【Eric Clapton/ Wonderful Tonight】和訳 解説 Pattie Boyd 永遠 Forever

Happy Birthday Eric Clapton!

今日は、にっこり Eric Claptonのバースデイなので、彼の曲を和訳&解説して一緒にお祝いしましょう!

皆さんもご存知の様に、LyraはEricのバンド、Creamが大好きなので、良くこのブログで取り上げてきました。

それに、本当はCreamの曲を数曲和訳してストックがあるので、そちらから紹介するつもりだったの。

でも「Ericの誕生日ならば、ソロの曲の方が良いかしら?」と思い、急遽変更して、彼の名曲の中から人気が高い、この有名な曲【wonderful tonight】にしました。

こちらは、前に和訳したDrek & the Dominos  時代のErickの曲【Layla】(→ 和訳 解説 Laylaの真実 for Lyra’s Birthday!!)と同じ様に、元妻の Pattie Boyd にインスパイアされて出来たラブソングです。

パティ・ボイドについて。寂しい人はどうなるの?こうなるの… Pattie Boyd 前編

 

過去話を知っているだけに、何とも複雑な気分になってしまうけれど、あの当時のEricの恋してる気持ちがとてもわかるラブリーな曲だと思う。

夢の様な幸せを感じよう。

聞いていると暖かい気持ちになるよ。

今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド出身のミュージシャン、シンガーソングライターである Eric Clapton エリック・クラプトン (本名: Eric Patrick Clapton CBE. 1949年3月30日-)。

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スーパーグループと言われた Cream のオリジナルメンバーとして有名。

Jimmy Page、Jeff Beckらと共に世界3大ロックギタリストの一人として知られており、「スローハンド」と言われてきたギターの名手である。

そしてソングライティングの面でも才能があり、数々の名曲を生み出し、世界的に大ヒットしている。

*Creamについては、こちらなど!→Cream / Sunshine Of Your Love 和訳 Colorful Cream Love 解説

【Layla / Eric Clapton: Derek & the Dominos】和訳 解説 Laylaの真実 for Lyra’s Birthday!!

 

今日Lyraが和訳する曲は、1977年のEric Clpaton のスタジオアルバムであり、彼の代名詞でもあったタイトル『Slow Hand』に収録されている曲 であり、翌年1977年11月25日にシングルカットされた【Wonderful Tonight】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話ししましょう!

 

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“Wonderful Tonight” is a ballad written by Eric Clapton. It was included on Clapton’s 1977 album Slowhand. Clapton wrote the song about Pattie Boyd Pattie BoydThe female vocal harmonies on the song are provided by Marcella Detroit (then Marcy Levy) and Yvonne Elliman.

=Wonderful Tonight=

[Verse 1]

It’s late in the evening, she’s wondering what clothes to wear

She puts on her make-up and brushes her long blonde hair

And then she asks me, “Do I look all right?”

And I say, “Yes, you look wonderful tonight”

[Verse 2]

We go to a party and everyone turns to see

This beautiful lady that’s walking around with me

And then she asks me “Do you feel all right?”

And I say, “Yes, I feel wonderful tonight”

[Bridge]

I feel wonderful because I see

The love light in your eyes

And the wonder of it all

Is that you just don’t realize how much I love you

[Verse 3]

It’s time to go home now and I’ve got an aching head

So I give her the car keys and she helps me to bed

And then I tell her, as I turn out the light

I say, “My darling, you were wonderful tonight
Oh my darling, you were wonderful tonight”

 

夜遅く

今アイツは何を着ていこうか迷い中

綺麗に化粧して

ブロンドの髪の毛をといている

そうしたらアイツは俺に聞くんだ

「ねぇ、良いと思う?」てさ

そして俺はこう答えるんだ

「いい感じだ

今夜のお前は素敵だよ」

 

俺たちがパーティーに行くと

皆んながハッと振り返って見る

それは俺が一緒に歩いている

この美しい女性を見るためさ

そうしたらお前は俺に聞くのさ

「ねぇ、いい気分?」ってね

そして俺はこう答えるんだ

「ああ、今夜は素晴らしいよ」

 

俺が素晴らしいと感じるのは

お前を見ていられるからさ

お前の瞳の中の愛の光をね

そして愛の全ての驚異を

俺がどれだけお前を愛しているか

分かっていないだろう?

