和訳【My Wave/ Soundgarden】解説 Unique Band with Unorthodox Riffs

頼りになる男感、パネェ〜 。

実際にGrungeが席巻したあの時代を、第一線で引っ張っていたのは、彼らだ。

Nirvanaと同じくらいのネームバリューも、実力も、パワーも、才能もあったのに、日本ではイマイチ人気がないみたいで、ガックリしている。

日本ではコアなファンしかいないのも何となくわかる。

キャッチーな短めの曲がないのよ。日本人短め好きでしょ。

Lyraはその長目のままで良い。

ドヨ〜ンドヨンしたSoundgardenの爆音の中で、幸せに埋もれていたいからだ。

この音の波に、不条理に思えるギターのリフが神経質に鳴り響き、

「床上1cmじゃね?」の弾き方で、どこまでもギターに絡みつくベース、

絶対に乱れないリズムでまとめていくドラム、

そこに、激しいシャウトも味がある高音の声と、優しく地底で寝ているものたちを揺り起こす低音を使い分けるChrisの声が、合わさると唯一無二のSoundgardenのロックになるのだ。

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今日Lyraが和訳&解説するのは、アメリカ合衆国ワシントン州シアトル出身のバンド、Soundgarden サウンドガーデン

1980年代からオルタナティヴ・メタルの先駆けとして活動し始め、1990年代のグランジ・ムーブメントを牽引した代表的グループの一つだ。

彼らを認め売り出す為に、あのSub Pop が出来たのだから、どれだけ凄いバンドかわかるだろう。

1995年度『グラミー賞』受賞している。

*Soundgardenについては、こちらなど→【Soundgarden / Outshined】 和訳 Live With Your Voices 解説

 

 

今日Lyraが和訳する曲は、Soundgardenの4枚目のスタジオ・アルバムである1994年リリースの『Superunknown』からの4枚目のシングル【My Wave】。

詳しい解説は、LyraのHipな和訳の後に、又お話しましょう!

 

 

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“My Wave” is a song by the American rock band Soundgarden. Featuring lyrics written by frontman Chris Cornell and music co-written by Cornell and guitarist Kim Thayil, “My Wave” was released in 1994 as the fourth single from the band’s fourth studio album, Superunknown (1994). The song peaked at number 11 on the Billboard Mainstream Rock Tracks chart.

= My Wave =

Yeah

[Verse 1]
Take, if you want a slice
If you want a piece
If it feels alright
Break, if you like the sound
If it gets you up
If it takes you down
Share, if it makes you sleep
If it sets you free
If it helps you breathe

[Pre-Chorus]
Don’t come over here
And piss on my gate
Save it, just keep it
Off my wave
Hey

[Verse 2]
Cry, if you want to cry;
If it helps you see
If it clears your eyes
Hate, if you want to hate
If it keeps you safe
If it makes you brave
Pray, if you want to pray
If you like to kneel
If you like to lay

Pre-Chorus]
Don’t come over here
And piss on my gate
Save it, just keep it
Off my wave

[Chorus]
Keep it off my wave
Keep it off my wave, my wave
Keep it off my wave
Keep it off my wave
Keep it off my wave, my wave
My wave, my wave, my wave, my wave, my wave

[Verse 3]
Cry, if you want to cry;
If it helps you see
If it clears your eyes
Hate, if you want to hate
If it keeps you safe
If it makes you brave
Take, if you want a slice
If you want a piece
If it feels alright

[Pre-Chorus]
Don’t come over here
And piss on my gate
Save it, just keep it
Off my wave

Chorus]
Keep it off my wave
Keep it off my wave, my wave
Keep it off my wave
Keep it off my wave
Keep it off my wave, my wave
My wave, my wave, my wave, my wave
My wave, my wave, my wave, my wave, my wave
Keep it off my wave
Keep it off my wave, my wave

[Outro]
Keep it off my wave
Keep it off my wave
Keep it off my wave
Keep it off my wave
Keep it off, keep it off
Keep it off my wave
Keep it off, keep it off
Keep it off my wave

 

yeah

持ってけよ

一切れが欲しいなら

一個欲しいなら

これで気分が良くなるならばさ

ブレイクしてみろよ

その音が好きなら

それがお前のやる気を奮い起こすなら

それがお前の鼻を明かすなら

分け合おうぜ

それがお前を眠に誘うなら

それがお前を解き放つなら

それがお前の呼吸を助けるならば

 

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こっちに来んなよ

俺を馬鹿にすんな

上手く切り抜けろよ

そのままでいろ

俺の邪魔をするな

わかってんのか?

