Lou Reed【Perfect Day】和訳トレイン・スポッティングのサントラ 解説Way Of Life

変わったことばかり起きる日だったので、今日はゆったり聴ける曲を、と思いついたのがコレ。

ラブソングにもドラッグソングにも取れるこの曲を真っ先に思いつくとは、我ながら笑ってしまう〜。

でも良い曲だから一緒に聴いて。ゆったりと夏の日の気怠い夕暮れをお酒飲みながらイメージして聴いてくださいィ〜、真冬だけど(笑)!

フワリとハートに染み込んでくるこの曲は、Popとカテゴライズされているけど、中にはグラムロックとする人もいるし、様々な取り方が出来るためボーダレスな曲だと言う証拠だろう。

ジャンル問わず音楽が好きだから、どんなカテゴリーだろうと私は愛とリスペクトを持って接する。それが私の生きる道。

ああだこうだうるせ〜頭悪い奴らは放っておいて、私たちはこの海辺でサングリアでも飲んでこの楽園に乾杯しましょう。(しかし変な日だったよ、いちゃもんつけるアホからDM来たかと思ったら、リアルライフで新種の?ナンパ入れて10人の男が来るし…何だ今日は?)

帰りに動物園に寄って餌やったら映画でも見にいこう。また美味しいご飯を作るから全部食べてよね。

そうだ、メインディッシュを食べる時は、Lou Reedのこの曲をかけて。

何て完璧な日なんでしょう。

今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン出身のミュージシャンであり、シンガーソングライター、コンポーザー、写真家のLou Reed ルーリード(1942年3月2日-2013年10月27日)。

 

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本名 Lewis Allen Reed ルイス・アレン・リード 。(ユダヤ系、ラビノヴィッツ (Rabinowitz) から改姓。)シラキューズ大学在学中にデルモア・シュワルツ(Delmore Schwartz)に師事。

Louは、Velvet Underground ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代からアバンギャルドとポップさ、陰鬱さを漂わせながらも希望を含み、陰翳と知性に富む詩作を得意としていたアーティスト。そしてその詩に実験的サウンドを奏で、様々なスタイルを持つヴォーカルを合わせるというのが彼の世界だった。

ロックだけでなく現代美術や芸術性の向上、そのイノヴェーションに多大な貢献を果た、20世紀以降における最重要アーティストの一人だと思う。

そしてLyraは何よりLou Reedと言う人物はロマンチストで、あらゆる垣根を超えた歌詞を書くのが得意な詩人であると考えているの。

今日Lyraが和訳するのに選んだ曲はLouの2nd Solo Album 『Transformer』に収録されている曲、1972年11月17日リリースの【Perfect Day】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に又お話しましょう!

 

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“Perfect Day” is a song written by American musician Lou Reed in 1972. It was originally featured on Transformer, Reed’s second post–Velvet Underground solo album, and as a double A-side with his major hit, “Walk on the Wild Side”. Its fame was given a boost in the 1990s when it was featured in the 1996 film Trainspotting and after a star-studded version was released as a BBC charity single in 1997, reaching number one in the United Kingdom, Ireland, and Norway. Reed re-recorded the song for his 2003 album The Raven.

=Perfect Day =

Just a perfect day

Drink Sangria in the park

And then later, when it gets dark we go home

Just a perfect day

Feed animals in the zoo

Then later, a movie too and then home

Oh it’s such a perfect day

I’m glad I spent it with you

Oh such a perfect day

You just keep me hanging on

You just keep me hanging on

Just a perfect day

Problems all left alone

Weekenders on our own, it’s such fun

Just a perfect day

You made me forget myself

I thought I was someone else, someone good

Oh it’s such a perfect day

I’m glad I spent it with you

Oh such a perfect day

You just keep me hanging on

You just keep me hanging on

You’re going to reap just what you sow

You’re going to reap just what you sow

You’re going to reap just what you sow

You’re going to reap just what you sow

 

ただ完璧な1日だってこと

公園でサングリアを飲んで

その後は

日が暮れたら

俺たちはウチに帰るのさ

完璧な1日ってことさ

動物園の動物たちに

餌をやってさ

そうした後は

映画館でも行って

そうしたら

ウチに帰るのさ

 

ああ何て

完璧な1日なんだろう

こんな素晴らしい日を

君と過ごせて嬉しいよ

ああ何て

完璧な日だろう

俺はまだ君をずうっと引きずっている

君は俺を夢中にし続けてるんだぜ

ただ完璧な1日だってこと

 

問題は全て放置して

週末の旅行者たちは

自分たちだけで

そりゃ楽しんでいるさ

ただ完璧な1日ってことさ

君が俺自身の諸々を

忘れさせてくれるんだよ

俺って自分が別人だって思っていたみたいだ

誰かいい奴だとね

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ああ何て

完璧な1日なんだろう

こんな素晴らしい日を

君と過ごせて嬉しいよ

ああ何て

完璧な日だろう

俺はまだ君をずうっと引きずっている

君は俺を夢中にし続けてるんだぜ

 

