vier
My cinnamon girl
My cinnamon girl
I want to live with a cinnamon girl
I could be happy the rest of my life with her
A dreamer of pictures, I run in the night
You see us together, chase the moonlight, ah
My cinnamon girl
My cinnamon girl
Ten silver saxes, a bass with a bow
The drummer relaxes, waits between shows, ah
(Feels like)
A dreamer of pictures, I run in the night
You see us together, chase the moonlight
(All right)
My cinnamon girl
My cinnamon girl
Mom, send me money now
I’m gonna make it somehow
I need another chance
You see my baby loved to dance, yeah, yeah
(All right)Ein, zwei, drei, vierMy cinnamon girl
My cinnamon girlOoh!
注目ー
1,2,3,4,
俺のエキゾチックなハーフの彼女
俺のハーフの彼女
エキゾチックなハーフの子と暮らしたい
そうしたら俺の残りの人生
彼女と一緒なら幸せだろうな
写真の空想家が1人
俺は闇夜を走る
皆んな
俺たちが一緒に
月を追っかけているのを見るだろう
ああ
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俺のエキゾチックなハーフの彼女
俺のハーフの彼女
10人の銀色のサキスフォンに
お辞儀をするベース
寛いでるドラムは
公演の間
待ってるんだ
(そんな感じだぜ)
写真の空想家が1人
俺は闇夜を走る
皆んな
俺たちが一緒に
月を追っかけているのを見るな
(最高だ)
俺のエキゾチックなハーフの彼女
俺のハーフの彼女
ママ
今俺に金を送ってくれよ
俺はどうにかするぜ
もう一度チャンスが欲しいよ
俺の彼女はダンスが好きだったからさ
(そうさ)
(そうさ)
(こんな気分だ)
(大丈夫さ)
1,2,3,4,
俺のエキゾチックなハーフの彼女
俺のハーフの彼女
Songwriter: Neil Young
Translator: Lyra Sky 和訳
歌詞は、ほぼ原曲のNeil Youngの歌詞と同じ。
違うのは「パパから金を貰った」と言うNeilと違い、こちらは「ママから貰った」になっている。
多分、ママっ子だったのよ、ムキムキ・Peterは!
*歌詞については、こちら→【Cinnamon Girl/ Neil Young and Crazy Horse】和訳本当の意味 趣味趣向 Taste and Disposition
↑ ↑
詳しい歌詞の意味や解説は、上記のリンクからNeil Youngの和訳ページへ行くので良かったらチェックしてみてね。
コーラス部分の繰り返しが、Type O’Negativeの方が少なく、元ネタを削った分、コンパクトにまとまり、アップテンポも相まって、キャッチーなPop ソングに思えてしまうから不思議だ。
闇声みたいなのにね〜。何なんでしょう?
Lyraには、この訛り具合が笑えてしまうくらい面白くて堪らない。
前に和訳した時に解説したが、この歌詞は考えようによっては、ある趣味趣向を持つタイプの男性の願望を歌った歌詞だ。
深読みすりゃヤバイ歌詞だ。
*【Cinnamon Girl/ Neil Young and Crazy Horse】和訳本当の意味 趣味趣向 Tast and Disposition
でもヤバイながら、サラリと歌ってしまうNeilだから、全く危険度はなく、どちらかと言うと「こんな女性と一緒に暮らしたいよ〜」とただ夢を語ってる無害な男だ。
それをType O’Negativeが歌うと悶々と思い詰めた男の執念にさえ聞こえて来てしまう。
どうやったらNeilの歌詞がこんな思わせぶりな歌詞になるのだ?
