Happy Birthday,Paul Weller!
って前に話したように4月5月は、Iggy Popに始まり、LyraのBirthdayから好きなアーティストのBirthdayが目白押しなのよね〜。
昨日の Stevie Nicksの前日がPaulの誕生日。
前後したのはLyraの気分です。昨日はPOP熱が上がってシンセサイザーが聴きたかったから。
で、今日はうってかわって渋〜いBluesが聴きたいからこの曲を選んだよ。
The Jamの頃のPaul Wellerを見てから好きになったから、ご機嫌なUP tuneを和訳したの。でも今の気分は、明るい曲より刹那いPaulを欲している。
だから、最近の彼の曲の中で1、2位を争うくらい支持されているBluesを和訳しましょう。
それも燃えるようなラブソング。
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今日Lyraが和訳&解説するのは、イングランド、サリー州ウォキング出身のシンガーソングライター、ミュージシャン、ギタリストであるPaul Weller ポール・ウェラー(本名John William Weller、1958年5月25日 – )。
イギリスでは、パンク・ロックバンドの代表的存在であるThe Jamのソングライター、ギター&ヴォーカルをつとめ、解散後はStyle Councilを結成し、紆余曲折ありながらも、ソロ活動に転身し、イギリスの音楽業界でも中心的な存在。
日本でもMod カルチャーの父的な存在で人気が高い。
*和訳【Paul Weller / The Changing Man】ポール・ウェラーという男 Are You Shining? 解説
*The Jamについては、こちら→【ザ・ジャム「 悪意という名の街」】訳 The Jam “Town Called Malice”
今日Lyraが和訳する曲は、Paul Wellerの1995年4月28日日本先行発売の(イギリス5月15日、アメリカ6月7日) 3rd ソロ・スタジオアルバム『Stanley Road』からのシングル【You Do Something To Me】。
詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に、又お話しましょう!
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“You Do Something to Me” is a song written and recorded by Paul Weller for his third studio album, Stanley Road. He later covered the song with Adele at the Maida Vale studios for a special 6 Music session. During the set, they also covered “Need Your Love So Bad” and Adele’s own “Chasing Pavements”.
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= You Do Something To Me=
[Verse 1]
You do something to me
Something deep inside
I’m hanging on the wire
For love I’ll never find
You do something wonderful
Chase it all away
Mixing my emotions
Throws me back again
[Chorus]
Hanging on the wire, yeah
I’m waiting for my change
I’m dancing through the fire
Just to catch a flame
Feel real again
[Chorus]
Hanging on the wire, yeah
Said I’m waiting for the change
Oh I’m dancing through the fire
Just to catch a flame
Feel real again
[Verse 2]
You do something to me
Somewhere deep inside
Hoping to get close to you
A peace I cannot find
[Bridge]
Dancing through the fire, yeah
Just to catch a flame
Just to get close to
Just close enough
To tell you that…
[Outro]
You do something to me
Something deep inside
君は俺に何かする
俺の心の深淵に何かね
電話は繋ぎっぱなしさ
決して見つからないであろう愛のために