自分が蒔いた種は

自分が刈り取ることになるよ

蒔いた種は

自分で刈り取ることになるよ

蒔いた種は

自分で刈り取ることになるよ

蒔いた種は

自分で刈り取ることになるよ

 

Songwriter: Lou Reed

Translator: Lyra Sky 和訳

 

【Perfect Day】について

この曲は、元は1972 年Lou Reed のベルベット・アンダーグラウンド後の 2 枚目のソロ・アルバムである『Transformer』に収録された曲で、メジャー・ヒット 【Walk On The Wild Side】の両 A 面としてリリースもされている。

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その後1996 年の映画『トレインスポッティング』で取り上げられ、1997 年に BBC のチャリティー シングルとしてスターが参加しているバージョンがリリースされ、イギリス、アイルランド、ノルウェーで 1 位になったことで、その名声はさらに高まった。彼の2003年のアルバム『The Raven』 でも再レコーディングされている。

*【Walk On The Wild Side】和訳 A New Yorker with Full of Humanity 解説

 

 

オリジナルの録音は、トランスフォーマー アルバムの残りの部分と同様に、デヴィッド ボウイとミック ロンソン (トラックでストリングスの編曲とピアノの演奏も担当) によってプロデュースされた。

この曲には、陰鬱なボーカルと、ピアノをベースにしたゆっくりとした楽器のバッキングがあるのが魅力だ。

歌詞について Lyrics

当時の婚約者 (後の最初の妻) であるベティ・クロンスタッドとセントラル・パークで一日を過ごした後に書かれた。

この歌詞は、単純で伝統的なロマンチックな献身を暗示していると考えられることが多く、Lou とBetty との関係や、Lou自身のセクシュアリティ、薬物使用、エゴとの葛藤をほのめかしているとも言える。

よく言われているのが、ヘロインへの彼自身の中毒について書いているということ。確かに自身の中毒期間に対するLou のロマンチックな表現していると言えるだろう。

中毒への頌歌としての歌に対するこの一般的な理解は、ヘロイン中毒者の生活についての映画である『Trainspotting』のサウンドトラックに含まれることにつながってしまったと言える。それだけ世間のドラッグソングという解釈が有名なのだ。

しかし、Lou自身は違う解説をしている。

又他のインタビューでLouは、【Perfect Day】がヘロインに関するものだったかどうかという質問に対して: 「完璧な日?ああ、それはとても笑える。あなたはそれを書いた人である作家と話しているのです。いいえ、そうではありません。私はそれに反対しません、特にあなたが完璧だと思うものは何でも。しかし、この男の完璧な一日のビジョンは、公園の女の子、サングリア、そしてあなたが家に帰ることでした。完璧な一日、本当にシンプル。私が言ったことだけを意味しました。」

しかし、Lou自身は違う解説をしている。

この言葉は、真実だとは思う。ただ色々な見解がある中でクリーンな生活を送るようになったアーティストが、悪いイメージをわざわざ作ることはしない。だからあえて悪評を避けるために、普通のラブソング風な幸せな1日の歌だと言ったのではないか?と個人的にLyraは考えている。
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もちろん日記の様に素敵な日々の記録つなあるが、言い回しなどから麻薬使用者の観点でヘロインに1日を費やすのがどのようなものかを説明していると取れるのだ。

Lou Reedは、自分自身が依存症に苦しんでいる(そして、この主題について他の曲、つまりヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代の「ヘロイン」を書いた)ことで、彼を含む人々が、その悲惨な結果にもかかわらず、なぜヘロインを行うのかを描写しているのだ。

ラストにある「蒔いた種は自分で刈り取るの行は、特に因果応報と取れるたむに、ドラッグ色が強くなっていると思える。この歌詞があるからこそ、アーヴィンウェルシュのTrainspotting トレインスポッティングの映画のサウンドトラックに収録されたのだと思う。これは、曲のテーマを拡大するヘロイン中毒者に関する映画だ。

薬物使用のメタファーとして機能するが、Lou の初恋であるシェリーアルビンがそのインスピレーションになっている可能性も高い。

彼らが別れてから数年後、アルビンは新しい夫と一緒にニューヨークに戻った。彼女はLou と関係があり、Lou は最終的に彼の古いやり方(マインドゲーム、操作など)に戻り、アルビンは彼を永久にひきずらせる。この観点から、「あなたはあなたがまくものだけを刈り取るだろう」は、Lou が彼のやり方で自分自身を懲らしめているように聞こえる。だから痛みを伴うラブソングにも取れるから不思議な歌詞だ。

受け手により色々な側面に解釈できる歌詞は、多くの聞き手を手に入れられる。

広がりがある歌詞はそれだけに強みになる。

強みがある歌詞は必ずやヒットする。もしくは大ヒットはしなかったとしても(大ヒットするけどね〜) 歴史的な曲として後世に語り継がれ、歌い継がれると思う。

間違っていないならば、生きてきたバックグラウンドが違えば、感想が違うの当たり前だ。それをとやかく言う資格など誰にもない。

頭の悪い人は、理解が出来ないから自分の考えに及ばない事に対して他人を非難したがる。理解できず受け入れられないなんて可哀想。

きっと複雑でも何でもないことを一日中、こねくり回してるのだ。無駄な人。

真実なんてシンプルなもの。

この曲が証明してくれてるみたい。

色々な世界が見えるのだから。

貴方には、どうきこえる?