ある意味狙った女を呪う勢いで愛し、好き好きパワーを撒き散らし、自分の縄張りに彼女を引き摺り込んでしまう蟻地獄のようだ。
この魅力にハマった、、貴方は抜け出せなくなるわよ〜。
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元 Carnivore のフロントマンだったPeter Steele ピーター・スティール(ヴォーカル)が、幼馴染の Sal Abruscato サル・アブルカルト、Josh Silver ジョッシュ・シルバー、Kenny Hickey ケニー・ヒッキーらと共に結成したのが、このType O’Negativeだ。
1991年ロードランナーと契約し『Slow Deep Hard』をリリース。
1992年『The Origin Of The Feces』、1993年『Bloody Kisses』とリリースし、
1996年にリリースしたのが、この『October Rust』だ。
イメージ的にはタイトルそのままの、秋のように、愛の終わりを感じさせる雰囲気がある作品になっている。
何故かバンドのイメージカラーは、Greenだったからか1曲目は【Green Man】から始まる。
セクシーチューンが集まった作品で、一般受けはしないかもしれないが、完成度が高い芸術作品だとLyraは思っている、、、かなり癖は強いけど(笑)。
彼らは、よくゴシックメタルに分類されることが多い。
だが彼らの楽曲はゴシックだけでなく、ドゥームメタルからスラッシュメタルやハードコア、プログレッシブ・ロックなど多面的なアプローチを持ち、ゴシックなのは寧ろ、黒を好んで着てる彼らのファッションだけだと思う。
この4thアルバムは、これでも一般受けしやすいキャッチーな方だ。
前作までは、癖が強すぎる作風だから、「このアルバムなら、入門編に向いてるわ」と思った為、Lyraは今回選んだのだが、、、やはりPeterのルックスやどでかい 2m3cmの身長でシュワもどきなムキムキと闇声は、キツいかしら? w
このNeil Youngのカヴァー曲が元ネタより嫌らしい感じになっている以外にも、それ系でオススメ曲があるのー。
でも勿体ないから、また別の機会にするわ〜。
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Peterの闇声(勝手にLyraはそう呼んでいる)と、特徴的な歌い方のせいで、Lyraはドラキャラが浮かぶ。
この印象は正解だったみたいで、ルックスから、vampireとか言われていたらしい。
サウンドもヘヴィーだから、余計にゴスの部類に入れられたんでしょうね。
でもギターはHeavyでもJoshのキーボードがPopだから、New Orderな雰囲気も感じられてLyraにはPopに感じてしまう。
それが魅力であるが、「メタル言われてるのに、Popさ感じる自分は変かな?」と思っていたら、PeterはBlack Sabbath以外にも影響を受けたアーティストに、The Beatles 、Deep Purple、Led Zeppelin、Judas Priest、AC/DC、Joy Division、Cocteau Twins,、Christian Death, Bauhaus、 The Sisters of Mercy、Killing Joke、The Psychedelic Furs、Clan Of Xymox 、Dead Can Dance、Laibach、 Devo、Depeche Mode 、Lush、Curve、Flock of Seagulles などを挙げている。
やはりUKのバンドが入っている!