 

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もう帰る時間だ

頭が痛くてさ

だからアイツに車のキーを渡したら

ベッドまで俺を連れて行ってくれたよ

そして俺はアイツに言ったんだ

電気を消しながら

こう言ったのさ

「なあ、今夜のお前は素敵だったよ」

こう言うんだ

「ああ愛してるよ

今夜のお前は最高だったよ」

 

Songwriter: Eric Clapton

Translator: Lyra Sky 和訳

 

とでも可愛らしいラブソング。

前に自分の誕生日の日に名前が似てるからと、和訳&解説した【Layla】とは違ったホンワカした夫婦の愛情が伝わって来る歌詞ですね。

ギターも歌詞に合わせるかの様に、穏やかでスウィート。

【Layla】の時の様な「お前が好きで、好きで堪らなくて死にそうだ」と言うあの熱量も激しさも愛でおかしくっている男の狂気もない。

ただ愛しい人と一緒にいられる喜びを噛み締めてる様な温かい歌詞ね。

これはこれで凄く素敵。

激しいのが個人的にはLyraの好みだが、【Wonderful Tonight】のような落ちついた愛の方が健康的で(笑)、憧れるね。

長く一緒にいたいな、と思う気持ちや彼女を美しいと崇拝している様な男性の目線が好き。

Ericは、こんな歌詞の様にPattiを崇拝していた時もあったんだなあ、と、2人が家にいてEricが、出掛ける身支度をしているPattiを待っている姿が頭にブワ〜と広がって来る。

まるでタイムスリップしたみたいに、そこにいる夫婦を見ている様なラブソングだ。

 

 

 

【Wonderful Tonight】は、1976年にEric Claptonの元妻のPatti Boyd パティボイドが、Paul McCartney ポールマッカートニーの毎年恒例のBuddy Hally バディホリーパーティーに出席する準備をするのを待っている間に書かれた曲だ。

この日、1976年9月7日にEricは、Buddy Hally のパーティーに出席する為の準備をしているPatti を待っている間に、彼女のために、この【Wonderfull Tonight】を書いたのだが、この事は、Pattiの の自伝の本「Wonderful Tonight:George Harrison、Eric Clapton,and Me』で言及されている。

Pattiは、Eric の親友であるThe Beatlesの George Harrison ジョージ・ハリスンと結婚していたのは、有名な話。

このブログでも前後編に分けてこの三角関係についても書いたが、EricはPattiにに会った時に、すぐに彼女に夢中になってしまったのだ。

パティ・ボイドについて。寂しい人はどうなるの?こうなるの… Patty Boyd 前編

 

そしてEricとPatti の関係は何年にもわたって育まれて行く。

だが自分のものにならないPattiへの想いが爆発してしまい、辛くてまだGeorgeと結婚しているPatti に1970年、当時の片想いの気持ちを【Layla】と言う曲に込めたのだ。

それから4年後の1974年にPattiは、Gorgeと別れ、Ericと付き合いだして、結婚したのだ。

パティ・ボイドについて。愛憎劇の後に残ったもの…Patty Boyd 後編

 

Pattiは、「長年この歌は私を苛んだわ。Eric を、そして彼の前にはGeorge をその気にさせてこんな音楽を書かれたら舞い上がるほどに嬉しかったわ。【Wonderful Tonight】は、私たちの関係が全てうまくいっていたことを最も強烈に思い起こさせてくれる歌だったの。でも、物事が悪い方向へ行き始めてからこの歌を聞くのは拷問を受けるようなものだったわ。」と語っている。