君は俺に素晴らしいことをするね
全て追い払うよ
俺の感情をごちゃ混ぜにする
俺に投げ返してくれよ
電話は繋ぎっぱなしにして
そうさ
俺は自分の変革を待っているんだ
火の中へと踊り入れ
炎の切れ端をつかむために
真実をまた感じるのさ
電話は繋ぎっぱなしにして
そうさ
俺は自分の変革を待っているんだ
火の中へと踊り入れ
炎の切れ端をつかむために
真実をまた感じるのさ
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君は俺に何かする
俺の心の深淵に何かね
俺は君にもっと近づきたいと思ってるんだぜ
見つからない一つの平和みたいに
火の中へと踊り入れ
そうさ
ただ炎の切れ端を掴むのさ
ただ君に近づきたいんだ
見つけられない平和みたいな君に
火の中へと踊り入れ
そうさ
ただ炎の切れ端を掴むのさ
ただ君に近づきたいんだ
ただ近づくんだよ
話ができる距離まで
君は俺に何かする
俺の心の深淵に何かね
Songwriter: Paul John Weller
Translator: Lyra Sky 和訳
Eric Claptonばりのサウンド(そっくり!)で、聴くものを惹きつけるのは、ロマンティックな歌詞のせいもある。
この時期のPaul Wellerって、どん底からやっと這い上がり、先が見えて来た、ソロ活動が上手く行く兆しを感じていた頃だろう。
随分、前に和訳した【Paul Weller / The Changing Man】(ポール・ウェラーという男 Are You Shining? 解説)の解説した時にも書いたが、Paulの中で「Changing」が重要な位置を占めていたのだと感じる。
いかに変わるか?と自分に問いかけているようだが、多分、それよりも周りを変えようとしていたんじゃないか?と思うのだ。
蔑ろにされ、レコード会社から干されてしまったStyle Concil の悔しさから立ち直れない時期を経験してからの復活を願って、「周りを変えてやる」と奮起していたからこその、「変化を待っている」と言うフレーズが出たのだと想像してしまうのだ。
それもただ待つのではなく、動き前進しながら、の”Waiting for”なんだと思う。ただ待っているのでは、チャンスは来ないのだから。
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1993年の2ndアルバム『Wild Wood)』が、Paulの転換期だった。
丁度、イギリスがBrit Pop旋風が巻き起こる前年で、イギリス勢が追い風が吹いて来た頃。
Paulは、当時人気がで始めたOcean Colour.Sceneと仲良くなったのをかわきりに、翌年のOasis やBlur旋風が巻き起こる彼らが、リスペクトしてると公言し、彼らと親交を深めたのも、波に乗るきっかけになったであろう。
Brit Popの嵐を一緒に巻き起こせたのは、運が味方したと言うことでもあるが、彼が元々保持していた英語気質が功を奏し、ソウルやブルースを敬愛する姿が又、Paulの持ち味をより洗練された大人の渋さを高めたのだと感じる。
1995年、この波に乗り、又若者たちの良い影響も受けて、この『Stanley Road』をリリースした為に、時代の波とマッチしソロになってから初のNo.1に輝き、シングルも大ヒットしてチャートに居続けたこともあり、Paulは完全復活を遂げたのだ。
2006年Brit Awardsで功労賞を受賞。現在も音楽シーンのメインストリームで大活躍するUKロック/ソウルを代表する地位を完全に確立している。
Paulは、定期的にアルバムをリリースし、自らの音楽遍歴を生かした多様な楽曲を発表して来た。
『Heavy Soul(1997年)』 『As Is Now(2005年)』や洗練された音が魅力の『Heliocentric(2000年)』 『Illumination(2002年)』のほか、
Bob Dylan(【Like A Rolling Stone/Bob Dylan】解説 この歌の本当の意味 Changeless Heart)
Trafic,トラフィック、
Dr.John ドクター・ジョンなどのルーツ・ミュージックに接近した作品も多数製作しており、自身初のフルカバーアルバム『Studio 150(2004年)』に凝縮されている。
2008年には、Oasis のNoel Gal lagher ノエル・ギャラガーと
Gam Archer ゲム・アーチャーのギタリスト2人組、
元Stone Roses ストーン・ローゼズのアジズ・イブラヒムやシングル【This Old Town】で競演していた元 BlurブラーのGraham Coxon グレアム・コクソン、など、そうそうたるゲストアーティストを迎えた壮大なコンセプト・アルバム『222 Dreams』をリリースし、全英初登場1位を獲得している。
2014年には、娘のリア・ウェラーと共にファッションブランドDAKSの宣伝ビジュアルモデルに起用され、今年2020年7月3日には、待望のニューアルバム『On Sunset』がリリース予定だ。
今もPaul Weller健在!!