 

泣いていいぜ

泣きたいなら

それで理解できるのなら

それがお前の目が鮮明になるのなら

憎めよ

憎みたいんだったら

それでお前がまともでいられるんなら

それで勇敢になれるのなら

持ってけよ

一切れが欲しいなら

一個欲しいなら

気分が良くなるのなら

 

こっちに来んなよ

俺を馬鹿にすんな

上手く切り抜けろよ

そのままでいろ

俺の邪魔をするな

わかってんのか?

 

俺の邪魔をするな

俺の波長を邪魔するな

俺の邪魔するな

俺の波長の邪魔をするな

邪魔するな

邪魔するな

俺の邪魔をするな

邪魔するな

邪魔するな

俺の波長を邪魔するな

Songwriter: Kim A.Thayil, Christopher J.Cornell

Translator: Lyra Sky 和訳

 

格好良い!

それにやっぱり普通のバンドと違うわ〜。

毎回聴くたびに、Soundgarden って変わったバンドだなあと思う。

見た目は、真面目なバンド。

つまり、音を追求するバンドらしい風貌なのよね。

男臭いし、真っ直ぐな人達。

Chrisが好きだから余計に思うのかもしれないけど、美しいなあと感じる。

サウンドも音っぽい骨太サウンドで、見た目のままの潔さ。

でもギターリフが変わってない?

メロディが美しい曲ばかりなのに、そのメロディをぶっ壊すような奇妙な音を入れて来る。

奇妙なユニゾンとか、不協和音みたいな音をわざと入れて来る。

でも、それが耳に残るのよ。

脳味噌の奥にまで突き刺さって来るこの感じ!

たまらん!

これが一般受けしない理由なのかもしれないけれど、一度ハマったら抜けられなくなるのだ。

癖になるってこのことよ。

もし、あなたがこのリフを気に入ったら最後、抜け出せなくなるわ。

このWave 波に乗り、音の洪水に溺れてしまうよ。

 

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この【My Wave】は、ビルボード・ヒットチャートで11位になった曲であり、前に和訳したグラミー賞受賞曲である【Black Hole Sun/ Soundgarden】(解説 Verbal Pioneer of Grunge グランジの先駆者)の次にリリースされた曲である。

Soundgardenが、超ノリに乗っていた時代。

彼らの黄金期がたっぷりと味わえる、勢いのあるSoundだ。

1980年代後半から活動し頭角を表していたSoundgarden。

Grungeがブームになる以前から一目置かれていた彼らがいたからこそ、SubPopというレーベルが出来たのだし、彼らがいたからこそGrungeと言うジャンルが生まれたと言っでも良い。

激しいギターに、重低音のベースとドラムのリズム隊がうねる。

そこへ高音、低音とを見事に使い分け、4オクターブの声域の広さで歌いあげるChrisのヴォーカルがSoundgardenの特徴だ。

彼らが使うドロップDチューニングによる旋律的重音リフは、1990年代のグランジ、オルタナティブのギタリストに多大な影響を与え、皆が真似をした。

Nirvana ニルヴァーナのKurt Cobainが、「こんな奴等にかなうわけがない」と絶賛したことでも有名なSoundgardenなのだ。

 

 