New Orderの元バンドJoy Divisionは丸わかりに理解できるが、「Depeche Modeも好きとは、Lyraと同じだ!」とインタビューを聴いて嬉しくなった。
「このエロ具合はDepeche Modeよね」と改めて同種族感を感じてしまったくらい。
だから一般受けはしなくとも、世間には理解されなくとも(笑)、このダークな闇とポップな陰鬱サウンドは、Lyraの体内に流れているものと同じなの。惹かれたのも分かる。
同じ血が流れている人ならば、このニュアンスが分かってくれると思う。
ゴシック好きな人には、ポップ過ぎて感じてしまったり、ニューウェーブ好きには、地獄のように暗すぎるだろうけれど、どちらも好きな人や音楽のジャンルに線引きしない人ならば、ハマる世界観だとオススメする。
勿論、耽美な世界が好きな人も、ドンはまりしますわよ、きっと。
創設メンバーであり、バンド創世記時代のドラムのSal Abruscatoは、1993年に、そして、バンドの顔をと言うべきヴォーカル&ベースの Peter Steeleは、2010年に心不全で亡くなったので、バンドは解散。
そのセクシーヴォイスをもう聞けないのが残念だ。 (1962年1月4日-2010年4月14日)
だが彼らの不思議な魅力と、Type O’Negativeの独特な解釈によるアレンジは、聞くことができる、彼らの作品で。
彼らオリジナル曲の完成度は高いし、The Doorsなどカヴァー曲のアレンジ力も優れているのも感心する点だ。
Neilの【Cinnamon Girl】を宇宙的なPopさと、闇から来るエロさに変えてしまった独特な解釈は、唯一無二の物だ。
是非、今日のLyraの解説で興味を持っていただけたら聞いてくれると嬉しいです。
Type O’Negative は、エロティックなメタルバンドだ。
ドゥームメタルの暗さとトリップ感があるのは勿論、Lyraにはサイケデリックバンドにも感じる不思議な音を出すバンドだよ。
エロさは流行りのお洒落なラッパーの軽めではなく、かなりヘヴィーで濃厚だ。
聴いていて恥ずかしくなるレベルよ、普通の女子は。
英語わからない女子なら良いけど、分かる人に聞かせたら「何だかな〜」と引かれるかもしれないから、気をつけてね。
Peterの書く歌詞は、大体やってる時のことを詳しく描きすぎてるくらいだから、嫌いな人は嫌いだし、好きな人は燃えるよな(笑)。
この良さが分かる貴方は、同類です。
末永く仲良く?お願い致します(笑)。
うふふ。
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Type O Negative was an American gothic metal band formed in Brooklyn, New York in 1989, by Peter Steele (lead vocals, bass), Kenny Hickey(guitar, co-lead vocals), Josh Silver (keyboards, backing vocals), and Sal Abruscato (drums, percussion), who was later replaced by Johnny Kelly. Their lyrical emphasis on themes of romance, depression, and death resulted in the nickname “the Drab Four” (in homage to the Beatles’ “Fab Four” moniker). The band went Platinum with 1993’s Bloody Kisses, and Gold with 1996’s October Rust, and gained a fanbase through seven studio albums, two best-of compilations, and concert DVDs.
Steele cited Black Sabbath and the Beatles as main influences on Type O Negative. Other influences are Deep Purple, Led Zeppelin, Judas Priest, and AC/DC, and gothic rock/post-punk bands such as Joy Division, Cocteau Twins, Christian Death, Bauhaus, The Sisters of Mercy, Killing Joke, The Psychedelic Furs, Clan Of Xymox and Dead Can Dance. In a 1999 interview, Steele also cited Laibach, Devo and Depeche Mode as influences.
In another interview, in 2003, he also expressed his appreciation for shoegaze acts like Lush and Curve and for the new romantic band A Flock Of Seagulls.
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“Cinnamon Girl”. is a song by Neil Young. It debuted on the 1969 album Everybody Knows This Is Nowhere, which was also Young’s first album with backing band Crazy Horse. Released as a single the following year, it reached No. 55 on the Billboard Hot 100 in 1970. The song peaked at number 34 in Australia.
A song originally by Neil Young but was covered by the beautiful Type O Negative , which in all honesty was way better than Neil Young’s original. (Being totally biased) The song though, is most likely about, him falling in love with a beautiful woman of mixed race.Either that, or its just about some fierce woman, but i like my interpretation better.
Personnel
- Final line-up
- Peter Steele (died 2010) – bass, lead vocals(1989–2010)
- Kenny Hickey – guitars, backing vocals, additional co-lead vocals (1989–2010)
- Josh Silver – keyboards, piano, effects, synthesizers, programming, backing vocals (1989–2010)
- Johnny Kelly – drums (1993–2010)
- Former member
- Sal Abruscato – drums (1989–1993)
- Touring musician
- Scott Warren – keyboards (2009)
Discography
- Slow, Deep and Hard (1991)
- The Origin of the Feces (1992)
- Bloody Kisses (1993)
- October Rust (1996)
- World Coming Down (1999)
- Life Is Killing Me (2003)
- Dead Again (2007)
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