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『Sanley Road』には、Steve Wintoodを始め、Noelがゲスト出演している以外にも、ジャケット・デザインが、The Beatlesの 『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band)』で知られるPete Blakeが担当しているのも話題になった。
10周年記念とアルバムジャケが違うのも注目して、2つ揃えたくなってしまう〜アルバムよ。
ソロ転向後のアルバムとして初全英チャートで1位を獲得しただけでなく、先行シングル【Changing Man】(全英7位)、【You Do Something To Me】(全英9位)、【Broken Stones】(全英20位)といったシングル・ヒットも生んだビッグヒットアルバムだ。
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ずっとミュージックシーンで戦って来た功績が認められ、2006年『ブリット・アウォーズ』功労賞。Q誌選出「歴史上最も偉大な100人のシンガー」第76位と、人気は高いままPaul Wellerは輝いているのが嬉しい。
Mod Fatherだから、今では女性より、「ついていきます!」って感じの男性ファンの方が多い気がしてしまう。
だって好き音楽を突き詰めながら、挫折を味わいながらも復活し、現在もずっとプレイし続けて、全くパワーが落ちていない人間に、憧れない人なんていないでしょう?
Lyraは、オヤジ好きだからマジでストライクゾーン!って女子トークしてる場合じゃないか。w
でも人間的にもこういう生き方をしたいと思うな。
この【You Do Something To Me】は、叶わないけど捨てられない愛の歌だ。
「Paulみたいなモテモテな人でもこんな叶わない片思いしたことあるのかしら?」と思ってしまうが、どんな時も恋ってタイミングとか、勢いとか、色々あるから、Paulも燃え盛る想いを抱えた時期もあったのかもね。
それにね。
Lyraの深読みだけど、これって栄光とか成功を願う歌にも感じるの。
手に入れようとしても手に入れられそうにない、高嶺の花の女性を歌いながら、手に入れたい夢のような栄光を待ち望む歌だって思う。
だから情熱の炎は燃え盛るわけ。それを手に入れたくて掴みたい。
追いかけていくんだと思う。
ずっと続く愛が本物。
捕まえて
You do something to me
Something deep inside
I’ve got Always you in my mind.
I’m dancing through the fire
Just to catch a flame
Feel real again
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“You Do Something to Me” is a song by British singer-songwriter Paul Weller that was released in 1995 as the third single from his solo album Stanley Road. It reached number nine on the UK Single Chart upon release in July 1995.
According to Weller, the song is about unattainable love.
Paul John Weller (born 25 May 1958) is an English singer-songwriter and musician. Weller achieved fame with the punk rock/new wave/mod revival band The Jam. He had further success with the blue-eyed soul music of The Style Council (1983–1989), before establishing himself as a solo artist in 1991.
Stanley Road is the third solo album by Paul Weller, released by Go! Discs in 1995. In 1998 Q magazine readers voted it the 46th greatest album of all time. The album took its name from the street in Woking where Weller grew up. Weller claimed on a BBC special that he hopes he can one day create an album as perfect as this one, stating that all the stars were aligned during the writing and recording period of Stanley Road. The song “I Walk On Gilded Splinters” was featured in the season ending montage of The Wire’s fourth season finale, Final Grades.
Personnel
- Paul Weller – Vocals (1–12), Guitar (1–7,9-11), Piano (1,2,4,6,7,11,12), Shakers (1), Organ (3,5), Percussion (3,5), Novatron (4), Hammond Organ (8,10), Wurlitzer (8,9)
- Yolanda Charles – Bass (4,7,9)
- Steve Winwood – Piano (5,10), Hammond Organ (5), Wurlitzer (5)
- Mick Talbot – Fender Rhodes (8), Pipe Organ (12), Hammond Organ (12)
- Carleen Anderson – Back-Up Vocals (1,5,8), Extra Vocals (9), Vocals (12)
- Steve Cradock – Guitar (1,2,6), Back-Up Vocals (1,11), Acoustic Guitar (11), Electric Guitar (11)
- Helen Turner – Hammond Organ (4,6), Novatron Strings (6,7,9,11), Organ (9)
- Brendan Lynch – Cyremin (1,11), Mini-Moog (7), Tambourine (8), Accordion (8), Finger Cymbals (10)
- Dr. Robert – Bass (1,2,6,11), Back-Up Vocals (1,2)
- Joy Hawley – Cello (12)
- Constantine Wier – Voodoo Vocal (3)
- David Liddle – Acoustic Slide Guitar (5)
- Mark Nelson – Bass (3,5,8,10)
- Steve White – Drums (1–11), Percussion (3,5)
- Noel Gallagher – Acoustic Guitar (3)
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