メチャ本国で売れていたSoundgarden だったのに、「目指す音楽の方向性が違って来た」と、1997年に解散。

だが、2010年に活動を再開。

その後、2017年のChrisの死までツアーをしていたSoundgardenは、本当に独自のサウンドを追い求めていたバンドだった。

アルバム総売り上げ2,100万枚以上。

Chrisは、Grungeを引っ張る音楽的才能があるだけでなく、Pearl Jamや周りのバンドの兄貴分のように仲間のバンド達を盛り上げた人だったと思う。

生前は、バンド解散した後 Audioslaveを結成し、新しいバンドで活躍したり、ソロ活動していたが、あちこちで他のアーティスト達に呼ばれて、良くゲスト出演をしていた。

その度に「最高のヴォーカリスト、Chris Cornell!」、「マジで素晴らしい声の持ち主、Chris Cornell!」と紹介されていた。

皆に愛されていたし、「Chrisならやってくれる」という、熱い信頼を受けていた人だったんだな、と思う。

「頼りになる男感、パネェ〜」ってLyraが、惚れ惚れしちゃう気持ち、わかるでしょう?

Chrisのゲスト・ライブを見るたびに、「はあ〜、友情だわ」と毎回、ウルッとくるの。

それに、歌が上手すぎてウルッとも来るし、感激しっぱなしです。

 

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ギターのKimは、「Soundgardenは、決まった制約があるバンドではなかった。時間を決めて熟考するのではなく、メロディやリフは、偶発的に出来るものだよ」と語り、この【My Wave】もそのSoundgardenらしさが、顕著に現れている曲だと言える。

サウンドはChrisとギターのKymで、歌詞は、Chris Cornellが書いた。

Lyraは、奉仕の精神や優しさが現れている歌詞だと思う。

内容は、「自分の邪魔をするな」と、自分のアイデンティティを守ろうとしている男の歌だ。

だが、分け与えようとしたり、相手を思いやる数々の言葉が、散りばめられている所から、Chrisの人柄の良さ、面倒見の良さが現れていると思う。

ミュージックビデオやLiveでのChrisの動いてる姿を見るたびに「良い男だわ〜」と惚れ直している。

そのように毎回、新鮮な気持ちで聴ける(見れる)のは、Chrisらしい優しいがある歌詞と、Soundgarden 変わっている独特なサウンドだからだ。

Soundgardenらしい音、

Chris Cornell らしい言葉、

それがあるから、いつまでも色褪せずに魅力な曲なのだ。

My Waveを持つ人間こそが生き残る。

そして輝き続けるのだ。

 

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“My Wave” features lyrics written by frontman Chris Cornell and music co-written by Cornell and guitarist Kim Thayil. The tuning, as with many Soundgarden songs is unorthodox—E-E-B-B-B-B. The song is in the keys of E minor and B mixolydian. The song also features the use of a bass wah pedal by Ben Shepherd. “My Wave” as a musical piece is very typical of Soundgarden’s style. Predominantly in 5/4, a particularly irregular time signature for rock music, the song changes, intersperses and juxtaposes time signatures freely. The effect created is both authoritatively erratic and characteristic of the band, even classically so. Guitarist Kim Thayil has said that Soundgarden usually did not consider the time signature of a song until after the band had written it, and said that the use of odd meters was “a total accident.”

The music video for “My Wave” was co-directed by Henry Shepherd (bassist Ben Shepherd’s brother), who would later direct the international version of the music video for “Pretty Noose”, and Doug Pray. The video largely consists of performance footage of the band filmed in Calgary, Alberta on August 11, 1994, at Max Bell Arena. It also features scenes of a child riding his bicycle around a city. The video was released in October 1994. MTV decided not to put the video into its rotation. It is available on the CD-ROM Alive in the Superunknown.

Personnel

Past members

  • Kim Thayil – lead guitar (1984–1997, 2010–2019)
  • Chris Cornell – lead vocals (1984–1997, 2010–2017), rhythm guitar (1988–1997, 2010–2017), drums (1984–1985) (died 2017)
  • Hiro Yamamoto – bass, backing vocals (1984–1989)
  • Scott Sundquist – drums (1985–1986)
  • Matt Cameron – drums, backing vocals (1986–1997, 2010–2019)
  • Jason Everman – bass (1989–1990)
  • Ben Shepherd – bass, backing vocals (1990–1997, 2010–2019)

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