 

確かにあんな酷いことをされたらEricが憎いだろうし、その「酷い男がこんなにも自分を愛していたのか?」と丸分かりの熱愛のラブソングを聴いたら何が何だか、何を信じて生きていけば良いのか分からなくなるだろう。

「拷問」

どれだけPattiが苦しんだかわかる言葉なだけに、恐ろしい言葉に感じてしまう。

おまけに大大大大ヒットだもの!町中に鳴り響く、いや世界中どこに居ても流れてきただろう。

まさに拷問かも知れぬ、、、。

 

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1988年、Eric は、ネルソン・マンデラ70歳記念コンサート(Nelson Mandela 70th Birthday Tribute)で、Dire Straights ダイアー・ストレイツのゲスト・ギターリストとして出演した。

その時に、Ericがサプライズ曲の一つとしてこの曲を弾き、Dire Straightsはバックバンドに徹していたという。

人気曲だからかもしれないが、何があるとEricは、この曲を弾くことが多い。

きっとお気に入りの曲なんだろう。

その時、ギターを弾きながら、愛の歌を歌いながら、Ericは自分の狂おしいほど愛した人を思い出すのだろうか?

Pattiは苦しめられた拷問曲だが、、、Ericは、歌う時にPattiを思い出し、当時と同じような愛情が湧いて来るのかな?と不思議な思いで頭がいっぱいになってしまう。

愛は甦るのだろうか?

 

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ハーパーズバザーのTaylor Swift (→ 【Cardigan】和訳 歌詞の本当の意味と裏話 Trueth and Secret Story)とのインタビューで、Patti は次のように説明していた。

「Eric が怒りすぎて[準備するのに]時間がかかりすぎると思っていたのよ。階下に降りて行くと、怒る代わりに彼は『聞いて!この曲を書いたばかりだ』と私に言ったの。」

まるで階段を降りて行くPattiの姿が見える様だし、何だかLyraはこの話を聞くたびに、自分がPattie の目で全ての情景を見ているような感覚に陥ってしまうのだ。

階段の手すりを左で持ちながら階下に降りて行くと貴方が手すりにもたれ掛かっている。

私が降りて行くと貴方は、満面の笑みで私を見上げて言うのだ。

「聴いてよ、この曲を君のために書いたんだ」だって。

その笑顔を見ていたら、何も要らないって思える。

幸せって、そんな瞬間なんだと思う。

一瞬が永遠。

愛されていると感じる一瞬。

それが幸せ。

生きる悦びなのだ。

 

 

On 7 September 1976, Clapton wrote “Wonderful Tonight” for Boyd while waiting for her to get ready to attend Paul and Linda McCartney’s annual Buddy Holly party. The song is mentioned in her autobiographical book Wonderful Tonight: George Harrison, Eric Clapton, and Me.

Pattie Boyd had previously been married to Eric Clapton’s good friend, George Harrison, and after Eric met her he soon became infatuated with her. Clapton and Boyd’s relationship was years in the making. He wrote the song “Layla” about his then unrequited love for Boyd in 1970, long before Boyd’s marriage to Harrison dissolved. After she separated with Harrison in 1974, she took up with Clapton.

In an interview with Taylor Swift for Harper’s Bazaar, Pattie explained:

I came downstairs with trepidation thinking [Eric] was going to be so angry that I’d taken far too long [to get ready], and instead he said, ‘Listen, I’ve just written this song.’

Personnel

  • Eric Clapton – lead vocals, guitar
  • Jamie Oldaker – drums, percussion
  • Carl Radle – bass guitar
  • Dick Sims – Fender Rhodes, Hammond organ
  • George Terry – guitar
  • Yvonne Elliman – harmony and backing vocals
  • Marcy Levy – harmony and backing vocals

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