New Yorkの夏の完璧な1日を歌う素敵な曲。

それとも自分の人生を生きることより、瞬間の快楽にだけを欲する=地獄に片足を突っ込む男の夢想か?

或いは過ぎ去った思い出と別れた恋人を引きずっている悲しい男の哀れな歌か?

この曲は、聴いてるその人間の心理状態でシーンが変わるだろう。

貴方の今が、この歌詞の明暗を決めるのだ。

貴方の「今」がここにあるのよ!

より深い解説

ここからはLyraのサービス解説。知りたい人は読んでね。

You made me forget myselfは、この部分をヘロインへの言及として解釈する人が多い歌詞だ。幸福感、つまり完璧な至福を生み出すヘロインについて言っているのだ。ヘロイン使用者はハイだが、本質的に無意識であり、周りの世界に気づいていない。彼らは「自分自身を忘れている」のだ。女の子がLouを多幸感にさせ、彼の過ちを忘れさせるという解釈もできる。

You’re going to reap just what you sowは、あなたは自分が蒔いたものだけを刈り取ります、と言う意味だが、これは「人は、種をまくものはすべて刈り取る」 – ガラテヤ人への手紙 6:7 からの引用だ。

この女性はLou を素晴らしい気分にさせる。彼は彼女がこれに対して報われることを知っている。彼は彼女も素晴らしい気分になるようにするが、これは、ヘロイン ユーザーに対する暗い警告とも解釈できる。

快楽と死が表裏一体になっているといえよう。

結局、人間ていうものは、死を意識してこそ生を本当には、感じられない生き物なのかもしれない。

強烈な感覚を得るためにどうするかが、人の生き様なんだろう。

 

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This song describes what it’s like to spend a day on heroin from the point of view of the drug user. Lou Reed, having struggled with addiction himself (and having written other songs on the subject, i.e. “Heroin” from his The Velvet Underground days) portrays why people, including him, do heroin, despite its dire consequences (shown in the “reap just what you sow” lines at the end). It was included in the soundtrack for the film adaptation of Irvine Welsh’s Trainspotting, a film about heroin addicts expanding on the themes of the song.

 

The original recording, as with the rest of the Transformer album, was produced by David Bowie and Mick Ronson (who also wrote the string arrangement and played piano on the track). The song has a sombre vocal delivery and a slow, piano-based instrumental backing.

The song was written after Reed and his then fiancée (later his first wife), Bettye Kronstad, spent a day in Central Park. The lyric is often considered to suggest simple, conventional romantic devotion, possibly alluding to Reed’s relationship with Bettye Kronstad and Reed’s own conflicts with his sexuality, drug use and ego.

Some commentators have further seen the lyrical subtext as displaying Reed’s romanticized attitude towards a period of his own addiction to heroin. This popular understanding of the song as an ode to addiction led to its inclusion in the soundtrack for Trainspotting, a film about the lives of heroin addicts. However, this interpretation, according to Reed himself, is “laughable”. In an interview in 2000, Reed stated, “No. You’re talking to the writer, the person who wrote it. No that’s not true. I don’t object to that, particularly…whatever you think is perfect. But this guy’s vision of a perfect day was the girl, sangria in the park, and then you go home; a perfect day, real simple. I meant just what I said.”

 

While the primary interpretation of this song is that it operates as a metaphor for drug use, it is worth noting that Lou’s first love, Shelley Albin, may be the inspiration for it. A few years after they split, Albin had returned to New York with her new husband. She had an affair with Lou, who ultimately reverted back to his old ways (mind games, manipulation, etc.) and Albin left him for good. In this light, “You’re going to reap just what you sow” sounds as though Lou is chastising himself for his ways, which have once again cost him the woman that he felt most compatible with.

To a question if “Perfect Day” was about heroin:
“Perfect Day? Aaaoh, that’s… so laughable. You’re talking to the writer, the person who wrote it. No that’s not true. I don’t object to that, particularly… whatever you think is perfect. But this guy’s vision of a perfect day was the girl, sangria in the park, and then you go home; a perfect day, real simple. I meant just what I said.” As heard at the 5:55 mark on this youtube video

“For whatsoever a man soweth, that shall he also reap”
Galatians 6:7

This woman makes Lou feel amazing. He knows she’s going to get rewarded for this – he’ll make sure she feels amazing too.

This can also be interpreted as a dark warning towards heroin users. Things might not be as great as the song makes out.

Personnel

  • Lou Reed – vocals
  • Mick Ronson – piano, string arrangements
  • David Bowie – keyboards
  • Trevor Bolder: trumpet
  • Herbie Flowers: tuba
  • Klaus Voormann – bass
  • John Halsey – drums

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